ピクシブ百科事典

憎めない悪役

にくめないあくやく

『憎めない悪役』とは、悪役とはいえ憎めない人たちの事である。
目次[非表示]

概要

どんな作品にも必ずと言っていいほど、様々なタイプの悪役がいるが、中にはただ悪いだけでなく、むしろ逆に好感度を持ってしまう悪役もいる。
決して憎まれる事もなく好かれるのが『憎めない悪役』であろう。
「憎めない」という言い回しは、悪役だが悪に徹しきれていなかったり、どこか抜けていたり悲しい過去があったりして、悪い奴だが人間味豊かで好感を持てる面や許せる部分があるという事。下手すればそれによって、主人公よりも人気が高くなってしまう事もしばしばある。
悪逆非道まっしぐらでむしろ清々しい故に好かれるタイプ、読者・視聴者・プレイヤーに対して圧倒的なカリスマを持つ悪役等とは全く違う意味合いである。

本来の歌舞伎用語では六枚目に該当するが、事実上三枚目がこの意味合いで使われている。

代表的な憎めない悪役

タイムボカンシリーズ

ドロンボーをはじめとした三悪タイムボカンシリーズ

ドロンボー
タイムボッカーン


憎めない悪役を語る上では欠かせない悪のトリオ。作品や回によっては、主人公たちの抹殺を企てたり、あらゆるゲストキャラを唆す・弱みに付け込むなどの形で、彼らをを利用して本懐を遂げようとするなどの残酷さも見せるが、いかんせん間抜けかつコミカルで超個性的な性格、そして何かと不憫な扱い受けることもあり、今では本来の主人公そっちのけで高い人気を誇る。
ちなみにメイン画像は、これら憎めない悪役の元祖ともいうべき三悪の『マージョ一味』である。
ヤッターマン』の『ドロンボー一味』に至っては、(子孫ではあるが)『夜ノヤッターマン』で主役に昇格。かたや正義のヒーローであったヤッターマン側は、民を恐怖政治で貪り苦しめて支配する憎さ百倍の巨悪ポジになる。しかしその正体はなんと……
なお、これら三悪が本当の意味で主役に昇格したのは、『タイムボカン王道復古』をはじめとした90年代の作品が多く、今日の作品でもインスパイアが多い。

「このスカポンターン!」(当初台本では「バカ、ドジ、マヌケ」であったが、担当声優の1人である小原のアドリブにより変更された。本人によれば「元の台詞だときつ過ぎる」との事。)
「全国の女子高生の皆さーん」
「やーっておしまい!」(これらの台詞は、基本的に全シリーズに共通するのもである。なお、「ポチッとな」は作品によって少しずつ異なるので、ここでは除外する。)

ドラえもん

ジャイアンスネ夫ドラえもん

ウガ、ウガウガ、カラオケウガ


ジャイアンはのび太のクラスのガキ大将で、毎度腰巾着のスネ夫と共に(主に)のび太に対して悪戯や暴力、理不尽な行為を働いては彼の母ちゃんやドラえもんひみつ道具に成敗されているなど、ある意味本作における悪役である。自惚れ屋でもあり、ジャイアンリサイタルジャイアンシチューなど、ほぼ毎回のように破壊力抜群の趣味を披露するシーンが騒動を呼ぶ事もある…なのに、本人には他人に迷惑をかけている自覚が全然ない。
しかし本質的には「悪人」ではなく、思いである他、自分から進んでのび太に協力したり、体を張って仲間を守ったりした事もあるなど、友情や義理に篤い人物でもある。例として『ドラえもんに休日を』では、ある1日の休日を与えたドラえもんのために、その日は何があっても自身の力で切り抜ける事を決意したのび太に対し、初めスネ夫と共にドラえもんを呼ぶための道具である「呼びつけブザー」を押させようとあらゆる手段を使うが、その強情さ故にことごとく失敗する。その後別の悪ガキ2人組に捕まったのび太が自らブザーを破壊する様子を陰から見て、その根性に彼を見直し、今度は悪ガキ共からのび太を助けている。またほとんどの映画シリーズでは一貫して味方サイドであり、これらのシーンを経て彼のファンになる者も少なくない。
これに加えて、ままごとが趣味という可愛らしい一面や、ドラえもんが用意したきこりの泉にうっかり転落してしまった際に出て来たきれいなジャイアンは一見の価値あり。
なお、そうした実績を受けた事により、2001年には『のび太と翼の勇者たち』の同時上映作品として公開された短編映画『がんばれ!ジャイアン!!』では、妹であるジャイ子のために奮闘する主人公として大きな活躍の場を与えられている。
また、1982年公開の『のび太の大魔境』及び、そのリメイク版として2014年に公開された『新・のび太の大魔境』では、散々余計な事をしてしまった挙句そのせいで立て続けにトラブルに巻き込まれた事で孤立してしまうが、終盤では敵軍に包囲された際にたった1人で無謀な戦いに挑むペコを見て、作中の愚行に負い目を感じのび太たちを逃がしてペコと共に戦いに挑む男気を見せたが、残りの4人が付いて来たのを見て和解した。
ちなみに、アニメ化から20年以上親しまれてきた大山版での担当声優は、上述の三悪のトンズラー及びそれに相当する怪力担当と同じたてかべであるため、放送開始から10年以上経つと、その頃から公式でもそれがネタとして扱われる事もしばしば出るようになった。
余談だが、通常のテレビシリーズではほぼ常連でありながら、映画ではシリーズで一貫して味方サイドであるという性質上、ラスボスとして扱われる事もある後述のばいきんまんとは対照的に、短編の『帰ってきたドラえもん』と3D映画の『STAND BY ME』を除き、ラスボスどころか強敵として扱われた事は一度もない。

「ギッタギタのめっためたにしてやるー!」
「逆らう者は死刑!アハハ、いい気持ちだ!」
「お前の物は俺の物、俺の物は俺の物!」
「俺はかーちゃんの奴隷じゃないっつーの!」
「心の友よー!」
ボエ~♪」(アニメ化されてからは、たてかべ本人が専用のキャラソンを作詞した為、それが採用されて以降は、ほとんど使用されなくなっていた。)
「ペコ一人じゃどうにもなんねぇぞ!俺も行くぜ!」(『のび太の大魔境』の終盤において1人で戦いに挑む際の台詞(リメイク版も同様)。)

スネちゃま


一方スネ夫の方は、そんなジャイアンよりも更に性格が悪く、しばしばジャイアンからお仕置きやとばっちりを受けたり、ドラえもんのひみつ道具に成敗されたりする。また彼の家は金持ちであるが為に、財力を笠に着て自分だけが出来ると思っている事を何でもかんでも自慢する。
そして友人たちが集まる中で必ずのび太だけを仲間外れにするなど、ジャイアン同様、あるいはそれ以上に憎まれてもおかしくない悪事を働く。
おまけに「超」が付くほどのナルシストで、見た目(特に髪形)の事をちょっとでもバカにされるとすぐに激怒し、「髪形の先端の数が1本多い」という下らない理由でもパニックを起こす。
また、ほとんどの映画シリーズでは、ジャイアンとは対照的にいつも(敵の要求に賛成すれば家に送ってもらえる事を知ってそれを簡単に受け入れようとするなど)楽して大事を終わらせようとしており、状況によっては「何でもいいから早く家(日本・地球・現代)に帰ろうよ!」などと必ずと言っていいほどヒステリックに喚いてばかりいる。
しかも旧シリーズの映画では、どちらも体を乗っ取られたのが原因とはいえ、実際に悪者にさせられた事が2度もある(ただし2度目となった『のび太とふしぎ風使い』の場合は、最初からそうなっても不思議ではない態度を取り続けていたために、霊魂となっていた呪術師のウランダーに目を付けられてしまったから)。
そもそも原作初期の頃では、完全な悪役という扱いだったせいもあるため、ある意味本作における最悪・最凶の悪役と言える。
とはいっても、約束を守る時は守るし、頑張る時は頑張る他、機転の利く一面も見せる。それ故に『のび太の宇宙小戦争』のクライマックスでは、しずかを助けるべく奮闘する姿が描かれ、さらに普段からチビなのを自覚しているため、自分を大男扱いしてくれた小人の星が気に入ってしまう可愛らしい一面もある、そんなヤツだ。
いずれにせよ、憎めない悪役である事に変わりない。

「のび太のくせに生意気だぞ」(これは、大山版での担当声優である肝付のアドリブで出来たものであり、後に本人がそう語っている。)
「ママァー!」
「ねえ、また(ピリカ星に)来ようよ」
「のび太って映画になると急にかっこいいこと言うんだから!」(『のび太と銀河超特急』における割と貴重なメタ発言。)

悪い事をしたのに何の罰も受けなかった回の事は、共に忘れてください。

アンパンマン

ばいきんまんそれいけ!アンパンマン

baikinman
/明日は絶対勝つのだ!\


毎度アンパンマン達に対して悪事をはたらいては必ず成敗されている、本作における1番の悪役。彼自身も悪者である事を認め、誇りを持つほどに悪事が大好き。
実際、彼が嫌うきれいな場所や自然豊かな土地を徹底的に破壊したり、みんなの物(主に食べ物)を1人占めしようとしたり、あらゆるゲストキャラを唆す、あるいは洗脳して利用するなど、常に嫌がらせや悪戯といった悪事を行っている。
特に、劇場版第11作目の『勇気の花がひらくとき』では、テレビシリーズや他の作品と比べても非常に残忍で残酷な一面を見せており、他人に破壊兵器を造らせる、町を徹底的に襲撃する、相手を問わず(苦手な相手諸共)攻撃する、(普段滅多に攻め込まない)パン工場をぶっ潰すキララ姫を人質にして燃え続ける炎の中にアンパンマンを飛びこませようとするなど、シリーズで1番悪者らしい行動をとっている。劇場版シリーズではそれ以外でも、彼がラスボスとなる事はしばしばある(時には自身も予想しなかった意外な理由でそうなった事も)。
しかしその一方で、本人は自覚こそしていないが本質的には彼が理想とするほどの「悪人」ではなく、自分から進んで誰かを助けたり何かの仕事を手伝ったりしており、利害の一致からアンパンマン達と共闘した事もあり、普通なら誰かを殺害するような事はしない。また、前述の悪行の数々も全てが彼の独断ではなく、ドキンちゃんの我が儘(彼女も純情かつ思いな優しい一面を持っている)や(善も悪も関係ない)ゲストキャラの被害に遭った事が発端となる事も少なくない。
そういった事実から、劇場版シリーズでは上記でも述べたようにラスボスとなる事があるが、新手の敵と意見が合わない時や自身のメカが暴走した時には前述のジャイアンのようにアンパンマンを手助けする事もあれば、逆に大した活躍がないまま出番が終わる(あってもクライマックス序盤で強制的に退場されられる場合もあり、特に第12作目の『人魚姫のなみだ』では、冒頭から20分も登場せず、終盤でも強制変身から退却する場面まで1度も出番がない)事もあり、最近では長編作品で主役並みの扱いを受けるなど、作品によって立ち位置に大分ブレがある。
そして「おれさまは天才だ」と自分で言っている割に必ずと言っていいほどドジを踏んだり、無意識に1人のゲストキャラの口癖を真似してしまったりするほど間抜けな所や、あらゆる偶然で図らずも善行をした事によって一部のゲストキャラから良い人扱いされるせいで自身の本性を認めてもらえない事にパニックを起こすお茶目な点、仲間たちとの結束は何だかんだ強いうえ一部の異性に対して純情だったり、1つの目的を果たせた事に満足するとその時点で悪事や作戦行動をやめてさっさと退却したりする一面、そして毎回アンパンマンに成敗されてもめげずに挑戦し続けるその姿から、彼のファンになる者も少なくない(故に『勇気の花がひらくとき』にいたっては、「ばいきんまんを応援していたが為にアンパンマンが復活した途端絶望した」というファンもいるそうな……)。

「悪には悪の正義がある」ダークヒーローにふさわしい名言。)
「やめろと言われてやめられるか!」(普通の悪役なら決して口に出さない台詞。)
「はーひふーへほー!」(ばいきんまんを語る上では欠かせない口癖。実はこれ、担当声優である中尾アドリブで出来たものである。)
「バイバイキーン!!」(主にやられた時などに使う捨て台詞。ちなみにこちらも中尾のアドリブで出来たもの。)
「出たな、お邪魔虫!」(始めは存在しなかったが、アンパンマンが登場した時によく使う台詞。これも上記の2つと同じ理由で出来たものである。)
「フン!今日のところはこれで勘弁してやる!」(主に目的を果たせた事に満足した時に使う台詞。流石にこれはアドリブではない。)
「こんな所で、こんな所で何やってんだアンパンマン!!お前を倒すのは、アンパンマンを倒すのは、おれさまだー!!!!」(アニメ化30周年記念作にして平成最後の劇場版である『かがやけ!クルンといのちの星』のクライマックスにおける名言。)

名探偵コナン

ミステリーと謎解きがメイン要素である「名探偵コナン」の場合、悪役ながら憎めないキャラは、そう多くいるものではない。1話・前後編などの単発限りでの犯人の場合、たまにではあるが憎めないキャラクターは登場することはあるものの、ジンのように複数回登場するキャラクターや大抵の場合は、冷酷・残忍な性格であるのが基本である。

ベルモット(名探偵コナン)
黒の組織の手先の一人で、組織の中で唯一江戸川コナン正体を知ってる女。怪盗キッドと同様変装が得意で、暗躍の際でもライダーなどに変装して行動する事が多い。だが、黒の組織が偶然も必然も問わず殺人事件に介入すれば、コナン一人では殺人事件を解決出来ないと判断するためか、たまにコナンにアドバイスを与える事もある。

「仕方ないじゃない。そうさせたのはあなただし。」(映画では事実上の初出演作となった「漆黒の追跡者」にて、コナンに変装がバレた際の台詞。)

安室透(名探偵コナン)
毛利小五郎の弟子として私立探偵として活動するが、正体は警察庁警備局警備企画課「ゼロ」に所属する公安警察の捜査官・降谷零であり、黒の組織の手先・バーボンとして潜入捜査をもするため、「トリプルフェイスを持つ謎の男」とも呼ばれている。
コナンや赤井秀一と対立する事もあるが、本来は正義を追求する公安警察の捜査官としての任務を果たさなくてはならないため、彼らと協力する事もあり、映画「純黒の悪夢」では東都水族館の人々の危機を救うべく黒の組織が観覧車に仕掛けてる起爆装置の解体をし、続く「ゼロの執行人」では小五郎を囮にしてコナンを事件に誘惑する形で彼と共に事件を解決するというコミカルな一面や男前な見せ場を見せた。
担当声優が中の人である事をはじめ、アムロ・レイをオマージュにしつつ、コナンのライバルの中では最も人気が高い事もあって、スピンオフ漫画の「ゼロの日常」で主役を務めた。

「毛利小五郎のことになると君は一生懸命だね。それとも、蘭姉ちゃんのためかな?」(予告編でも流れた「ゼロの執行人」における台詞。)

風見裕也(名探偵コナン)
原作に先駆けて「純黒の悪夢」に初登場した降谷零(安室透)の部下。
「純黒の悪夢」では黒の組織の手先・キュラソーを追撃して目暮警部に高圧的な態度で記憶消失状態の彼女の引き渡しを要求するが、観覧車のゴンドラの中で記憶を取り戻したキュラソーに叩きのめされる上、黒の組織の襲撃にも巻き込まれて観覧車が崩壊しそうになるがコナンに救出されて命拾いした。「ゼロの執行人」で再登場を果たし、小五郎を爆破事件の容疑で逮捕する等、降谷の命令による暗躍をしていた。
担当声優の飛田が演じるウルベ・イシカワ救星主のブラジラのような行動も多いが、実際には同じく飛田が演じるカミーユ・ビダンのオマージュであり、公安警察官の中で降谷に接触出来るのに最も限られた刑事として事件の動機を探る役割をしており、「ゼロの執行人」では降谷の右腕として奮闘している。

「そこまでだ。机から離れて手を上げろ。」(「純黒の悪夢」における初登場時の台詞。)
「君の言う『安室』という男は、人殺しだ。」(予告編でも流れた「ゼロの執行人」における台詞。)

ジブリ

ドーラ一家天空の城ラピュタ

金曜ロードSHOW!だよ!!準備しな!!
ドーラ一家☆


ラピュタの財宝を手に入れようと、ラピュタ王家の末裔シータを襲った空中海賊団。年齢にそぐわない運動神経をもつ女船長ドーラとその息子達シャルルルイアンリ、ドーラとは古い付き合いの老エンジニアハラ・モトロ、その他荒くれ者で構成されている。
ドーラはラピュタ王家の秘密になど興味はみじんもなく、欲しいものは金銀財宝の山だけという、欲望に忠実で非常に海賊らしい行動理念の持ち主である。性格こそパズーの家を荒らした後始末をせずにいるなどとてもではないが荒っぽいが、船長の名に恥じない判断力と行動力と胆力に優れるとともに、優しさや包容力も持ち合わせており、まさに船長にふさわしい人柄の持ち主でもある。
シータに裏切られたと思い込み塞いでいたパズーを叱咤激励し、表向きは「海賊船に乗るには動機が不純」としつつシータを救いたいというパズーの意思を尊重して海賊団への入団を許可する。そしてシータを救出した後は彼らのよき理解者となっていく。ラピュタにたどり着いた後は、ムスカに捕らわれたシータを単独で助けようとするパズーの成長を見て感慨深げに嬉しそうな表情を見せ、全てが終わった後はパズーと共に生きて帰って来たシータを喜びと共に力強く抱きしめた。
また、ドーラの部下でもあるメンバーの男達も、荒くれ者ながら子供っぽい一面が強く、憎めないヤツらばっかりである。

「滅びの言葉を使ったんだ、あの子達はバカ共からラピュタを守ったんだよ……」

マンマユート団紅の豚

仲間はずれをつくっちゃかわいそうじゃねぇか!


金品を奪い上げる空賊…なのだが女子供には弱く、序盤で船に乗っていた子供達全員を人質に取ったのも「仲間外れを作っちゃかわいそうじゃねぇか」という理由で、結果その子供達にも振り回されるというお茶目な一面も。その際ポルコ・ロッソに成敗されて人質の子供達を返した後、終盤でのリベンジのためにポルコの飛行艇を叩き壊そうとした際、ポルコと同行していたフィオ・ピッコロから「あなた達それでも飛行艇乗り?」と一喝されあっさり頭を下げた。その後フィオの心意気に惚れ、ポルコ対ドナルド・カーチスの決闘を取り仕切る事にした。

「俺はフィオ嬢の心意気に惚れた!この決闘は我がマンマユート団が取り仕切るぞ!!」
「豚は嫌ぇだが、あんたは好きだ」

ジコ坊もののけ姫
帝から勅命を受け、シシ神の首を狙う組織「唐傘連」のリーダー格。砂金で米を買おうとするも店主から砂金の価値をわかってもらえず、売ってもらえないアシタカのために的確に砂金の価値を見抜き場を納め手助けをするなど、「見ず知らずの者は特に理由がなくとも助ける」と言うほど善良な性格だが、「シシ神の森を焼き払いシシ神の首を狩る」事が彼の目的で、その協力者である筈のエボシ御前を単なる捨て駒としか思っていないなど、憎まれてもおかしくない面があり、着目点によってその印象が大きく変わるキャラとも言える(尤も、エボシの方もジコ坊や唐傘連を、内心では信用していないのだが)。

「いやあ、まいった、まいった。バカには勝てん。」

猫王猫の恩返し
猫の国の国王。息子のルーン王子トラックに轢かれそうになった所をハル助けてもらい、恩返しをするために目録を授ける所で初登場。その翌日ハルをルーン王子の期先にしようと彼女を半ば強引に猫の国に招待する。性格はワガママで無茶苦茶だが、どこか挙動がユーモラス溢れる。祝賀会の際にバロンムタによってハルを奪回され、帰ってきたルーン王子からも、ユキとの婚約を知らされるや否やあろうことか、今度はハルを自分の妃にすると宣言する。しかし、ハルから「ヘンタイ猫」呼ばわりされ、バロンとの決闘に敗れ、下半身の毛が抜け落ちるなどしっぺ返しを食らいまくる。そして最後は退位自らする事を宣言した。

「勝手な事ばっかり言ってぇ、私がアンタの妃になんかなる訳ないでしょ!このヘンタイ猫ぉー!」(猫王に求婚を迫られたハルのセリフ)

まんが日本昔ばなし

まんが日本昔ばなしの脇役達

峠のまご六


複数名いる為、ここでまとめて紹介。
悪役や嫌われ者であるはずの魔物や悪徳権力者も、この名作アニメにかかっては愛嬌ある脇役に早変わり。

  • お侍さん(峠のまご六):威張りくさった下級武士で、主人公である化け狐のまご六を退治しようと意気込む。だが酒好きでスケベな性格が災いしてまご六の術中にはまり髷を切られ、しかも刀や着物まで身包み剥がされてしまい全裸で山を下りた。ナレーションからも「ちと可哀想じゃ」と語られたため、公認の「憎めない悪役」。
  • 殿様(絵姿女房):農民が妻の姿を絵に描いたのを見て、彼女を横取りしたうぬぼれ屋の領主。外見は志村けん氏のバカ殿様に酷似しているが、性格は真逆で横暴かつ狡猾。桃売りに扮した夫の姿を見て笑った姫(元農民の妻)を喜ばせようと衣装を取り換えたのが運の尽きで、すっかり浮かれて外に出たところ門番から曲者扱いされて叩きだされてしまった。
  • 赤鬼青鬼(節分の鬼):妻子に先立たれたため、神仏も信じられなくなって「鬼は内、福は外」と泣き叫んだ独居老人の家に現れた二人組の鬼。節分では豆をまかれて罵られる自分たちを受け入れてくれたお爺さんと甘酒を飲み、歌と踊りで楽しいひと時を過ごす。邪悪な魔物であるはずの鬼なのだが、ここでは愛嬌たっぷりで魅力的な妖怪として描かれる。
  • 隣の老夫婦(花咲か爺さんリメイク版):優しい老夫婦が犬から幸せを授かるのを見て妬み、意地悪を繰り返す迷惑な隣人。隣家の主人であるお爺さんが可愛がっている犬を死なせたり、餅つき道具を風呂の薪にしたりと、憎まれてもおかしくない部分はあるがお婆さんに水をかけられるなどしっぺ返しを食らいまくる。最後は無礼を働いた罰として侍達にフルボッコされて捕まるが、お爺さんが殿様に取り成した事で釈放されて改心した。
  • 閻魔大王(地獄のあばれもの老人とえんま大王鬼をおがんだばあさん):前者は医者山伏鍛冶屋をそれぞれ「ヤブ医者」「祈りのためだけに金を巻き上げた」「できの悪い道具を作った」と言ったくだらない理由で地獄行きにする。夜神月ウルトラスーパーデラックスマンと同じ様な思考のお方だが本質的には正反対(詳細は後述)。彼らの特技でことごとく地獄を突破され、腹いせに3人を飲み込むも感情の筋をメチャクチャに引っ張られ情緒不安定にされるというしっぺ返しを食らい、耐えかねて3人を生き返らせた。中者は巨大な前者とは対照的に人間大。大の芝居好きで芝居が得意な老人が死んだ際に「演じろ」と命令し自分の衣装と仮面を貸したがその際に使いがやってきて、誤解され地獄いきになってしまった。彼の正体はかなり貧相。後者は仏様を全く拝まず鬼ばかり拝んでいたお婆さんにすっかり呆れ地獄に落とすが、そこにいた鬼たちが自分たちを拝んでくれたお礼におもてなしをしたためお婆さんに感謝され、泡を吹きながらお婆さんを極楽に送った。

ディズニーアニメ

ピートディズニー

「今日はピートの誕生日だからとびきり優しくしてあげようよ!」


ディズニー作品(主にミッキー関連)で登場する。実はミッキーよりも先に誕生しており、初期は『蒸気船ウィリー』等の作品に見られるようにミッキーの先輩として活躍していたが、近年は悪役やライバルとしての出番が多い。たびたびミッキー達の妨害をしたりミニーを誘拐するなどの悪事を働くが、最後はミッキーらに成敗されるというのがオチ。
彼の間抜けたところや、『キングダムハーツ』などのディズニーのクロスオーバー作品においてマレフィセントなどにいびられつつも諦めずに行動するところなどから、ファンも多く存在する。

「このピート様の邪魔をする奴は 誰だって許さねえぞ!」

プリンス・ジョン一味ディズニー映画ロビンフッド
悪知恵を絞るが、ライバルのキツネ義賊・ロビンに出し抜かれて「ママ~!」と叫びつつ指しゃぶりをするライオン王子ジョン、切れ者で忠義だがジョンの横暴と間抜けさが原因で連戦連敗する大臣サー・ヒス、職務に忠実だが子供やケガ人からまで税金を取り立てる巨漢のシェリフと、配下のハゲタカ・トリガー&ナッツィ、その他の荒くれ兵士から構成される悪党一味。
当然、悪さをした罰としてフルボッコされるのだが、そのうえ仲良く失脚+懲役をさせられる悲惨な姿と、みみっちい悪事と愛嬌のある雰囲気から人気は高い。敵対するロビンも、元はお上に楯突く悪党だったが庶民の共感を得て義賊に昇華した人物がモデルであり、憎めない悪役つながりでもライバル関係と言える。

「ああああ、ママ~!ちゅぱちゅぱちゃぷちゃぷ…(指をしゃぶる)指まで泥んこ…」
(ロビンとリトルジョンによってお金と装飾品を奪われてぬかるみに落とされたシーン。)

フック船長ピーターパン
原作では純粋に紳士的ながらも冷酷な悪役として描かれていたが、ディズニー映画版を皮切りにワニを見ると(むしろ時計の音を聞くと)取り乱す憎めない悪役として描かれることが多くなった。乱暴者だがやはり憎めないキャラをしているライバルにして主人公のピーターと、おバカな子分たちによるドタバタストーリーの主要人物の1人として、今も根強い人気を誇る。
容赦なく部下を撃ち落としたことは忘れてください。
世界名作劇場ピーターパンの冒険ではマザコンでもある。
ユニバーサル制作の映画「フック」では大人になったピーターパンの子供を拐い自分の息子にしようと画策する。本作ではワニは既に始末されているが、トラウマを克服できていないのか、相変わらず時計の音を聞くと混乱する。

「俺はタコだぁー!!」(ディズニー映画版にてピーターパンに敗北した際、これまでの悪行の罰として叫ばされた台詞。「か弱いお魚ちゃん」「俺はタラ」など別バージョンも。)
「スミー!!」 (ワニに襲われた時の悲鳴。スミーとは彼の部下の名前である。)

ドラゴンボール

ピラフ一味

3バカ


ピラフ、シュウ、マイの3人組。原作における少年期の悟空達の敵で、世界征服の野望の為にドラゴンボールを集めるも、あっさりと悟空に返り討ちに遭うのがお約束で、悟空が成長してからは出番がいつの間にやら無くなっていた(一応、アニメオリジナルで何度か再登場したことはある)。ところがアニメ版では近年、劇場アニメ『神と神』で何と幼児化した形で再登場を果たし、特にマイは『ドラゴンボール超』の『“未来”トランクス編』においてはシリアスな方のドラマでも活躍。

ギニュー特戦隊
フリーザ配下のエリート戦隊。ベジータを徹底的に痛めつけたり、悟飯を虫の息にする等の残虐な行為もあるが、基本的に隊員同士の仲が良く、変わったファイティングポーズを好む。更には隊員全員が甘いもの好きのようで、バータリクームクリリン&悟飯とも戦っていい代わりにパフェをおごるよう頼む等、どこかユーモラス。

ダーブラ

あなたが泉に落としたのは、この『きれいなダーブラ』ですか?


元は暗黒魔界の王だったが、バビディに洗脳されて手先になっていた。
魔人ブウが復活した際、彼を馬鹿にしたことで吹っ飛ばされた挙句、クッキーにされて食べられて死亡。
さらにその後、閻魔大王によって「地獄に送ったら逆に喜ぶ」という理由でなんと天国行きになってしまい、アニメ版では性格を改変され改心して綺麗になってしまった。

「みなさんよかったですね、生き返ることができて。私はたくさんの罪を犯したからダメでしたけど……この天国から皆さんの無事をお祈りいたします!」(天国で綺麗になったダーブラのセリフ)

ノック
原作の終盤の天下一武闘会に登場。
実際には悪役ではないのだが、かなりの自信家。しかもあのベジータに(実力を知らなかったとはいえ)ケンカを売ってきただけでも度胸がある。が、結局本戦が始まる直前ベジータに一発で吹っ飛ばされて棄権してしまった。
さらに、TVアニメ『ドラゴンボールZ』では、何事もなかったかのように再登場し、悟空とウーブの試合を見て驚愕した。
ある意味ライフル銃の男とは大違いである。

「何シカトぶっこいてんだよ、このクソ親父! 俺は対戦相手に挨拶してやろうってんだぜ!!」
「死ね!!ヒャハハハハハハーッ」
「誰か伝えてくれ。一人棄権したと……」 (ノックを吹っ飛ばしたあとのベジータの台詞)

クレヨンしんちゃん

映画クレヨンしんちゃんの悪役達

敵である珠黄泉(たまよみ)族の用心棒。
元悪役プロレスラーで体当たりで壁を破壊するほどの力を持っているものの、元はベビーシッターで子供好きで根はやさしく、ヘクソンが連れ去ってきたひまわりの面倒を見るものの子供を物のように扱うチーママに業を煮やし、最終的には反旗を翻し、しんのすけ側に味方する事になる。
魔人の封印を解けるスンノケシ王子と瓜二つの野原しんのすけをさらう為、野原一家にブリブリ王国行きの旅行を当てさせたオカマコンビ。スキンヘッドで大柄な褐色肌(黒人か黄色人種かは不明)がニーナ、細身の白人風オネエがサリーで、正体は秘密結社ホワイトスネーク団の構成員。見た目と反して根は善人で正義感は強く、卑劣なアナコンダ伯爵ミスターハブのやり口に憤慨した二人が反旗を翻したおかげで悪党は壊滅し、野原家と王子は救われた。原作版では罪を償うために自首して哀しい別れになるが、映画版では助かって王子の城に招かれるなど救済されている。

ワンパンマン

ワンパンマンの怪人・悪人達
複数名いるため、ここでまとめて紹介。
ワンパンマン』に登場する悪役たちは、環境で悪になった人や、くだらない理由で平気で人を殺す怪人といった面々が多いが、時たま憎めない者たちもいる。

  • 音速のソニック:ワンパンマンにおいては最も憎めない忍者系のヴィラン。外見や雰囲気からすれば冷酷な美形悪役だが、劇中ではサイタマに「関節のパニック」と名前を間違えられたり、ゲスな顔芸を披露したり、サイタマのランク上げの餌にされるなど、憎めない一面を持つ。

キメ顔忍者


「サイタマ……次に会った時が…お前の最後だ……!」
「頑張れよ」(退却を見送った時のサイタマの台詞)

  • カマキュリー:『進化の家』からサイタマ達に向けて送られた刺客のカマキリ型怪人。サイタマの住むアパートの天井を突き破って現れたのが却って災いし、名乗りを挙げようとしたところで激怒したサイタマにワンパンで玉砕された。
「天井弁償しろ!!」(自分の住むアパートの天井を壊されて激怒したサイタマがカマキュリーをワンパンで倒した時のセリフ)
  • アーマードゴリラ:『進化の家』からサイタマ達に向けて送られた刺客。片言な言葉を話すが、それはあくまでもカッコつけるための演技だった。同胞の獣王が倒されたと知ると恐怖のあまり素に戻った。その結果、『進化の家』の怪人としては唯一生き残った。
「あの……すいません。全部話しますので勘弁してください!」
「すいません…雰囲気出して、カッコつけてました。」
  • ハンマーヘッド:現政府を倒して自分たちが望む理想を築き上げようとするテロ集団『新都団(ちなみにリメイク版では桃源団というグループ名である)』のリーダー。スキンヘッドであるためサイタマにとってはまさに風評被害である。大富豪ゼニールが雇った音速のソニックによって返り討ちに遭い、部下を失うもなんとか逃走。しかしそこで待ち受けていたサイタマにプロテクターを壊されたあとで、そのプロテクターの持ち主だった組織に報復される。しかし、頭が超人級の硬さだったために命拾いし、働く決意をした。
「頭蓋骨が固くて良かった……母ちゃん……俺、働くよ……」

NHKのアニメ

稗田八方斎落第忍者乱太郎忍たま乱太郎

八方斎!


忍たまシリーズで最も有名な悪役。
ドクタケ忍者隊を率いており、ドクタケ城の城主である木野小次郎竹高の命令により忍術学園などを標的に様々な悪事を働いているが、武器にあまり詳しくなかったり、よく「チンゲン菜」だの「坦々麺」だのと名前を間違えられたりするため、お茶目でどこか抜けた部分も多かったりする。体に対して頭がでかいという体形故に胸を反らして笑う度にひっくり返るのはもはやお約束である。また、傷付きやすく寂しがり屋だったり、部下に慕われている一面もあったりする。
そのような事実から人気は高いのだが、タソガレドキ忍者の忍び国頭である雑渡昆奈門が人気を獲得するようになると、2010年代初め(劇場版第2作『忍術学園全員出動!の段』を含む)には彼がメインとなる話が多くなったため、八方斎を含むドクタケの出番は少なくなっており、これによって大きな不満を持ったファンもいたようである。その不満に答えるためか、2013年3月に放送されたスペシャルアニメでドクタケは、作中での重要な存在となって登場した(特に八方斎)。それ以降は再びドクタケがメインとなる回も度々出るようになった。

「ぬははははは!」(いつもこのように笑っては必ずすぐにひっくり返る。)
「おこへー!おこへー!」(ひっくり返った直後に必ず出てくる台詞。ちなみにまともな状態で通訳すると「起こせ」なのだが、初期の頃はそれで(オコゼを出されるなどの)おかしなネタにされる事もしばしばあった。)
「八方斎(はっぽう"さい")じゃバカタレー!」(名前を間違えられた時に訂正を求める台詞。ちなみにこれは劇場版第2作によるもので、この時は忍術学園・一年は組庄左ヱ門伊助に「発泡酒(はっぽう"しゅ")」と(明らかにわざとっぽく)間違えられた。)

子鬼トリオアオベエキスケアカネおじゃる丸

おにはーそと!ふくはーうち!


エンマ大王の一の子分で、坂ノ上おじゃる丸からシャクを取り上げようと様々な奇策を巡らすも、いつも邪魔が入って失敗ばかりしている。
主人公と対立する立場上必然的に敵役となってしまっているが、元々シャクはエンマの所有物であり、彼らのやっている事は悪どい事ではなく、寧ろ正当な行為である。また本質的には優しい仲間思いな性格であり、我が儘かつ自惚れ屋で何かと周囲を振り回してばかりで主人公という立場が似合わないおじゃる丸とは対照的に、(上司であるエンマの命令ではあるが)仕事にまじめに取り組む誠実な人柄(いや、鬼柄?)、お世話になった者には(人間・動物を問わず)きちんと感謝の気持ちを示すなど、かなりしっかりとした性格である。
また、おじゃる丸からシャクを取り返す事が1番の目的であるにも関わらず、合体したきっかけなど別の事に対して夢中になると、おじゃる丸本人が目の前にいてもその本来の目的をそのまま忘れてしまうというコミカルな一面もしばしばある。
彼らが主役となる話も度々描かれており、ある意味本作におけるもう1つの主役的な立場でもある。そんな彼らの場合、これらの事実から「憎めない悪役」というよりも、むしろ「憎めない敵役」と呼んだ方が合うのかもしれない。

アオベエ「おじゃる丸!」アカネ「今日こそエンマ大王様のシャクを返してもらうよ!」キスケ「ピ!」(おじゃる丸の前に登場する時の決め台詞。)
全員「合体!」キスケ「聞いて驚け!」アオベエ「見て笑え!」アカネ「我らエンマ大王様の一の子分!」(彼らが合体した時に出てくるお馴染みの名乗り口上のような台詞。基本的には上記の台詞の直後に使われる。)
アオベエ「今日のところは、ひとまず引き上げるでゴンスー!」キスケ「ピィー!」(もはやお約束ともいえる退却時の台詞。)

ポケットモンスター

ロケット団の3人(ムサシコジロウニャース(略してムコニャ))ポケットモンスター(TVアニメ版))

らりるれろけっとだーん♪


悪の組織『ロケット団』に所属するアニメオリジナルキャラクター(なお、後に一部のゲーム版では逆輸入されて出演する事もある)で、他のゲーム作品におけるDr.エッグマンクッパデデデ大王ポジション(ボスではなく中間管理職だが)の3人組。ほぼ毎回登場するため、ある意味前述の『タイムボカンシリーズ』の三悪の正統後継者とも言える。実際に組織内での地位向上及びロケット団そのものの本来の目的である「ポケモンの力を悪用しての世界征服」のため、サトシのピカチュウを筆頭に他者のポケモンの強奪(他にも色々な物を盗んだりあらゆる所に侵入したりしている)を始めとする悪事を企てるなどの悪役らしい描写もあり、自分たちが悪党である事に誇りを持っているが、本質的には(ポケモンバトルの実力自体は悪くないものの)間抜けなため、サトシと出会ってからというもの作戦はほぼ毎回失敗や未遂に終わっている。加えて完全なる悪人ではなく、メンバー同士や自身らの手持ちポケモンとは強い絆で結ばれている。
2010年に『ベストウイッシュ』に入った途端「本格派の悪役」への転身を図った事によって、それが数多くの視聴者や全国のファンの間で大きな問題となり、シリーズのトラウマの1つに含まれた(ただし、ロケット団としての立場を考えれば、それが彼らの本来の性格だという事も意味している)。それから3年経ったBW2の『デコロラアドベンチャー編』になって、ようやく元の憎めない悪役に戻った(それでもこの時点では、まだBW初期の時の面影は結構残っていたが)。そしてこれと同時に3人は、それぞれ少しずつではあるが自立し始めている。しかしそれに対して今度は、彼らが一切登場しない回が徐々に増えている(ひどい時には2ヶ月も出番がない)ため、『BW』シリーズとは違う意味で大きな問題となりつつある。
サトシやその仲間達とは宿敵同士の関係であるが、何らかの事件に巻き込まれた際に利害が一致したり、共通の敵が現れたりすると彼らと協力する事が多い。また、自分たちから進んで様々なゲストキャラを助けた事もある。その中でも特に有名なのは劇場版第2作『ルギア爆誕』のクライマックスで、改造した救命ボートを駆って自らサトシに力を貸し身を投げ捨ててまで世界の滅亡を防ぐ漢気を見せてくれるシーン。まさに主役級の活躍である。
ちなみに余談だが、テレビシリーズ・劇場版共に20年以上もほぼ欠かさずに登場していながら、前述のばいきんまんとは対照的に、劇場版におけるラスボスとして扱われた事は1度もない。上記でも述べたように『ルギ爆』でジャイアンのような味方サイドとして扱われた事はあるが、劇場版第4作『セレビィ 時を超えた遭遇』以降はサトシ一行と1度も関わらないまま出番が終わる事が珍しくないなど、どちらかと言えば大半の場合は、脇役も同然の扱いとなっている。

ムサシ「なんだかんだと聞かれたら」コジロウ「答えてあげるが世の情け」(最も多い名乗り口上の一部。全て入れると長くなり過ぎるので省略する。)
「やな感じ~!」(もはやお約束ともいえるやられ台詞。実はこれ、担当声優の林原三木犬山のアドリブで出来たもの。)
「なんだかとってもいい感じ~」(これもお約束といえる台詞。初期の劇場版ではお決まりの締めくくりパターンだった。)

ロケット団の2人(ヤマトコサブロウ(略してヤマコサ))(ポケットモンスター(TVアニメ版))

ヤマト! コサンジ!!


上記のムサシ・コジロウ・ニャースと同じく『ロケット団』のエリートコンビであるが、彼らとは別のグループ(それを示すかのように制服は黒い)。作戦の残虐さ・精度はムサシたちを上回る(スリープの怪電波でポケモンを操る等)ものの、ムコニャの口上をパクったりコサブロウに至ってはしょっちゅう「コサンジ」と名前を間違えられる(この点は直属の上司であるナンバ博士とも共通)等、本質的にはムサシ・コジロウ・ニャースとそれほど変わらない模様。
ちなみに、テレビシリーズには無印から3シリーズ続けて登場していたが、BW以降は登場しておらず、脇役としても劇場版に1度も顔を出さないまま、過去のキャラとなってしまった。

ヤマト「なんなんだと聞かれたら」コサブロウ「答えないのが普通だが」2人「まあ特別に答えてやろう!!」(名乗り口上の一部。ムコニャの場合とは少し違う。)
「やな気持ち~!」(やられ台詞。やはりムコニャとは何か違う。)
誰か「ヤマト(さん)にコサンジ(さん)。」コサブロウ「コサブロウだ!」(コサブロウが名前を間違えられた時に訂正を求める台詞。)

ハーリーポケットモンスター アドバンスジェネレーション

ハーリー&ジュペッタ


上記のロケット団の3人と同様、アニメオリジナルのライバルキャラクター。キャラ作りは後半から登場して主役以外のメインキャラクターと対立するほどムルタ・アズラエルと類似しており、自身のプライドからヒロインのハルカを憎んでいるため、ポケモンコーディネーターとしてポケモンコンテストで彼女の前に現れる事が多い。
コンテストバトルの中、ハルカへの恨みを張らすべく、一度だけロケット団と手を組むなどの卑怯な作戦で彼女を追い詰める事が多いが、時々ズル無しで正々堂々と勝負した事もあって卑怯な作戦がサトシ達にバレてからは急遽ハルカの妨害を中止し、カントー地方のグランドフェスティバルの閉会後における最後の登場の際でもハルカに叱咤激励する等、レギュラーキャラクターを恨むライバルとしては同じくハルカのライバルであるシュウと同様本来は根が優しかった模様。
以降、意味不明なプライドによってレギュラーキャラクターを恨むライバルはいずれも女性であるDP編のウララヒカリのライバル)やBW編のラングレーアイリスのライバル)とカベルネデントのライバル)が登場している。

「ハルカって子、許すまじ・・・!」(初登場時にハルカを憎む本性を初めて見せつける際の台詞。)

シンジダイヤモンド&パール
上記のロケット団の3人やハーリー同様、アニメオリジナルのライバルキャラクター。強さを常に求めておりヒコザルを弱いとの理由で見放す、強いポケモンを手に入れるためなら町の被害を省みずにグライオンをゲットするなど憎まれてもおかしくない部分が多いものの、強いポケモンの実力は認めており、当初は敵対していたサトシと戦っている内に彼を認め、シンオウリーグ開催前の終盤では崩壊寸前のロケット団の檻の中に閉じ込められるピカチュウ達の危機をエレブーのまもるで救うほどに改心している。

アランポケットモンスター XY&Z

もう一人の主人公


上記のロケット団の3人やハーリー、シンジと同様、アニメオリジナルキャラクターである。特別編「ポケットモンスター XY 特別編 最強メガシンカ」の主人公。
元はプラターヌ博士の助手であり、メガシンカ研究のためにリザードンと共にメガストーン探しの旅に出た後、メガシンカエネルギーの研究をするフレア団フラダリに協力する形でメガシンカエネルギーを収集してカロス地方の制圧を目論むフレア団のスパイとなり、フラダリからメガリングメガリザードナイトXを授かった。フレア団に寝返っているせいもあって、偶然出会って同行しているマノンをこれ以上危険な目に合わせたくないだけで彼女に「お前と一緒にいると強くなれない」と拒絶するほど悪堕ちしたような表情を見せつける事が多く、「XY&Z」の物語に絡んでからは、最強を目指すべく数々のメガシンカポケモンと互角に戦う想像以上の実力差で、フレア団と一員と協力してジガルデのZ2を捕獲させ、偶然目撃したサトシゲッコウガに興味を示してその持ち主としてのサトシをことごとく圧倒していた。サトシと完全にシンクロ出来たサトシゲッコウガとの決着を着けるべくカロスリーグに挑んでマノンのために見事サトシゲッコウガに圧勝するが、これはフレア団がメガシンカエネルギーを満杯にしてカロス地方を制圧する計画の実行のための罠に過ぎなかったため、アランはサトシをメガシンカエネルギーの満杯のための罠に墜としてカロスリーグを優勝した事でフレア団の計画を実行させてしまうが、フレア団に騙されたと悟る己の痛感とマノンやハリさんを救いたいと願う意志とサトシからの激励でフレア団に離反し、フレア団との決戦を最後まで戦い抜いた。事件解決後は自らの意志でメガリングとメガリザードナイトXを捨て、メガストーン探しをやり直している。
サトシを終始圧倒したフレア団のスパイとしては、悪に騙されてただけで、本来の心の優しさで悪に徹しきれない等、ナックルズ・ザ・エキドゥナボンカースに近い性格をしていた。

「我が心に答えよ、キーストーン! 進化を超えろ! メガシンカ!!」(パートナーのリザードンをメガリザードンXにメガシンカさせる時の決め台詞。)
「俺は最強でなきゃならない。もう誰にも負けられない!」(カロスリーグ・決勝戦のクライマックスでマノンを思い浮かべてからサトシに宣告する台詞。)

ルザミーネポケットモンスター サン&ムーン

ルザミーネ


原作に登場したヒロインの母親にして、エーテル財団の首領。ウルトラビーストウツロイドに寄生されたことが原因でウツロイドの毒に侵されて心がウルトラビーストに対して歪むほどの小悪魔な性格に豹変されており、原作ゲームの「サン・ムーン」ではスカル団を利用して自分が気に入ったポケモンを氷漬けにしてコレクションにすることを目論み、ウツロイドと融合してマザービーストに変貌する。ウツロイドから解放された後はウツロイドの毒のみが解放されず、娘のリーリエがウツロイドの毒の治療法を探しにカントー地方へ旅立つきっかけを作った。
アニメ「サン&ムーン」でもリーリエを赤ちゃん呼ばわりして嫌がらせるほどのワガママな性格でウルトラビーストをコレクションにすることを願っていたが、下記のウルトラビーストの事件に関しては無関係にして無実であった。ザオボーが呼び寄せたウツロイドと融合した後はゲームと同じくマザービーストに変貌し、ウルトラビーストに寄生された影響で精神が幼児退行する上、救出に向かったサトシ達を「自分から玩具を取り上げようとする嫌な奴ら」だと認識して追い払おうとする。サトシのピカチュウの1000まんボルトを受けてウツロイドから解放された後は、ウルトラガーディアンズを結成し名フレーズの「ウルトラジャー」を生み出し、出現したウルトラビーストを捕獲してから出現時に開いたホールから元の世界に返す事をサトシ達に命じていた。

「さすが、私の赤ちゃん♪」(リーリエをからかう時の台詞)

ザオボー(ポケットモンスター サン&ムーン)

ザオボー


ルザミーネと同様原作に登場したエーテル財団の支部長。ウルトラビーストを捕獲するウルトラボールの開発、ウルトラビースト対策の人造ポケモンのタイプ:ヌルの開発及び、制御マスクの作製、タイプ:ヌルの解放騒動の後始末などを行っており、アニメではリーリエをポケモンに触れさせなくさせたウルトラビーストの事件の張本人として描かれ、ウルトラホールを勝手に開いたところでリーリエをウツロイドに襲わせ、口封じのためにスリーパーの「さいみんじゅつ」でリーリエの記憶を封じ込めたことが原因で彼女がポケモンに触れなくなっていた。シルヴァディによってリーリエの記憶が解放された後は上記のルザミーネの願いの実現のために再びウルトラホールを開いてウツロイドを呼び寄せるが、サトシ達に追い詰められ、二度とウルトラホールを悪用しないよう支部長の座を剥奪される形でルザミーネと共に改心。それ以降は、改心する前のような悪事はやらず、ネクロズマとの決戦ではソルガレオの救出に向かってウルトラホールに突入するサトシ達の援護のためにネクロズマが狙いでサトシ達を追跡しようとするマトリ率いるロケット団の精鋭部隊の進行をククイ博士と共に阻止するほど改心していた。

きかんしゃトーマス(汽車のえほん)

ディーゼル

黒鼬


名前がディーゼルそのものの黒くて意地悪なディーゼル機関車。嫌味で自惚れが強く、乱暴で口を開けば自慢たらたら。いろいろなことを企んでは、いつも失敗する。トーマスたちを臭い蒸気機関車と酷評している。当初は悪気はなくても自分に恥をかかせたダックに仕返しするべく貨車たちを利用しつつゴードンジェームスヘンリーを騙してダックを仲間はずれにさせたものの、トップハム・ハット卿に易々と嘘を見破られてクビにされる。原作では1回しか登場しないが、原作を映像化した回にこそこそとありえない場所まで現れて機関車をからかう新規のシーンに登場しており、後々にソドー島に定住していた。

バルジー
鉄道嫌いの2階建てバス。当初はダックとオリバーバーティーを馬鹿にしていたが、橋に引っ掛かって立ち往生してしまい、救出された後も全然態度を直せない罰としてその付近で鶏小屋にされた。その後はトーマスとエミリーの故障を機に修理させてもらって改心し、塗装を深緑に変更して青果を売るバスとなったが、3回目の登場では塗装を元の赤に塗り直され、故障したバーティーの代役を務めていた。鉄道嫌い・自動車主義なのも懲りない。

かいけつゾロリ

かいけつゾロリシリーズの小悪党たち

-


複数名いる為、ここでまとめて紹介。
なお、元々はゾロリ自身も『ほうれんそうマン』シリーズにおける悪役前述のドロンボーやジャイアン、ばいきんまんやロケット団のような存在)だった。まずは彼について紹介しよう。

  • ゾロリ:お馴染みのイタズラの天才であるキツネの男。かつては、『ほうれんそうマン=ポイポイ』を倒すためにあらゆる手段を使って悪事を行うが、最後は必ずポイポイに成敗されたり自身の失敗で自滅したりで敗北してしまうのが定番であった。そしてその度に「ママ~ッ!」と叫んでオイオイ泣きだすくだりは、先述したスネ夫やプリンス・ジョンに良く似たマザコンのステレオタイプでもある。それでも決して諦めなかったが、結局最後は自分の住処であったゾロリ城を去ってイタズラの修行の旅に出て、そのまま現在のゾロリシリーズの主役になった(ゾロリシリーズに入ってから登場した双子のイノシシで、後に子分となるイシシノシシもこの頃は山賊として悪行を行っていたが、こちらも憎めないキャラであり、似た者師弟である)。そのため現シリーズにおいても(特に初期は)様々なイタズラや悪巧み(時にはその一環で偽金を造ろうとしたり、不評で仲の悪いラーメン店2件を潰して自身の店で客を洗脳させてでも大儲けしようとしたりする他、丸腰のアーサーに彼から盗んだ剣で斬りかかるなど、とてもではないがやや残酷な一面も)を行っては必ず失敗するエピソードもしばしば見られる。しかし近年では、自分たちに降りかかった様々なトラブルを切り抜ける傍ら、義理人情に厚い一面から人助けを引き受けてしまう(母親絡みや彼のお嫁さん候補となる美女と城目当てである事が主な理由)事が多く、今では知らず知らずの内に悪事を行う回数が少なくなっている(ゾロリ自身は悪としてのプライドから、自分の行った善行を否定した事もあるが)。
「見ててよ、ママ、僕の事を!」
「フン!おれさまは卑怯が大好きなのだー!」(第1回『ドラゴンたいじ』において、アーサーから盗んだ剣で丸腰の彼に斬りかろうとする際、エルゼ姫に「卑怯よ」と言われた時の台詞。)
ゾロリ「これでゾロリ王子の誕生だぜー!」イシシ&ノシシ「うわー、流石はゾロリ先生。しびれちまうだよ~!!」
ゾロリ「行くぞー!イシシ、ノシシー!」イシシ&ノシシ「はいだー!」
ゾロリとイシシ&ノシシ「スッポコ ペッポコ ポコポコピ~♪」

以降の面々は、前者でも述べた通り悪事を行う回数が少なくなっているゾロリに代わって、悪役や敵役を務めている悪党など。
上述のゾロリの義理人情に厚い面から人助けを引き受ける事が多くなっている今、人助けの理由となる美女たちの存在と共に(ゾロリシリーズにおいての)「ゾロリはばいきんまんと違う」という事を決定づけた遠因でもあり、彼らなくしては『かいけつゾロリ』を語れないであろう。

  • タイガー:トラの海賊。左手は機械仕掛けの義手になっていて、ドリルやライターなどの様々な7つ道具が出せる。自身の所属していた海賊団の船長であるパルの父を他の部下たちと結託(TVアニメ版では彼の独断)して裏切り、姦計で死に至らしめた(旧劇場アニメ版およびTVアニメ版では生還)上で自身が新たな船長になるなど、そのやり口はゾロリ一行よりも凶悪。しかし最後はゾロリに敗北。その後リベンジに挑む際に彼と同行していたネリーテイルとも対峙するが、いずれも間抜けな形で連戦連敗。挙句、ゾロリ達によって自身のおねしょ跡(宝の地図のような形状で、ゾロリ達にもそう思われていた)を描いた日記を盗み取られる醜態を晒している(アニメ版では展開の都合上使用されなかった)。近年ではゾロリ一行とは腐れ縁のような間柄になっており、劇場版アニメ『だ・だ・だ・だいぼうけん!(及びその入場者特典として発行された原作版の中編)』とアニメ版「ちきゅうさいごの日」(こちらでは「ゾロリに仕返しする前に、地球と一緒に木っ端微塵になるのはごめんだ」という理由付き)では、伝染病に苦しむ子供たちや地球を救うために立ち向かうゾロリ達に力を貸した。
「魔法の杖よ!めちゃめちゃでかい大砲よ出ろ!」(最初に敗北する原因となった台詞。)
「この通り、みんなに踏まれて、伸びてます・・・」
「俺は7つの海のみならず、陸にも空にも君臨する大盗賊となるのだ!ゾロリよ、また会おう!」(映画版『なぞのおたから大さくせん』の序盤でゾロリ達のおバカな作戦に敗北し、一時的に退却する際の台詞。直後に自身の船が空を飛んでると思い込んで自慢げに笑うが、すぐにゾロリから「いやいや。飛んでないだろそれ。」とツッコまれる。)
(な、何だこの悪い音は。せっかくのドルビーサラウンドが無駄に。)(『なぞのおたから大さくせん』のゲストキャラであるマディー博士が、映画版でカセットテープを流しながら初登場する際に、心の中で呟いた台詞。シリアスな表情であるにも関わらず、さりげなく(メインキャラ以外では割と貴重な)メタ発言が含まれている。)
タイガー「おしまい♪」ゾロリ「お前が締めるな!」(映画版『なぞのおたから大さくせん』におけるED直後の締めくくり。)
  • えんま大王:ゾロリ達を地獄に連れ込んでしまうが、実はそれは『ソロリ』と言う人物(原作では獄中で謎の死を遂げた凶悪犯、アニメ版ではガオンが作ったゾロリそっくりのロボット)の名前に胡麻煎餅のゴマがついたためのミス。ゾロリ殺害や彼の選んだ地獄を書き換えさせるなど憎まれてもおかしくない部分が目立つものの、ゾロリママに恫喝をされて許しを乞うた挙句、内部告発(アニメ版ではゾロリママが行った裁判によって堂々と告発されており、挙句ゾロリママと共に駆け付けたママさんバレーのメンバーのみならず、自身の部下である鬼たちからも批判や罵声を浴びている)でとんま大王に格下げされ(ちなみにこの時某芸人を次期閻魔として推挙された)(アニメ版で格下げされたのは、後になって神にこの事を知られたのが理由)、諦めずに試験を受けようとしても、(主に暴飲暴食が原因で)に大穴が開いたりにおできが出来たりして体に異常個所が多すぎて健康診断で門前払いを食らう。その腹いせにゾロリ達を胃の中で消化させようと丸呑みにして、反対に体内で暴れられてしまうなど踏んだり蹴ったりの目に逢うが、ゾロリ達が体内で暴れたおかげで胃の穴が塞がったりのおできが消えたりして体調が回復し、試験を受ける事に成功。その後無事に閻魔大王に復帰出来た模様。その以降も時折登場しており、劇場版『だ・だ・だ・だいぼうけん!』にて(結果はどうあれ)ゾロリ達と共に伝染病に苦しむ子供たちの手助けをしようとしたりする姿も見られた。
  • ボスケ国の王様:南国にある新興国の王(種族は不明)。鹿の青年ダンクにスキージャンプをして金メダルを取れないと国外追放だと命じる暴君。だが、それは自国の知名度を高めるためであり、ダンクやゾロリの活躍を見て優しさを取り戻した。そして後日、やはりこの「金メダル取れなかったら国外追放」発言が「人権蹂躙だ」と問題視され、大会の後に自ら彼に謝罪している(アニメでは放送時間の都合などで未使用)。
  • ゴリ丸とサル丸:ゾロリを勧誘して忍者グッズを買わせようとしたゴリラチンパンジーの忍び。乱暴な関西弁とインチキ忍法を駆使するが、最後はイシシのドジが原因でピザ代を払わされ、グッズの代金や授業料を踏み倒されるなどしっぺ返しを食らいまくる気の毒な一面も。その後ゾロリに仕返しをしようとするも、全て失敗に終わっている。なお、『まもるぜ!きょうりゅうのたまご』になって判明するが、ゴリ丸には愛する奥さんと7人の子供がいる。また、ゴリ丸の奥さんと子供たちはゾロリが守っていた恐竜の卵を狙ったり彼らの食糧であるタコの足にしゃぶりつく(劇場版アニメではディナのゴーグルも奪った)と言った略奪行為を行っていたが、それは自宅付近の火山の活発化により食糧難に陥った事が原因だったため。そして紆余曲折の末に和解し、図らずも恐竜の卵の孵化を手助けをした。その時の恩もあってか、劇場版アニメ『だ・だ・だ・だいぼうけん!』においてゴリ丸の7人の子供と共に、(これも結果はどうあれ…)伝染病に苦しむ子供たちのために頑張るゾロリ達を助けた。
  • ゴメス所長:ゾロリを捕えた刑務所の責任者を務めるのおっさん。ゾロリ一味に教育(ゾロリのマザコンは理解し、そのままで良いと許可している)を施そうとするが、目的のためにはどんな横暴や卑劣も平気で行うなど、吐き気を催す邪悪寄りな行動もみられる。「キエルンガーZ(アニメではキエルンガー)」と言う何でも消してしまうリーサルウェポンを繰り出すが、ゾロリの作戦であべこべに刑務所を消滅させられる。犬だけにワンワン泣きじゃくって悔しがったが、後の祭りで牢屋は1つも残ってないため、当然ゾロリ達は逃げてしまう。その後、この1件で警察を首になり、やけ酒をつづけた挙句、「迷惑男」として警察に逮捕された事が『ロボット大さくせん』で判明。
  • 魔王サイブス:首の後ろに出来たおできと言う情けない弱点を持つ大魔王。コレットと言う王女をカエルにし、王様や国民をいじめていたが、小さくなる薬と大きくなる薬を用いたゾロリ一行のおバカな技で懲らしめられた。
  • サイブスの子分たち:食いしん坊でクレーマーの女魔法使いルカと小柄で痩せた体型を着ぐるみでカバーする力士の関の山、亡妻に及ばずとも強靭な空手家のじいちゃ・ファイターと炎の魔法や拳法を使う謎の中国人チュン(なお、じいちゃ・ファイターとチュンは半分動物のような姿)。魔族格闘家と言う強力な布陣だったが、ルカは小さくなる薬で無力化、じいちゃ・ファイターは硬くなったフランスパンで殴られ、チュンは利き手を餅で塞がれて火を出せなくなって敗退。唯一、関の山はゾロリの優しさに感じ入って改心している。
  • ゲームのモンスターたち:ボケッートモンスター(アニメではパッチリモンスター)からミャン王女に続いて飛び出したモンスター達で、ミャン王女を捕えようとするが、それはミャン王女がゲーム内での暮らしに嫌気を差した事で不在になり、自分たちの役目をなくし困っていただけだった。その事情を知ったミャン王女がゲーム内での暮らしに戻る事を決意した。その際に喜んでゾロリを胴上げするという愛嬌たっぷりの姿を見せた。その後のアニメオリジナルストーリーでは、完全にゾロリの仲間。
  • ダポン:アニメオリジナルキャラクターの薬師で、厳密に言うと哀しき悪役である。ネリーに禁断の呪文を唱えさせて魔法の森を封印に至らしめた張本人で、騒動に乗じて魔法の薬草の値段を高騰させ大儲けしていた。でも実は、魔法の薬を作って魔法使い達を支えていたが、世間では魔法ばかりが注目され、自身が蔑ろにされたばかりか、ロジャーのように魔法を使える事で慢心する者まで現れた事に腹を立て、ただその仕返しにイタズラしてやろうとしただけだったが、その際に大金を手にした事で取り返しが付かなくなってしまった。最後にはこれまでの悪行を反省した上、その事情を和解したゾロリ達に話して自首を決意するも、彼の事を完全に重罪人と見なしたロジャーが聞く耳を持たず、追い詰められて『ピンチの時に飲む』ための詳細不明の薬を飲んでしまった事で巨大化し、ロジャー達の攻撃から逃げ回っただけで図らずも近くの町を蹂躙した挙句、森の中で底なし沼にはまって生死の危機に直面するなどのトラブルもあったが、紆余曲折を経てなんとか元の大きさに戻り、その後に行われた裁判では、本人が十分過ぎるほど反省してる事を裁判長に認められて罪を軽くしてもらい、結果、10年間魔法学校の教師をする事になった。とはいえ、ゾロリを含む魔法が使えない者を見下し(これこそがそもそもの元凶)、改心したダポンに聞く耳を貸さなかったのが原因で彼が図らずも町を蹂躙した際、自分の事を棚に上げて執拗にダポンを攻撃し続け、その挙句底なし沼にはまったダポンを見捨てようとしたロジャーも、結局は小悪党の1人なのかも知れない(後に、最後の1件でミリーを怒らせた事で改心したが)。

憎めない悪役が比較的多く登場する作品

関連タグ

悪役 敵役
ダークヒーロー 必要悪 コメディリリーフ
三流悪役 哀しき悪役 悪のカリスマ

ライバル(笑) - 厳密にはこちら側にカテゴライズされるキャラクターも多い。

吐き気を催す邪悪 - 何も知らない他者の善意を単純な我欲のために利用する者のこと。対局にある存在と言える。

浦沢義雄荒川稔久小林靖子 - 憎めない悪役を作ることに定評のある脚本家

憎めない悪役のタグ一覧

この記事以外にも「憎めない悪役」はいるが、あまりにも多くなり過ぎたので、大半は子記事に移転。もっと詳しく知りたい方はこれらの記事も参考

関連記事

親記事

悪役 あくやく

子記事

兄弟記事

pixivに投稿された作品 pixivで「憎めない悪役」のイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 233479

コメント