あらすじ
昔々あるところに、子豚の三兄弟がおりました。豚たちはある日家を作ろうと思い立ち、その辺にあるゴミや材木を使って家を作ろうとしました。
怠け者の長男はさっさかワラで家をこしらえ、そこまでは無いにしろめんどくさがり屋の次男は木で家を建てました。一方で三男は慎重なヤツでしたので、煉瓦で家を作ることにしました。長男と次男が遊び暮らしてる間も三男はせっせと煉瓦を積み、頑丈な家を建てました。
そんなある日のこと、凶暴な狼が三匹の子豚の住んでいた野原に現れました。狼はたちまち息を吐いて藁の家を吹っ飛ばし、長男をペロッと丸呑みにしてしまいました。
続いて次男の家の前にやってきた狼はまた息を吐いて木の家を薙ぎ倒し、次男も食ってしまいました。
最後に煉瓦の家を見つけた狼は煉瓦の家も薙ぎ倒そうとしますが、当然そんなことが出来るわけがありません。
怒った狼は煙突から入り込もうとしますが、三男は暖炉に油を張った鍋を用意しました。そうとも知らずアホな狼は煙突から滑り込み、油風呂に転落します。そのショックで狼はゲロンと次男と長男を吐き出し、そのまま煙突を駆けあがって逃げ出していきました。
こうして三匹の子豚は狼を追い出すことに成功したのです。
概要
『三匹の子豚』はイギリスの民間伝承発のお伽話であり、もともとは狼を子豚の三男が煮て喰ってしまう話で兄たちも助からなかったのだが、1933年にディズニーがアニメ映画化した際にこのような内容はマイルド化され、長男と次男は食われずに間一髪煉瓦の家に逃げ込み、狼も死なずに済んだ。
ディズニー映画の挿入歌「狼なんか怖くない」は誰しも一度は耳にしたことがあるだろう。
また、原典では家の建材が異なる理由は各自がたまたま手に入ったものを使っただけであったのが3匹の性格の違いによるものとなったことで、話の主題が運命論的なものから「努力は報われる」「備えあれば憂い無し」という寓意と変わった。
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