概要
どんな作品にも必ずと言っていいほど、様々なタイプの悪役がいるが、中にはただ悪いだけでなく、むしろ逆に好感度を持ってしまう悪役もいる。
決して憎まれる事もなく好かれるのが『憎めない悪役』であろう。
「憎めない」という言い回しは、悪役だが悪に徹しきれていなかったり、どこか抜けていたり、信念があったりして、悪い奴だが人間味豊かで好感を持てる面や許せる部分があるという事。下手するとそれによって、主人公よりも人気が高くなってしまう事もしばしばある。
悪逆非道まっしぐらでむしろ清々しい故に好かれるタイプ、読者・視聴者・プレイヤーに対して圧倒的なカリスマを持つ悪役等とは全く違う意味合いである。悲しい過去がある場合も殆どは似て非なるものとして扱われる。
ただし、作中の描写でたまたま悪辣な面が直接見えてこないだけというパターンもあり、ストーリーを深めたり別の観点から物語を紡ぎあげた時に印象が大きく変わる可能性がある。
実際、少なくない数の超大物ヴィランがやってはいけない一線を越えたり、人間性を喪失して視聴者や仲良く敵対していた作中人物の嘆きを買ったりしている。
また、人間性や作中での所業はまごうことなき悪だが、その一方で間抜けだったり人間味が感じられる部分がある、というパターンもあるので、必ずしも「憎めない悪役≒悪人」とは限らない。
本来の歌舞伎用語では六枚目に該当するが、事実上三枚目がこの意味合いで使われている。
なお、これは後述の各々の紹介で詳しく語られるが、あくまで各々に「憎めない」要素がある「悪役」キャラだ、というだけである。
例えば有名なところでは後述にて詳しく紹介されるドラえもんにおけるジャイアンとスネ夫がのび太にしていることは明確に暴力であったりいじめの類であったりと、その行為そのものは決して許されるべきことではない。
ここで紹介しているキャラでも「憎めない悪役だからといってその所業全てが許されるわけではない」ことには注意が必要である。
代表的な憎めない悪役
タイムボカンシリーズ
ドロンボーを筆頭とする三悪(タイムボカンシリーズ)
憎めない悪役を語る上では欠かせない悪のトリオ。作品や回によっては、主人公たちの抹殺を企てたり、あらゆるゲストキャラを唆す・弱みに付け込むなどの形で、彼らを利用して本懐を遂げようとするなどの残酷さも見せるが、いかんせん間抜けかつ何かと不憫な扱いであり、そしてコミカルで超個性的な性格を持つ連中のため、今では本来の主人公そっちのけで高い人気を誇る。
ちなみにメイン画像は、これら憎めない悪役の元祖ともいうべき『タイムボカン』の三悪『マージョ一味』である。
『ヤッターマン』の『ドロンボー一味』に至っては、(子孫ではあるが)『夜ノヤッターマン』で主役に昇格。かたや正義のヒーローであったヤッターマン側は、民を恐怖政治で貪り苦しめて支配する憎さ百倍の巨悪ポジションになる。しかしその正体はなんと……
なお、これら三悪が本当の意味で主役に昇格したのは、『タイムボカン王道復古』を筆頭とした90年代の作品が多く、今日の作品でもインスパイアが多い。
「スカポンタン!」(女ボスが2人の子分をなじる際の台詞。『タイムボカン』における当初の台本では「バカ、ドジ、マヌケ」であったが、担当声優の小原乃梨子のアドリブによって変更された。本人によれば「元の台詞だときつ過ぎる」との事。)
「全国の女子高生の皆さーん」
「やーっておしまい!」(これらの台詞は、基本的に全シリーズに共通するのもである。なお、ボヤッキー及びそれに相当する頭脳担当がボタンを押す際の台詞である「ポチッとな」は、作品によって多少異なるので、ここでは除外する。)
ドラえもん
ジャイアンはのび太のクラスのガキ大将で、毎度腰巾着のスネ夫と共に(主に)のび太に対して悪戯や暴力、理不尽な行為を働いては彼の母ちゃんやドラえもんのひみつ道具に成敗されているなど、ある意味、悪役と言えるポジションにある。自惚れ屋でもあり、ジャイアンリサイタルやジャイアンシチューなど、ほぼ毎回のように破壊力抜群の趣味を披露するシーンが騒動を呼ぶ事もある…なのに、本人には他者に迷惑をかけている自覚が全然ない。
さらに、『帰ってきたドラえもん』では、ドラえもんとの別離で傷心真っただ中ののび太に対し、のび太にやり込められたことへの報復のため、「ドラえもんそっくりの着ぐるみを用意してのび太を誘いだすことで「ドラえもんが帰って来た」と思い込ませる」というこの上なく悪辣な行動をしている。
しかし本質的には「悪人」ではなく、妹思いである他、自分から進んでのび太に同行・協力したり、体を張って仲間を守ったりした事もあるなど、友情や義理に篤い人物でもある。
大山ドラ最終回の『ドラえもんに休日を』では、ドラえもんに1日の休日を過ごしてもらうために、何があっても自身の力で切り抜ける事を決意したのび太に対し、スネ夫と共にブザーを押させようと目論むが、その後別の悪ガキ2人組に捕まったのび太が自らブザーを破壊する様子を陰から見てその根性に関心し、悪ガキ共から彼を助けている。
また、ほとんどの映画シリーズでは一貫して味方サイドであり、これらのシーンを経て彼のファンになる者も少なくない。
これに加えて、ままごとを好むなどの少女趣味で可愛らしい一面や、ドラえもんが用意したきこりの泉にうっかり転落してしまった際に出て来たきれいなジャイアンは、一見の価値あり。
また、1982年公開の『のび太の大魔境』及び、そのリメイク版として2014年に公開された『新・のび太の大魔境』では、散々余計な事をしてしまった挙句そのせいで立て続けにトラブルに巻き込まれた事で孤立してしまうが、終盤では敵軍に包囲された際にたった1人で無謀な戦いに挑むペコを見て自身の愚行に負い目を感じ、のび太たちを逃がそうとしてペコと共に戦いに挑む男気を見せたが、結局その4人が付いて来たのを見て、最終的に彼らと和解した。
こうした点からも分かるように、純然たる悪人ではなく、善い所も悪いところも相応に併せ持った、子供らしい性格の人物なのである。
そして2001年には、こうした実績を受けた事により、『のび太と翼の勇者たち』の同時上映作品として公開された短編映画『がんばれ!ジャイアン!!』では、妹であるジャイ子のために奮闘する主人公として大きな活躍の場を与えられている。
ちなみに、アニメ化から20年以上親しまれてきた大山のぶ代版での担当声優は、上述の三悪のトンズラー及びそれに相当する怪力担当と同じたてかべ和也であるため、放送開始から10年以上経つと、その頃から公式でもそれがネタとして扱われる事もしばしば出るようになった。
余談だが、通常のテレビシリーズではほぼ常連でありながら、映画ではシリーズで一貫して味方サイドであるという性質上、ラスボスとして扱われる事もある後述のばいきんまんとは対照的に、初の短編映画の『帰ってきたドラえもん』と3DCG映画の『STAND BY ME』を除き、ラスボスどころか強敵として扱われた事は一度もない。
「ギッタギタのめっためたにしてやるー!」
「逆らう者は死刑!アハハ、いい気持ちだ!」
「おまえのものはおれのもの、おれのものもおれのもの!」
「おれはかーちゃんの奴隷じゃないっつーの!」
「心の友よー!」
「ボエ~♪」(アニメ化されてからは、担当声優であるたてかべ本人が専用のキャラソンを作詞した為、それが採用されて以降は、ほとんど使用されなくなっていた。)
「ペコ一人じゃどうにもなんねぇぞ!おれも行くぜ!」(『のび太の大魔境』の終盤において1人で戦いに挑む際の台詞(リメイク版も同様)。)
一方スネ夫はそんなジャイアンよりも更に性格が悪く、しばしばジャイアンからお仕置きやとばっちりを受けたり、ドラえもんのひみつ道具に成敗されたりする。また彼の家は金持ちであるが為に、財力を笠に着て自分だけが出来ると思っている事を何でもかんでも自慢する。
そして友人たちが集まる中で必ずのび太だけを仲間外れにするなど、ジャイアン同様、あるいはそれ以上に憎まれてもおかしくない悪事を働く。(のび太を仲間外れにしないとストーリーが始まらないのも事実だが・・)
おまけに「超」が付くほどのナルシストで、見た目(特に髪形)の事をちょっとでもバカにされるとすぐに激怒し、「髪形の先端の数が1本多い」という下らない理由でもパニックを起こす。
また、ほとんどの映画シリーズでもジャイアンとは対照的に、毎回(敵の要求に賛成すれば家に送ってもらえる事を簡単に受け入れようとするなど)大事を楽して終わらせようとしており、状況によっては「何でもいいから早く家(日本・地球・現代)に帰ろうよ!」などと、必ずと言っていいほどヒステリックに喚いてばかりいる。(普通の子供ならこうなっても仕方ないとも言えるが・・そうした意味では映画版の彼はある意味視聴者のポジションに一番近いとも言えるかもしれない。)
しかも旧シリーズの映画では、どちらも体を乗っ取られたのが原因とはいえ、実際に悪者にさせられた事が2度もあり、加えて2度目となった『のび太とふしぎ風使い』ではそれを含めて、通常とは比較にならない異例の扱いを最後まで受け続けている(エンドロールのクレジットの位置も同様)(ただし2度目の場合は、自宅の庭で見つけた不思議な玉から生まれた台風の子供で、のび太を慕うフー子を執拗に欲しがる故に、最初からそうなっても不思議ではない不穏な態度や行動を取り続けていたため、霊魂となっていた呪術師のウランダーに目を付けられてしまったからだ)。
そもそも原作初期の頃では、完全な悪役という扱いだったせいもあるため、ある意味シリーズにおける最悪・最凶の悪役とも言える。
とはいっても、約束を守る時は守るし、頑張る時は頑張る他、機転の利く一面も見せる。それ故に『のび太の宇宙小戦争』のクライマックスでは、しずかを助けるべく奮闘する姿が描かれ、さらに普段からチビなのを自覚しているため、自分を大男扱いしてくれた小人の暮らす星の「ピリカ星」が気に入ってしまう可愛らしい一面もある、そんなヤツだ。
いずれにせよ、憎めない悪役である事に変わりない。
「のび太のくせに生意気だぞ」(これは、大山版での担当声優である肝付兼太のアドリブで出来たものであり、後に本人がそう語っている。)
「ママァー!」
「ねぇドラえもん。今度の日曜日、(ピリカ星に)遊びに行こうよ。ね?ね?」『のび太の宇宙小戦争』のエンドロール直前における台詞。
「のび太って映画になると急にかっこいい事言うんだから!」(『のび太と銀河超特急』における割と貴重なメタ発言。)
「せっかく生まれてきたのに住む所がないなんてかわいそう!」(大山版では最後の劇場版となった『のび太のワンニャン時空伝』において、のび太としずかから捨て犬・捨て猫の事情を聞いた時の台詞。自身もシャム猫のチルチルを飼ってるからなのか、どこか説得力がある。)
悪い事をしたのに何の罰も受けなかった回及び前述した「帰ってきたドラえもん」など冗談抜きで許されない悪事を犯した回の事は、一旦共に忘れてください。
アンパンマン
毎回悪事を働いてはアンパンマンに必ず成敗されている、本作一の悪役である。
彼自身も悪者である事を素直に認めており、その事実に誇りとアイデンティティーを持つほど悪事(それとゴミや湿気だらけの汚くて気持ち悪い場所)が大好き。
実際、彼が嫌う楽しい遊び場ときれいで自然豊かな土地を破壊したり、みんなの物(主に食べ物)を1人占めしようとしたり、あらゆるゲストキャラを唆す、あるいは洗脳して利用したりするなど、嫌がらせや悪戯といった悪事を日常的に行っている。
特に、劇場版第11作『勇気の花がひらくとき』では、テレビシリーズや他の劇場版(特に、通常より恐ろしい印象のある第2作『ばいきんまんの逆襲』)と比べても非常に残忍で残酷な一面を見せており、他人に破壊兵器を造らせる、町を徹底的に襲撃する、相手を問わず全ての住人を(苦手な相手諸共)執拗に攻撃する、普段は滅多に攻め込まないパン工場をぶっ潰す、キララ姫を人質にして燃え続ける炎の中にアンパンマンを飛びこませようとするなど、シリーズで一番悪者らしい行動をとっている。劇場版シリーズではそれ以外でも、彼がラスボスとしてアンパンマン達の前に直接立ちはだかる事はしばしばある(時には自身も予想しなかった意外な理由でそうなった事もあり、その頻度はここ数年で劇的に高くなっている)。
しかしその一方で、本人は自覚こそしていないが、本質的には彼が理想とするほどの「悪人」でもなければ「外道」でもない。
その証拠に、どんぶりまんトリオなどの善人同士が、ほんの些細な切っ掛けで大ゲンカして仲違いする、もしくは性格や技量に難があったり、何らかのトラブルを抱えたゲストキャラが登場する真っ只中、それを知った彼の悪行ないし何かしらの行動が、そんな善人同士の潤滑油のような役割を果たしたり、ゲストキャラを改心ないし成長させるor問題解決に導くきっかけを作るなど、皮肉にもそれがアンパンマンたちの仲裁・関与よりも効果的に働き、結果的に善人たちをケンカする前よりもさらに仲良くさせたり、ゲストキャラたちの方向性を前向きにさせたり、ハッピーエンドの立て役者となるなど、時としてその行動がプラスにも働く必要悪的な存在にもなっている。
また存外にお人好しで、彼が最も苦手とするおくらちゃんやマダム・ナンなどその他自身と仲の良い善玉キャラたちのために自分から進んで人助けをしたり何かの仕事を手伝ったりしている他、利害の一致からアンパンマン達に協力した事もあり、普通なら誰かを殺害するような事はしない。また、前述の悪行の数々も全てが彼の独断ではなく、ドキンちゃんの我が儘(彼女も純情かつ妹思いな優しい一面を持っている)やゲストキャラ(善も悪も関係ない)の被害に遭った事が発端となる事もザラ。
そういった事実から、劇場版シリーズでは上記でも述べたようにラスボスとなる事があるが、新手の敵と意見が合わなかったり自身のメカが暴走したりした際にはジャイアンのようにアンパンマンを手助けする事もあれば、逆に大した活躍がないまま出番が終わる(あってもクライマックス序盤で強制的に退場されられる場合もあり、特に第12作『人魚姫のなみだ』では、冒頭から20分も登場せず、終盤でも強制変身から退却する場面まで1度も出番がない)事もあり、最近では長編作品で主役並みの扱いを受けるなど、作品によって立ち位置に大分ブレがある。
そして自らを「天才」と称し、実際技術力自体は高い割に必ずと言っていいほどドジを踏んでいる他、無意識に1人のゲストキャラの口癖を真似してしまったり、あらゆる偶然で不本意にして図らずも善行をした事によって彼の苦手なキャラから善人扱いされるせいで自身の真意を認めてもらえない事にパニックを起こすほど間抜けかつお茶目な点がある。
また、かびるんるんなどの仲間たちとの結束は何だかんだ強いうえ一部の異性に対して純情だったり、1つの目的を果たせた事に満足するとその時点で悪事や作戦行動をやめてさっさと退却したりする一面、そして毎回アンパンマンに成敗されてもめげずに挑戦し続けるその姿から、彼のファンになる者も少なくない(故に『勇気の花がひらくとき』では「ばいきんまんを応援していたが為にアンパンマンが復活した途端絶望した」というファンもいた)。
「やめろと言われてやめられるか!」(普通の悪役なら決して口に出さない台詞。)
「はーひふーへほー!」(ばいきんまんを語る上では欠かせない口癖。中尾隆聖氏のアドリブだと勘違いされがちだが、実際は違うため注意。)
「バイバイキーン!!」(主にやられた際などに使う捨て台詞。こちらは中尾のアドリブで出来たもの。後に絵本版にも逆輸入されている。)
「出たな、お邪魔虫!」(始めは存在しなかったが、アンパンマンが登場した際によく使う台詞。)
「フン!今日のところはこれで勘弁してやる!」(主に食べたい物を食べられたなど、1つの目的を果たせた事に満足した時に使う台詞。流石にこれはアドリブではない。)
「こんな所で、こんな所で何やってんだアンパンマン!!おまえを倒すのは…アンパンマンを倒すのは、おれさまだー!!!!」(アニメ化30周年記念作にして平成最後の劇場版である第30作『かがやけ!クルンといのちの星』のクライマックスにおける名言。)
名探偵コナン
ミステリーと謎解きがメイン要素である『名探偵コナン』の場合、悪役ながら憎めないキャラは、そう多くいるものではない。1話・前後編などの単発限りでの犯人の場合、たまにではあるが憎めないキャラクターは登場する事はあるものの、ジンのように複数回登場するキャラクターや大抵の場合は、冷酷・残忍な性格であるのが基本である。
ベルモット(名探偵コナン)
黒の組織の手先の中で江戸川コナンの正体を唯一知っている女(彼には昔大きな恩を受けた事もあり、組織にその事実を明かしていない)。コナンの宿敵である怪盗キッドと同様変装が得意で、暗躍の際でもライダーなどに変装して行動する事が多い。だが、黒の組織が偶然も必然も問わず1件の殺人事件に介入すれば、コナン1人ではその事件を解決出来ないと判断するためなのか、彼に小さなアドバイスを与える事もたまにある。
「仕方ないじゃない。そうさせたのはあなただし。」(劇場版では事実上な初出演作となった第13作『漆黒の追跡者』にて、コナンに変装がバレた際の台詞。)
安室透(名探偵コナン)
毛利小五郎の弟子と名乗る私立探偵として活動するが、その正体は警察庁警備局警備企画課「ゼロ」に所属する公安警察の捜査官・降谷零であり、黒の組織の手先・バーボンとして潜入捜査をもするため、「トリプルフェイスを持つ謎の男」とも呼ばれている。
コナンや赤井秀一と対立する事もあるが、本来は正義を追求する公安警察の捜査官としての任務を果たさなくてはならないため、彼らと協力する事もあり、劇場版第20作『純黒の悪夢』では東都水族館の人々の危機を救うべく黒の組織が観覧車に仕掛けた起爆装置を解体し、続く第22作『ゼロの執行人』では小五郎を囮にしてコナンを事件に誘惑する形で彼と共に事件を解決するなど、コミカルな一面や男前な見せ場を見せた。
担当声優が古谷徹(当人は大のコナンファン)である事をはじめ(古谷の代表的な持ちキャラでもあるアムロ・レイをオマージュしつつ)、コナンのライバルの中では最も人気が高い事もあって、合間連載のスピンオフ漫画『ゼロの日常』で主役を務めた。
「毛利小五郎の事になると君は一生懸命だね。それとも、蘭姉ちゃんのためかな?」(予告編でも流れた『ゼロの執行人』における台詞。)
風見裕也(名探偵コナン)
原作に先駆けて『純黒の悪夢』で初登場した降谷零(安室透)の部下。
『純黒の悪夢』では黒の組織の手先・キュラソーを追撃して目暮警部に高圧的な態度で記憶消失状態の彼女の引き渡しを要求するが、観覧車のゴンドラの中で記憶を取り戻したキュラソーに叩きのめされた上、黒の組織の襲撃にも巻き込まれて観覧車が崩壊しそうになるが、コナンに救出されて命拾いした。その後『ゼロの執行人』で再登場を果たし、小五郎を爆破事件の容疑で逮捕する等、降谷の命令による暗躍をしていた。
担当声優の飛田展男が演じるウルベ・イシカワや救星主のブラジラなどのような非情な行動も多いが、実際には同じく飛田が演じるカミーユ・ビダンのオマージュであり、公安警察官の中で降谷に接触出来る限られた刑事として事件の動機を探る役割をしており、降谷が主役のスピンオフ漫画『ゼロの日常」では、降谷の右腕として奮闘している。
「そこまでだ。机から離れて手を上げろ。」(『純黒の悪夢』における初登場時の台詞。)
「君の言う『安室』という男は、人殺しだ。」(予告編にも流れた『ゼロの執行人』での台詞。)
ジブリ
ラピュタの財宝を手に入れようと、ラピュタ王家の末裔シータを襲った空中海賊団。年齢にそぐわない運動神経をもつ女船長ドーラとその息子達シャルル/ルイ/アンリ、ドーラとは古い付き合いの老エンジニアハラ・モトロ、その他荒くれ者の男で構成されている。
ドーラはラピュタ王家の秘密に対する興味は一切なく、欲しい物は金銀財宝の山だけという欲望に忠実で非常に海賊らしい行動理念の持ち主である。
性格こそ海賊らしく荒っぽいが、船長の名に恥じない判断力と行動力と胆力に優れる他、優しさや包容力も持ち合わせており、まさに船長に相応しい人柄の持ち主でもある。
シータに裏切られたと思い込み塞いでいたパズーを叱咤激励し、表向きは「海賊船に乗るには動機が不純」としつつシータを救いたいというパズーの意思を尊重して海賊団への入団を許可する。そしてシータを救出した後は彼らのよき理解者となっていく。ラピュタにたどり着いた後は、ムスカに捕らわれたシータを単独で助けようとするパズーの成長を見て感慨深げに嬉しそうな表情を見せ、全てが終わった後はパズーと共に生きて帰って来たシータを喜びと共に力強く抱きしめた。
また、ドーラの部下でもあるメンバーの男達も、いい年した荒くれ者のおっさんでありながら子供っぽい一面が強く、憎めないヤツらばっかりである。
余談だが、後年ジブリが手掛けた魔女の宅急便では『ドーラ』という穏やかな老婆のキャラが登場しており、ファンからは『年を取って丸くなったドーラ船長本人』と冗談交じりで言われている。
「滅びの言葉を使ったんだ、あの子達はバカ共からラピュタを守ったんだよ……」
金品を奪い上げる空賊…なのだが女子供には弱く、序盤で船に乗っていた子供達全員を人質に取ったのも、ボス曰く「仲間外れを作っちゃかわいそうじゃねぇか」という理由で、結果その子供達に振り回されるというお茶目な一面も。その際ポルコ・ロッソに成敗されて人質の子供達を返した後、終盤にてリベンジのためにポルコの飛行艇を叩き壊そうとした際、ポルコと同行していたフィオ・ピッコロから「あなた達それでも飛行艇乗り?」と一喝されあっさり頭を下げた。その後フィオの心意気に惚れ、ポルコ対ドナルド・カーチスの決闘を取り仕切る事にした。
「俺はフィオ嬢の心意気に惚れた!この決闘は我がマンマユート団が取り仕切るぞ!!」
「豚は嫌ぇだが、あんたは好きだ」
帝から勅命を受け、シシ神の首を狙う組織「唐傘連」のリーダー格。砂金で米を買おうとするも店主から砂金の価値をわかってもらえず、売ってもらえないアシタカのために的確に砂金の価値を見抜き場を納め手助けをするなど、「見ず知らずの者は特に理由がなくとも助ける」と言うほど善良な性格だが、実は「シシ神の森を焼き払いシシ神の首を狩る」事が彼の目的で、その協力者である筈のエボシ御前を単なる捨て駒としか思っていないなど、憎まれてもおかしくない面があり、着目点によってその印象が大きく変わるキャラとも言える(まぁ尤も、当のエボシの方もジコ坊や唐傘連を、内心では信用していないようではあるが)。
「いやあ、まいった、まいった。バカには勝てん。」(『もののけ姫』全体の最後の台詞。)
(右側)
猫の国の国王。息子のルーン王子がトラックに轢かれそうになった所をハル助けてもらい、恩返しをするために目録を授ける所で初登場。その翌日ハルをルーン王子の妃にしようと彼女を半ば強引に猫の国に招待する。性格はワガママで無茶苦茶だが、どこか挙動がユーモラス溢れる。祝賀会の際にバロンとムタによってハルを奪回され、帰ってきたルーン王子からも、ユキとの婚約を知らされるや否やあろうことか、今度はハルを自分の妃にすると宣言する。しかし、ハルから「ヘンタイ猫」呼ばわりされ、バロンとの決闘に敗れ、下半身の毛を狩られるなどしっぺ返しを食らいまくる。そして最後は自ら退位する事を宣言した。
ハル「勝手な事ばっかり言ってぇ、私がアンタの妃になんかなる訳ないでしょ!このヘンタイ猫ぉー!」(猫王に求婚を迫られたハルのセリフ)
まんが日本昔ばなし
まんが日本昔ばなしの脇役達
複数名いる為、ここでまとめて紹介。
悪役や嫌われ者であるはずの魔物や悪徳権力者も、この名作アニメにかかっては愛嬌ある脇役に早変わり。
- お侍さん(峠のまご六):威張りくさった下級武士で、主人公である化け狐のまご六を退治しようと意気込む。だが酒好きでスケベな性格が災いしてまご六の術中にはまり髷を切られ、しかも刀や着物まで身包み剥がされてしまい全裸で山を下りた。ナレーションからも「ちと可哀想じゃ」と語られたため、公認の「憎めない悪役」。
- 殿様(絵姿女房):農民が妻の姿を絵に描いたのを見て、彼女を横取りしたうぬぼれ屋の領主。外見は志村けん氏のバカ殿様に酷似しているが、性格は真逆で横暴かつ狡猾。桃売りに扮した夫の姿を見て笑った姫(元農民の妻)を喜ばせようと衣装を取り換えたのが運の尽きで、すっかり浮かれて外に出たところ門番から曲者扱いされて叩き出されてしまった。
- 赤鬼と青鬼(節分の鬼):妻子に先立たれたため、神仏も信じられなくなって「鬼は内、福は外」と泣き叫んだ独居老人の家に現れた二人組の鬼。節分では豆をまかれて罵られる自分たちを受け入れてくれたお爺さんと甘酒を飲み、歌と踊りで楽しいひと時を過ごす。邪悪な魔物であるはずの鬼なのだが、ここでは愛嬌たっぷりで魅力的な妖怪として描かれる。
- 隣の老夫婦(花咲か爺さんリメイク版):優しい老夫婦が犬から幸せを授かるのを見て妬み、意地悪を繰り返す迷惑な隣人。隣家の主人であるお爺さんが可愛がっている犬を死なせたり、餅つき道具を風呂の薪にしたりと、憎まれてもおかしくない部分はあるがお婆さんに水をかけられるなどしっぺ返しを食らいまくる。最後は無礼を働いた罰として侍達にフルボッコされて捕まるが、お爺さんが殿様に取り成した事で釈放されて改心した。
- 閻魔大王(地獄のあばれもの・老人とえんま大王・鬼をおがんだばあさん):前者は医者、山伏、鍛冶屋をそれぞれ「ヤブ医者」「祈りのためだけに金を巻き上げた」「できの悪い道具を作った」と言ったくだらない理由で地獄行きにする。夜神月やウルトラスーパーデラックスマンと同じ様な思考のお方だが本質的には正反対(詳細は後述)。彼らの特技でことごとく地獄を突破され、腹いせに3人を飲み込むも感情の筋をメチャクチャに引っ張られ情緒不安定にされるというしっぺ返しを食らい、耐えかねて3人を生き返らせた。中者は巨大な前者とは対照的に人間大。大の芝居好きで芝居が得意な老人が死んだ際に「演じろ」と命令し自分の衣装と仮面を貸したがその際に使いがやってきて、誤解され地獄いきになってしまった。彼の正体はかなり貧相。後者は仏様を全く拝まず鬼ばかり拝んでいたお婆さんにすっかり呆れ地獄に落とすが、そこにいた鬼たちが自分たちを拝んでくれたお礼におもてなしをしたためお婆さんに感謝され、泡を吹きながらお婆さんを極楽に送った。
ディズニーアニメ
ディズニー作品(主にミッキー関連)で登場する。実はミッキーよりも先に誕生しており、初期は『蒸気船ウィリー』等の作品に見られるようにミッキーの先輩として活躍していたが、近年は悪役やライバルとしての出番が多い。たびたびミッキー達の妨害をしたりミニーを誘拐するなどの悪事を働くが、最後はミッキーらに成敗されるというのがオチ。
彼の間抜けたところや、『キングダムハーツ』などのディズニーのクロスオーバー作品においてマレフィセントなどにいびられつつも諦めずに行動するところなどから、ファンも多く存在する。
「このピート様の邪魔をする奴は 誰だって許さねえぞ!」
悪知恵を絞るが、ライバルのキツネ義賊・ロビンに出し抜かれて「ママ~!」と叫びつつ指しゃぶりをするライオンの王子ジョン、切れ者で忠義だがジョンの横暴と間抜けさが原因で連戦連敗する蛇大臣サー・ヒス、職務に忠実だが子供やケガ人からまで税金を取り立てる巨漢の狼代官シェリフと、配下のハゲタカ・トリガー&ナッツィ、その他の荒くれ兵士から構成される悪党一味。
当然、悪さをした罰としてフルボッコされるのだが、そのうえ仲良く失脚+懲役をさせられる悲惨な姿と、みみっちい悪事と愛嬌のある雰囲気から人気は高い。敵対するロビンも、元はお上に楯突く悪党だったが庶民の共感を得て義賊に昇華した人物がモデルであり、憎めない悪役つながりでもライバル関係と言える。
「ああああ、ママ~!ちゅぱちゅぱちゃぷちゃぷ…(指をしゃぶる)指まで泥んこ…」
(ロビンとリトルジョンによってお金と装飾品を奪われてぬかるみに落とされたシーン。)
フック船長海賊団(ピーターパン(ディズニー版以外の作品も含む)
お馴染みのフック船長と、良くも悪くも海賊らしからぬ温厚な腹心ミスター・スミーとその他の荒くれ者で構成された海賊団。
原作では純粋に紳士的ながらも冷酷な悪役として描かれていたが、ディズニー映画版を皮切りにワニを見ると(むしろ時計の音を聞くと)取り乱す憎めない悪役として描かれることが多くなった。乱暴者だがやはり憎めないキャラをしているライバルにして主人公のピーターと、おバカな子分たちによるドタバタストーリーの主要人物の1人として、今も根強い人気を誇る。
容赦なく部下を撃ち落としたことは忘れてください。
ユニバーサル制作の映画「フック」では大人になったピーターパンの子供を拐い自分の息子にしようと画策する。本作ではワニは既に始末されているが、トラウマを克服できていないのか、相変わらず時計の音を聞くと混乱する。
一方のスミーは、ディズニー版ではフック船長の手助けをようとするが、ドジを踏んでフック船長をひどい目に遭わせてしまうことがある。また、涙脆くティンカー・ベルの事情を知った際には彼女に同情し、号泣していた。
ピーターパンの冒険では平和主義者で、敵であるはずのピーターやその仲間達にも優しく接しており、フック船長が狙撃によるピーターの家の破壊工作に乗り出した際には、ピーターの家を破壊させまいと、わざと撃つ位置を間違えていた。
その他の子分達は、ほとんどの作品ではモブキャラだが、ピーターパンの冒険では個性豊かなメンツになっている。
彼らの内妹思いのスターキーは、ひょんな事から、誘拐したウェンディに白雪姫の物語を聞かせてもらい、妹を重ねて優しく接した事もある。
「俺はタコだぁー!!」(ディズニー映画版にてピーターパンに敗北した際、これまでの悪行の罰として叫ばされた台詞。「か弱いお魚ちゃん」「俺はタラ」など別バージョンも。)
「スミー!!」 (ワニに襲われた際の悲鳴。スミーとは彼の部下の名前である。)
ドラゴンボール
ピラフ、シュウ、マイの3人組。原作における少年期の悟空達の敵で、世界征服の野望の為にドラゴンボールを集めるも、あっさりと悟空に返り討ちに遭うのがお約束で、悟空が成長してからは出番がいつの間にやら無くなっていた(一応、アニメオリジナルで出番が追加されてはいるが)。ところがアニメ版では近年、劇場アニメ『神と神』で何と幼児化した形で再登場を果たし、特にマイは『ドラゴンボール超』の『“未来”トランクス編』においてはシリアスな方のドラマでも活躍。
フリーザ配下のエリート戦隊。ベジータを徹底的に痛めつけたり、悟飯を虫の息にする等の残虐な行為もあるが、基本的に隊員同士の仲が良く、変わったファイティングポーズを好む。更には隊員全員が甘いもの好きのようで、バータはリクームがクリリンや悟飯とも戦っていい代わりにパフェをおごるよう頼む等、どこかユーモラス。
元は暗黒魔界の王だったが、バビディに洗脳されて手先になっていた。
魔人ブウが復活した際、彼を馬鹿にしたことで吹っ飛ばされた挙句、クッキーにされて食べられて死亡。
さらにその後、閻魔大王によって「地獄に送ったら逆に喜ぶ」という理由でなんと天国行きになってしまい、アニメ版では性格を改変され改心して綺麗になってしまった。
「みなさんよかったですね、生き返ることができて。私はたくさんの罪を犯したからダメでしたけど……この天国から皆さんの無事をお祈りいたします!」(天国で綺麗になったダーブラのセリフ)
ノック
原作の終盤の天下一武闘会に登場。
実際には悪役ではないのだが、かなりの自信家。しかもあのベジータに(実力を知らなかったとはいえ)ケンカを売ってきただけでも度胸がある。が、結局本戦が始まる直前ベジータに一発で吹っ飛ばされて棄権してしまった。
さらに、TVアニメ『ドラゴンボールZ』では、何事もなかったかのように再登場し、悟空とウーブの試合を見て驚愕した。
ある意味ライフル銃の男とは大違いである。
ちなみにベジータのことを「オッサン」「くそオヤジ」と呼んでるが、彼の実年齢を見抜いていたのだろうか?
「何シカトぶっこいてんだよ、このクソ親父! 俺は対戦相手に挨拶してやろうってんだぜ!!」
「死ね!!ヒャハハハハハハーッ」
「誰か伝えてくれ。一人棄権したと……」 (ノックを吹っ飛ばしたあとのベジータの台詞)
Dr.スランプ
則巻千兵衛のライバル的存在にして、則巻アラレ・ガジラ(ガッちゃん)ら自分の邪魔者を倒して世界征服を目論む悪のマッドサイエンティスト。悪のロボット・キャラメルマンでアラレや千兵衛に挑むが毎回敗北し、途中からは自らをサイボーグ化している。
オボッチャマン(キャラメルマン4号)の生みの親でもあり、当初は彼の真面目さに感涙していたものの、オボッチャマンを礼儀正しい真面目な性格にしたことが仇となり、彼がアラレに恋したことやある一件で完全にオボッチャマンを見放してしまう。
オボッチャマンを見放したその後に製作したキャラメルマン7号でアラレの胴体を一撃で破壊し、オボッチャマンの頭脳を機能停止に追い込んだり、千兵衛に対して2度も爆弾テロを実行したりと、中々の悪党である。
しかし、『Dr.スランプ』に登場するだけあって、彼もまたどこかマヌケかつむっつりスケベで、隠し子の存在も判明している。キャラメルマン7号で完全勝利を目前にしていたところで2匹に増えていたガッちゃんが用意したカラオケマシーンに気を取られている隙に7号を操縦していたリモコンを奪われ、ガッちゃんズの無茶苦茶な操縦で暴走した7号に踏み潰された挙げ句、7号も上空で自爆した。
他にも劇場版第7作では千兵衛とお笑いロボット対決を繰り広げるも、お互い低レベルな親父ギャグで爆笑するほどギャグのセンスが低かったり、9作目では(ある意味似た者同士な)スッパマンと意気投合して一緒に飲み明かしたりしている。
クレヨンしんちゃん
映画クレヨンしんちゃんの悪役達
- サタケ(暗黒タマタマ大追跡)
敵である珠黄泉(たまよみ)族の用心棒。
元悪役プロレスラーで体当たりで壁を破壊するほどの力を持っているものの、元はベビーシッターで子供好きかつ根はやさしい。ヘクソンが連れ去ってきたひまわりの面倒を見るものの子供を物のように扱うチーママに業を煮やし、最終的には反旗を翻し、しんのすけ側に味方する事になる。
- ニーナとサリー(ブリブリ王国の秘宝)
(一番左と上から左の2番目)
魔人の封印を解けるスンノケシ王子と瓜二つの野原しんのすけをさらう為、野原一家にブリブリ王国行きの旅行を当てさせたオカマコンビ。スキンヘッドで大柄な褐色肌(黒人か黄色人種かは不明)がニーナ、細身の白人風オネエがサリーで、正体は秘密結社ホワイトスネーク団の構成員。見た目と反して根は善人で正義感は強く、卑劣なアナコンダ伯爵とミスターハブのやり口に憤慨した二人が反旗を翻したおかげで悪党は壊滅し、野原一家と王子は救われた。原作版では罪を償うために自首して哀しい別れになるが、映画版では助かって王子の城に招かれるなど救済されている。
ワンパンマン
ワンパンマンの怪人・悪人達
複数名いるため、ここでまとめて紹介。
『ワンパンマン』に登場する悪役たちは、環境で悪になった人や、くだらない理由で平気で人を殺す怪人といった面々が多いが、時たま憎めない者たちもいる。
- 音速のソニック:ワンパンマンにおいては最も憎めない忍者系のヴィラン。外見や雰囲気からすれば冷酷な美形悪役だが、劇中ではサイタマに「関節のパニック」と名前を間違えられたり、ゲスな顔芸を披露したり、サイタマのランク上げの餌にされるなど、憎めない一面を持つ。
「サイタマ……次に会った時が…お前の最後だ……!」
「頑張れよ」(退却を見送った際のサイタマの台詞)
『進化の家』からサイタマ達に向けて送られた刺客のカマキリ型怪人。サイタマの住むアパートの天井を突き破って現れたのが却って災いし、名乗りを挙げようとしたところで激怒したサイタマにワンパンで玉砕された。
「天井弁償しろ!!」(自分の住むアパートの天井を壊されて激怒したサイタマがカマキュリーをワンパンで倒した際のセリフ)
『進化の家』からサイタマ達に向けて送られた刺客。片言な言葉を話すが、それはあくまでもカッコつけるための演技だった。同胞の獣王が倒されたと知ると恐怖のあまり素に戻った。その結果、『進化の家』の怪人としては唯一生き残った。
「あの……すいません。全部話しますので勘弁してください!」
「すいません…雰囲気出して、カッコつけてました。」
現政府を倒して自分たちが望む理想を築き上げようとするテロ集団『新都団(ちなみにリメイク版では桃源団というグループ名である)』のリーダー。スキンヘッドであるためサイタマにとってはまさに風評被害である。大富豪ゼニールが雇った音速のソニックによって返り討ちに遭い、部下を失うもなんとか逃走。しかしそこで待ち受けていたサイタマにプロテクターを壊されたあとで、そのプロテクターの持ち主だった組織に報復される。しかし、頭が超人級の硬さだったために命拾いし、働く決意をした。
「頭蓋骨が固くて良かった……母ちゃん……俺、働くよ……」
少女革命ウテナ
生徒会長である桐生冬芽の妹。
高飛車でプライドが高い。
重度のブラコンであり、絶対的存在であるお兄様に近づく者は容赦なく排除しようとする。
特に冬芽が好意を寄せる天上ウテナや薔薇の花嫁である姫宮アンシーを目の敵にしているが、彼女らに突っかかる度に同情せざるを得ないような災難な目に遭ってしまう。
一方で、とある手違いでイギリスの王室御用達の最高級ブランド「セバスチャンディオール」ではなく、カウベルが届けられた理由で牛になったりと、ギャグ面を持っている(ちなみに劇場版は牛の姿だけで登場)。
NHKのアニメ
忍たまシリーズで最も有名な悪役。
ドクタケ忍者隊を率いており、ドクタケ城の城主である木野小次郎竹高の命令により忍術学園などを標的に様々な悪事を働いているが、武器にあまり詳しくなかったり、よく「チンゲン菜」だの「坦々麺」だのと名前を間違えられたりするため、お茶目でどこか抜けた部分も多かったりする。体に対して頭がでかいという体形故に胸を反らして笑う度にひっくり返る(その結果、頭が地面に埋まるか、部下たちが間一髪で支える)のはもはやお約束である。また、傷付きやすく寂しがり屋だったり、部下に慕われている一面もあったりする。
そのような事実から人気は高いのだが、タソガレドキ忍者の忍び国頭である雑渡昆奈門が人気を獲得するようになると、劇場版第2作『忍術学園全員出動!の段』を含めた2010年代初めには、彼がメインとなる話が多くなったため、八方斎を含むドクタケの出番は少なくなっており、これによって大きな不満を持ったファンもいたようである。その不満に答えるためか、2013年3月に放送されたスペシャルアニメでドクタケは、作中での重要な存在となって登場した(特に八方斎)。それ以降は再びドクタケがメインとなる回も度々出るようになった。
「ぬははははは!」(このように笑ってはひっくり返る。)
「おこへー!おこへー!」(少しわかりにくいが、ひっくり返って頭が埋まった直後に必ず出てくる台詞。なお、まともな状態で通訳すると「起こせ」なのだが、初期の頃はその一言で(オコゼを出されるなどの)おかしなネタにされる事もしばしばあった。)
「八方斎(はっぽう"さい")じゃバカタレー!」(名前を間違えられた際に訂正を求める台詞。ちなみにこれは『忍術学園全員出動!の段』によるもので、忍術学園・一年は組の庄左ヱ門と伊助に「発泡酒(はっぽう"しゅ")」と(明らかにわざとっぽく)間違えられた。)
「エンマ界」のボスであるエンマ大王の一の子分で、坂ノ上おじゃる丸からシャクを取り上げようと様々な奇策を巡らすも、いつも邪魔が入って失敗ばかりしている。
主人公と対立する立場上、必然的に敵役となってしまっているが、元々シャクはエンマの所有物であり、彼らのやっている事はあくどい事ではなく、寧ろ正当な行為である。また本質的には優しい仲間思いな性格であり、我が儘かつ自惚れ屋で何かと周囲を振り回してばかりでそれを全て棚に上げている故に主人公という立場が似合わないおじゃる丸とは対照的に、(上司であるエンマの命令ではあるが)仕事にまじめに取り組む誠実な人柄(いや、鬼柄?)で、お世話になった者には(人間・動物を問わず)きちんと感謝の気持ちを示すなど、かなりしっかりとした性格である。
また、おじゃる丸からシャクを取り返す事が1番の目的であるにもかかわらず、自分たちが合体を始めたきっかけなど別の事に対して夢中になると、おじゃる丸本人が目の前にいても本来の目的をそのまま忘れてしまうというコミカルな一面もしばしばある。
彼らが主役となる話も度々描かれており、ある意味本作におけるもう1つの主役的な立場でもある。そんな彼らの場合、これらの事実から「憎めない悪役」というよりも、むしろ「憎めない敵役」と呼んだ方が合うのかもしれない。
アオベエ「おじゃる丸!」アカネ「今日こそエンマ大王様のシャクを返してもらうよ!」キスケ「ピ!」(おじゃる丸の前に登場する時の決め台詞。)
全員「合体!」キスケ「聞いて驚け!」アオベエ「見て笑え!」アカネ「我らエンマ大王様の一の子分!」(彼らが合体し際時に出てくるお馴染みの名乗り口上のような台詞。基本的には上記の台詞の直後に使われる。)
アオベエ「今日のところは、ひとまず引き上げるでゴンスー!」キスケ「ピィー!」(もはやお約束ともいえる退却する際の台詞。)
「キーくんヒヨコじゃないッぴ!」(おじゃる丸から「ヒヨコ」と呼ばれた際の台詞。)
ポケットモンスター
ロケット団の3人(ムサシ、コジロウ、ニャース(略してムコニャ))(ポケットモンスター(TVアニメ版))
悪の組織『ロケット団』に所属するアニメオリジナルキャラクター(なお、後に一部のゲーム版では逆輸入されて出演する事もある)の3人組。組織内での地位向上及びロケット団そのものの本来の目的である「ポケモンの力を悪用しての世界征服」のため、サトシのピカチュウを筆頭に他者のポケモンの強奪(他にも色々な物を盗んだりあらゆる所に侵入したりしている)を始めとする悪事を企てるなどの悪役らしい描写もあり、自分たちが悪党である事に誇りを持っているが(ポケモンバトルの実力自体は悪くないものの)、サトシと出会ってからというもの作戦はほぼ毎回失敗や未遂に終わっている。加えて完全なる悪人ではなく、メンバー同士や自身らの手持ちポケモンとは強い絆で結ばれている。
だが、『ベストウイッシュ』に入った途端に「本格派の悪役」への転身を図った事によって、それが数多くの視聴者や全国のファンの間でかなり大きな問題となった(ただし、ロケット団としての立場や最初期の頃を考えれば、それが彼らの本来の性格だという事も意味している)。それから3年経ったBW2の『デコロラアドベンチャー編』になって、ようやく元の憎めない悪役に戻った(それでもこの段階では、まだBW初期の時の面影は結構残っていたが)。そしてこれと同時に3人は、それぞれ少しずつではあるが自立し始めている。しかしそれに対して今度は、彼らが一切登場しない回が徐々に増え続けている。
ちなみに、サトシやその仲間達とは宿敵同士の関係であるが、何らかの事件に巻き込まれた際などに利害が一致したり、共通の敵が現れたりすると彼らと協力する事が多い。また、自分たちから進んで様々なゲストキャラたちを助けた事もある。その中でも特に有名なのは劇場版第2作『幻のポケモン ルギア爆誕』のクライマックスで、改造した救命ボートを駆って自らサトシに力を貸し、身を投げ捨ててまで世界の滅亡を防ぐ漢気を見せてくれるシーン。まさに主役級の活躍である。
ムサシ「なんだかんだと聞かれたら」コジロウ「答えてあげるが世の情け」(最も多い名乗り口上の一部。全て入れると長くなり過ぎるので省略する。)
「やな感じ~!」(もはやお約束ともいえるやられ台詞。実はこれ、担当声優の林原めぐみ・三木眞一郎・犬山イヌコのアドリブで出来たもの。)
「なんだかとっても、いい感じ~」(これもお約束といえる台詞。初期の劇場版ではお決まりの締めくくりパターンだった。)
ロケット団の2人(ヤマト、コサブロウ(略してヤマコサ))(ポケットモンスター(TVアニメ版))
上記のムサシ・コジロウ・ニャースと同じく『ロケット団』のエリートコンビであるが、彼らとは別のグループ(それを示すかのように制服は黒い)。作戦の残虐さ・精度はムサシたちを上回る(スリープのさいみんを乗せた怪電波でポケモンを操る等)ものの、ムコニャの口上をパクったりコサブロウに至ってはしょっちゅう「コサンジ」と名前を間違えられる(この点は直属の上司であるナンバ博士とも共通)等、本質的には上記3名とそれほど変わらない模様。
ちなみに、テレビシリーズにBW以降からは登場しなくなったが、新無印にて14年ぶりの登場。ロケット団から脱退してムコニャと対照的に悪事以外の新たな人生を歩み出したらしい。
ヤマト「なんなんだと聞かれたら」コサブロウ「答えないのが普通だが」2人「まあ特別に答えてやろう!!」(名乗り口上の一部。これも長いので省略。ムコニャの場合とは少し違う。)
「やな気持ち~!」(やられ台詞。やはりムコニャとは何かが違う。)
誰か「ヤマト(さん)にコサンジ(さん)。(!)」コサブロウ「コサブロウだ!」(コサブロウが名前を間違えられた際に訂正を求める台詞。)
ディズニー以外の海外アニメ
その名の通り、大きな一つ目が特徴的で非常に小さな緑色の微生物にして、ビキニタウンで一番の嫌われ者であり、シリーズの代表的な悪役。
自身の経営する不評のレストラン「エサバケツ亭」を流行らせるため、その真向かいにある「カニカーニ」の看板メニューである「カーニバーガー」の秘密のレシピを日常的に狙っている。
劇場版第1作では、「カニカーニ」のオーナーであるカーニに濡れ衣を着せるためにネプチューン王の王冠を盗んで「シェルシティ」に売り、彼を冷凍させてからレシピ(本物)を盗む事に成功したが、それだけに止まる事はなく、王冠を取り戻す無謀な冒険に出たスポンジ・ボブとパトリックの始末を恐ろしく冷血で凶暴な殺し屋に依頼する、(イカルドに真相を見破られた事を引き金に)自身が発明した「バケツ帽子」でビキニタウンの全ての住人を洗脳して奴隷にするなど、(日本語吹き替え版では担当声優が違うせいもあり)テレビシリーズより怖い印象がある。
しかし、「オレ様は天才だ」と自称する通り知能の高さは本物であるが、本質的にはそれに似合わずかなり間抜けで失敗ばかりしており、体が非常に小さい故にスポンジ・ボブなどの他者から頻繫に踏み潰されたり、潜入先のトイレで流されたり、事あるごとに妻(コンピューター)のカレンからのツッコミを受けたりする事もしばしばある。おまけに秘密のレシピを盗む事に成功したとしてもその大半が偽物という結果だったりするのは、もはやお約束の1つである。この他、内心では旧友でもあったカーニとの関係を修復したいと思っている事もあって利害の一致からカニカーニ陣営と共闘したり(その最もたる例が、劇場版第2作にて突如行方不明となったカーニバーガーのレシピ奪還に向かうスポンジ・ボブたちに力を貸し、陰の主役を張った事だろう)、ペットであるアメーバのスポットを溺愛しているなど、根っからの悪ではない。
「忌々しいー!なんて不公平な!テレビ出演でカーニの店は客がわんさか。それに引き換えオレ様の店の客はゼロー!(ゼロー!ゼロー!)ンーッ!ンーッ!ンンーッ!!」(劇場版第1作における第一声で、毎度のごとく巨大な望遠鏡で「エサバケツ亭」の窓から「カニカーニ2号店」の開店取材の様子を覗いた時の台詞。直後に姿を現したカレンに「興奮して汗を飛ばさないでよ。掃除したばかりなんだから。」と止めさせられる)
プランクトン「オレ様が立てた悪の計画も全部やりつくしてしまった。AからYまでな。」カレン「AからY?」プランクトン「あぁ。AからYで全部だ。」カレン「Zは?」プランクトン「!?・・・ゼット?」カレン「そうよ?Yの次はZでしょ?」プランクトン「W X Y・・・Z。すっかり忘れてた!Zが残ってたのか!」カレン「まったく。」(カレンとの日常的なやり取りの1つ。そしてこれは、劇場版第1作における全ての始まりである)
「カーニよ。今の内に精々浮かれてるがいい。カーニバーガーのレシピはオレ様がいただく。エサバケツ亭には客が殺到し、この世はオレ様の天下となるのだ!プランクトン バンザイ!プランクトン バンザ(ベシャ)アー!」(「Z計画」の存在と内容を知った直後、外で興奮しながら1人で野望を語る際の台詞で、劇場版第1作における伏線とも言える。しかしこのまた直後に、たまたま後ろから走って来たスポンジ・ボブに踏み潰される)
「アハハハハハ!Z計画を実行する時がやって来た。あの城にいるネプチューン王から始めるとするか。ンハハハハハハハハハハハハ。」
「まさかZ計画がこんなに上手くいくとは。」
イカルド「エサバケツ亭?無料?カーニバーガー?プランクトンが?まさか!何で!?」(劇場版第1作において、イカルドがビキニタウンで流行している「バケツ帽子」の存在に疑問を感じ、1人の住人から聞いて、プランクトンが「エサバケツ亭」で「カーニバーガー」を売ってる事を知った際の台詞。物語はこれによって、事態が大きく動く事となった。)
プランクトン「知り過ぎてしまったようだね探偵さん。ナハハハハハハ。」カレン「これより、バケツ帽子による、"洗脳"を開始します。」(イカルドに真相を見破られて洗脳を始める瞬間。)
「プランクトン バンザイ・・・」(プランクトンに「バケツ帽子」で洗脳によって奴隷にされたビキニタウンの住人たちに許された唯一の台詞。)
「怠けるな!オレ様の栄光の印である石像を、早く完成させるのだ!休まず働け!」(洗脳によってビキニタウンを支配し、我が物顔で住人たちに命令する台詞。)
「カーニよ。今日は何の日だと思う?すまんがめくらせてもらう。3月14日だ!てそうじゃないだろおい。今日はカーニが姿焼きになる日なのだ!アハハハハハハハ!」
「これが正義の歌だと言うのか?ロックの響きのおかげで、バケツ帽子をコントロール出来ない!カレン!何とかしろ!カレン?くそーっ!よーしこうなったら最後の手だ!ネプチューンよ!今こそ…」(劇場版第1作のクライマックスにおいて、心が成長したスポンジ・ボブの活躍でビキニタウンの住人たちが、次々と「バケツ帽子」の洗脳から解放されると言う絶望的な誤算によって焦り始めた際の台詞。直後にネプチューン王も解放されたため、全ての手段を失った。これを受けて逃げようとするも、その先から駆けつけた別の住人たちによって一斉に踏み潰された。)
「なぁおい。勘弁してくれよ~。今までのはほんの冗談だってば~。バケツ帽子と石像も持ってっていい?エヘエヘ…こんな刑務所に入れやがって。くそー!覚えてろよー!」(劇場版第1作の最後で、スポンジ・ボブの活躍によって全てが終わった後、警察に逮捕されて「ミニ刑務所」と書かれた車で連行された際の捨て台詞。)
名前がディーゼルそのものの黒くて意地悪なディーゼル機関車。嫌味で自惚れが強く、乱暴で口を開けば自慢たらたら。いろいろな事を企んではいつも失敗する。トーマス達を「臭い蒸気機関車」と酷評している。当初は図らずも自分に恥をかかせたダックに仕返しするべく、貨車たちを利用しつつゴードンとジェームスとヘンリーを騙してダックを仲間外れにさせたものの、トップハム・ハット卿に易々と嘘を見破られてクビにされる。原作ではこの1回しか登場しないが、その後の原作を映像化した回とオリジナル回には、こそこそとありえない場所まで現れて機関車をからかう新規のシーンに登場しており、後にいつのまにかソドー島に定住していた。
「君の尊敬する、トムハムハット卿は、俺に勉強しろって言うが、そりゃあ間違ってるねぇ。オレ達ディーゼル機関車は優秀なんだ。何だって知ってるし何だって出来る。俺がこの、操車場に来たのも、ここをもっと良くするためなんだよ。」
バルジー(汽車のえほん、きかんしゃトーマス)
鉄道嫌いの2階建てバス。当初は機関車であるダックとオリバーや、同じバスであるバーティーを馬鹿にしていたが、橋に引っ掛かって立ち往生してしまい、救出された後も全然態度を直せない罰としてその付近で鶏小屋にされた。その後はトーマスとエミリーの故障を機に修理させてもらって改心し、塗装を深緑に変更して青果を売るバスとなったが、3回目の登場では塗装を元の赤に塗り直され、故障したバーティーの代役を務めていた。今でも鉄道嫌いで自動車主義なのは懲りていない。
タウンズヴィルで一番の悪人を自称する悪役で、前述のドロンボーやばいきんまん、ロケット団のように倒されては復活するタイプの悪役。
元々はユートニウム博士が飼っていた「ジョジョ」という名前のペットのイタズラ猿だったが、ケミカルXを浴びた結果知能が大きく発達し(巨大化してむき出しになった脳みそがその証拠)、現在に至っている。
実は間接的にガールズを誕生させた張本人でもあり、女の子を作る実験で博士の体を押すイタズラをした結果、近くにあったケミカルXの瓶が割れて混入するという事故が発生し、スーパーパワーを持ったガールズが誕生した。
何かがあると真っ先に疑われ、事あるごとにガールズに倒されることが多い悪人ではあるのだが、感情的に動いた結果逆に街を救ってしまったことも。
また、本作を日本風に翻案したパワパフZでは、「〜モジョ」が口癖になっている他、敵でありながらパワパフガールズZにサインを頼む、モジョロボをつくる資金のためにアルバイトをする、雑誌で見たたこ焼きを買いに行く、キーン先生に一目惚れしてデートプランを考える等、人間らしい一面が強く出ており、本家と比べるとコミカルかつ憎めない悪役な一面が強調された愛すべき馬鹿になっている。
「ムッカつくぜ、ったく!」
かいけつゾロリ
かいけつゾロリシリーズの小悪党たち
複数名いる為、ここでまとめて紹介。
なお、主人公であるゾロリ自身も元々は『ほうれんそうマン』シリーズにおける悪役(前述のドロンボーやジャイアン、ばいきんまんやロケット団のような存在・いわゆる三流悪役)だった。まずはそんな彼について紹介しよう。
- ゾロリ:お馴染みのイタズラの天才であるキツネの男。かつては、『ほうれんそうマン=ポイポイ』を倒すためにあらゆる手段を使って悪事を行うが、最後は必ずポイポイに成敗されたり自身の失敗で自滅したりで敗北してしまうのが定番であった。そしてその度に「ママ~ッ!」と叫んでオイオイ泣きだすくだりは、先述したスネ夫やプリンス・ジョンに良く似たマザコンのステレオタイプでもある。それでも決して諦めなかったが、結局最後は自分の住処であったゾロリ城を去ってイタズラの修行の旅に出て、そのまま現在のゾロリシリーズの主役になった(ゾロリシリーズに入ってから登場した双子のイノシシで、後に子分となるイシシとノシシもこの頃は山賊として悪行を行っていたが、こちらも憎めないキャラであり、似た者師弟である)。そのため現シリーズにおいても(特に初期は)様々なイタズラや悪巧み(時にはその一環で造幣局の警備員を欺きつつ偽金を造ろうとしたり(アニメでのそもそもの元凶は、ブルルの銀行による悪徳商売となっている)、不評で仲が悪い2件のラーメン店を潰して自身の店で客を洗脳させてでも大儲けしようとしたりする他、丸腰のアーサーに彼から盗んだ剣で斬りかかるなど、とてもではないがやや残酷な一面も)を行っては必ず失敗するエピソードもしばしば見られる。しかし近年では、自分たちに降りかかった様々なトラブルを切り抜ける傍ら、義理人情に厚い一面から人助けを引き受けてしまう(母親絡みや財宝、彼のお嫁さん候補となる美女と城目当てである事が主な理由)事が多く、今では知らず知らずの内に悪事を行う回数が少なくなっている(ゾロリ自身は悪としてのプライドから、自分の行った善行を否定した事もあるが)。
「見ててよ、ママ、僕の事を!」
「フン!おれさまは卑怯が大好きなのだー!」(第1回『ドラゴンたいじ』において、アーサーから盗んだ剣で丸腰の彼に斬りかろうとする際、エルゼ姫に「卑怯よ!」と言われた時の台詞。)
ゾロリ「これでゾロリ王子の誕生だぜー!」イシシ&ノシシ「うわぁー!流石はゾロリ先生!しびれちまうだよ~!!」
ゾロリ「行くぞー!イシシ、ノシシー!」イシシ&ノシシ「はいだー!」
ゾロリとイシシ&ノシシ「スッポコ ペッポコ ポコポコピ~♪」
以降の面々は、前者でも述べた通り悪事を行う回数が少なくなっているゾロリに代わって、悪役や敵役を務めている悪党など。
上述のゾロリの義理人情に厚い面から人助けを引き受ける事が多くなっている今、人助けの理由となる美女たちの存在と共に(ゾロリシリーズにおいての)「ゾロリはただの三流悪役とは違う」という事を決定づけた遠因でもあり、彼らなくしては『かいけつゾロリ』を語れないであろう。
- 魔法使い:『まほうつかいのでし』に登場。本名「ビルポン」。突如現れて近隣の住人を色々な物と合体させていた魔法使い。弟子入りに来たゾロリ達を修行と称して雑用係としてこき使おうとする(余談だが、旧劇場版ではゾロリ達をこき使おうとしたのは、事故とはいえ大切な鏡を割られた腹いせである)も、『回数が限られているが誰でも魔法が使える杖』の秘密を傍聴されたことで魂胆がバレて、杖を奪われてしまい魔力を浪費されるもなんとか取り戻しゾロリを始末しようとするが、イシシとノシシの機転で返り討ちに遭う。その正体はただの子ダヌキで、ゾロリ(TVアニメ版ではハチに変えられていた母親)からお仕置きを食らった。その後杖は戦利品としてゾロリ達の手に渡る。直接的な出番はこの1回だけだが、『ゾロリに代わって悪役を努めるキャラ』の元祖であり、そういう意味では『本シリーズの方向性を決定付けた重要な存在』と言え、アニメではパイロット版を除いて全バージョンに登場。ちなみにTVアニメ版での担当声優は、その少し前に放送されていた作風の良く似たゲーム原作のアニメにてレギュラーキャラであり、憎めない悪役として活躍していたアイツや、旧劇場版のイシシと同じ緒方賢一である。
- タイガー:『大かいぞく』で初登場するトラの海賊。左手は機械仕掛けの義手になっていて、ドリルやライターなどの様々な7つ道具が出せる。自身の所属していた海賊団の船長であるパルの父を他の部下たちと結託して裏切り、姦計で死に至らしめた(旧劇場アニメ版およびTVアニメ版では生還)上で自身が新たな船長になる(旧劇場アニメ版ではただ宝を独り占めにするため。なお、TVアニメ版では彼の独断であり、それを知った部下たちからは大いに歓迎された)・調査のために潜入したゾロリを事故に見せかけて始末しようとするなど、そのやり口はゾロリ一行よりも凶悪。しかし最後は自身のミスによってゾロリに敗北。その後リベンジに挑む際に彼と同行していたネリーやテイルとも対峙するが、いずれも間抜けな形で連戦連敗。挙句、ゾロリ達によって自身のおねしょ跡(宝の地図のような形状で、ゾロリ達にもそう思われていた)を描いた日記を盗み取られる醜態を晒している(アニメ版では展開の都合上使用されなかった)。近年ではゾロリ一行とは腐れ縁のような間柄になっており、劇場版『だ・だ・だ・だいぼうけん!(及びその入場者特典として発行された原作版の中編)』とアニメ版『ちきゅうさいごの日』(こちらは「ゾロリに仕返しする前に、地球と一緒に木っ端微塵になるのはごめんだ」という理由付き)では、伝染病に苦しむ子供たちや地球を救うために立ち向かうゾロリ達に力を貸した。現在ではほとんど登場してないが、今も海のどこかで航海してるようだ。
「魔法の杖よ!めちゃめちゃでかい大砲よ出ろ!」(最初に敗北する原因となった台詞。)
「ででで、でか過ぎだよー!!」(TVアニメ版で上記の台詞の直後に出た台詞。)
「この通り、みんなに踏まれて、伸びてます・・・」
「ハッハッハッハッハッ!俺は7つの海のみならず、陸にも空にも君臨する大盗賊となるのだ!ゾロリよ、また会おう!」(劇場版『なぞのお宝大さくせん』の序盤でゾロリ達のおバカな作戦に敗北し、一時的に退却する際の台詞。直後に自身の船が空を飛んでると自賛して自慢げに笑ったが、すぐにゾロリから「いやいや。飛んでないだろそれ。」とツッコまれる。)
「いいか!俺がほしいのは恐怖のメカであって・・・!?(な、何だこの悪い音は。せっかくのドルビーサラウンドが無駄に。)」(『なぞのお宝大さくせん』のゲストキャラであるマディー博士が、劇場版でカセットテープを流しながら登場する際の台詞。シリアスな表情であるにもかかわらず、さりげなく(メインキャラ以外では割と貴重な)メタ発言が含まれている。)
タイガー「おしまい♪」ゾロリ「お前が締めるな!」(劇場版『なぞのお宝大さくせん』のエンドロールの最後における締めくくりでのやり取り。)
- ゴメス所長:『つかまる!!』にて、ゾロリ達を捕えた刑務所の責任者を務める犬のおっさん(余談だが、TVアニメ版ではゾロリ一行が逮捕された遠因として、裏に悪徳市長・ポークスの陰謀があった)。ゾロリ達に教育(ゾロリのマザコンは理解し、そのままで良いと許可している)を施そうとするが、どんな横暴な態度もみられる。「キエルンガーZ(アニメではキエルンガー)」と言う何でも消してしまうリーサルウェポンを繰り出すが、ゾロリの作戦であべこべに刑務所を消滅させられる。犬だけにワンワン泣きじゃくって悔しがったが、後の祭りで牢屋は1つも残ってないため、当然ゾロリ達は逃げてしまう。その後、この1件で責任を問われて警察を首になり、無職となってやけ酒を続けた挙句、街で暴れた「迷惑男」として逮捕された事が『ロボット大さくせん』で判明。ちなみに担当声優の富田耕生は、旧劇場版では同作のラスボスを務めたタイガーを演じている。
- ゴリ丸とサル丸:『にんじゃ大さくせん』で初登場。ゾロリを勧誘して忍者グッズを買わせようとしたゴリラとチンパンジーの忍び。乱暴な関西弁とインチキ忍法を駆使するが、最後はイシシのドジが原因でピザ代を払わされ、グッズの代金や授業料を踏み倒されるなどしっぺ返しを食らいまくる気の毒な一面も。その後ゾロリに仕返しをしようとするも、全て失敗に終わっている(アニメでは、後述のダポンと結託したこともある)。なお、『まもるぜ!きょうりゅうのたまご』になって判明するが、ゴリ丸には愛する妻と7人の子供がいる。また、そのゴリ丸の妻と子供たちはゾロリが守っていた恐竜の卵を狙ったり、彼らの食糧である大ダコの足にしゃぶりつくと言った略奪行為を行っていた(劇場版ではディナのゴーグルを奪った者もいた)。だがそれは、自宅付近の火山の活発化によって半年も食糧難に陥った事が原因だったため。そして紆余曲折の末に和解し、図らずも恐竜の卵の孵化を手助けをした。その時の恩もあってか、劇場版『だ・だ・だ・だいぼうけん!(及び原作版の中編)』においてゴリ丸の7人の子供と共に、(結果はどうあれ)伝染病に苦しむ子供たちのために頑張るゾロリ達を助けた。そのため既に家族との再会を果たしてる筈だが、『ロボット大さくせん』では、なぜか今でも再会出来てない事になっている(ゴーグルをディナに返したのか不明だが、『うちゅうの勇者たち』のエンディングではディナが再びゴーグルを身に付けている姿が見られ、ゾロリがアーサーから奪った装備品をいつの間にか返した描写を顧みると、既に返したと思われる)。
- 大魔王サイブス:『大けっとう!ゾロリじょう』にのみ登場。首の後ろに出来たおできと言う情けない弱点を持つ大魔王。コレットと言う王女をカエルにし、王様や国民をいじめていたが、小さくなる薬と大きくなる薬を用いたゾロリ一行のおバカな技で懲らしめられた。
- ボスケ王国の王様:『きょうふの大ジャンプ』にのみ登場。南国にある新興国の王(種族は不明)。鹿の青年ダンクにスキージャンプをして金メダルを取れないと国外追放だと命じる暴君。だが、それは自国の知名度を高めるためであり、ダンクの活躍(ゾロリも陰ながら加わってる)を見て本来の優しさを取り戻した。そして後日、やはりこの「金メダル取れなかったら国外追放」という発言が問題視され、大会の後に自ら彼に謝罪している(アニメでは放送時間などの都合で未使用)。
- ゲームのモンスター達:『テレビゲームききいっぱつ』で登場。子供たちに話題の新作ゲーム「ボケッートモンスター(アニメではパッチリモンスター)」からミャン王女に続いて飛び出したモンスター達で、ミャン王女を捕えようとするが、それはミャン王女がゲーム内での暮らしに嫌気を差した事で脱走して不在になり、そのせいで自分たちの役目をなくして困っていただけだった。ゾロリ達の優しさと自身の考えの甘さ、そして彼らの事情を知ったミャン王女は、ゲーム内での暮らしに戻る事を決意し、その際に喜んでゾロリを胴上げするという愛嬌たっぷりの姿を見せた。その後アニメオリジナル回で再登場した時には、完全にゾロリの仲間。
- えんま大王:『てんごくとじごく』で初登場。ゾロリ達を巨大なたこ焼きで押し潰し、地獄に連れ込んでしまうが、実はそれは『ソロリ』と言う人物(原作では獄中で謎の死を遂げた凶悪犯、アニメ版ではガオンが造ったゾロリそっくりのロボット)の名前に胡麻煎餅のゴマがついたためのミス。ゾロリ一行の殺害や彼の選んだ地獄を書き換えさせるなど、憎まれてもおかしくない部分が目立つものの、ゾロリママに恫喝をされて許しを乞うた挙句、内部告発(アニメ版ではゾロリママが行った裁判によって堂々と告発されており、それによってゾロリママと共に駆け付けたママさんバレーのメンバーや、自身の部下である鬼たちからも批判や罵声を浴びている)でとんま大王に格下げされ(ちなみにこの時某芸人を次期閻魔として推挙された。なお、アニメ版で格下げされたのは、後になって神にこの事実を知られたのが理由)、諦めずに試験を受けようとしても、(主に胡麻煎餅とヤケ酒による暴飲暴食が原因で)胃に大穴が開いたり腸におできが出来たり、血液がドロドロになったり虫歯が出来たりと体に異常個所が多過ぎて健康診断で門前払いを食らう。その腹いせにゾロリ達を胃の中で消化させようと丸呑みにするも反対に体内で暴れられてしまうなど踏んだり蹴ったりの目に逢うが、そのおかげで胃の穴が塞がったり腸のおできが消えたり、血液がサラサラになったりと体調が回復し、試験を受ける事に成功。その後無事に閻魔大王に復帰出来た模様。それ以降も時折登場しており、劇場版『だ・だ・だ・だいぼうけん!(及び原作版の中編)』にて(これも結果はどうあれ)ゾロリ達と共に伝染病に苦しむ子供たちの手助けをしようとする姿も見られた。
- ダポン:アニメオリジナルの薬師で、若干のギャグシーンこそあるものの、厳密に言うと哀しき悪役である。ネリーに禁断の呪文を唱えさせて魔法の森を封印に至らしめた張本人で、騒動に乗じて魔法の薬草の値段を高騰させ大儲けしていた。でも実は、魔法の薬を作って魔法使い達を支えていたが、世間では魔法ばかりが注目され、自身が蔑ろにされたばかりか、ロジャーのように魔法を使える事で慢心する者まで現れた事に腹を立て、ただその仕返しにイタズラしてやろうとしただけだったが、その際に大金を手にした事で取り返しが付かなくなってしまった。最後にはこれまでの悪行を反省した上、その事情を和解したゾロリ達に話して自首を決意するも、彼の事を完全に重罪人と見なしたロジャーが聞く耳を持たず、追い詰められて『ピンチの時に飲む』ための詳細不明の薬を飲んでしまった事で巨大化し、ロジャー達の攻撃から逃げ回っただけで図らずも近くの町を蹂躙した挙句、森の中で底なし沼にはまって生死の危機に直面するなどのトラブルもあったが、紆余曲折を経てなんとか元の大きさに戻る。
その後に行われた裁判では、何枚もの巻き物で書かれた主文と罪状が読み上げられ重罪が確実視されていたが、ロジャーの弁護もあって彼に大きな借りのある魔法使いも多い事実や、本人が十分過ぎるほど反省している事を裁判長に認められて罪を軽くしてもらい、結果、10年間魔法学校の教師をする事になった。とはいえ、ゾロリを含む魔法が使えない者を見下し(これこそがそもそもの元凶)、改心したダポンに聞く耳を貸さなかったのが原因で彼が図らずも町を蹂躙した際、自分の事を棚に上げて執拗にダポンを攻撃し続け、その挙句底なし沼にはまったダポンを見捨てようとしたロジャーも、結局は小悪党の1人なのかも知れない(最後の1件で後輩のミリーから叱咤されたことで裁判ではタボンの弁護人を務めたが)。
チキチキマシン猛レース
ゼロゼロマシンを操るレーサー。様々な仕掛けを使って他のレーサーを妨害しようと悪知恵を巡らし、様々な妨害を仕掛ける。マシンの性能やレーサーとしての技量はビッグマウスを叩くだけに優れており、普通に走っていれば優勝できていたのにもかかわらず、自身の詰めの甘さや妨害が裏目に出て自分が酷い目にあってしまい、結局は優勝どころか最下位に終わってしまう(酷い時にはゴールすらできず事実上リタイアになることもあった)。
そして使いっ走りにしている相棒の飼い犬・ケンケンに笑われるまでがお約束。
探偵オペラミルキィホームズ
ホームズと敵対するクールな組織だが、実際は仲間思いで、変態、天然ボケの愉快なメンバーである。
デ・ジ・キャラット
主人公を誘拐する悪の組織だが、事ある毎に無残にやられる。メンバーは根は優しくて、仲間思いである。
仮面ライダービルド
主人公のライダーの町で暴れるグループ。手強いが、大抵は内輪揉めでスキを突かれ逃げられる。
ウルトラ怪獣擬人化計画
世界征服を企む組織…だが実際はノリと勢いで活動して、活動内容も非常に回りくどく嫌がらせやイタズラに近い。
ひろがるスカイ!プリキュア
敵組織・アンダーグ帝国の刺客。「強いヤツこそが正しい」と本心で思っている横暴で傲慢な暴れん坊なのだが、愛嬌があり意外とコミカルな一面もある。
憎めない悪役が比較的多く登場する作品
- アクション映画全般
- ウルトラシリーズ※コミカルだったり、人間臭かったりする怪獣、宇宙人などが登場する。
- スーパー戦隊シリーズ
- 東映不思議コメディーシリーズ
- 海外アニメのほとんど
- パワーパフガールズ・パワパフZ
- ディズニー映画全般
- マイリトルポニー
- きかんしゃトーマス
- コメディ映画全般
- ホーム・アローンシリーズ
- ホラー映画全般
- 吸血鬼すぐ死ぬ
- 高橋留美子作品※特に境界のRINNE
- GTAシリーズ※主人公全員が悪のヒーローに該当するが、その分非道な悪役も多い。
- 新・光神話パルテナの鏡
- スタジオジブリ作品全般
- タイムボカンシリーズ
- 秘密結社鷹の爪
- ドラえもん
- かいけつゾロリ
- それいけ!アンパンマン
- まんが日本昔ばなし
- クレヨンしんちゃん
- ミルモでポン!
- おねがいマイメロディシリーズ
- ロックマンシリーズ
- ガールズ×戦士シリーズ
- 家庭教師ヒットマンREBORN!
- ガンダムシリーズ
- ゆでたまご作品※キン肉マンなど。
- 銀魂
- ONEPIECE
- クラッシュバンディクーシリーズ
- エルドランシリーズ※特に元気爆発ガンバルガー
- ご当地ヒーロー※ほとんどが憎めない悪役である。
- デジモンシリーズ
- プリキュアシリーズ
- ポケットモンスターシリーズ
- F-ZEROシリーズ
- 星のカービィシリーズ
- ソニックシリーズ
- ボンバーマンシリーズ
- マリオシリーズ
- ドラゴンクエストシリーズ※意外に多い。
- 鳥山明作品※ドラゴンボールシリーズなど。
- ぷよぷよ・魔導物語シリーズ※中にはドラコケンタウロス、ウィッチのようにザコ敵から主人公、もしくは仲間サイドに昇格した者もいる。
- 姫様ご用心
- 真剣で私に恋しなさい!
- 魔法陣グルグル
- 勇者シリーズ
- 真島ヒロ作品※RAVEやFAIRYTAILなど。
- レア社作品全般※こちらもほとんどが憎めない悪役である。特にバンジョーとカズーイの大冒険。
- 聖闘士星矢シリーズ
- ダイの大冒険:魔王軍の卑劣漢以外は、好漢が概ね持てる者たちが大勢存在する。
- 遊戯王
- 七つの大罪
- ブラッククローバー
憎めない悪役に定評がある役者
- 青野武
- 石塚運昇
- 井上喜久子
- 岩崎ひろし
- 内山昂輝
- 内海賢二
- 梅津秀行
- 江原正士
- 大塚明夫
- 大塚周夫
- 大平透
- 緒方賢一
- 加瀬康之
- 神谷明
- 神谷浩史
- 木下ほうか
- 木村昴
- 木村雅史
- 京田尚子
- 銀河万丈
- 釘宮理恵
- 玄田哲章
- 郷里大輔
- 小杉十郎太
- 小西克幸
- 沢城みゆき
- 諏訪部順一
- 園部啓一
- 高垣彩陽
- 高木渉
- 高橋広樹
- 滝口順平
- 竹本英史
- 多田野曜平
- 龍田直樹
- たてかべ和也
- 田村ゆかり
- 千葉繁
- 茶風林
- チョー
- 遠近孝一
- 中尾隆聖
- 浜田賢二
- 宝亀克寿
- 堀内賢雄
- 松野太紀
- 皆川純子
- 三宅健太
- 矢尾一樹
- 山路和弘
- 山寺宏一
- 遊佐浩二
- 若本規夫
- 渡辺久美子
関連タグ
ダークヒーロー 必要悪 コメディリリーフ 雑魚キャラ ギャグキャラ ネタキャラ
ライバル(笑)、善悪両方キャラ - 厳密にはこちら側にカテゴライズされるキャラクターも多い。
小物界の大物 - こういった悪役も結構多く、同義語として扱う場合もあればそうでない場合もある。
光落ち、改心 - より良い例とされる事。しかし、大抵はその後何らかの理由で死亡してしまったりなど悲しいこともある為なかなか難しいところである。もちろん悲しいことだけでなくハッピーエンドの例だってある。)
浦沢義雄、武上純希、園田英樹、荒川稔久、小林靖子 、中島かずき - 憎めない悪役を作る事に定評のある脚本家
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