概要
カラス銀行では様々な独自のゲームを開発しており、ルールや設備などをギャンブラーに提供している。金銭の移動はプレイヤー間でのみ行われ、ゲーム自体で銀行が金を得ることはほぼない。ゲームに参加するギャンブラーのどちらが勝利するかをVIPたちが賭けており、その際に賭博の胴元らしく控除金を取ることで銀行の収益が確保されている。
この銀行賭博に関連する業務は『特別業務』とされ、御手洗が異動となった特別業務部がこの業務全般に携わる。
銀行独自のゲームを制作しているのは『特別業務部第二課 特別企画管理課』。大金が二重に動く銀行賭博だけにゲームの情報を知っている彼らは銀行内でも極秘情報の塊であり、同僚でも同僚の本名を知らず、主任クラスでも人数すらわからない。
ちなみに、宇佐美の発言からしてこの銀行賭博はカラス銀行以外も行っているらしい。
大掛かりな設備とルールを疑う程の難解なシステムから、かなり分かりにくくはなっているものの、ゲームの根本は小学生でも出来る簡単なお遊び(ジャンケンや両手を用いてどっちに入っているか当てるゲーム、特定の数字に到達したら負けの数取りゲームなんかは正にその一例であろう)から来ている。故に一回一回の読み合いや、その一瞬に賭けるギャンブラーの異常さが際立っている。
また、下層のゲームはいざ知らず、1/2ライフ以上のゲームにはほぼ確実に裏があり、馬鹿正直に目的に向かって突っ走ると大どんでん返しを食らって負ける恐れがあり、またそう言った裏を疑いすぎると、今度はそういう輩を狩る為のダミーに引っ掛かり惨敗する可能性が存在する。
作中においてルール説明で真経津が「トントントントン」と指で頭を叩いている仕草をしていた場合、ほぼ間違いなくその直前に説明されたルールに何か引っ掛かっている合図で、つまり「本来そのルール説明は不必要」或いは「言い回しがおかしい」、「ゲームが通常通り進行するなら適用される場面がない」等の伏線=「馬鹿正直に突っ込むやつを嵌めるための罠」である。
彼が直前の説明や描写の何に引っ掛かっているのかそれをどう利用して勝つのかを想像するのも楽しみのひとつと言える。
ゲームのランク
- 5スロット
賭金下限100万円、上限4999万円。動くのは金銭のみであり、当然ギャンブラーが背負うリスクも金銭に限る。(支払い分が足りなかった場合は特別融資が執行される為、その場合のみ命の保証は存在しない)
- 4リンク
賭金上限1億円(原則)。四体満足。金銭の他にも重大な身体的苦痛を伴い、場合によっては後遺症が残る。銀行に幾らか出せば治療も行ってくれるあたり、命の危機までは存在しない。
また、このランク以下のゲームは何度か開催されるため、長居している者はルールを熟知しているものも存在する。
「抹殺戦」という特別懲罰マッチが(本人にそうと知らされず)組まれた場合、1/2ライフ並のペナルティや本来4リンクにはいない筈の格上ギャンブラーと勝負させられることがある。
- 1/2ライフ
賭金上限不明。1ヘッドの特殊性を考えると、そもそも上限が存在しない可能性もある。半殺し上等。とはいえゲームの仕様や展開によっては死ぬ。
主にこのランクからVIPたちの賭博の対象となるようで、ゲームを現場で観戦するVIPたちが描かれている。
このランクからはゲームの公平性を期すため、全てのプレイヤーが初見であり、生死問わず二度同じゲームをプレイすることはない。
- 1ヘッド
勝利すると金銭ではなく『ヘックスメダル』という特権が買える独自通貨を得る。全殺し。敗者は必ず死ぬ。このランクからは各所ゲームに適した会場を用意されており、1種に付き1度しか使用されない。仮にゲーム内でどちらも死亡していない場合も、銀行が敗者を処刑する。
ヘックスメダル
銀行内に存在する『購買部』で特権を購入する際に使える独自通貨。購入できる特権はいずれも手にした人間の人生を激変させると太鼓判を押されるほどの効力を持つが、所有者の死亡、回数の消費、2か月の経過で失効する。
特権を購入する際には『現物のメダル』が必要であり、参加者全員が1ヘッドで5勝していないとメダルを獲得する効率は一戦につき一枚に限られ、メダルそのものも守らなければならない。
メダルを一枚も持っていない場合は銀行が用意したメダルを賭けることになる。
一応1枚5億円で銀行が引き取ることもできるが、そうしてくれた方が圧倒的に安上がりなラインナップであり、人一人の命如きでは到底賄えない。
- 特別ゲーム
カラス銀行の地下賭博場以外で行われるゲーム。
ゲーム内容
第1ゲーム『ウラギリスズメ』
断言致します このゲームはとても苦しい
二つの箱『強欲のつづら』『堅実のつづら』と一つの宝石を使って行われるゲーム。
プレイヤーは宝石を隠す側『ハイド』と宝石を探す側『チェック』に分かれ、『ハイド』側がどちらの箱に宝石を入れたかを『チェック』側が当てる、というシンプルなゲームである。
このゲームの特徴は、『チェック』側がどちらの箱を選ぶかで賭金の倍率が異なるという点である。『強欲のつづら』を選んだ場合、賭金の100%が加減される。『堅実のつづら』を選んだ場合、賭金の50%のみが加減される。
つまり、『チェック』側は掛け金の倍率を決めるリスクを負い、『ハイド』側は賭金の額と宝石の場所を決めるリスクを負うのである。(トントントントントン)
その性質上宝石は「普通に考えれば堅実な葛籠に入っているのが常識」(100万賭けたとして、堅実を指名されても50万しか失わず、強欲を指名されれば100万手に入るローリスクハイリターンであるため)であり、「いつ、どうやって裏を掻くか」がポイントのゲームである。
ゲームの流れは以下の通りである。
①『ハイド』側が賭金を決定し、『強欲のつづら』か『堅実のつづら』のいずれかに宝石を入れる。
②『チェック』側がどちらの箱に宝石が入っていると思うか指定する。
③当たっていた場合は『チェック』側が、外れた場合は『ハイド』側が、選ばれた箱の倍率に応じて賭金を獲得し、サイドを交代して次のラウンドに移る。
これを1ラウンドとして、どちらかの軍資金がなくなるか6ラウンド終了するまで続けられる。
第2ゲーム『気分屋ルーシー』
傷心の彼女は 多少乱暴に鍵を返す
プレイヤー | 真経津晨×獅子神敬一 |
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審査役 | 宇佐美銭丸 |
補佐役 | 御手洗暉 |
ランク | 4リンク |
賭金 | 8000万円 |
勝利条件 | 相手より先に自分の名入りのハートを金庫の外に出すこと |
禁止事項 | 暴力行為、通信機器の使用 |
ペナルティ | 開錠に失敗した場合、鍵で手の平を貫かれる |
単行本 | 1巻~2巻 |
目的は少女ルーシーの心を開き、彼女からの愛を手に入れることである。
プレイヤーには5つの面にそれぞれ5つの鍵穴がついた金庫が配られる。
ゲーム開始前に互いの金庫を交換し、対戦相手の金庫の各面の鍵穴に最低一箇所の「当たり」を指定する、各プレイヤーの金庫には自分の名入りのハートが入っており、これを先に取り出した者が勝利となる。(トントントントントン)
再度お互いに金庫を交換した後、交互に鍵開けを行い、解錠チャンスは毎ターン1回づつ。5の面を解錠すればハートが取り出せるが、1の面から順に解錠せねばならない。
鍵開けに成功した場合は次の面に移れるが、失敗した場合は鍵を返却する際に手の平を貫かれるペナルティを受ける。
5面にそれぞれ5つの鍵穴が存在するため、鍵を開けるパターンは3125通りであり、普通にプレイすると終了時には掌がズタズタになっている。(作者の過去作には似た状況で「同じ穴に通し続ける」という奇策を用い、穴一つで済ませた猛者もいるためその手の防御策が必須である)
第3ゲーム『サウンド・オブ・サイレンス(SOS)』
命を救う人道的な処置だ 聴力は永久に戻りませんがね
プレイヤー | 真経津晨×村雨礼二 |
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審査役 | 渋谷蓮十郎 |
補佐役 | 御手洗暉 |
ランク | 4リンク(危険度は1/2ライフレベル) |
賭金 | 1億6000万円 |
勝利条件 | 対戦相手が演奏終了後5分以内にレコードを返却できない状態になること |
禁止事項 | 暴力行為、レコード返却の物理的妨害、「セット」宣言時に特定のレコードにしか触れない状態で配置 |
ペナルティ | 選択したレコードに記された時間分の「非常に有害な音楽鑑賞」 |
単行本 | 2巻~3巻 |
目的は相手より長く意識を保っていることである。
プレイヤーは3種類のレコードを並べる『セット』側と、そこから1枚を選択する『チョイス』側に分かれる。
使用される3枚のレコードにはそれぞれ3分、2分、0秒の『演奏時間』が記されており、『セット』側は必ずこれらの3種類全てを、触れるように並べなければならず、『チョイス』側が最初に触れたモノをチョイスした事になる都合上、どれかが触れない様に配置するのは反則負けとなる
セットの掛け声の後に、チョイス側が選択した(最初に触れた)レコードに描かれた演奏時間分有害な音楽を聞かなければならない。(トントントントントン)
ゲームの流れは以下の通りである。
①『セット』側が3種類のレコードを並べ、「セット」の宣言をする。
②『チョイス』側が並べられたレコードから1枚を選ぶ。なお「セット」の宣言後に触れたレコードは選択したとみなされる。
③『チョイス』側は選んだレコードに記された時間分の非常に有害な音楽を鑑賞する。
④『チョイス』側が聴き終えたら5分以内に返却口にレコードを返却し、サイドを交代する。
この音楽は累計5分聴くと鼓膜を破壊し、それ以降は三半規管や脳に深刻なダメージを与える。個人差はあるものの、ペナルティを実演した人間は累計8分で意識を失った(死亡していることが示唆されているが明言はされていない)。
最悪命の危険があるため、それを防止する為プレイヤー2人の累計再生時間が10分1秒を超えた瞬間から人間には絶対に耐えられない音を再生する。
これを聴くと確実に意識を失う、また余程優れた措置でも受けない限り一生音を失い、敗北させられるということである。
互いにレコードを選び合い、先に相手の意識を奪った方が勝利となる。
実は1/2ライフ相当の危険度を誇るゲームであるが、4リンクにおいては過去に2度行われており、『4リンク以上1/2ライフ以下』のグレーゾーンに位置するゲームである模様。真経津×村雨戦にて3度目の開催となる。
第4ゲーム『ジャックポット・ジニー』
敗者は「1/2ライフ」ではすまない この説が有力です
プレイヤー | 真経津晨×雛形春人 |
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担当行員 | 御手洗暉(宇佐美班)×土屋田健介(伊藤班) |
審査役 | 梅野六郎 |
ランク | 1/2ライフ |
賭金 | 3億円 |
勝利条件 | 3ラウンド終了時に相手より多くの金貨を所持すること、または対戦相手の死亡 |
禁止事項 | 手札選択に5分以上かける遅延行為、暴力行為、会場内での飲食 |
ペナルティ | 自ら望んだ金貨の崩落 |
単行本 | 3巻~4巻 |
目的は自らの金貨を魔人ジニーの力を使い相手よりも多い枚数に増やすことである。
6戦を1ラウンドとした3ラウンドマッチのカードゲーム。『富の器』という巨大な砂時計の内部で行われる。
使用するカードは以下の3種。
・『黄金』自らの金貨を4倍に増やす。
・『盗賊』敵の金貨を半分奪う。
・『魔人』相手の『盗賊』と同時に出した場合、その効果を無効にし逆に敵の金貨の90%を奪う。
各プレイヤーには毎ラウンド『黄金』を4枚、『盗賊』と『魔人』をそれぞれ1枚の合計6枚のカードが配られる。
以下にカード相性をまとめる。
A | B | 効果 |
---|---|---|
黄金 | 黄金 | AおよびBの金貨4倍 |
黄金 | 盗賊 | Aの金貨4倍後、BがAの金貨の半分を奪う |
盗賊 | 魔人 | BがAの金貨の90%を奪う |
黄金 | 魔人 | Aの金貨4倍、B変化なし |
盗賊 | 盗賊 | 引き分け。両者変化なし |
魔人 | 魔人 | 引き分け。両者変化なし |
ゲームの流れは以下の通りである。
①両プレイヤーが同時にカードを1枚選択する。制限時間は5分間。
②選択されたカードが公開され、その結果によって金貨の数が増減する。
③上記①~②を6戦繰り返して手札を使い切った後、両プレイヤーがレバーを引く。同時に『富の器』の扉はロックされ、自らの金貨数に応じた枚数の実際の金貨が『富の器』上部に支払われる。
④支払いが済み次第扉のロックが解除され、そのラウンドは終了となる。(トントントントントン)
これを3ラウンド繰り返す。
つまり、このゲームで相手より金貨を上回るためには相手より後に『盗賊』か『魔人』を成功させることが必要なのである。
しかし、相手からの強奪は全て割合であるため、究極的な話、最後の一手で盗賊か魔人が成功すればそれで相手を上回ることが可能である。
にもかかわらず金貨を増やすカードがやけに多い理由は「敗者の傷を深くする(殺す)為」と推察されている。
ペナルティは金貨の崩落。失格、降参、逃亡などいかなる場合でも、敗者はペナルティを受けることが明言されている。
『タンブリング・エース』
やってみようぜ! 「まずは一回」な!
真経津がカラス銀行でゲームができない期間中、悪徳クラブ『オーバーキル』を訪れて遊んだゲーム。
村雨のほか、獅子神も一緒に参加している。
一言でいえばダイスを使ったポーカーである。
プレイヤーは9,10,J,Q,K,Aの6面ダイスを5つ使い、出た目の役を競うこととなる。
役は強い順に5カード、4カード、フルハウス、3カード、2ペア、1ペア。同じ役の場合は数字の大きいプレイヤーが勝利する。ストレートとフラッシュは役として数えない。
初期チップはプレイヤー1人につき100枚で、それを基準に負けたプレイヤーが勝ったプレイヤーに金を支払う、マイナスになってもトビは無しでゲームを続行できる、あくまで基準点である。
ゲームの流れは以下の通りである。
①親が決めた場代(下限10枚、上限なし)を4人のプレイヤーがBETし、親から順番に1回ずつダイスを振る。なお、通常のポーカーと違いダイスの結果は公開される。
②全員ダイスを振り終えたら、2周目を始める。親から順番に「レイズ」「コール」「ドロップ」のいずれかを宣言し、「レイズ」「コール」を宣言した場合は任意の個数のダイスを振り直し(リロール)する。「レイズ」で加算できるチップの上限は200枚である。
③自分よりも後手のプレイヤーが「レイズ」を宣言した場合、宣言したプレイヤーが振り直す前に「コール」「ドロップ」を選ぶ。リロールと「レイズ」は各ゲーム1回しかできない。
④2周目が終わった時点で最も役の強いプレイヤーが勝利し、チップを精算する。なお最も役の強いプレイヤーが同じ目で2人以上いた場合、両者がすべてダイスを振り直す。
これを1ゲームとして、全5ゲーム繰り返す。
どうだ ルールが全然ピンと来ねえだろ!!!
このゲームは説明の順序を意図的にややこしく説明しており、京極曰く「やってることは単純なのに説明されると訳がわからなくなる」、また何度でも見返せるルールブックこそ配られるがそこには「誰かがダイスを振る度にレートアップ」の項目はなく、口頭でのみ伝えられ、そのとき「百円の15%なんてたった15円」という不要な例えを混ぜることで「15%ずつ上昇」ではなく「15円ずつ上昇」と誤認させられてしまう。
他にも「ダイスでやるポーカー」という導入から始めることで「大体分かるからルールを聞き流させる」という致命的な行為を誘発させており、「青天井なんておっかねぇ賭けはしたくねぇ」などと宣ってレイズを二百枚までに制限しているが、レイズなどせずとも上記の通りチップ一枚の価値の方が青天井に上がり、負債は底無しに膨らむ仕様のため、結果として「ちょっと一回」「どうせ損しても5万円ちょっと」のつもりで参加したゲームで数百万ぶん取られる事となる。(普通に進んだ場合5ゲーム終了時点でチップ一枚約2万7000円になっているので、仮に初期チップを全て失っていれば270万円近く、マイナスを下回っていればその分負債が膨らむ事になる)
さらに言えば「カモ」側には重心がめちゃくちゃなクソダイスが配られており、京極は鉄板を仕込んだダイスと磁力付きのグローブである程度好きにダイスの目を操れる。
初回こそ同じクソダイスを使うが、チップが「カモ」側の電子掲示板にしか書かれていないため頻繁に振り返る必要があり、その隙に好きな位置に鉄板が仕込まれたダイスを必要に応じてすり替えられるという寸法。ギャンブルというより、胴元が「狩る」ためのゲームである。
第5ゲーム『アンハッピー・ホーリーグレイル』
聖水 聖杯 猛毒 絶命 誰が生きるか賭けません?
プレイヤー | 真経津晨×叶黎明 |
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担当行員 | 御手洗暉(宇佐美班)×昼間唯(伊藤班) |
審査役 | 蔵木慎之介 |
ランク | 1/2ライフ |
賭金 | 6億円 |
勝利条件 | 10ラウンド終了時に相手より多くの聖水を得る |
禁止事項 | 暴力行為、意図的な遅延行為(あらゆる行動は5分以内に行う)、溢す等の『運命の器』に注がれた液体の量を不当に増減させる行為、飲食、ゲーム開始後の外出 |
ペナルティ | 自らが取得した聖水と毒をすべて飲む |
単行本 | 6巻 |
目的は10ラウンド終了時に相手プレイヤーより多くの聖水を得ることである。
ゲームで使用されるのは1本の『聖水』と2本の『毒』、および1つの『聖杯』と2つの『偽物』。それぞれの役割は以下のとおりである。
・『聖水』1本につき100ml。50ml分の毒を解毒できる。
・『毒』1本につき100ml。致死量は500ml。(トントントントントン)
・『聖杯』注がれた液体の性質を反転させる。つまり聖水を毒に、毒を聖水に変化させる。
・『偽物』注がれた液体の性質をそのままにする。
それぞれのオブジェクトの内容は底面に描かれている。プレイヤーがセットする際に内容を確認できるが、相手のセットした内容は見ることができない。
プレイヤーは『聖杯(チャリス)側』と『聖水(ポーション)側』に分かれる。ゲームの流れは以下の通りである。
①『チャリス側』『ポーション側』の両者が自分の担当オブジェクトを並べ替え、「チェック」と宣言する。
②『チャリス側』プレイヤーが自ら並べた『聖杯』または『偽物』から1つを選択する。
③『ポーション側』プレイヤーが自ら並べた『聖水』または『毒』から1つを選択する。
④上記②、③で選ばれたセットを『チャリス側』プレイヤーが取得する。ここまでが1巡目である。
⑤サイドを交代し、同様に『チャリス側』からオブジェクトを選択し、セットを取得する。2巡目では相手が並べたオブジェクトを選択することになり、その配置を推理する必要がある。
⑥各プレイヤーに取得したセットが配布される。
⑦配布されたセットを台座に置き、『巨大聖杯』に転送する。
⑧各プレイヤーの『運命の器』というジョッキに、セットに応じた『聖水』または『毒』が注がれる。
これを1ラウンドとして10ラウンド繰り返す。ラウンドが変わるたびにサイドを交代する。
『ザ・ショートホープ』
人生を歩み直せ 人生を取り戻すために
特別融資の債務者が送られる地下倉庫で開催されるゲーム。プレイ人数は16人~25人。
勝ったプレイヤーが負けたプレイヤーの『最低落札価格』の全額を得るが、実際は売れ残った債務者を処分するためのシステムであり、全滅を前提にしていると考えられる。(コレをプレイできる対象の層=落札価格1000万以下まで売れ残り、落ちてきている時点で殆ど「バラして臓器で売った方が売れる不良在庫」であるため)
参加者は基本的に低ランクの元ギャンブラーであり、高度な心理戦が期待できないため、単純なパーティゲームである。
また、ゲームの様子は銀行のギャンブラーがアクセスできるサイトで視聴できる模様。
会場には4×4の16マスの床と、正面に巨大なモニターが存在する。
床にはマスごとに5種類の柄(注射器、サイコロ、ビール、ハート、目)のいずれかが描かれている。
ゲーム開始後にモニターには5種類のうちいずれかの柄が表示されるため、表示後5秒以内に同じ柄の床から離れなければならない。
5秒経過時に立ち入り禁止エリアにいたプレイヤーは「商品タグ」から電流が流れて昏倒させられ、そのマスの床が抜けて落下する。
明言はされないが、ゲームは10ラウンドで終了する。2ラウンド目には表示される柄が2種類になり、3ラウンド目には3種類になる。4ラウンド目からは床の柄もランダムに変化するようになり、ここから最終ラウンドまでは難易度にほとんど変化はない。
4ラウンド以降は1人での攻略が厳しくなるため、大抵の場合10ラウンドを待たずに参加者は全滅する。しかし万一10ラウンド目が終了しても生存者がいた場合、11ラウンド目としてマスの全てが同一の柄かつ立ち入り禁止エリアに変化する。(「このゲームは人生である」という言葉通り、「人生の結末は誰だろうと死一択」という理屈)
一応1マスだけ抜けない床(ただし電流は流れる)が安全地帯として用意されており、16マスの中で唯一ゲーム中に一度も立ち入り禁止エリアに指定されていない事がそのヒントとなっている。しかし俯瞰視点ならいざしらず、モニターと床に気を配って走り回りつつ「どの床が抜けたか」を1~10ラウンド全て記憶するのは限りなく不可能に近く、それが出来るレベルの奴が何かの間違いで落ちてきた時のためだけの安全策である。
ただ、運営側からしても大分クソゲーであることに自覚はあるようで、後に朔自ら「あんなクソゲー」と呼び、城之内も「(もっと効率よく処分できる)新しいゲームを用意しないとならない」とボヤいていた。
実際朔がわざわざオークションに潜入してまでこのゲームをやったのはクリア実績がなく、いつまで経っても更新する大義名分ができなかったため。
しかし、御手洗が初のクリア者になった直後、当の御手洗が伊藤班にて「英雄の小間使い」制度で大暴れを開始、立て続けのゲームの開催によりストックが足りなくなっていったため、「「コレから落ちる奴のためのゲーム」を作ってて忙しいから「落ちた奴用」のゲームなんか作っている暇はない」と未だに運用され続けている。
なお、クリスマスに開催されるゲームが倉庫管理業務に関わる人員の娯楽(トトカルチョ)となり、朔京治が自由にセーフモードとして人が死なない仕様に出来ることが判明した。
第6ゲーム『ブルー・テンパランス』
実演してくれた山里さんは もう悲鳴を上げられなくなってしまいました
プレイヤー | 真経津晨×天堂弓彦 |
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担当行員 | 榊(宇佐美班)×御手洗暉(伊藤班) |
審査役 | 雪村真 |
ランク | 1/2ライフ |
賭金 | 12億円 |
勝利条件 | (対戦相手の失格) |
禁止事項 | 5分以上の遅延行為、『ブルーボックス』からの退室 |
ペナルティ | 天秤の傾きと連動した気圧の加減圧 |
単行本 | 8巻~9巻 |
目的は『月の石』を集め、相手側の天秤を自分より高く掲げることである。
プレイヤーは『配置側』と『選択側』に分かれ、それぞれ異なるカードが配布される。
『配置側』に配られるカードは『1』『10』『R(ラウンド数)×2』の3種類。この数字は「増減する『月の石』の数」を表す。またカードの上下にも意味があり、「正位置」では増加、「逆位置」では減少を表す。
『選択側』に配られるカードは『真経津』『天堂』の2種類。これは「どちら側の天秤の『月の石』が増減するか」を表す。
プレイヤーはそれぞれ『ブルーボックス』と呼ばれる密室の内部でゲームを行う。『ブルーボックス』の上方には巨大な天秤が存在し、この天秤に『月の石』が置かれる。
天秤の高低は、『ブルーボックス』内部の空気と連動している。天秤の上昇とともに減圧され、下降とともに加圧されることになる。(トントントントントン)
減圧によるダメージは特に危険であり、減圧のペナルティを実演したらしき山里さんは骨壺での登場となった。
ゲームの流れは以下の通りである。すべての行動は5分以内に行わなければならない。
①『配置側』プレイヤーが3枚のカードを配置する。この際、すべてのカードを上下同じ向きに配置することはできない。
②『選択側』プレイヤーが2枚のカードのうちいずれかを配置する。
③両プレイヤーが配置したカードが中央台座に転送され、『選択側』プレイヤーが『配置側』プレイヤーの並べたカードのいずれか1枚を選ぶ。
④どちらの天秤に何個の『月の石』が加減されるか決定する。サイドを交代し、次のラウンドに行く。
これを1ラウンドとし、2ラウンドごとに実際の『月の石』が天秤に反映される。ラウンド数は無制限であり、いずれかが行動不能になって失格するまでゲームは続く。
このゲームは、『ザ・ショートホープ』に勝利した御手洗が朔から受け取った「ゲームの詳細解説」のうちの一つである。
表ルールでは相手を減圧で行動不能に追い込むように説明されるが、実際には裏ルールとして罠が仕掛けてある。天秤の傾きの変動は通常の天秤と異なり『月の石』の数の差で起きる。この差が100を超えたときに天秤の傾きは最大になり、加圧側の『ブルーボックス』の通気口が塞がれ、約5分で窒息し行動不能になる設計となっている。(真経津はキチンとそこに引っ掛かりを覚えている。というより今回の勝負は「お互いが裏を把握した場合どういう試合になるのか」「どう勝てばいいのか」という点に焦点が置かれている)
第7ゲーム 特別交流戦『ライフ・イズ・オークショニア』
人生とは命と引き換えに何かを与える"競売人(オークショニア)"
プレイヤー | 獅子神敬一&村雨礼二ペア×山吹千晴&時雨賢人ペア |
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担当行員 | 梅野六郎&渋谷蓮十郎(宇佐美班)×加賀花火&紅宮重理(片伯部班) |
審査役 | 宇佐美銭丸 |
ランク | 1/2ライフ |
賭金 | 1人当たり4億円(計16億円) |
勝利条件 | 『ライフダイヤ』を3つ獲得 |
禁止事項 | 暴力、通信機器、5分以上選択に時間をかける遅延 |
ペナルティ | 競りに勝利した場合、提示額に応じた電流を受ける |
単行本 | 10巻〜11巻 |
「特別交流戦」として開催された、賭場初のタッグマッチ形式のゲーム。
目的は『ライフダイヤ』を競り落とし集めることである。
4人のプレイヤーはチームメイトが正面に来るよう、正方形の机に着席する。
各プレイヤーには1,2,3,4の4枚の競売札が配られ、これを使ってゲームを行うことになる。
プレイヤーは1人の『親』を決め、『親』から反時計回りに手持ちの札を1枚ずつ伏せる。全プレイヤーが選択を終えたら、一斉に選択した札を公開する。
最も大きい数字を提示したプレイヤーが競りに勝利するが、2人以上が重複して数字を出した場合はその数字が無効になる。
つまり、「単独で」最も大きい数字を提示したプレイヤーの勝利となる。全プレイヤーの数字が同じか重複した数字が2種の場合は引き分けとなる。
なので理論上は、他3人が同じ数字を出していれば最小の1の札でも勝利できる。
以上を1ラウンドとし、使用した札を廃棄して次のラウンドに移行する。ラウンドごとに『親』は反時計回りに移動していく。
いずれかのチームが2勝するか手札が尽きるまでを「1セット」とし、「セット」が変わるたびに手札と勝利数はリセットされる。
同チームが1セット中に2勝したら『ライフダイヤ』を1つ獲得でき、これを3つ集めたチームが勝利する。
競りに勝利したプレイヤーは、ラウンド毎に代金として提示額の大きさに応じた電流が流れ、命を支払うことになる。この電流の強さは競りに勝利するたびに加算されていき、累計16を超えると絶命もありうる。15までは与えられる苦痛こそ強烈だが意識を失うことは稀、しかし16を超えると意識を取り戻せる方が稀であり、死の可能性が高いことが明言されている。
なお、電流の累積値はセットが変わってもリセットされず、正面の『デッドラインチューブ』にチップが溜まっていくことで可視化される。
ちなみに、似た仕組みのゲームとして「ハゲタカのえじき」というボードゲームがあるので参考にしてみてほしい。
第8ゲーム 主任解任戦1『シヴァリング・ファイア』
命を奪うオンボロダイナー 開店でぇーす!!
プレイヤー | 『新入り(ルーキー)』真経津晨×『瞼無し(リッドレス)』眞鍋瑚太郎 |
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担当行員 | 御手洗暉(宇佐美班)×蔵木慎之介(伊藤班) |
審査役 | 白金円 |
後見人 | 宇佐美銭丸(宇佐美班)×伊藤吉兆→雪村真(伊藤班) |
処理役 | 黒光正巳&森小夜子&丸尾義経(特0・黒光班) |
ランク | 1ヘッド |
賭金 | ヘックスメダル1枚 |
勝利条件 | 対戦相手の死亡 |
禁止事項 | 暴行、通信機器の使用、1分以上の遅延行為、ゲーム開始時のプレイヤー・審査役・特0行員以外のダイナーの立入 |
ペナルティ | 室温の増減 |
単行本 | 12巻~13巻 |
伊藤班所属の蔵木慎之介が宇佐美銭丸の主任の座を奪うために開催された主任解任戦のゲーム。
目的は温度変化により相手を殺害することである。
6戦を1ラウンドとした4ラウンドマッチの選択式カードゲーム。例えるなら『限定ジャンケン』を更に変則的にしたモノ。
ゲーム開始時の室温は「30℃」に設定されており、毎ラウンド「10℃」ずつ両プレイヤーの室温が低下していく。ゲーム開始前に両プレイヤーに大量の水が搬入される。
使用するカードは以下の3種。
・『グー』で勝利した場合、室温の増減無し。
・『チョキ』で勝利した場合、「2℃」の室温の増減。
・『パー』で勝利した場合、「5℃」の室温の増減。
各プレイヤーには毎ラウンド『HOT』と『ICE』の「グー」「チョキ」「パー」をそれぞれ1枚ずつの合計6枚のカードが配られる。
以下にカード相性をまとめる。
A | B | 効果 |
---|---|---|
HOT『グー』 | HOT or ICE『チョキ』 | Aの勝利。室温の変化なし |
HOT『チョキ』 | HOT or ICE『パー』 | Aの勝利。Aの室温「2℃」上昇 |
HOT『パー』 | HOT or ICE『グー』 | Aの勝利。Aの室温「5℃」上昇 |
ICE『グー』 | HOT or ICE『チョキ』 | Aの勝利。室温の変化なし |
ICE『チョキ』 | HOT or ICE『パー』 | Aの勝利。Aの室温「2℃」低下 |
ICE『パー』 | HOT or ICE『グー』 | Aの勝利。Aの室温「5℃」低下 |
HOT or ICE『グー』 | HOT or ICE『グー』 | 引き分け。両者の室温変化なし |
HOT or ICE『チョキ』 | HOT or ICE『チョキ』 | 引き分け。両者の室温変化なし |
HOT or ICE『パー』 | HOT or ICE『パー』 | 引き分け。両者の室温変化なし |
ゲームの流れは以下の通りである。
①両プレイヤーが同時にカードを1枚選択する。制限時間は1分間。
②選択されたカードが公開され、その結果によって室温の増減がストックされる。
③上記①~②を6戦繰り返して手札を使い切った後、いずれかのプレイヤーが「3勝以上」していない場合、ストックを維持したままそのラウンドはやり直しとなる。(トントントントントン)
④片方または双方のプレイヤーが3勝以上した時、それぞれの室温変化が反映された後そのラウンドは終了となる。
これを4ラウンド繰り返す。
つまり、このゲームで勝つためには自分の室温を保持しつつ、相手を室温変化で死亡させることが必要なのである。
ペナルティは室温増減。全ラウンド終了時に室温変化を充分に有効化する為に、ゲーム終了まで10分間の待機時間を設ける。
ゲーム終了時にいずれのプレイヤーも死亡していなかった場合、両プレイヤーの部屋の室温を強制的に「100℃」まで上昇させる。更にそこから1時間以上経過してもなお両者が生存していた場合、全ラウンド中の温度変化の総ストック数(勝利数)が少ないプレイヤーを銀行が直接処刑する。
第9ゲーム 主任解任戦2・第1回戦『ピーキー・ピッグ・パレス』
そこに建つのは城か墓標か!? 命を賭けたブタの盗り合い!!
プレイヤー | 村雨礼二&天堂弓彦ペア×牙頭猛晴&漆原伊月ペア |
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担当行員 | 渋谷蓮十郎&榊(宇佐美班)×雪村真&蔵木慎之介(伊藤班) |
審査役 | 灰谷蓮司 |
後見人 | 宇佐美銭丸(宇佐美班)×伊藤吉兆(伊藤班) |
ランク | 1/2ライフ |
賭金 | 1人当たり5億円(計20億円) |
勝利条件 | 自身またはパートナーの宮殿を完成させる |
禁止事項 | 暴力、通信機器、5分以上選択に時間をかける遅延 |
ペナルティ | 自身のブタを失う度に酸素濃度低下 |
単行本 | 14巻〜16巻 |
宇佐美銭丸が反撃として伊藤吉兆の主任の座を奪うべく、宇佐美班と伊藤班の存続を賭けて団体戦として行われる主任解任戦の先鋒戦。
目的は自分以外のプレイヤーからブタを集め、自身の宮殿を完成させることである。
4人のプレイヤーがそれぞれ個室に入り、一人4枚のカードを使ってゲームを行う。カードの絵柄は「藁の家」のブタ、「木の家」のブタ、「レンガの家」のブタ、オオカミの4種類であり、各自に毎ラウンド1枚ずつ配布される。
会場にはプレイヤーごとの建設中の宮殿とプレイヤーの命を表す5匹のブタが設置されている。
3戦を1ラウンドとし、ラウンド数は無制限で行われる。
1戦は建築フェイズと襲撃フェイズで構成される。
建築フェイズでは「親」から反時計回りに自分のカードを1枚ずつ伏せて出し、全員が選択を終えたら一斉にカードをオープンする。ここで、場に1枚以上「オオカミ」が存在する場合は襲撃フェイズに移行する。
襲撃フェイズでは、オオカミを出したプレイヤーは他のプレイヤーが出した「ブタの家」か「オオカミ」を攻撃する。その際のルールは以下のものである。
- オオカミによる攻撃はカードを出すのと同様に、親から反時計回りの順番で行う。
- ブタの家のカードにはそれぞれグレードがあり、「藁の家」はグレード1、「木の家」はグレード2、「レンガの家」はインビジブル(攻撃することができない)である。オオカミがブタの家を攻撃する場合は、場に存在する最も低いグレードの家を指定しなければならない。
- 他のオオカミがすでに指定しているカードは攻撃できない。
- オオカミは必ず他のプレイヤーのカードを攻撃しなければならない。
ここでオオカミに自身のブタを攻撃されたプレイヤーは、自身のブタをオオカミに一匹奪われる。ブタを失うと同時にペナルティとして個室内の酸素濃度が1.5%低下する。奪われたブタは労働ブタとしてオオカミのものとなり、労働ブタを手に入れたオオカミの宮殿の建築が1段階進行する。
5匹のブタをすべて失ったプレイヤーの酸素濃度は、確実に即死するレベルである6%まで低下する。
このようにして労働ブタを6匹集めたプレイヤーの宮殿が完成し、勝利となる。
なお、労働ブタとして奪われたブタを取り返すことはできず、オオカミに攻撃を受けた際に自身のブタの代わりに労働ブタを支払うこともできない。
ここまでの一巡が1戦となり、1戦ごとに使用したカードを破棄する。3戦を1ラウンドとし、ラウンド終了時にカードをすべて破棄して新しいカードが配布され、次のラウンドに進む。
また、特殊な状況が3つある。
- オオカミの不在
オオカミを出したプレイヤーがいなかった場合は、襲撃フェイズに移行せず次の1戦に進む。
- 平和な世界
4種類のカードが揃った場合は、特例的にオオカミが攻撃を放棄して流れとなり次の1戦に進む(あいこ)。
- オオカミの憤怒
オオカミが存在するにもかかわらず攻撃先がない場合、オオカミは自身のブタを2匹失う。例えば、オオカミ以外がすべてレンガの家である場合。
禁止行為や不正を働いた場合、違反プレイヤーは即敗北として、酸素濃度0%として確実な死が与えられる。
このゲームで勝利した場合、チームには大将戦でゲーム上の特権が得られるアイテム『スケルトンキー』を、プレイヤーには賭金とは別に5億円の報酬がそれぞれ銀行から贈与される。
第10ゲーム 主任解任戦2・第2回戦『デッドマンズ・キャンドルライト』
死者の国から贈られる幸せのハート!! 受け取れなければ次はあなたも仲間入り!!
プレイヤー | 獅子神敬一×???(ネタバレ注意) | ||
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担当行員 | 梅野六郎(宇佐美班)×???(伊藤班) | ||
審査役 | 灰谷蓮司→蛇谷絵美里 | ||
後見人 | 宇佐美銭丸(宇佐美班)×伊藤吉兆(伊藤班) | ||
ランク | 1/2ライフ | ||
賭金 | 10億円 | ||
勝利条件 | ハッピーハートを7コ獲得 | 対戦相手の死亡 | |
禁止事項 | 暴力、通信機器の持ち込み、5分以上の遅延行為 | ||
ペナルティ | 「たいまつの死者」により個室内で猛毒のロウソクが燃える | ||
単行本 | 未収録 |
宇佐美班と伊藤班の存続を賭けて団体戦として行われる主任解任戦の中堅戦。