タタミカー
たたみかー
『ウルトラ忍法帖寿』で鶴亀の国で十年に一度開かれる『バカ-1グランプリ』(「バリバリカッコよく走って1位になろうレース!!」の略)にマンとエースが出場する際に用意したのが初登場。
外見はというと…、
- エースの長屋から引っぺがした畳一畳
- 鍋の蓋のタイヤ
- ちゃぶ台に沢庵2つ
- 「えんじん」と書かれたヤカン
とかなり貧相(てかそれ以前に車でもない)なイロモノカーだが、本大会が「タイヤがあれば出場可」というルール上、参加者はチョロQや算盤に掃除機、キャスター付きのイス(どうもこのイスみどーのらしい…)、挙げ句の果てにはキャスター付き点滴スタンドで出場しているというカオス極まりないメンツ(なお、朧党は恐竜戦車で出場している)であるため、エースからは「あっしたちのはまだいい方」と答えている。
最初は後述の機能とエンジンの変換で(意外にも)順調に進んでいたが、最後は恐竜戦車の火炎放射で燃やされ、エースも(マンに身代わりにされる形で)恐竜戦車に轢かれてペッチャンコにされた。
こんな見た目だが、性能は畳で作られたとは思えないほど高性能で、以下のようなウルトラメカニックにも勝るとも劣らない機能(?)も搭載されている。
- スピードアップ
ちゃぶ台の左の沢庵を押すとスピードがアップする。
- ジャンプ
右の沢庵を半分囓ると車体の底からバネが出てジャンプする。
…が、この時着地の衝撃で第2エンジン(もとい加湿器)が壊れてしまった。
- マープ増毛
梅干しに箸を刺してペロペロ舐めると気付かれずに髪がフサフサになる。
- ワープ
箸に刺した梅干しを鼻の穴に突っ込むとワープする。
このようにホントに畳か?と疑うほどの高性能ぶりと機能を披露してくれた(そもそもハンドル・アクセル・ブレーキもないんだが…)が、そのほとんどが一回限りの使用なのが悔やまれる。
ていうか、無宿人でマンと同じくらいバカなエースがどうやってこんなスッゲ~機能を持った乗り物を開発するに至ったんだか…。
上記のように動力はヤカン(最初こそタロウから「こんなエンジンでどうやって走るのさ~」とツッコまれたが、「それがマンガのスゴいところだ」とマンにフォローされている)だが、蒸気や煙が出る物ならなんでもいいらしく、朧党の妨害でヤカンのエンジンが壊された際は第2エンジンとして加湿器を使用し、これにはマンから「湯気が出てりゃなんでもいいのかよ~」とツッコミを入れられ、前述のジャンプで第2エンジン(もとい加湿器)がダメになった際は第3エンジンに蚊取り線香に付け直し、それでも何ら問題もなく走っていた。その様にマンは「う、嘘…」と絶句してしまい、最終的には「とりあえず走ってるからなんでもいーや……」と深く考えなかった。
ちなみにヤカンのエンジンは、冥府羅州によって封印された太陽を解放するために忍小の生徒たちが作った段ボールのスペースシャトルを起動させる強力なエンジンとして使用され、本当に宇宙へ行ってしまった。
マン「ホントに動くんだから困るんだよな~…」エース「ヤカンに不可能はないでやんす!」
- タタミの列車
ウル忍たちが温泉に向かう際に使用した畳を何畳も連結したタタミカー。
- 携帯用タタミカー
マンがエースからもらった小型のタタミカーで、大きさはタブレットぐらい。
1人乗り用で、セグウェイよろしく立って乗る。