朧党

おぼろとう

「ウルトラ忍法帖」に登場する忍群

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1 概要

2 目的

3 拠点

4 構成員

5 関連タグ

概要

冥府羅州烈風斎を首領とする、忍者怪獣「忍獣」で構成された悪の忍者集団で、忍術を用いて鶴亀の国征服を目論み、日々ウル忍たちと戦いを繰り広げている。

前述のようにウル忍とは敵対しているが、血祭党や虓魔王、怨霊党などの第三勢力が登場した際は共闘することもある。

冥府羅州が若い頃に悪の組織との抗争に勝利し吸収したことで現在の組織へと成長。その潰した組織の一つである怨霊党の残党の暗躍により多くの裏切り者が続出するという甚大な被害を受けた。

また、虓魔王編で冥府羅州が異次元に取り残された際はマンを首領とするネオ朧党を設立したが、マンのやり方に反発した忍獣たちが元祖朧党・本家朧党・怪夢瑠党の三派閥に分かれて反乱を起こし、全面抗争に発展する事態となった（まぁ、後に冥府羅州が戻ってきたことで元の朧党に収まった訳だか…）。

ウル忍と比べてこっちの方が構成員の待遇やチームワークも良く、夏のボーナスや休日手当も完備、レギュラー陣は誕生日を党員全員で祝うというホワイトな一面も見せている。その一方でめひらすの怒りを買って処刑されたり左遷されたり、酷い時はマンを毒殺するチョコの実験台として犠牲になった大怪獣や1年に1回しか勤務を許されない忍獣やあまりの凶暴さからゾフィーと結託して一時期刑務所送りにされた忍獣もいた。連載初期は非常に貧乏で拠点にも事欠いていた時期もあったが、血祭党の一件で持ち直した。

目的

上記のように主に鶴亀の国征服が目標としているが、彼らの作戦はというと…

饅頭やテレビゲームを盗む
(母への年賀状を出し忘れたという理由で)太陽をゴミ袋で覆って初日の出を出せなくする
忍獣の能力でウル忍たちのやる気を奪う
海中の魚を一匹残らず独り占めする
インチキ商法で住人から金銭を巻き上げる
毒チョコでマンを毒殺する
ビデオの返却に向かっていたマン達を足止めして延滞金を払わせようと目論む
将軍に寝小便が止まらなくなる呪いを掛けて失脚を謀る
偽物に化けて悪事を働く

…etc.

と、陰湿的で回りくどいしょうもないものばかりで、大抵の場合ウル忍たちによって阻止されることが多いが、本気を出すとウル忍を追い詰めるほどの実力を持ち、他にも、

鶴亀の国を砂漠化させる(ただしその理由はやっぱりくだらない物だった)
地球の地底に国を建国すべく地底の住人を奴隷として扱き使う
ペテロ族から体液を搾り出して青汁として販売する
子供たちを洗脳して朧党の一員に仕立て上げる
相手の怒りを増幅させる呪いが掛かった包帯でコスモスを暴走させて墨海上人の抹殺と裏切り者の始末を謀る
ゾフィーに若返らせる呪いを掛けて最終的に存在自体を消滅させる

…etc.

など、時には悪辣で残忍な悪の組織らしい作戦を敢行することもある。

「暇な日」の巻では悪事から足を洗ってハンバーガーショップを経営して非常に繁盛していたが、それが原因で暇を持て余して激怒したマンによって忍獣 2名が犠牲となり店も爆破されてしまった。後に「いらっしゃいませ！ゾフィールにようこそ」の巻でゾフィーが経営するファミレスに朧党が客として来た時は店員のマンだけに仕返しの嫌がらせを行っている。

マンが首領になった時は宿題代行や訪問介護、国内のゴミ清掃といったボランティア活動で人心を掴み、本当に鶴亀の国を征服してしまった。国民も当初はネオ朧党に賛同していたが、マンが権力で人気のアイドルグループに無理矢理メンバー入りした時は掌を返して怒り狂っていた。