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概要編集

1969年4月13日生まれ。神奈川県茅ヶ崎市出身。

学生時代に円谷プロのアクションチームの求人広告を見かけ、社員募集はしていないのかと連絡を取ったところ面接を受けさせてもらい採用。

大学卒業後の1992年に円谷プロに正式入社。制作部配属となり、同年の映画「勝利者たち」にてキャリアスタート。

1997年の『ウルトラマンゼアス2超人大戦光と影』でアシスタントプロデューサーを経験後、当時円谷プロ専務だった高野宏一から「テレビでもメイキングを回しとけ」と指示されたことで『ウルトラマンティガ』以降の作品でメイキング撮影等を経験後、2001年の『ウルトラマンコスモス』で初のプロデューサー業を担当した。


2014年の『大怪獣ラッシュ』以降はプロデューサー業を離れ、企画協力や設定監修等で以降の作品にかかわっている。


作風編集

スタイルは東映鈴木武幸に似ており、様々なアニメや声優の要素を取り入れていた。

ウルトラマンネクサス』では板野サーカスで知られる板野一郎をCG監督に迎えたり、音楽に機動警察パトレイバー等の川井憲次を起用するなどアニメ的なエッセンスを導入していた。

各プロデュース作品には何かしらのテーマを考えており、「コスモス」では「慈愛のウルトラマン」、「ネクサス」では「絆をテーマにした複数の適能者による大河ドラマ」、「ウルトラマンメビウス」では「友情」、「ウルトラギャラクシー大怪獣バトル」では「未知への冒険」「限りなきチャレンジスピリッツ」といった具合である。

複数脚本を担当した長谷川圭一曰く「このシリーズはこういうシリーズという前提の枠をまず用意して、どういう風に始まってどう着地するかに気を配って作ってゆく。例えば『コスモス』なら「怪獣保護」、『メビウス』なら「ルーキーの成長物語」という風に一本筋を通して「今回のウルトラマンではこういう挑戦をしたい」というカラーを強く出そうとしていた」とのこと


一方で『コスモス』では平成ウルトラマンの映画作品の観客数が思っていたよりも低年齢層だったことを踏まえ、子供の目線を意識した地合いのウルトラマンを企画した。

最終回にてカオスヘッダーと和解するというエンディングは当初、MBSの丸谷嘉彦プロデューサーからかなり反対されたが、丸谷プロデューサーがかつて担当していた『銀河漂流バイファム』を引き合いに出し、バイファムも最終的にククトニアンを倒さないで終わったからそういうメッセージをこの作品で出していこうと説得し、最終的に同意を得られた。


一方で「もっと上の年齢に見てほしい」ということからプロデュースした『ウルトラマンネクサス』ではその従来のシリーズとかけ離れた作風から苦戦を強いられ路線変更を提案されたが「路線変更は視聴者への裏切り」として受け入れず、結果的に打ち切りに追いやってしまった。このころ円谷プロではお家騒動も起こっており、さらに事態をややこしくしてしまった感は否めない。

そもそも路線変更を拒否するということは製作費回収を拒否する(路線変更したとしても回収できたかは不明だが)ことであるにもかかわらず、それに代わる方法を準備しないどころか予算のかかる市街地特撮を復活させるなどその方針には疑問が残る点もある。


『メビウス』では昭和シリーズとの世界観をリンクしているという設定で、過去作で消化不良に終わった部分を回収していこうとし、『ウルトラマン80』での教師編に決着をつけるべく、長谷川初範に思いのたけをつづった手紙を送り、『ウルトラマンA』最終回の「やさしさを失わないでくれ」というエース最後のセリフのオマージュをささげるべく、『A』のメインライターであった市川森一に手紙を送った。その後市川からは「エースはムズカシイと言われてきた作品でした。それが21世紀になってあのメッセージが甦ることに不思議な嬉しさを感じています。しかし『やさしさを失わないでくれ』というメッセージは、ますますそれを守ることが難しい時代になってきたと思います。ありがとう!」という返事が来たという。

そしてオリジナルキャストである高峰圭二星光子に出演をオファーし、本編では途中で別れ別れになってしまった北斗と南を再会させた。


結果としてハイコンセプト・ウルトラマン(唯一『マックス』のみ13話から参加)の失敗を受け、ウルトラシリーズが暗黒期となってからでもOV作品や児童誌グラビア展開、劇場作品をプロデュースし、何とかウルトラシリーズの灯をともし続けた。


逸話編集


プロデュース作品編集

メインプロデューサー編集


アシスタントプロデューサー編集


製作協力プロデューサー編集


製作進行編集


企画協力・監修等編集

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