曖昧さ回避
- イギリスの童話、もしくはその主人公の名前。本稿で解説。
- 1904年生まれのアメリカ合衆国の競走馬。ベルモントステークスなどのレースを勝利し、種牡馬としても大成功を収め、ピーターパンステークスの由来にもなった。この馬の他にもピーターパンと言う名の馬が3頭いる(1924年生まれのイギリス産、1929年生まれのオーストラリア産、1964年生まれの日本産)。
概要
20世紀初頭、イギリス・スコットランドの作家・ジェームズ・マシュー・バリーが書いた戯曲が原作の童話。
多くの実写映画やアニメ、ミュージカルが作られ、ディズニー映画が有名。榊原郁恵の代表作でもある。
ディズニー版は⇒ピーター・パン(ディズニー)
ストーリー
ロンドンの公園で迷子になった赤ん坊が、異世界・ネバーランドに移り住み、永遠に歳をとらず冒険する少年のファンタジー物語。
ロンドンで暮らしていた3人姉弟は、真夜中にやってきたピーターパンとともにネバーランドを訪れ、フック船長率いる海賊たち相手に冒険をする。
登場人物としてのピーター・パン
ディズニー版日本語吹き替え、1963年公開版清水毬、1984年公開版(現ソフト版)岩田光央、TBS版榊原郁恵、ポニー・バンダイ版後藤真寿美。
種族は妖精ではなく、ネバーランドに移り住んで年を取らなくなってしまった人間の子供。
ディズニー映画などの影響で一般的には “緑色の服装を着た、羽帽子を被った少年” のイメージが定着している。服装は枝葉を樹液で固めたもの。世界名作劇場世代は肖像権の問題からか “茶色い服を着た子供” のイメージか。
性格は勇気があるが、自惚れが強い所がある。また、忘れっぽく飽き性な面も。親とはぐれた子供達(ロスト・ボーイズ)を引き取ってネバーランドで一緒に暮らしている。
影は物理的に切れる事があるようで、作中では窓を閉められた際に千切れている。また、子供故か歯は生え変わっておらず、乳歯が綺麗に揃っているとされる。
……とここまでが、一般的に知られるピーター・パン像であるが、子供特有の残酷な面があり、訳し方によって色々解釈が変わっていくのだが……ネバーランドで子供達が増えるor大人が存在しない理由は、ピーターパンが間引くとされる(殺すのか、それともネバーランドから追い出すのかについては不明)。
これがネバーランドの秩序に基づく物なのか、ピーター・パン個人の感情によるものかは不明だが、トリビアの泉によれば空から叩きつけたり、ワニに食わせるなどの鬼畜な方法で殺していたとも。
他の登場人物・登場した地名
メインキャラクター
余談
ピーターパンにはモチーフが存在し、その人物は作者のバリーの幼い頃に死別した実兄のデイヴィッドとされる。
ただし、厳密にはデイヴィッド……の逝去に悲しむ母の混乱により、兄の代替物として生活していた苦い記憶が本流であり、それ故バリーは周囲に対し「ピーターパンの主人公はフック船長である」と答えている。
関連タグ
ピーターパンの冒険:本作のアニメ化作品の一つ(世界名作劇場第15作)。
マイケル・ジャクソン:生涯でピーターパンと関係があった。
ピーター・パン:表記揺れ。