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憎めない悪役

にくめないあくやく

『憎めない悪役』とは、悪役とはいえ憎めない人たちの事である。
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概要

どんな作品にも必ずと言っていいほど様々な悪役がいれど、中にはただ悪いだけでなく、むしろ逆に好感度を持ってしまう悪役もいる。
決して憎まれる事もなく好かれるのが『憎めない悪役』であろう。
「憎めない」という言い回しは、悪役だが悪に徹しきれていなかったり、どこか抜けていたり悲しい過去があったりして、悪い奴だが人間味豊かで好感を持てる面や許せる部分があるという事。
悪逆非道まっしぐらでむしろ清々しい故に好かれるタイプ、読者・視聴者・プレイヤーに対して圧倒的なカリスマを持つ悪役等とは全く違う意味合いである。

代表的な憎めない悪役

タイムボカンシリーズ

ドロンボーをはじめとした三悪タイムボカンシリーズ

ドロンボー


憎めない悪役を語る上では欠かせない悪のトリオ。
ちなみにメイン画像は、これら憎めない悪役の元祖ともいうべき三悪の『マージョ一味』である。
ヤッターマン』の『ドロンボー一味』に至っては、(子孫ではあるが)『夜ノヤッターマン』で主役に昇格。かたや正義のヒーローであったヤッターマン側は、民を恐怖政治で貪り苦しめて支配する憎さ百倍の巨悪ポジになる。しかしその正体はなんと……
なお、これら三悪が本当の意味で主役に昇格したのは、『タイムボカン王道復古』をはじめとした90年代の作品が多い。

「このスカポンターン!」(当初台本では「バカ、ドジ、マヌケ」であったが、小原のアドリブにより変更された。本人によれば「元の台詞だときつ過ぎる」との事)
「全国の女子高生の皆さーん」
「やーっておしまい!」(これらの台詞は、基本的に全シリーズに共通するのもである。)

ドラえもん

ジャイアンスネ夫ドラえもん

ウガ、ウガウガ、カラオケウガ
スネちゃま


ジャイアンはのび太のクラスのガキ大将で、毎度腰巾着スネ夫と共に(主に)のび太に対して悪戯や暴力、理不尽な行為を働いては彼の母ちゃんやドラえもんひみつ道具に成敗されているなど、ある意味本作における悪役である。ジャイアンリサイタルジャイアンシチューなど破壊力抜群の趣味を披露するシーンが騒動を呼ぶことも…だが、本人に迷惑をかけている自覚はない。
しかし本質的には「悪人」ではなく、妹思いである他自分から進んでのび太に協力したり、体を張って仲間を守った事もある。またほとんどの劇場版シリーズでは一貫して味方サイドであり、これらのシーンを経て彼のファンになる者も少なくない。
また、ドラえもんが用意したきこりの泉にうっかり転落してしまった際に出てきたきれいなジャイアンは一見の価値あり。
なお、2001年には『がんばれ!ジャイアン!!』という短編映画の主人公として、大きな活躍の場を与えられている。
また、1982年公開の『のび太の大魔境』及び、そのリメイク版として2014年に公開された『新・のび太の大魔境』では、散々余計な事をしてしまった挙句そのせいで立て続けにトラブルに巻き込まれた事で孤立してしまうが、終盤敵軍に包囲された際にたった1人で無謀な戦いに挑むペコを見て、作中の愚行に負い目を感じのび太たちを逃がしてペコと共に戦いに挑む男気を見せたが、残りの4人が付いて来たのを見て和解した。
ちなみに大山版での担当声優は、上述の三悪のトンズラー及びそれに相当する怪力担当と同じたてかべ
悪い事をしたのに罰を受けなかった回の事は忘れてください。

「ギッタギタのめっためたにしてやるー!」
「さからうものは死けい!アハハ、いいきもちだ」
「お前の物は俺の物、俺の物は俺の物」
「オレはかーちゃんの奴隷じゃないっつーの!」
「心の友よー!」
ボエ~(アニメ化されてからは、たてかべ本人が専用のキャラソンを作詞した為、こちらが採用されて以降はほとんど使用されなくなっていた)
「ペコ一人じゃどうにもなんねぇぞ!俺も行くぜ!」

一方スネ夫の方は、そんなジャイアンよりも更に性格が悪く、しばしばジャイアンからお仕置きやとばっちりを受けたり、ドラえもんのひみつ道具に成敗されたりする。また彼の家は金持ちであるが為に、財力を笠に着て自分だけが出来ると思っている事を何でもかんでも自慢する。
そして友人たちが集まる中で必ずのび太だけを仲間外れにするなど、ジャイアン同様、あるいはそれ以上に憎まれてもおかしくない悪事を働く。おまけに「超」が付くほどのナルシストで、見た目(特に髪形)の事をちょっとでもバカにされるとすぐカンカンに怒り出す。
またほとんどの劇場版シリーズでは、ジャイアンとは対照的にいつも自分だけが良い思いをしようとし、状況によっては「帰ろうよ」などとヒステリックに喚いてばかりいる。
しかも旧シリーズの劇場版では、実際に悪者にさせられた事が2度もある。どちらも体を乗っ取られたのが原因だが(ただし2度目は、最初からそうなっても不思議ではない態度を取り続けていたために、ウランダーに目を付けられてしまったから)。
とはいっても、された約束を守る時は守るし、頑張る時は頑張る、そんなヤツだ。
そもそも初期の原作では完全な悪役という扱いだった事もあり、いずれにせよ、憎めない悪役である事に変わりない。

「のび太のくせに生意気だぞ」(これは、大山版での担当声優である肝付のアドリブで出来たものだと、後に本人が語っている。)
「ママァー!」
「ねえ、また(ピリカ星に)来ようよ」(チビなのを自覚しているため、自分を大男扱いしてくれた小人の星が気に入ってしまう可愛らしい一面もあり)

アンパンマン

ばいきんまんそれいけ!アンパンマン

baikinman


毎度アンパンマンたちに対して悪事をはたらいては必ず成敗されている、本作における悪役。彼自身も悪者である事を認めるほど悪事が大好きで、そのことに誇りを持っている。
実際、彼が嫌うきれいな場所や自然豊かな土地を破壊したり、みんなの物を1人占めしようとするなど、常に嫌がらせやイタズラといった悪事を行っている。
特に、劇場版第11作目の『勇気の花がひらくとき』では、テレビシリーズや他の作品と比べても非常に残忍な一面を見せており、町を襲撃する、相手を問わず(苦手な相手諸共)攻撃する、(普段滅多に攻め込まない)パン工場をぶっ潰す、燃え続ける炎の中にアンパンマンを飛びこませようとするなど、シリーズで1番悪者らしい行動をとっている。
しかしその一方で、本人は自覚していないが本質的には「悪人」ではなく、自分から進んで誰かを助けたり仕事を手伝ったり、利害の一致からアンパンマンたちと共闘した事もあり、普通なら誰かを殺害するようなことはしない。また、前述の悪行の数々も全てが彼の独断ではなく、ドキンちゃん(もっとも、彼女も純情かつ妹思いな優しい一面を持っている)のわがままやゲストキャラ(善も悪も関係ない)の被害に遭ったことが発端となることも少なくない。
そして自分で「おれさまは天才だ」と言っている割に必ずと言っていいほどの数のドジを踏んだり、無意識にゲストキャラの口癖を真似してしまったりするほどの間抜けなところや、毎度アンパンマンに成敗されてもめげずに挑戦し続けるその姿から、彼のファンになる者も少なくない(ちなみに『勇気の花がひらくとき』については、「ばいきんまんを応援していたが為にアンパンマンが復活した途端絶望した」というファンもいるそうな…)。

「悪には悪の正義がある」ダークヒーローにふさわしい名言)
「やめろと言われてやめられるか」(普通の悪役なら決して口に出さない台詞)
「はーひふーへほー!!」(ばいきんまんを語る上では欠かせない彼の口癖。実はこれ、担当声優である中尾アドリブで出来たものである。)
「バイバイキーン!!」(主にやられた時などに使う捨て台詞。ちなみにこちらも中尾のアドリブで出来たもの。)
「出たな、お邪魔虫!」(最近アンパンマンが登場した時によく使う台詞。これも上記の2つと同じ理由で出来たものである。)

ジブリ

ドーラ一家天空の城ラピュタ


ラピュタの財宝を手に入れようと、ラピュタ王家の末裔シータを襲った空中海賊団。年齢にそぐわない運動神経をもつ女船長ドーラとその息子達シャルルルイアンリ、ドーラとは古い付き合いの老エンジニアハラ・モトロ、その他荒くれ者で構成されている。
ドーラはラピュタ王家の秘密になど興味はみじんもなく、欲しいものは金銀財宝の山だけという、欲望に忠実で非常に海賊らしい行動理念の持ち主である。性格こそあらっぽいが、船長の名に恥じない判断力と行動力と胆力に優れるとともに、優しさや包容力も持ち合わせており、まさに船長にふさわしい人柄の持ち主でもある。
シータに裏切られたと思い込み塞いでいたパズーを叱咤激励し、表向きは「海賊船に乗るには動機が不純」としつつシータを救いたいというパズーの意思を尊重して海賊団への入団を許可する。そしてシータを救出した後は彼らのよき理解者となっていく。ラピュタにたどり着いた後は、ムスカに捕らわれたシータを単独で助けようとするパズーの成長を見て感慨深げに嬉しそうな表情を見せ、全てが終わった後は帰って来たシータを喜びと共に力強く抱きしめた。
また、ドーラ以外のメンバーたちも荒くれものながら子供っぽい一面が強く、憎めないヤツらばっかりである。
パズーの家を荒らした後始末をさぼった事は忘れてください。

「滅びの言葉を使ったんだ、あの子達はバカ共からラピュタを守ったんだよ……」

マンマユート団紅の豚

仲間はずれをつくっちゃかわいそうじゃねぇか!


金品を奪い上げる空賊…なのだが女子供には弱く、船に乗っていた子供達全員を人質に取ったのも「仲間外れを作っちゃかわいそうじゃねぇか」という理由で、その子供達にも振り回されるという御茶目な一面も。序盤ポルコ・ロッソに成敗され人質の子供達を返した後終盤リベンジの際ポルコの飛行艇を叩き壊そうとした際にポルコと同行していたフィオ・ピッコロに「あなた達それでも飛行艇乗り?」と一喝されあっさり頭を下げた。その後フィオの心意気に惚れ、ポルコ対ドナルド・カーチスの決闘を取り仕切る事にした。

「俺はフィオ嬢の心意気に惚れた!この決闘は我がマンマユート団が取り仕切るぞ!!」
「豚は嫌ぇだが、あんたは好きだ」

まんが日本昔ばなし

まんが日本昔ばなしの脇役達

峠のまご六


複数名いる為、ここでまとめて紹介。
悪役や嫌われ者であるはずの魔物や悪徳権力者も、この名作アニメにかかっては愛嬌ある脇役に早変わり。

  • お侍さん(峠のまご六):威張りくさった下級武士で、主人公である化け狐のまご六を退治しようと意気込む。だが酒好きでスケベな性格が災いしてまご六の術中にはまり髷を切られ、しかも刀や着物まで身包み剥がされてしまい全裸で山を下りた。「ちと可哀想じゃ」とナレーションされる、公認の「憎めない悪役」。
  • 殿様(絵姿女房):農民が妻の姿を絵に描いたのを見て、彼女を横取りしたうぬぼれ屋の領主。外見は志村けん氏のバカ殿様に酷似しているが、性格は真逆で横暴かつ狡猾。桃売りに扮した夫の姿を見て笑った姫(元農民の妻)を喜ばせようと衣装を取り換えたのが運の尽きで、すっかり浮かれて外に出たところ門番から曲者扱いされて叩きだされてしまった。
  • 赤鬼青鬼(節分の鬼):妻子に先立たれたため、神仏も信じられなくなって「鬼は内、福は外」と泣き叫んだ独居老人の家に現れた二人組の鬼。節分では豆をまかれて罵られる自分たちを受け入れてくれたお爺さんと甘酒を飲み、歌と踊りで楽しいひと時を過ごす。邪悪な魔物であるはずの鬼なのだが、ここでは愛嬌たっぷりで魅力的な妖怪として描かれる。
  • 隣の老夫婦(花咲か爺さんリメイク版):優しい老夫婦が犬から幸せを授かるのを見て妬み、意地悪を繰り返す迷惑な隣人。隣家の主人であるお爺さんが可愛がっている犬を死なせたり、餅つき道具を風呂の薪にしたりと、憎まれてもおかしくない部分はあるがお婆さんに水をかけられるなどしっぺ返しを食らいまくる。最後は無礼を働いた罰として侍達にフルボッコされて捕まるが、お爺さんが殿様に取り成した事で釈放されて改心した。
  • 閻魔大王(地獄のあばれもの老人とえんま大王鬼をおがんだばあさん):前者は医者山伏鍛冶屋をそれぞれ「ヤブ医者」「祈りのためだけに金を巻き上げた」「できの悪い道具を作った」と言ったくだらない理由で地獄行きにする。夜神月ウルトラスーパーデラックスマンと同じ様な思考のお方だが本質的には正反対(詳細は後述)。彼らの特技でことごとく地獄を突破され、腹いせに3人を飲み込むも感情の筋をメチャクチャに引っ張られ情緒不安定にされるというしっぺ返しを食らい、耐えかねて3人を生き返らせた。中者は巨大な前者とは対照的に人間大。大の芝居好きで芝居が得意な老人が死んだ際に「演じろ」と命令し自分の衣装と仮面を貸したがその際に使いがやってきて、誤解され地獄いきになってしまった。彼の正体はかなり貧相。後者は仏様を全く拝まず鬼ばかり拝んでいたお婆さんにすっかり呆れ地獄に落とすが、そこにいた鬼たちが自分たちを拝んでくれたお礼におもてなしをしたためお婆さんに感謝され、泡を吹きながらお婆さんを極楽に送った。

ディズニーアニメ

ピートディズニー

「今日はピートの誕生日だからとびきり優しくしてあげようよ!」


ディズニー作品(主にミッキー関連)で登場する。実はミッキーよりも先に誕生しており、初期は『蒸気船ウィリー』等の作品に見られるようにミッキーの先輩として活躍していたが、近年は悪役やライバルとしての出番が多い。たびたびミッキー達の妨害をしたりミニーを誘拐するなどの悪事を働くが、最後はミッキーらに成敗されるというのがオチ。
彼の間抜けたところや、『キングダムハーツ』などのディズニーのクロスオーバー作品においてマレフィセントなどにいびられつつも諦めずに行動するところなどから、ファンも多く存在する。

「このピート様の邪魔をする奴は 誰だって許さねえぞ!」

プリンス・ジョン一味ディズニー映画ロビンフッド
悪知恵を絞るが、ライバルのキツネ義賊・ロビンに出し抜かれて「ママ~!」と叫びつつ指しゃぶりをするライオン王子ジョン、切れ者で忠義だがジョンの横暴と間抜けさが原因で連戦連敗する大臣サー・ヒス、職務に忠実だが子供やケガ人からまで税金を取り立てる巨漢のシェリフと、配下のハゲタカ・トリガー&ナッツィ、その他の荒くれ兵士から構成される悪党一味。
当然、悪さをした罰としてフルボッコされるのだが、そのうえ仲良く失脚+懲役をさせられる悲惨な姿と、みみっちい悪事と愛嬌のある雰囲気から人気は高い。敵対するロビンも、元はお上に楯突く悪党だったが庶民の共感を得て義賊に昇華した人物がモデルであり、憎めない悪役つながりでもライバル関係と言える。

「ああああ、ママ~!ちゅぱちゅぱちゃぷちゃぷ…(指をしゃぶる)指まで泥んこ…」
(ロビンとリトルジョンによってお金と装飾品を奪われてぬかるみに落とされたシーン。)

フック船長ピーターパン
原作では純粋に紳士的ながらも冷酷な悪役として描かれていたが、ディズニー映画版を皮切りにワニを見ると取り乱す憎めない悪役として描かれることが多くなった。乱暴者だがやはり憎めないキャラをしているライバルにして主人公のピーターと、おバカな子分たちによるドタバタストーリーの主要人物の1人として、今も根強い人気を誇る。
容赦なく部下を撃ち落としたことは忘れてください。
世界名作劇場ピーターパンの冒険ではマザコンでもある。

「俺はタコだぁー!!」(ディズニー映画版にてピーターパンに敗北した際これまでの悪行の罰として叫ばされた台詞。「か弱いお魚ちゃん」「俺はタラ」など別バージョンも。)

ドラゴンボール

ピラフ一味

3バカ


ピラフ、シュウ、マイの3人組。原作における少年期の悟空達の敵で、世界征服の野望の為にドラゴンボールを集めるも、あっさりと悟空に返り討ちに遭うのがお約束で、悟空が成長してからは出番がいつの間にやら無くなっていた(一応、アニメオリジナルで何度か再登場したことはある)。ところがアニメ版では近年、劇場アニメ『神と神』で何と幼児化した形で再登場を果たし、特にマイは『ドラゴンボール超』の『“未来”トランクス編』においてはシリアスな方のドラマでも活躍。

ギニュー特戦隊
フリーザ配下のエリート戦隊。ベジータを徹底的に痛めつけたり、悟飯を虫の息にする等の残虐な行為もあるが、基本的に隊員同士の仲が良く、変わったファイティングポーズを好む。更には隊員全員が甘いもの好きのようで、バータリクームクリリン&悟飯とも戦っていい代わりにパフェをおごるよう頼む等、どこかユーモラス。

ダーブラ

あなたが泉に落としたのは、この『きれいなダーブラ』ですか?


元は暗黒魔界の王だったが、バビディに洗脳されて手先になっていた。
魔人ブウが復活した際、彼を馬鹿にしたことで吹っ飛ばされた挙句、クッキーにされて食べられて死亡。
さらにその後、閻魔大王に「地獄に送ったら逆に喜ぶ」という理由でなんと天国行きになってしまい、アニメ版では改心して綺麗になってしまった。

「みなさんよかったですね、生き返ることができて。私はたくさんの罪を犯したからダメでしたけど…この天国から皆さんの無事をお祈りいたします!」(天国で綺麗になったダーブラのセリフ)

ノック
原作の終盤の天下一武闘会に登場。
実際には悪役ではないのだが、かなりの自信家。しかもあのベジータに(実力を知らなかったとはいえ)ケンカを売ってきただけでも度胸がある。が、結局本戦が始まる直前ベジータに一発で吹っ飛ばされて棄権してしまった。
さらに、TVアニメ『ドラゴンボールZ』では、何事もなかったかのように再登場し、悟空とウーブの試合を見て驚愕した。
ある意味ライフル銃の男とは大違いである。

「何シカトぶっこいてんだよ、このくそ親父!俺は対戦相手に挨拶してやろうってんだぜ!!」
「死ね!!ヒャハハハハハハーッ」
「誰か伝えてくれ。一人棄権したと…」 (ノックを吹っ飛ばしたあとのベジータの台詞)

クレヨンしんちゃん

映画クレヨンしんちゃんの悪役達
複数名いる。

敵である珠黄泉(たまよみ)族の用心棒。
元悪役プロレスラーで体当たりで壁を破壊するほどの力を持っているものの、元はベビーシッターで子供好きで根はやさしく、ヘクソンが連れ去ってきたひまわりの面倒を見るものの子供を物のように扱うチーママに業を煮やし、最終的にはしんのすけ側に味方する事になる。
魔人の封印を解けるスンノケシ王子と瓜二つの野原しんのすけをさらう為、野原一家にブリブリ王国行きの旅行を当てさせたオカマコンビ。スキンヘッドで大柄な褐色肌(黒人か黄色人種かは不明)がニーナ、細身の白人風オネエがサリーで、正体は秘密結社ホワイトスネーク団の構成員。見た目と反して根は善人で正義感は強く、卑劣なアナコンダ伯爵ミスターハブのやり口に憤慨した二人が反旗を翻したおかげで悪党は壊滅し、野原家と王子は救われた。原作版では罪を償うために自首して哀しい別れになるが、映画版では助かって王子の城に招かれるなど救済されている。

ワンパンマン

ワンパンマンの怪人・悪人達
複数名いるため、ここでまとめて紹介。
ワンパンマン』に登場する悪役たちは、環境で悪になった人や、くだらない理由で平気で人を殺す怪人といった面々が多いが、時たま憎めない者たちもいる。

  • 音速のソニック:ワンパンマンにおいては最も憎めない忍者系のヴィラン。外見や雰囲気からすれば冷酷な美形悪役だが、劇中ではサイタマに「関節のパニック」と名前を間違えられたり、ゲスな顔芸を披露したり、サイタマのランク上げの餌にされるなど、憎めない一面を持つ。

キメ顔忍者


「サイタマ…次に会った時が…お前の最後だ…!」
「頑張れよ」(退却を見送った時のサイタマの台詞)

  • カマキュリー:『進化の家』からサイタマ達に向けて送られた刺客のカマキリ型怪人。サイタマの住むアパートの天井を突き破って現れたのが却って災いし、名乗りを挙げようとしたところで激怒したサイタマにワンパンで玉砕された。
「天井弁償しろ!」(自分の住むアパートの天井を壊されて激怒したサイタマがカマキュリーをワンパンで倒した時のセリフ)
  • アーマードゴリラ:『進化の家』からサイタマ達に向けて送られた刺客。片言な言葉を話すが、それはあくまでもカッコつけるための演技だった。同胞の獣王が倒されたと知ると恐怖のあまり素に戻った。その結果、『進化の家』の怪人としては唯一生き残った。
「あの…すいません。全部話しますので勘弁してください!」
「すいません…雰囲気出して、カッコつけてました。」
  • ハンマーヘッド:現政府を倒して自分たちが望む理想を築き上げようとするテロ集団『新都団(ちなみにリメイク版では桃源団というグループ名である)』のリーダー。スキンヘッドであるためサイタマにとってはまさに風評被害である。大富豪ゼニールが雇った音速のソニックによって返り討ちに遭い、部下を失うもなんとか逃走。しかしそこで待ち受けていたサイタマにプロテクターを壊されたあとで、そのプロテクターの持ち主だった組織に報復される。しかし、頭が超人級の硬さだったために命拾いし、働く決意をした。
「頭蓋骨が固くて良かった…母ちゃん…俺、働くよ…」

NHKのアニメ

稗田八方斎落第忍者乱太郎忍たま乱太郎

八方斎!


忍たまシリーズで最も有名な悪役。
ドクタケ忍者隊を率いており、城主である木野小次郎竹高の命令により忍術学園などを標的に様々な悪事を働いているが、武器にあまり詳しくなかったり、よく名前を間違えられたりするため、お茶目でどこか抜けた部分も多かったりする。体の割に頭がでかいという体形故に胸を反らして笑う度にひっくり返るのはもはやお約束である。また、傷付きやすく寂しがり屋だったり、部下に慕われている一面もあったりする。
そのような事から人気は高いのだが、タソガレドキ雑渡昆奈門などのキャラが人気を獲得するようになると、2010年代初め(劇場版第2作を含む)には彼らがメインとなる話が多くなったため、ドクタケはほとんど出番がなくなっていた。その事実によって不満になっていたファンは多くいたようである。その不満に答えるためか、2013年3月に放送されたスペシャルアニメでは、作中での重要な存在となって登場した。それ以降は度々ドクタケがメインとなる回も出るようになった。

「ぬははははは!」(いつもこのように笑ってはすぐにひっくり返る。)
「おこへー!おこへー!」(ひっくり返った後に必ず出てくる台詞。ちなみにまともな状態で通訳すると「起こせ」なのだが、当初はそれでおかしなネタ(オコゼを出すなど)にされる事もあった。)

子鬼トリオアオベエキスケアカネおじゃる丸

おにはーそと!ふくはーうち!


エンマ大王の一の子分で、坂ノ上おじゃる丸からシャクを取り上げようと様々な奇策を巡らすもいつも邪魔が入って失敗ばかりしている。
主人公と対立する立場上必然的に敵役となってしまっているが、元々シャクはエンマの物であり、彼らのやっている事は悪どい事ではなく、寧ろ正当な行為である。また本質的には優しい仲間思いな性格であり、わがままで何かと周囲を振り回してばかりで主人公という立場が似合わないおじゃる丸とは対照的に、(上司であるエンマの命令とはいえ)仕事にまじめに取り組む誠実な人(?)柄、お世話になった者には(人間・動物を問わず)きちんと感謝の気持ちを示すなど、かなりしっかりとした性格である。彼らが主役となる話も度々描かれており、ある意味本作におけるもう1つの主役的な立場でもある。これらの事実から「憎めない悪役」というよりも、むしろ「憎めない敵役」と呼んだ方が合うのかもしれない。

アオベエ「おじゃる丸!」アカネ「今日こそエンマ大王様のシャクを返してもらうよ!」キスケ「ピ!」(おじゃる丸の前に登場する時の決め台詞。)
キスケ「聞いて驚け!」アオベエ「見て笑え!」アカネ「我らエンマ大王様の一の子分!」(彼らが合体した時に出てくるお馴染みの名乗り口上のような台詞。基本的には上記の台詞の直後に使われる。)
アオベエ「今日のところは、ひとまず引き上げるでゴンス!」(もはやお約束ともいえる退却台詞。)

ポケットモンスター

ロケット団の3人(ムサシコジロウニャース(略してムコニャ))ポケットモンスター(TVアニメ版))

らりるれろけっとだーん♪


悪の組織『ロケット団』のエリートグループで、原作にはいなかった他の任天堂ゲーム作品におけるクッパデデデ大王ポジション(ボスではなく中間管理職だが)の3人組。ある意味前述の『タイムボカンシリーズ』の三悪の正統後継者とも言える。実際に他者のポケモンの強奪を始めとする悪事を企てるなどの悪役らしい描写もあり、自分たちが悪党である事に誇りを持っているが、本質的には間抜け(と言ってもバトルの腕自体は悪くない)かつ完全なる悪人ではなく、メンバー同士は強い絆で結ばれている。
ところが、2010年に『ベストウイッシュ』に入った途端「本格派の悪役」への転身を図った事が、数多くの視聴者や全国のファンなどの間でかなり大きな問題となり、シリーズのトラウマの1つに含まれていた(ただし彼らは、ロケット団としての立場を考えれば、それが本来の性格だという事も意味している)。しかしBW2の『デコロラアドベンチャー編』になって、ようやく元の憎めない悪役に戻った(それでもまだBW初期の時の面影は結構残っているが)。そしてそれと同時に3人は、それぞれ少しずつではあるが自立をし始めているが、それに対して今度は彼らが一切登場しない回が増えているため、『BW』とは違う意味で大きな問題となりつつある。
サトシその仲間達とは宿敵同士の関係であるが、利害が一致したり、共通の敵が現れたりすると彼らと協力する事が多い。また、自分たちから進んでゲストキャラを助けた事もある。その中でも特に有名なのは劇場版第二作『ルギア爆誕』のクライマックスで、自らサトシに力を貸し身を投げ捨ててまで世界の滅亡を防ぐ漢気を見せてくれるシーン。まさに主役級の活躍である。

ムサシ「なんだかんだと聞かれたら」コジロウ「答えてあげるが世の情け」(最も多い名乗り口上の一部。全て入れると長くなり過ぎるので省略する。)
「やな感じ~!」(もはやお約束ともいえるやられ台詞。実はこれ、担当声優の林原三木犬山のアドリブで出来たもの。)
「なんだかとってもいい感じ~」(これもお約束といえる台詞。)

ロケット団の2人(ヤマトコサブロウ(略してヤマコサ))(ポケットモンスター(TVアニメ版))

ヤマト! コサンジ!!


上記のムサシ・コジロウ・ニャースと同じく『ロケット団』のエリートコンビであるが、彼らとは別のグループ(それを示すかのように制服は黒い)。作戦の残虐さ・精度はムサシたちを上回る(スリープの怪電波でポケモンを操る等)ものの、ムコニャの口上をパクったりコサブロウに至ってはしょっちゅう「コサンジ」と名前を間違えられる(この点は直属の上司であるナンバ博士とも共通)等、本質的にはムサシ・コジロウ・ニャースとそれほど変わらない模様。

ヤマト「なんなんだと聞かれたら」コサブロウ「答えないのが普通だが」2人同時「まあ特別に答えてやろう!!」(名乗り口上の一部。ムコニャの場合とは少し違う。)
「やな気持ち~!」(やられ台詞。やはりムコニャとは何か違う。)

かいけつゾロリ

かいけつゾロリシリーズの小悪党たち

参上!


複数名いる為、ここでまとめて紹介。
なお、元々はゾロリ自身も『ほうれんそうマン』シリーズにおける悪役前述のドロンボーやジャイアン、ばいきんまんやロケット団のような存在)だった。まずは彼について紹介しよう。

  • ゾロリ:お馴染みのイタズラの天才であるキツネの男。かつては『ほうれんそうマン=ポイポイ』をやっつけるためにいつもあらゆる手段を使って悪事を行い、最後は必ず彼に成敗されたり彼自身の失敗で自滅したりで敗北してしまう。そして負けると「ママ~ッ!」と言ってオイオイ泣きだすくだりは、先述した骨川スネ夫やプリンス・ジョンに良く似たマザコンのステレオタイプでもある。この頃は未登場であった双子のイノシシで、子分のイシシノシシも山賊として悪行を行っていたが憎めないキャラであり、似た者師弟。それでも決して諦めなかったが、結局最後は自分の住処であったゾロリ城を去ってイタズラの修行の旅に出てそのまま現在のゾロリシリーズの主役になった。そのため、現シリーズにおいても(特にシリーズ初期は)様々なイタズラや悪巧みを行っては失敗するエピソードもしばしば見られる。しかし近年では、自分たちに降りかかった様々なトラブルを切り抜ける傍ら、義理人情に厚い一面から人助けを引き受けてしまう(母親絡みや城・彼のお嫁さんとなる美女目当てである事が主な理由)事が多く、今では彼自身も知らず知らずの内に悪事を行う回数が少なくなっている。
ゾロリ「見ててよ、ママー!!」「これでゾロリ王子の誕生だぜ~」
イシシ&ノシシ「うわー、さすがはゾロリ先生。しびれちまうだよ~!」

以降の面々は、悪事を行う回数が少なくなっているゾロリに代わって悪役や敵役を務めている悪党など。
上述のゾロリの義理人情に厚い面から人助けを引き受ける事が多くなっている事、人助けの理由となる美女たちの存在と共に(ゾロリシリーズにおいての)「ゾロリはばいきんまんと違う」という事を決定づけた遠因でもあり、彼らなくしてはかいけつゾロリを語れないであろう。

  • タイガー:トラの海賊。左手は機械仕掛けの義手になっていて、様々な7つ道具が出せる。ゾロリに敗北しリベンジに挑む際彼と同行していたネリーテイルとも対峙するが、いずれも間抜けな形で連戦連敗。挙句、ゾロリたちによって自身のおねしょ跡(宝の地図のような形状で、ゾロリたちにもそう思われていた)を描いた日記を盗み取られる醜態を晒している(アニメ版では使用されなかった)。アニメ版「ちきゅうさいごの日」では、「ゾロリに仕返しする前に地球と一緒にバラバラになるのはごめんだ」という理由で、地球を救うためにゾロリ達に力を貸した。
「俺は7つの海のみならず、陸にも空にも君臨する大盗賊となるのだ!ゾロリ、また会おう!」(映画版『なぞのおたから大さくせん』の序盤ゾロリたちに敗北し、一時的に退却する際のセリフ)
  • えんま大王:ゾロリを地獄に連れ込んでしまうが、実はそれは『ソロリ』と言う人物(原作では獄中で謎の死を遂げた凶悪犯、アニメ版ではガオンが作ったゾロリそっくりのロボット)の名前に胡麻煎餅のゴマがついたためのミス。ゾロリ殺害や彼の選んだ地獄を書き換えさせるなど憎まれてもおかしくない部分が目立つものの、ゾロリママに恫喝をされて許しを乞うた挙句、内部告発でとんま大王に格下げ(アニメ版ではゾロリママが行った裁判によって堂々と公表され、神にこの事を知られたため)され(ちなみにこの時某芸人を次期閻魔として推挙された)、諦めずに試験をうけようとしても体に異常個所が多すぎて健康診断で門前払いを食らう。その腹いせにゾロリ達をの中で消化させようと丸呑みして、反対に体内で暴れられてしまうなど踏んだり蹴ったりの目に逢うが、ゾロリ達が体内で暴れたおかげで体調が回復し、試験を受ける事が出来、無事に閻魔大王に復帰出来た模様。その後、劇場版アニメ『だ・だ・だ・だいぼうけん!』にてゾロリ達と共に伝染病に苦しむ子供たちの手助けをしようとしている姿(結果はどうあれ…)も見られた。
  • ボスケ国の王様:南国にある新興国の王(種族は不明)。鹿の青年ダンクにスキージャンプをして金メダルを取れないと国外追放だと命じる暴君。だが、それは自国の知名度を高めるためであり、ダンクやゾロリの活躍を見て優しさを取り戻した。そして後日、やはりこの「金メダル取れなかったら国外追放」発言が「人権蹂躙だ」と問題視され、大会の後に自ら彼に謝罪している(アニメでは放送時間の都合などで未使用)。
  • ゴリ丸とサル丸:ゾロリを勧誘して忍者グッズを買わせようとしたゴリラチンパンジーの忍び。乱暴な関西弁とインチキ忍法を駆使するが、最後はイシシのドジが原因でピザ代を払わされ、グッズの代金や授業料を踏み倒されるなどしっぺ返しを食らいまくる気の毒な一面も。その後ゾロリに仕返しをしようとするも、全て失敗に終わっている。なお、『まもるぜ!きょうりゅうのたまご』になって判明するが、ゴリ丸には愛する奥さんと7人の子供がいる。またゴリ丸の奥さんと子供たちはゾロリが守っていた恐竜の卵を狙ったり彼らの食糧であるタコの足にしゃぶりつく(劇場版アニメではディナのゴーグルも奪った)と言った略奪行為を行っていたが、それは自宅付近の火山の活発化により食糧難に陥った事が原因。紆余曲折の末に和解し、図らずも恐竜の卵の孵化を手助けをした。
  • ゴメス所長:ゾロリを捕えた刑務所の責任者を務めるのおっさん。ゾロリ一味に教育(ゾロリのマザコンは理解し、そのままで良いと許可している)を施そうとするが目的のためにはどんな横暴や卑劣も平気で行うなど、吐き気を催す邪悪寄りな行動もみられる。キエルンガーZと言う何でも消してしまうリーサルウェポンを繰り出すが、あべこべに刑務所を消滅させられる。犬だけにワンワン泣きじゃくって悔しがったが、後の祭りで牢屋は1つも残ってないため、当然ゾロリ達は逃げてしまう。
  • 魔王サイブス:おできと言う情けない弱点を持つ大魔王。コレットと言う王女をカエルにし、王様や国民をいじめていたが、ゾロリ一行のおバカな技で懲らしめられた。
  • サイブスの子分たち:食いしん坊でクレーマーの女魔法使いルカ、小柄で痩せた体型を着ぐるみでカバーする力士の関の山と亡妻に及ばずとも強靭な空手家のじいちゃ・ファイター、炎の魔法や拳法を使う謎の中国人チュン(なお、じいちゃ・ファイターとチュンは半分動物のような姿)。魔族格闘家と言う強力な布陣だったが、ルカは小さくなる薬で無力化、チュンは聞き手を餅で塞がれて火を出せなくなり、じいちゃ・ファイターは硬くなったフランスパンで殴られて敗退。唯一、関の山はゾロリの優しさに感じ入って改心している。
  • ゲームのモンスターたち:ボケッートモンスター(アニメではパッチリモンスター)からミャン王女に続いて飛び出したモンスターたちで、ミャン王女を捕えようとするが、それはミャン王女がゲーム内での暮らしに嫌気を差したことで不在になり、自分たちの役目をなくし困っていただけだった。その事情を知ったミャン王女がゲーム内での暮らしに戻ることを決意した。その際に喜んでゾロリを胴上げするという愛嬌たっぷりの姿を見せた。その後のアニメオリジナルストーリーでは完全にゾロリの仲間。

憎めない悪役が比較的多く登場する作品

関連タグ

悪役 敵役
ダークヒーロー 必要悪 コメディリリーフ
三流悪役 哀しき悪役 悪のカリスマ

ライバル(笑) - 厳密にはこちら側にカテゴライズされるキャラクターも多い。

吐き気を催す邪悪 - 何も知らない他者の善意を単純な我欲のために利用する者のこと。対局にある存在と言える。

憎めない悪役のタグ一覧

この記事以外にも「憎めない悪役」はいるが、あまりにも多くなり過ぎたので、大半は子記事に移転。もっと詳しく知りたい方はこれらの記事も参考。

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