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概要

2006年9月16日に公開された『ウルトラマンメビウス』の映画
同時期に放送されていたTV版の第23話・24話の間のエピソードとされている。

神戸市全面協力のもと、阪神・淡路大震災復興10周年として神戸を舞台に撮影される予定だった『ULTRAMAN2 requiem』が制作中止となったため、そのお詫びという意味も含めて本作では神戸を舞台にしている。

かつてウルトラ兄弟を苦しめた強力な宇宙人(の同族)たちとメビウスが激戦を繰り広げるという物語である。

次回作『大決戦!超ウルトラ8兄弟』では、パラレルワールドに住むマドカ・ダイゴが夢の中で本作の戦闘の最中に紛れ込んでおり、ウルトラ4兄弟の変身からメビウスたちの勝利までの様子を見守っていたとされている。

企画は『メビウス』本編よりも先行しており、この時点でウルトラ兄弟の登場は決まっており、ストーリーは「地球人として生活するウルトラ兄弟の子供達がその力と使命を受け継ぐ」という内容が予定されていたが、『メビウス』の制作が決定したため現在の形になった。撮影もテレビシリーズより先で、『メビウス』の映像作品では最初に制作された。

初期の企画段階では敵は怪獣軍団という案もあったが、『メビウス』の前番組『ウルトラマンマックス』で昭和ウルトラの怪獣が多数登場したため、宇宙人連合に変更された。この時期には、酉澤安施によるベムスターのデザインが起こされている。また、ボスには、『ウルトラマンゼアス』に登場したベンゼン星人が検討されていた。

あらすじ

ウルトラマン80が地球を去ってしばらく時が過ぎた1986年、ウルトラマンウルトラセブンウルトラマンジャックウルトラマンAの4人はヤプール憑依した最強の超獣Uキラーザウルス」を倒すためにで激戦を繰り広げていた。ウルトラ4兄弟は全エネルギーを使ってUキラーザウルスを神戸沖に封印した。
 それから20年の時が過ぎ、ウルトラマンメビウスは地球平和を守るためにヒビノ・ミライの名を借りて尽力していた。ある日、危機を察知したミライは神戸へと向かい、GUYSの海洋科学者「ジングウジ・アヤ」と接触する。そこでミライは、怪獣ケルビムから愛犬の命を救えなかった慙愧の念に囚われるアヤの・タカトと出会う。
タカトの悲しみは自分たちの責任でもある、と悔やむミライだったが、そこに4人の中年男性が現れる。
彼らはかつて自分と同化した勇者たちの姿を模した姿となったウルトラ4兄弟だった。4人は封印エネルギーを使いすぎて変身能力を失っていたのだった。地球人として暮らすウルトラマンたちは、「ウルトラ戦士は決してではない」とミライに伝える。
 一方そのころ、地球には人知れず魔の手が迫っていた。かつて同族たちがウルトラ戦士を苦しめた4人の侵略者が、Uキラーザウルス復活を狙い日本上空へと降り立ったのだ。

本作の登場人物

ジングウジ・アヤ(演:いとうあいこ)
14歳でGUYSライセンスを取得した22歳の海洋学者で、タケナカ最高総議長の孫娘であり、サコミズを「サコっち」と呼ぶ。宇宙人連合の陰謀に巻き込まれ、Uキラーザウルス・ネオの額に囚われたが、メビウスインフィニティーによって救出される。この時の出来事がきっかけでメビウス=ミライなのではないかと考えるようになり、TVシリーズ第43・44話にて再登場。ヒルカワに陰湿な取材をされたり、ヤプールによって異次元空間に囚われた際にもミライを見捨てる事なく、人間としての善性を貫き通している。

ジングウジ・タカト(演:田中碧海)
7歳のアヤの弟。以前はウルトラマンやGUYSや憧れる元気な少年であったが、3ヶ月前に愛犬のアルトと遊んでいる際にケルビムと遭遇。幸いにもアルトの命が奪われるような事態にはならなかったが、アルトを助けられなかった自分の無力さに対するトラウマから塞ぎ込んでいた。
ミライとの交流を通して諦めない事の大切さを教わり、かつての明るさを取り戻していく。
なお、彼の出会ったケルビムは本編第20話に登場した個体である。

広川正義(演:風見しんご)
神戸海洋環境センターの水族館で学芸員を務める男性で多忙なアヤに代わり、タカトの面倒を見てくれていた。
風見しんご氏は『ウルトラマンコスモス』劇場版シリーズにキド隊員役で出演している。

コウダ助役/神戸市長・松永/市長秘書・ミドリカワ(演:布川敏和/堀内正美/山田まりや)
ポートライナー神戸空港直通線の試運転の途中、ニセウルトラマンメビウスの襲撃に遭い、ギリギリの所でメビウスに救われた。
ウルトラマンダイナ』のコウダ・トシユキ隊員、ミドリカワ・マイ隊員、『ウルトラマンネクサス』の松永管理官が元ネタで、全員オリジナルキャスト。松永市長の着信音はそれに倣い、ネクサスで使用されたBGM『ナイトレイダー-Attack-』となっている。

アメリカザリガニ
ゲスト出演。ニセウルトラマンメビウスに襲撃される神戸市民として登場。

氷川きよし
特別出演。メビウス達の活躍を見守る。

関智一
ガヤ役で声の出演を果たす(ノンクレジット)。


登場怪獣

宇宙人連合

テンペラー星人(CV:郷里大輔)
ザラブ星人(CV:青野武)
ガッツ星人(CV:ピストン西沢)
ナックル星人(CV:中尾隆聖)

ヤプール

Uキラーザウルス/Uキラーザウルス・ネオ(CV:玄田哲章)

主題歌/挿入歌

  • 未来

作詞:MIKURO/作曲:和也/編曲:京田誠一/歌:KIYOSHI

  • believe〜あきらめないで〜
作詞:MIKURO/作曲:藤井宏一/編曲:亀山耕一郎/歌:KIYOSHI


余談

・上述のように撮影されたのはTVシリーズ本編よりも先のため、ミライ役の五十嵐隼士氏によってはこれが初の演技となった。

TV本編後も地球にとどまっていたタロウレオは、本作冒頭の戦闘後に兄弟達と入れ替わりで光の国へ帰還したと言う設定がある。

・ウルトラマンタロウの東光太郎役の篠田三郎氏もオファーがかかったものの、スケジュールが合わず辞退したという事情があった。(もしも出演していたら水族館の従業員をしている東光太郎として、水出る予定だったとのこと)
そのため光の国で教官を勤めたという設定に変更されたという。

・公開日はTV24話と同日のため、「本作で封印されたヤプールがその日のうちに復活する」という事態となった。

・本作においての初代マンのマスクはAタイプを意識したものとなっている。また、エースの掛け声が何故か原作の納谷悟朗氏の音声ではなく、初代マンを加工したものとなっている。

内山まもる氏によるコミカライズでは少し流れが異なっており、ヤプールに殺されるのはナックル星人一人ではなく、ガッツ星人も一緒であり、十字架に架けられた4兄弟を救うのはメビウスではなく、タロウとゾフィーとなっている。

関連項目

大決戦!超ウルトラ8兄弟:次回作。時系列は本作〜本編第29話の間である。

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