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デンデンハウス

でんでんはうす

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。
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概要編集

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。初登場エピソードはTC9巻収録「デンデンハウスは気楽だな」。

カタツムリの殻型の道具。子供でも持ち運び可能な簡易住宅であり、尻に装着すると使用者はハウスの中に吸い込まれる。ハウス内がどのような作りになっているかは原作版の作中で描かれたことはないが、のび太曰く「窮屈でもないし涼しいし、何より気分が落ち着く」とのこと。


それだけでなく、ハウスから顔及び上半身を出して他者と会話したり、緊急時はすぐに体をハウス内に戻すことも出来る。また、TC15巻収録「ネコが会社を作ったよ」でも登場し、こちらは捨てられていた子猫の住処として活用した。


特筆すべきは防御性能で、一度中に入ってしまえば外からの攻撃を全て遮断することが出来る。言わば強力なシェルターとしても役割も担っており、ドラえもん曰く「爆弾でも壊れない」とのことで、ド直球に生身で殴ったり蹴ったりすれば、もうたまったものじゃない。それだけでなく防音性も抜群で、ハウスの外から誰かが話しかけたとしても、中にいる使用者には音が伝わらない。


参考として『ドラえもん最新ひみつ道具大事典』では、ハウス内にはフワフワ壁やエアコンが備わっており、中に吸い込まれた人が快適に過ごせると解説されている。

同じく参考として『ドラえもんのひみつ道具使い方事典3』では、ハウスは「外界遮断壁」と「体感快適センサー」で構成されており、ハウス内には「居住空間」が広がる様子が描かれている。それだけでなく、ハウスが転がったとしても居住空間内は水平に保たれ、壁には「エアコン」、「カーペット」、「スピーカー」、「ベッド」と書かれたパネルスイッチがあり、エアコンスイッチを押せば居住空間内が常に快適温度になると解説されている。


派生作品編集

『続ドラえもん全百科』では、入り口部分に蓋が付いている様子が描かれており、「閉めることで安全性を更に高めることが出来る」と解説されている(原作版では蓋が描かれたことはない)。


『決定版ドラえもん大事典』では、定期検診を嫌がったドラえもんがこの道具の中へ逃げ込んだのだが、彼を迎えに来たセワシは「スモールライト」を使用し、デンデンハウスを片手で握れるサイズまで小さくしてしまい、ドラえもんをデンデンハウスごと未来へ連れて行く様子が描かれている(原作版ではデンデンハウスに対し、他のひみつ道具が使われるケースが描かれたことはない)。


『ドラえもん』を題材としたゲーム作品『緑の巨人伝DS』では、のび太専用の防御アイテムとして登場している。中に入ると攻撃が一切出来なくなる代わりに無敵状態となり、敵からの攻撃を全て防ぎ、水中ステージの窒息によるダメージ(ゲーム作中では「エラチューブ」を装備していないと一定時間ごとにHPが減少してしまう)さえ無効にするという凄まじい性能を発揮した。

それだけでなくのび太がハウスの中に入っている状態でも、ハウスごとジャンプして移動することが出来る仕様になっている(原作版ではそのような描写はなく、のび太はハウスから体を出した状態で移動している)。


関連タグ編集

ドラえもん ひみつ道具


ヤドネムリン魔法界に生息している生物(の殻を利用した寝袋のようなもの)。

ぜったいあんぜんカプセル:外敵から100%身を守れるが、入ったら二度と出られないというデメリットを持っている。

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