概要
原題は「The Story of Little Black Sambo」。
インドを舞台にした絵本だが、インドに対する差別的な描写(というかタイトル)ということで一時期全世界で発禁処分を喰らったものの、今では普通に読める。
現在では『トラのバターのパンケーキ』と改題された絵本も発売されている。
あらすじ
インドに住んでいる少年、サンボは両親から新しい服(上着とズボン)と靴、傘をプレゼントしてもらった。サンボはその傘を持って散歩に行くが、そこで虎に襲われ、身につけているモノを一個ずつ明け渡していくことで逃げ延びる。
虎たちは自分が服や靴を一人占めしようとケンカを始め、やがてパンツ一丁のサンボが登っていった木の周りをぐるぐると走って追いかけっこを始めた。やがて虎たちは走りすぎてドロドロに溶けてバターになってしまい脂肪。もとい死亡。サンボは服を取り返し、バターを持って帰って両親と一緒にパンケーキを食べましたとさ。
余談
- インド人は黒人(アフリカ系)ではない。
- 『ドラえもん』の28巻に収録された「なぜか劇がメチャクチャに」ではこの劇をやろうとする部分があるものの、冒頭で記した事情により現在では「裸の王様」に変更になっている。