概要
鶴亀の国征服を目論む忍群「朧党」の党首。
ちなみに本人曰く日本人らしい。
鶴亀の国の征服を狙い、配下の忍獣を従えて様々な悪事を企て、それを阻止するマンたちウル忍と日々対決を繰り広げているが、第三勢力が現れた際は利害一致の下で共同戦線を張ることもあり、完全な悪に徹することは少ない。
マンたちからは「めひらす」という渾名で呼ばれることもある。
プロフィール
| 所属 | 朧党党首 |
|---|---|
| 性別 | 男性 |
| 年齢 | 自称45歳（実際は60代） |
| 出身地 | 鶴亀の国 |
| 家族 | 母、キミヒロ（息子） |
| 愛称 | めひらす |
| 好物 | 寿司、日本酒 |
人物像
配下の忍者「忍獣」を従えて鶴亀の国の征服を中心に様々な悪事を企てるが、要領が悪くまたツメが甘いためにいつもマンたちに阻止され、ひどい時は自滅してしまうこともあるほどのバカ。
知能はマンより少し上ぐらいで賢いとは言えない(そもそも作中で「『ウル忍』の登場人物はみんなバカ」と設定されているのだが……)が、ずる賢さは天下一で、本気になればかなり強い。
また作中では様々な商売を軍資金調達ないし鶴亀の国を征服するための好感度及び知名度獲得或いは将来の党員確保など、といった目的で行っている（青汁の廉価販売、インチキ空手道場の勧誘、製薬会社の運営など）が、ラーメン屋ならぬ全然ダメな麺「ダーメン」屋などの例外を除くと軌道に乗っている例がだいぶ多い。
とりわけ悪事とは全く関係なく設立したファストフード店「めひらすバーガー」が繁盛した際には怪夢瑠十人衆ともども真面目な商売に精を出していたり、他にもたまたまウル忍と同じ国営住宅で生活することになった時には揃いも揃って一般常識が欠如しているを嘆くなど、悪役らしからぬ一面を覗かせることも多い（ただし本人は「悪人である」ことにあくまでも拘り続けている）。
失敗した部下や裏切り者には容赦が無いが、休日中に出勤することになった部下ないし酷暑に無理やり呼び寄せた冷凍忍獣たちにボーナスを与えたり、死亡した部下はきちんと弔い、基本的に部下想いで信頼も厚い。
殊更に側近への思い入れは強く、『超』虓魔王編で笹比羅の戦死を知らされた際には父親を失った一人息子の分まで激怒し、『疾風』血祭党編で怪夢瑠十人衆の造反を「何があってもお前たちはわしの可愛い子分だ!!」と水に流し、『輝』怨霊党編で「朧党なんて潰れても構わん!!」と断言するなど、度量の大きい面を垣間見させる見せ場も度々ある。
一方で暗血羅を信頼せず「今回もやられちゃうんだろうな～」とぼやいたり、鬼出毘流を40年間節分の鬼役のためだけに呼び出し、他の仕事をさせなかったり、ラーメン屋の店主を決めるオーディションで牙津に対して「こいつ嫌い」という理由で落選させるなど、部下への信頼感はまちまちである。
「マンのバカをやっつけてからじゃないと、鶴亀の国を征服しても面白くない」と、普段は敵対しているダイナに述懐しているようにマンとはライバル関係にある。
その一方でウル忍と朧党それぞれに共通する敵が現れたときにはウル忍と共同戦線を張ることもある他、マンがとある一件で朧党に寝返って味方になった時は報酬を与えたりと厚遇していた。
一方のマンからすれば、「固い絆を一度結んだ部下に対しては何を措いても助けに行く」という冥府羅州の信念を高く買っており、血祭党編や怨霊党編では自ら助太刀に赴いている。
子供が大好きで、特に21にはメロメロで、生まれたと知った時はお祝いを持って挨拶に来た他、21と動物園に行ったり、一緒に風呂に入ったり、アルバムを5冊分も撮り貯めしていたりと孫同然に仲良くしていたが、後者最後尾は後に部下への示しのためと全て燃やしてしまった。またマンとレオが沸苦が発明した若返りジュースの作用で赤ん坊になった時、始めは殺すつもりだったが結局攻撃できずかわいがってしまった。
とはいっても、根っからの子供好きという訳ではなく、戦闘においてタロウやティガをはじめとするウル忍年少組には一切の容赦を見せず、息子のキミヒロがバカ言い出した際も容赦なくゲンコツをお見舞いしている。
田舎に90歳ほどの年老いた母親がおり、年賀状は毎年元日に届くように出しているが、一度出し忘れて正月自体を無くそうとした。そんなこと母親が知ったら泣くぞ…
割と脆い一面があり、何かがきっかけで気落ちして老け込んでしまったり組織の解散を宣言してしまうことがある。特に超（ウルトラ）の最終回では若者に介抱してもらうのを嫌がっていたのに、女性に電車の席を譲ってもらい、老人扱いされたショックで朧党解散を宣言するが、実際はその女性が席を別人に譲ろうとしていたことが明らかになると活力を取り戻し解散を撤回している。
戦闘能力
基本的にウル忍に煮え湯を飲まされてばかりだが、党首を勤めるだけあって忍者としての実力は非常に高く、忍術は主に風系の朧忍法を得意とし、その中でも朧忍法「烈空破」が必殺技で闇の邪法編では戀鬼へのトドメにもなった。
一方で手裏剣の腕はからっきしで、そのヒドさは標的に当てるはずがまったく明後日の方向に飛んでいってしまうほどで、部下たちから「何もせずに隅で座っていて！」と厄介払いされたことも。
関連タグ
憎めない悪役 愛すべきバカ 愛すべき外道 理想の上司 風属性 豆腐メンタル ノーコン
バンドーラ・・・世界征服を目論む悪の組織の首領だが、こちらも悪辣な外道ながらも部下たちと仲が良く憎めない面が多いなどの共通点を持っている。
