運命が、動き出す――
究極VS絶対
概要
『ウルトラギャラクシーファイト』シリーズの第3弾。
2022年に「TSUBURAYA IMAGINATION」にて2022年4月29日の18時から世界最速先行配信開始。
ただしプロローグは海外では既に先行公開され、後の12月27日に日本でも公開されている。2022年11月20日から過去作同様日曜朝10時からYoutubeでも配信される。
英題は『Ultra Galaxy Fight: The Destined Crossroad』。
全10話(+プロローグ)で、本編の長さは前作と同じく10分程度。ただし初回のみ倍の20分程度となっている。
「TSUBURAYA IMAGINATION」のインタビュー記事にてタイプチェンジ含めて100体以上のキャラクターが登場すると情報公開されており、前作には登場しなかったレオ兄弟やゼアス、ナイス、ボーイといった外伝作品、さらにウルトラマンジョーニアス以来のアニトラマン枠の『ウルトラマンUSA』のウルトラフォース(スコット、チャック、ベス)等、予告編の時点でかなりの人数が登場しているのが確認出来る。
そして本作よりウルトラ兄弟の多くに新たな声優が配役となっており、オリジナルキャストが声を当てたのははプロローグ編のみの登場であるウルトラマン80と、最終決戦には参加しないウルトラマンヒカリの2名だけである。
放送当時のキャストの出演は新世代ヒーローズのウルトラマンを演じたキャストの殆どが続投、ウルトラマンスコットを古谷徹が33年ぶりに、ウルトラマンナイスを宮坂ひろしが23年ぶりに担当する。
更にオリジナルキャストとは別に、英語版ではウルトラマンチャックを『ウルトラマンマックス』でDASHの隊員であるショーン・ホワイトを演じたショーン・ニコルスが担当し、ウルトラウーマンベスを『ウルトラマンガイア』でXIGの隊員であるジョジー・リーランドを演じたマリア・テレサ・ガウが担当。更にウルトラマンスコットにはソフトバンクのCMで有名な白戸家の長男であるダンテ・カーヴァーが担当し、ウルトラマンナイスには快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャーでヒルトップ管理官役のアイクぬわらが担当する。
また、新ウルトラマンであるウルトラマンレグロスの登場も大きな目玉の1つ。TVシリーズ以外の媒体で新ウルトラマンが登場するのは久々で、ネット配信作品では史上初となる。
ヴィランサイドでは、前作『大いなる陰謀』で登場したアブソリュートタルタロスの同族であるアブソリュートディアボロとアブソリュートティターンの情報も公表された。
本作も前作と同様サプライズとして前情報なしにウルトラマンや形態が登場する可能性があり、期待する声も多かった。
解禁されたメインビジュアルには、ウルトラマンゼロ(ウルティメイトシャイニングゼロ)、ウルトラマンゼット・デルタライズクロー、ウルトラマンリブットの3人が登場しており、バックではレグロスとディアボロが対峙する構図となっている。
また3月29日に公開された新ビジュアルには、レグロスを中心にウルティメイトシャイニングゼロ、ウルトラマンレイガ、ゼット・デルタライズクロー、リブット、レオ兄弟が集うヒーロー陣営と、タルタロスを中心にディアボロ、ティターン、ギナ・スペクター、ウルトラマンベリアル、ウルトラマントレギアが集うヴィラン陣営が登場している。
OPのタイトル画面直前は、先のヒーロー陣営の背後にウルトラの父とウルトラマンキングが並び立つという構図になり、あまりに豪華な面子から「勝てる気がしない」と話題になった。
情報解禁に合わせてウルトラマントリガー第14話第15話にタルタロス、ディアボロ、リブットが客演。ディアボロは、運命の衝突に先がけての顔見せも兼ねている。
登場形態等からプロローグの時系列は前作および『ウルトラマンZ』第7話の直後、本筋の時系列は『Z』最終回以降から『ウルトラマントリガー』第7話より前であることが示唆されている。
一方で、「グリージョを優遇しすぎて他のキャラクターの扱いが雑になっている」「ゼアスはナイスとコンビではない」「劇場版の物語のあるゼアスはともかくCM限定のナイスの扱いがよくわからない」「光の国系のジード、タイガ、ゼットとレスキュー隊のビクトリー以外のニュージェネヒーローを出す意味がない」「ネクサスの扱いに納得がいかない」といった声も目立ち、特に前半は批判の声も多かったが、後半は単独ではスポットの当たりにくいサブトラマンで構成されたチーム、レグロス、特にこれまで全く深掘りされなかったアストラの活躍などを評価する声もあり、良い部分と悪い部分が極端に分かれる評価となった。もっとも、キャラの扱いに優劣が生まれてしまうのは登場キャラが多すぎるオールスター系作品の宿命ではあるのだが。
登場キャラクター
太字は新キャラクター
○印は前作より続投。
●印は3作全てに登場。
☆印はシリーズ初登場。
(CVは現在判明している出演者のみ)
ヒーローサイド
- 初代ウルトラマン(CV:櫻井孝宏/アレクサンダー・ハンター)●
- ゾフィー(CV:武内駿輔/ライアン・ドリース)●
- ウルトラセブン(CV:東地宏樹/ジャック・メルルッツィ)●
- ウルトラマンジャック(CV:三木眞一郎/ダグラス・カーク)●
- ウルトラマンエース(CV:関智一/チャールズ・グラバー)●
- ウルトラマンタロウ(CV:森久保祥太郎/ビル・サリバン)●
- ウルトラマンレオ(CV:細谷佳正/イアン・ギブ)☆
- アストラ(CV:水島大宙/マシュー・まさる・バロン)☆
- ユリアン(CV:戸松遥/ハンナ・グレース)○
- ウルトラの父(CV:飯島肇/アレクサンダー・ハンター)○
- ウルトラの母(CV:三森すずこ/ハンナ・グレース)○
- ウルトラマンキング(CV:檜山修之/チャールズ・グラバー)○
- ウルトラマンジョーニアス(CV:金光宣明/ライアン・ドリース)○
- ウルトラマンスコット(CV:古谷徹/ダンテ・カーヴァー)☆
- ウルトラマンチャック(CV:てらそままさき/ショーン・ニコルス)☆
- ウルトラウーマンベス(CV:瀬戸麻沙美/マリア・テレサ・ガウ)☆
- ウルトラマンゼアス(CV:村上ヨウ/ロバート・ボールドウィン)☆
- ウルトラマンナイス(CV:宮坂ひろし/アイクぬわら)☆
- ウルトラマンボーイ(CV:河津香賀美※1/ソネス・スティーブンス)☆
- ウルトラセブン21(CV:松本健太/ジョシュ・ケラー)○
- ウルトラマンジャスティス(CV:潘めぐみ/ルミコ・バーンズ)○
- ウルトラマンネクサス☆
- ウルトラマンノア☆
- ウルトラマンゼノン(CV:岩崎諒太/イアン・ギブ)○
- ウルトラマンメビウス (CV:福山潤/マックスウェル・パワーズ)○
- ウルトラマンヒカリ(CV:難波圭一/クリス・ウェルズ)○
- ウルトラマンゼロ(CV:宮野真守/エリック・ケルソー)●
- ウルトラマンギンガ(CV:根岸拓哉/ピーター・ヴァン・ガーム)
- ウルトラマンビクトリー(CV:宇治清高/マイケル・ホセ・リーヴァス=ミクー)
- ウルトラマンギンガビクトリー
- ウルトラマンエックス(CV:高橋健介/マーク・スタイン)
- ウルトラマンオーブ(CV:石黒英雄/クリス・ウェルズ)
- ウルトラマンジード(CV:濱田龍臣/戸田ダリオ)●※2
- ウルトラマンロッソ(CV:平田雄也/ジェフ・マニング)
- ウルトラマンブル(CV:小池亮介/ライアン・ドリース)
- ウルトラマンルーブ
- ウルトラウーマングリージョ(CV:其原有沙/ルミコ・バーンズ)●
- ウルトラマングルーブ
- ウルトラマンタイガ(CV:寺島拓篤/マシュー・まさる・バロン)○
- ウルトラマンタイタス(CV:日野聡/ジェフ・マニング)○
- ウルトラマンフーマ(CV:葉山翔太/クリス・ウェルズ)○
- ウルトラマンレイガ☆
- ウルトラマンゼット(CV:畠中祐/ピーター・ヴァン・ガーム)○
- ウルトラマンレグロス(CV:仲村宗悟/ヴィナイ・ムルティー)
その他
- 幻界魔剣ベリアロク(CV:小野友樹/ジャック・マルジ)☆
ガンマイリュージョンによる実体化に近い幻影
カメオ・イメージ・回想のみ
ヴィランサイド
- アブソリュートタルタロス(CV:諏訪部順一/ウォルター・ロバーツ)○
- アブソリュートディアボロ(CV:小川輝晃/デニス・フォルト)☆
- アブソリュートティターン(CV:安元洋貴/ボブ・ワーリー)
- ウルトラマンベリアル・アーリースタイル(CV:小野友樹/ジャック・マルジ)○
- ウルトラマントレギア・アーリースタイル(CV:内田雄馬/マイケル・リース)○
- 亡霊魔導士レイバトス(CV:金子はりい)○
- 触角宇宙人バット星人(CV:田久保宗稔)○
- 幻影宇宙女王ギナ・スペクター(CV:七瀬彩夏/ソネス・スティーブンス)☆
- 幻影合身大魔帝グア・スペクター☆
- ファイティング・ベムメカバルタン☆
- サイバーメカバルタン☆
- ウルトラウーマングリージョダークネス(CV:其原有沙)☆
- 特空機4号ウルトロイドゼロ☆
カメオ・イメージ・回想のみ
- 奇機械怪獣デアボリック☆
- 幻影宇宙大王モルド・スペクター○
- 幻影宇宙帝王ジュダ・スペクター○
- 暗黒超邪ウルトラダークキラー
- ウルトラマンゼロダークネス
- ウルトラマンベリアル(闇堕ち後)○※2
- ウルトラマンベリアル アトロシアス○※2
- 究極生命体レイブラッド星人○※2
プロローグ編のみ登場、本編未登場
- ウルトラマン80(CV:長谷川初範/イアン・ギブ)○
- ウルトラマンコスモス(CV:杉浦太陽/ピーター・ヴァン・ガーム)○
- 友好巨鳥リドリアス☆
※1…今作ではアクションとしても参加している。
※2…前作では回想のみの登場。
楽曲
使用楽曲はこれ以外にも原作の劇伴も使用される模様。
主題歌
作詞・作曲・編曲:Yocke/歌:鈴木このみ from the Ultra League
今作の主題歌。ウルトラシリーズのOPとしては初の女性メインボーカル。
またEPISODE.8,9では挿入歌としても使用された。
エンディング
『Super Nova』
作詞:金光大輔/作曲・編曲:久下真音/歌:矢野水音
挿入歌
『ウルトラマンコスモス』より
「Touch the Fire」(プロローグ)
作詞:KATSUMI/作曲・編曲:大門一也/歌:Project DMM
コロナモードの戦闘曲。
「ECLIPSE」(プロローグ)
作詞・作曲:KATSUMI/編曲:大門一也/歌:Project DMM
エクリプスモードの戦闘曲。
実は本編未使用の楽曲であり、映像作品で使用したのはこれが初(他は『ウルトラ情報局』と『ウルトラマン列伝』第91話くらいであり、後者で使用された際には話題となっていた)。
『ウルトラマンナイス』より
「ウルトラマンナイス」(EPISODE.3)
作詞:里乃塚玲央/作曲:小杉保夫/編曲:MANTA/歌:Project DMM
『ウルトラギャラクシーファイトニュージェネレーションヒーローズ』より
「Ultra Spiral」(EPISODE.3)
作詞:TAKERU、瀬下千晶/作曲・編曲:小西貴雄/歌:ボイジャー
『ウルトラマンジード』より
「フュージョンライズ!」(EPISODE.3)
作詞:金光大輔/作曲・編曲:ハマサキユウジ/歌:ボイジャー
『ウルトラマンフェスティバル2018』より
「Blue Spinning」(EPISODE.3)
作詞:金光大輔/作曲・編曲:ハマサキユウジ/歌:海弓シュリ
『ウルトラマンタイガ』より
「Buddy,steady,go!!」(EPISODE.3)
作詞・歌:寺島拓篤/作曲・編曲:渡部チェル
「超勇者BUDDY GO!」(EPISODE.4)
作詞:真崎エリカ/作曲:本多友紀(Arte Refact)/編曲:脇眞富(Arte Refact)/歌:寺島拓篤
『ウルトラマンオーブ』より
「オーブの祈り(ボイジャー版)」(EPISODE.3)
作詞・作曲:高見沢俊彦/編曲:高見沢俊彦 with 本田優一郎/歌:ボイジャー
『ウルトラマンUSA』より
「時の中を走りぬけて」(EPISODE.5~6)
作詞:阿久悠/作曲 作曲:都倉俊一/編曲:風戸慎介/歌:石原慎一/コーラス:こおろぎ'73
『ウルトラギャラクシーファイト大いなる陰謀』より
「ZERO_to_Infinity」(EPISODE.6)
作詞・歌:宮野真守/作曲:Erde、Daniel Durn、Katrine"Neya"Klith/編曲:Erde
『ウルトラマンレオ』より
「戦え!ウルトラマンレオ」(EPISODE.6)
作詞:阿久悠/作曲・編曲:川口真/歌:ヒデ夕樹
『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』より
「すすめ!ウルトラマンゼロ」(EPISODE.6)
作詞:田靡秀樹&山口智大/作曲・編曲:小西貴雄/歌:ボイジャー
『ウルトラマンZ』より
「Promise for the future」(EPISODE.9~10)
作詞:マイクスギヤマ/作曲:渡辺徹/編曲:ats-,清水武仁&渡辺徹 (Blue Bird’s Nest)/歌:畠中祐
スタッフ
監督:坂本浩一
脚本:足木淳一郎
配信日程
No. | 登場ウルトラマン | 登場怪獣・宇宙人 | 配信日 |
---|---|---|---|
プロローグ | 2021年12月27日 | ||
EPISODE1 |
| 2022年4月29日 | |
EPISODE2 |
| 2022年5月6日 | |
EPISODE3 |
|
| 2022年5月13日 |
EPISODE4 |
|
| 2022年5月20日 |
EPISODE5 |
|
| 2022年5月27日 |
EPISODE6 |
| 2022年6月3日 | |
EPISODE7 |
|
| 2022年6月10日 |
EPISODE8 |
|
| 2022年6月17日 |
EPISODE9 |
|
| 2022年6月24日 |
EPISODE10 |
| 2022年7月1日 |
余談
上記の80とヒカリを除くウルトラ兄弟のキャスト変更は、おそらく主人公を演じていたキャストの高齢化を受けてキャストの引き継ぎ及び今後に向けた挑戦の意味合いで行われたと思われるが、その1年後の2023年3月に郷秀樹を演じ、多くの作品でもジャックのCVとして客演していた団時朗氏が逝去されたため、この先見の明はあながち間違いだった訳ではなく、このタイミングでなかったとしてもいずれ行われるべきものだったことと言える。ただし、従来のキャストもその後もイベントなどでは登場している。
運命の衝突のスピンオフ作品『ULTRAMANREGULOS』に先がけて配信された特番番組『濱田龍臣のウルトラEYE特別版』にて、ネクサスのシーンは放送当時のプロデューサーである渋谷浩康氏監修の元、喋らないウルトラマンとして登場したことが語られた。
本作で登場したウルトラマンUSAの面々だが、中盤ではジョーニアスと共闘したため、史上初めてアニトラマン出身同士の共演が実現した。
関連動画
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