データ
別名 | 暗殺宇宙人(『T』では「戦略宇宙人」) |
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身長 | 2 ~43メートル |
体重 | 250キログラム~2万トン |
概要
「いつもウルトラマンの力を借りているくせに」
「お前たちの守護神ウルトラマンは二度と現れん。我々は地球が平和的に栄えるのを好まない。サターンZは武器として使用するつもりだ!」
「さあ、早くウルトラマンを八つ裂きにしろ!!バラバラにしてしまえ!!」
『帰ってきたウルトラマン』第37話「ウルトラマン夕陽に死す」、第38話「ウルトラの星光る時」にて初登場。
“暗殺宇宙人”の別名の通り、戦いを専門とした、残忍な本能を持つ戦闘種族(ただし、ナクリやオデッサ等比較的穏健な個体も存在することから、ナックル星人の中でも気質に多少の個人差はある模様)。
策謀に優れる宇宙人として描かれるが、名前の通り、格闘戦にも優れ、目からは怪光線を放つ。腕力は10万tのタンカーを持ち上げ、ダムを粉砕することなどお茶の子些細と言わんばかりに強力。
「決定版ウルトラ最強怪獣50大図解超百科」(講談社刊)によれば、体の赤いブツブツは「ナックルボール」と呼ばれ、衝撃を吸収する役割があると解説されている(早い話、猫の肉球に相当する器官である)。
帰ってきたウルトラマン
地球侵略のために用心棒怪獣のブラックキングを鍛えあげ、ウルトラマンジャックの抹殺及びMATの壊滅を図った。
宇宙電波研究所の所長(右上のイラスト)に擬態し、(恐らくジャックの実力を分析しつつ周到に準備を重ねながら)打倒の機会を狙っていた。
捕獲したシーゴラスやベムスターの同族を戦わせてジャックの能力を探っていたが、予想以上のデータが出たために、ブラックキングでも勝てるか不安になっていたが、ウルトラマンジャック=郷秀樹の弱点として坂田健・坂田アキ兄妹が彼の心の拠り所になっていることに気づき、轢き逃げという生々しい形で惨殺。当時の視聴者達にトラウマになりかねないような衝撃を与えた。
復讐に燃えるジャックをそのエネルギー源である太陽光線の弱い夕方に誘き出し、ブラックキングと共に完膚なきまでに叩きのめした末、一度は敗北に追い込んだ。
その後、宇宙船にジャックを拘束してナックル星に連行し処刑しようとしたが、ジャックの救出に現れた初代ウルトラマンとウルトラセブンの活躍によって阻止され、この時ナックル星からやって来た宇宙戦艦も悉く撃墜された。
しかし今度はMATへの潜入を図り、伊吹隊長をはじめとする隊員達を洗脳して強力な液体[火薬「サターンZ」を奪取。地球へ帰還した郷を銃殺処刑しようと目論むも、唯一洗脳を免れた丘隊員の機転もあり、あと一歩のところで失敗に終わる。
再びジャックと戦った時も一度は窮地に追い込んでいるが、闘志を取り戻したジャックの前に一方的にやられ続け、さらにブラックキングがスライスハンドで倒されると慌てて逃走を図るも、直後にジャックによって捕まえられた挙句、相手を空中から放り投げる荒技ウルトラ投げで頭から地面に叩きつけられて致命傷を負う。
死に際にサターンZで東京を道連れにしようと目論み、東京の爆破計画がまだ残っていることを言い残して消滅した。しかしその恐るべき計画も郷の活躍により阻止され、ナックル星人の野望は完全に潰え去ったのであった。
因みに人間態である宇宙電波研究所長を演じた成瀬昌彦氏は『ウルトラセブン』でも屈指のトラウマ回として有名な第43話「第四惑星の悪夢」でロボット長官を演じている。
ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟
CV:中尾隆聖
『ウルトラマンメビウス』の劇場版では、宇宙人連合のメンバーとして登場。
顔つきがよりシャープになり、どこぞの宇宙の帝王と同じ声ということもあってか、超悪者っぽい雰囲気になっていた。また、腕から赤い破壊光線を放つ技も手に入れていて、ガッツ星人との合体光線を見せている。
テンペラー星人やザラブ星人の戦闘データをもとにウルトラマンメビウスの技を研究し尽くして倒し、ガッツ星人と共に神戸の街を蹂躙した。復活したウルトラ兄弟のスペシウム光線&メタリウム光線を浴びた上にガッツ星人が倒された直後にメビウスのパンチを食らって死んだかに見えたが、どっこい生き延びてUキラーザウルス・ネオ=ヤプールを復活させる事に成功する。
「この地球は、いずれは銀河連邦も、このナックル星人が支ギャアアアアアア!!!」
しかし、ヤプールは宇宙人連合の事など最初から自身を復活させるための捨て駒としか考えておらず、ナックル星人も「もう用済みだ」とばかりに破壊光線を浴びせられて爆発四散した。
本作で声を演じた中尾氏は以前にも『ウルトラQ』第13話で子役としてゲスト出演しており(この時声優の古谷徹氏もゲスト出演している)、『ウルトラマンG』にも吹き替えとしてゲスト出演している。
大怪獣バトルシリーズ
ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY
CV:中尾みち雄
第3話「大暴走!レイオニックバースト」にて、レイオニクスのナックル星人が登場。ガルベロスを従えており、ゼットンの幻影で敵を翻弄して消耗させ、火炎弾でトドメを刺す戦法を得意とする。
この戦法でゼラン星人が使役するアーストロンを撃破した(ゼラン星人も爆発に巻き込まれて死亡した)。
レイも同じ戦法で苦しめるが、暴走したゴモラレイオニックバーストの超振動波を浴びせられてガルベロス諸共消滅した。
大怪獣バトルウルトラコロシアム
居眠り運転をしていた為に主人公のモーン・スターに墜落して来た。ブラックキングではなく、ガラモンを使役しており、主人公の通信機を強奪してナックル星に救援を要請しようとしたが、主人公に敗北。
その事を根に持っていたのか、メフィラス星人の闘技場でブラックキングとレイキュバスを主人公に差し向けて来たが、主人公に二度も敗北し、力尽きた。
ウルトラ銀河伝説
ウルトラマンベリアルによって甦らされた個体がベリアル軍団の一員として登場。
マグマ星人、ダダ、ババルウ星人と共にレイモンに立ち向かったが、レイモンのキックで倒された。
なお本作にはブラックキングも登場するが、使役しているのはシャプレー星人である。
また、初代ナックル星人がベリュドラの左の角を構成する怪獣の一体として登場した。
ウルトラアドベンチャーに登場するナックル軍
本作は『メビウス』の遠い未来が舞台であり、ペダン星人と激しい星間戦争を行っていた。
ペダン星に大量のブラックキングを送り込むもペダン星人が新たに開発したキングジョーブラックに圧倒され、手をこまねいていた所でヤプールと同盟を組んだ。
ブラックキングに加えヤプールが送り込んだ超獣軍団と共に巻き返しを図るが、虎の子として暴れ回らせていたEXタイラントをペダン軍に逆利用され、旗艦が轟沈。あえなく全面撤退を余儀なくされた。
原作となったアーケード版でも『メビウス』同様に中尾隆聖氏がボイスを担当している。
ウルトラゾーン
ミニコーナー「怪獣漫才」ではガラモンとともに漫才コンビ「牙羅奈」を組んでいる。
原作の記憶を持っており、相方に悪事を働く際には手を汚さないことが大事だと説き、ガラモンに「またハンカチ借りなきゃいけなくなるからね」と上手い返しをされて漫才は終わる。なぜハンカチなのかについてはガラモンの項目を参照。
新世代ヒーローズ
ナックル星人グレイ
詳細はリンク先を参照。
ウルトラマンX
ナックル星人バンデロ
第5話「イージス光る時」に登場。
西部劇風の風貌と、チンピラのような言動が特徴。
顔つきが初代ナックル星人に近い他、ブラックキングとの共演は44年ぶりとなる。
詳細はリンク先を参照。
ナックル星人ナクリ
第9話「われら星雲!」に登場。
『ギンガ』に登場したグレイにそっくりな個体。
こちらはバンデロとは打って変わって改心し、他の宇宙人と共に地球でひっそりと暮らしており、地球人とも交流を持つなど、歴代のナックル星人の中でも非常に珍しい温厚で友好的な性格の持ち主として描かれている。
詳細はリンク先を参照。
ウルトラマンオーブ
『直前スペシャル』
夕日差す荒野でジャックと戦う新撮映像で登場。着ぐるみはバンデロのスーツの流用。
ナックル星人ナグス
惑星侵略連合のメンバーの一人。
性格や描写もバンデロとよく似ており、荒っぽい性格の持ち主で、銃器の扱いを得意とする。
詳細はリンク先を参照。
ウルトラマンオーブクロニクルエピソード2-4「風の星の用心棒」
完全超全集に収録されているウルトラマンオーブクロニクルではラモン兄弟と言うナックル星人が登場。
ラモン兄弟は野良宇宙人集団を率いて風の惑星ギレルモの開拓民を苦しめていた。実は彼らは銀河ハイウェイの建設予定地であるギレルモの地権を手に入れようとしている宇宙資本家にして開発業者のザルタナ星人に雇われており、開拓民の用心棒となったガイと交戦、そしてオーブに変身したガイに倒される。
前述のバンデロがゼロ、エックスと対決した惑星もギレルモという名称だが、ラモン兄弟とオーブが激突した惑星と同一の星であるかは特に言及されていない。仮に同じ惑星だとすると時系列的には『X』よりも遥か前と考えられる。
劇場版ウルトラマンジードつなぐぜ!願い!!
CV:岸哲生
地球に不法滞在している宇宙人達の街「サイドスペース第九地区」の住人として登場。
バーに入ってきたリクとライハに絡んできたが返り討ちに逢い、他の宇宙人達と共に乱闘騒ぎを巻き起こした。
ウルトラマンR/B
CV:岸哲生
第18話「明日なき世界」に登場。
地球爆破宣言についてインタビューを受けており、「地球が消滅する前に子供達と観光に行こうかなって」とコメントしている。
ナックル星人オデッサ
『ウルトラマンタイガ』第10話「夕映えの戦士」に登場。今作では顔つきに加え、胴体も初代に近いデザインになっている。
詳細はリンク先を参照。
ウルトラギャラクシーファイト大いなる陰謀
CV:岸哲生
3万年前に行われたウルトラ大戦争において、エンペラ星人の命令でババルウ星人、ダダ、ゴドラ星人達と共に足止めを行っていた。
若き日のウルトラの父との戦いで戦意を喪失し命乞いするも、ベリアルアーリースタイルに一蹴され、ババルウ星人諸共葬られた。
漫画
小学二年生版『帰ってきたウルトラマン』
内山まもる執筆の『小学二年生』版では、坂田兄妹を爆弾で殺害。さらに、ウルトラマンジャックを海中のスクリューで細切れにしようとするも間一髪で助かる。目論見が外れたことを知ったナックル星人は市街地にブラックキングと共に出現。ジャックを羽交い締めにしてブラックキングの角で刺殺を目論見るが、ジャックがよけたために自身に角が刺さり、そのまま息絶えるというテレビ版以上に因果応報な結末だった。その直後にブラックキングも倒されている。
かがやけ ウルトラの星
また、同作者が1974年に執筆した本作では、メフィラス星人率いる宇宙人連合の幹部として参加。四国に怪獣軍団を送り込むがウルトラマンエースに阻止され、ウルトラセブンのアイスラッガーを食らい他の幹部諸共殺害された。
小学三年生版『ウルトラマンレオ』
同氏が『小学三年生』に連載した『ウルトラマンレオ』では、ウルトラ戦士への憎しみを心の支えとして自らをサイボーグ化し、シャドウマンと名乗って(どこかで聞いた名前だ)ウルトラ兄弟暗殺を誓う。
暗殺宇宙人の異名に恥じず、単身エース、ウルトラマン、そして宿敵ジャックをその手にかける。これに対し一計を案じたゾフィーはボディペインティングをしてジャックになりすまし動揺を誘うという手段に出るが、シャドウマンは「最後の手段」として加速装置を使ってクロックアップしタロウ、アストラを殺害、ゾフィーにも瀕死の重傷を負わせる。しかし加速装置の時間制限が切れた直後にゾフィーが縋り付き、レオに「私ごと攻撃しろ」と進言。涙を振り払ったレオの光線の前に息絶えた。
ウルトラ戦士銀河大戦争
ナックル大帝率いるナックル星人軍がジュダの部下として登場。ナックル大帝は通常のキングジョーの10倍の大きさのキングジョージャイアントを操りウルトラ戦士を苦しめるが、アンドロメロス、アンドロウルフによってキングジョージャイアントが倒されると逃げ出そうとしたためジュダに踏みつぶされた。
ウルトラ超伝説
グア軍団の配下として1号、2号が登場。
アンドロメロスとアンドロウルフを引き離す為数十倍の力を増したブラックキングとキングジョーをそれぞれSP5星雲基地と東京に強襲させる二面作戦を展開する。しかし東京ではエースと80の助太刀を受けてメロスがテレポーテーションを使ったことで策が破られ、それぞれサクシウム光線とダブルハリケーンの余波を受けて倒される。グラビア版では単一で登場。一度は倒されるものの再生怪獣・宇宙人軍団のメンバーとしてリベンジするが、やはり破れてしまう。
テレビマガジン版『ウルトラマンネオス』
サータン、ベムスターを使ってウルトラセブン21と戦わせエネルギーがなくなったところブラックキングとともに現れセブン21を捕らえたが助けに現れたネオスのマグニウム光線で倒された。
ウルトラマンSTORY0
「なぜこの俺がブラックキングを支配できたと思う? この俺が、ブラックキングより強いからだよ!!」
宇宙征服を企む「星間連合」幹部の一人として登場。犬に似たリリパット族の住む惑星オズを征服し、多種多様な形態のブラックキングや、その餌や実験用となる怪獣を飼育する「怪獣牧場」とした。また、全身の赤い玉にマイクロブラックホールを使ってリリパット族の子供を幽閉し、「従わなければこの球を破壊する」と脅し彼らを従わせていた。
セブン、ザージ、カラレス、フレア、オズの原住怪獣であるアギラを捕らえる。しかしカラレスの気転で逃げ延びたゴライアンがリリパット族の超能力を活かして基地に潜入、ウルトラ戦士とカプセル怪獣の活躍で基地も牧場も壊滅し、リリパット長老の捨て身の行動で子供達も奪還される。最期は全身の筋肉を隆起させてセブンに格闘戦を挑むがまったく通用せず、アイスラッガーにより一刀両断された。
正々堂々とした決闘を持ち掛けながら劣勢になると人質を殺すと脅し、怪獣を道具扱いしてカプセル怪獣を仲間だと言うセブンとザージを嘲笑うなど、本作の悪役の中でも非道で悪辣なキャラクターとして描かれている。
ナックル兵(仮称)
ナックル配下の兵士達で、いわゆる戦闘員ポジション。
体色は頭部と同じ黒で、赤い玉は胸(ウルトラマンでいうカラータイマーの位置)に一つあるのみ。
酩酊!怪獣酒場
第2話で登場。画家であり、陶芸家であり美食家というどっかで聞いた事ある経歴の持ち主。数百年ぐらい母星に帰っていないという。
怪獣酒場に来店し、至高の料理を出すよう命じるが、どの料理も舌を満足させる事が出来ず、店から去ろうとするが、ケムール人が母星から手に入れてきたミネラルウォーターを飲んだ事でケムール人の心意気に感心する。しかし、それが現地民を蹴散らして手に入れたものだと知るとなんとも言えない表情を浮かべていた。
第47話では「怪人バル」に来店し、オードブルに舌鼓を打つが、ライバル店である「怪獣酒場」の名前を出してしまった事から支配人のメフィラス星人の攻撃に遭う。そんな状況でもコース料理を最後まで出そうとしたり、「暴力が嫌い」と言いながら、店を半壊させた彼にドン引きしていた。
「2nd」では第1話で登場、ルギエルの給仕の速さが「厩舎の馬」を思わせるのが癪に触ったのか店を出ようとするが、ケムールがうっかり転送液をレジに垂らしてしまい、レジが消滅した事が面白かったのか満足して去っていった。ケムール曰く、「居酒屋なのだから親しみやすい接客を求めていたのだろう(意訳)」との事。
51話では怪獣ラーメンを訪れ、ラーメンに舌鼓を打っていたが、その出汁が鳥系怪獣から取られたものだと知って絶句していた。
ULTRAMAN
ゼットンコアの構成員として登場。ゼットンコア騎士団のマスターである。
原作とは異なる痩せ身でマントをつけた外見が特徴でエネルギーを纏わせた手刀が得意技。
格闘戦にも長ける紳士的な性格である一方、ウルトラマンが地球を守ったことに対して何らかの意図があったのでは?とウルトラマンへの侮辱とも取られかねない発言をしたことから進次郎に殴られて激昂する短気な一面がある。
SEVENが全方位パージでアーマーを脱ぎ捨てた一線で真っ二つにされるが、なおも生きており、バルキーに協力を要請するも、実はゼットンコアに送り込まれたスパイであったバルキーにトドメを刺されるというあっけない末路を辿った。
ウルトラ忍法帖
悪の組織朧党のモブ忍獣として登場。
ゲーム作品
スーパーヒーロー作戦
宇宙刑務所を脱獄した犯罪者の構成する秘密結社『ETF』の一員として登場。原作同様にジャックを叩きのめし、さらに東京に隠れていた郷をいぶりだすために巨大化して子供たちを掴み「出てこなければこいつらを地面に叩き付けてやる」と人質にとって叫びまわる。しかし、M78星雲で傷病を治療して帰ってきたウルトラマン(紛らわしいが、初代ウルトラマンその人である)とセブンの攻撃を受けて人質を奪還され、さらにウルトラ3兄弟の攻撃を受けて葬り去られた。
スーパー特撮大戦2001
原作におけるバット星人の立場も担っており、ウルトラマンジャックを倒すためにブラックキングに加えゼットン(天然物)を差し向けている。事実上、『帰マン』のシナリオではラスボスに当たる。
大怪獣ラッシュ
初代デザイン、新規デザインのラボラ、ジェイラが登場。
ハンターアイテムは回復用ドリンクの「ナックロンD」、原作ではMATの装備だったはずの「サターンZ」、対象を混乱に陥らせる「ナックル製電波マシーン」。
トクギは対象を解析する「ナックルアナライズ」、不意打ち戦術「スニークアタック」、対象を混乱に陥らせる怪電波「マインドパルス」の3つ。
通常
初代デザインはナックル、ソード、ツインソードを武器としている。
通常攻撃は順に「ラッシュパンチ」、「ナックルスラッシュ」、「ナックルツインスラッシュ」。
必殺技は「ナックルクラッシャー」、「アサシンスラッシャー」、「ナックルサーキュレーター」の3つで暗殺術を基にした「アサシンスラッシャー」以外は高速スピンを用いた技となっている。
属性は土、水、雷、炎、メタルなどが充てがわれた。
ナックル星人ラボラ
初代デザイン寄りの容姿。「クールラボラトリー」の異名を取る。
毛皮の付いた上着と赤いゴーグルを装着しており、調査端末「ラボラコンピューティングシステム」を巧みに用いるメカニック。
慎重派かつ頭脳派で作戦を入念に練ってからハントに臨む。
ハンドガンが武器であり、「ナックルガンビーム」、「ナックルクールショット」、「ナックルビームショット」が通常攻撃。
必殺技はビームガンのフルパワーで撃ち抜く「メガバーストビーム」、ビームマシンガンからエネルギー弾を放つ「ブルズアイショット」、弱点を解析してビームで撃ち抜く「ナックルサーチビーム」、弱点を狙撃する「ウィークネスナックルショット」。
属性は雷または土。
ナックル星人ジェイラ
メビウス版寄りのデザインだが、全体的にかなり細身で猿人を思わせる毛並みが特徴。
「傍若無人の懲役5万年」の異名を持つ脱獄ハンターズの1人で、周囲を試みない卑劣漢。
ヒッポリト星人ケイプやデスレ星雲人ダイロと組んでおり、ボクサーパンツには「HJ-002」という囚人番号が刻まれている。
通常攻撃は「スティールスロー」、「ナックルブラスター」、「クイックリロードショット」。
必殺技はブーメランを天空に投げ、上空から敵を切り裂く「キャストブレイカー」、ハンドガンを乱射する「ワイルドハンティング」、ツインガンを連射する「マッハラピットファイヤー」。
属性は雷、土、水の三属性。
余談
初期脚本の段階では名前が「マルチ星人」「ナック星人」。
脚本段階では、グドンもスピンキックの能力分析用に蘇らせる予定だった。劇中でスピンキックのことが語られるのは、この名残。
ナックル星人が使用していた機械はその後、『ウルトラマンタロウ』第42話でアンドロイド聖子を造るのに使用されたロボット製造機に流用された。
『帰マン』で声を演じた沢は次回作『ウルトラマンA』のギロン人、マザロン人、ナマハゲ、『タロウ』の荒垣修平の声(第49・50話のみ)も演じている。
あまり知られていないが、宇宙人では『ギンガ』以降の作品で必ず何かしらの役を与えられて登場し続けており、数多の宇宙人を差し置いて、新世代シリーズ皆勤賞という何気に凄い快挙を達成していたが(怪獣を含めればゴモラ及びその亜種が皆勤賞である)、『タイガ』の次回作『ウルトラマンZ』では登場しなかったため、この記録は『タイガ』で途絶えた。ただしゴモラも『ウルトラマンブレーザー』にて亜種を含めて登場しなかったため、ゴモラも『ブレーザー』の前作『ウルトラマンデッカー』で途絶えた。
良くも悪くも主人公の身近な人物を殺害した初代のインパクトが強いためか、基本的には悪辣なキャラクターとして登場することが多いが、近年では『X』に登場したナクリや『タイガ』に登場したオデッサ等、他の種族と共存・若しくは共存しようとする事例も出てくるなど、単なる悪役に留まらない幅広い活躍も見せるようになってきている。
アニメ『はれときどきぶた』第52話では矢玉アナが星人の着ぐるみ姿になる場面があり、彼女の半身の黒矢玉もブラックキングの着ぐるみ姿になっている(しかもウルトラ怪獣擬人化計画よりもずっと前の作品である)。