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概要編集

ドラベース』とは、コロコロコミックにて2000年9月号より漫画家むぎわらしんたろう(藤子・F・不二雄の最後のチーフアシスタントで、彼の逝去後にシリーズを引き継いだ)に連載された、『ドラえもん』の世界の22世紀を舞台にした野球漫画である。

なお、正式なタイトルは『ドラベース ドラえもん超野球外伝(スーパーベースボールがいでん)』である。

2011年10月号に連載を終了したが、2012年8月号から『新ドラベース』として新章に突入した。こちらは全4巻。


2007年と2009年にニンテンドーDSでゲーム化されている。


特徴編集

登場人物の多くが人間でないこともあって、

などといった、物理法則を完全に無視した荒唐無稽な魔球・必殺打法が乱舞するなんでもありな内容(悪く言えば「野球漫画としては古い作風」、よく言えば「必殺技という形で選手たちにとことん個性を持たせる作風」)であり、藤子・F・不二雄先生に生き写しな絵柄でありながら、描かれている野球の描写はド迫力の極み。作中でも『ドラえもん』と画風が違いすぎることをネタにしている描写がある(6巻巻末おまけ漫画「ドラベース21世紀版」)。


なお、タイトルにドラえもんの名前が入っているが、登場回数は少ない。

ただし作中ではれっきとしたドラーズの関係者として扱われている他、江戸川ドラーズという名前を考えた人物こそドラえもんである。由来は「ドラ猫の集まりだからドラーズ」


ちなみに、さりげなく「ドラえもんタイプのロボットには指があり、しかもそれなりに器用に動かせる」というあまり知られていない設定をちゃんと使っている(シロえもんが相手に変化球の握りをそれとなく教えるシーンがある、クロえもんが金網を握り潰すなど)


超野球ルール編集

22世紀においても野球のルールは現代からほとんど変化していないが、1試合に三回だけ(大会によってはこの辺りは異なり、例えばWABCでは指定された3つの道具のうち1つだけ使用可能というルールになっている)スコアボードに指定されたひみつ道具を使用することができる。使用者はユニフォームズボンのポケットが四次元ポケットとなって指定四次元空間に繋がり、メンバーならだれでも自由に取り出して使える。

一例を挙げると「ホームランになりそうな打球をタケコプターを使ってキャッチ」「ビッグライトでバットを巨大にする」「ころばし屋で走塁中のランナーを転倒させる」など。選ばれる道具は完全にランダムのようで、デンデンハウス無敵砲台が選ばれることも。このほか誰かの四次元ポケットから飛び出したところ思われるスカンタコの炭を浴びて相手に避けられながらホームインするシーンがあるなど意図せずに道具を使ってしまうケースも描かれた。なお、選ばれた道具以外を使った場合はルール違反となり、そのチームは強制失格となる。



ただし、「後ろを向いて打つ」「投手がジャンプをして投げる」「打者がボールが投げられた後に打席を変える」など、(21世紀のルールで考えると)ルール違反に当たりそうな描写も散見される。


プロ野球は現行の12チーム(連載中、近鉄バファローズオリックス・ブルーウェーブ合併、東北楽天ゴールデンイーグルス新規参戦があった)に加え、東京にもう1チーム、更に沖縄長野新潟にもプロチームが加わった全16チームが存在。

なお経営陣に関しては商標の都合上省かれ、「千葉マリーンズ」「札幌ファイターズ」などのように地名のみ表記される。一方現実同様巨人と略される球団の存在も確認されている。


各球団メンバー編集

詳しくはリンク先を参照してほしい。

彼らのうち、少なくともクロえもん・シロえもん・エモルの3名は後にドラフト指名を受けてプロ入りしたことが確認できる。

江戸川ドラーズ編集

不定期メンバー編集

※便宜上「不定期」という表現を使用させてもらったが、グリえもんについては一時期北海スノーフォックスに移籍していた時期があっただけで再加入後は普通に出場している。また、ドラえもん・アカえもんの二人は正メンバーではあるが、漫画では一度も大会の類に出場していないためこちらで扱った。


新ドラベースでの江戸川ドラーズのメンバー


多摩川ドラーズ編集


ライバルチーム編集

なお言うまでもないが「えもん」「ドラ」が付くキャラは何らかのロボットである。




その他人物編集


関連タグ編集

コロコロコミック ドラえもん

Mr.FULLSWING:作中でドラベースのムチャクチャさを代名詞として使用している。

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