これは自分への戒めだ… 傷はこのまま残す!
プロフィール
誕生日 | 8月27日 |
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年齢 | 26歳 |
身長 | 182cm |
体重 | 79kg |
血液型 | A |
職業 | 投資家 |
趣味 | トレーニング・食事制限 |
好物 | 青汁 |
犯罪歴 | なし |
危険度 | C+ |
CV | 羽多野渉(YJ公式PV) |
概要
カラス銀行に所属しているギャンブラーであり、ランクは下から2番目の「4リンク」。
自身に負けて債務者となったギャンブラーたちを購入し、自身の前に跪かせることで王のように振る舞うなど性格はかなり歪んでいる。
しかしその行動の裏には「債務者を買うことで残高を減らし、強い敵と戦わず楽に勝てるランクに留まりたい」という考えがあり、本質的には臆病さと狡猾さを兼ね備えた人物であると言える。
そのためか鏡に写った彼の姿は「虎の威を借る狐」だった。
実力的には4リンクに留まって強者と戦おうとしないこともあってか銀行が定めた危険度もそこまで高くないものの、その臆病さから来る読みの鋭さや負けを糧に成長を誓う向上心の高さなど光る部分も多い。
…とここまで色々書いてきたが、現在では再登場以降のイジられキャラとしての適性や面倒見の良さなどから人気が急上昇し、作品の癒やしキャラになっているのもまた事実である。
またオークションなど債務者たちの地獄のようなその後が明らかになってからは、「獅子神さんに買われた人たちは本当に幸せだったのでは?」という意見が読者から出るなどどんどん株が上がってきている。
実際後に債務者たちを追い出した際に、2人自主的に残った者がいたということから考えてもその高い人徳が窺える。
活躍
初登場は3話。主人公である真経津の4リンクでの対戦相手として登場し、「気分屋ルーシー」で対決。
経験者であることを活かし蛍光塗料を用いて真経津が選んだ鍵穴を探ろうとするも、イカサマを見抜いていた真経津に対策されて失敗。
その後真経津の「同じ鍵穴を選んだ」という言葉から自らの開けようとしている箱が真経津のものにすり替えられている可能性を疑い、御手洗の反応を見ることですり替えの有無を判別した後、真経津に正解の場所を教えないため手が傷つくのを承知で不正解の鍵穴を刺した。
しかし無意識に正解の位置から最も離れた鍵穴を選んだことが仇となり、既に癖を見抜いていた真経津に解錠され敗北した。
それでも納得が行かずせめて何かを盗んで負けようと真経津を問い詰め、自身の選択の誤り(自分を強く見せようと見栄を張り、真経津の言に乗ってしまった事。実際には全ての鍵穴がアタリに設定されていたので無視するか、一回でも違う鍵穴を選べば真経津が四苦八苦している間に最後の面の鍵穴に到達し、かつ真経津にはもうどうしようもできない状況に出来た)を知り戒めのために手の傷を残すことを決めた。
それからしばらくして40話で再登場。この回から真経津に呼ばれてクラブに来たもののそのことを忘れられるなどコメディリリーフ的な役割が目立つようになる。
しかし村雨を一目見てその強さを見抜く、彼の指示の意図を理解し代わりのダイスを持ってくるなど成長が見られる描写も多く、69話ではハーフライフに昇格している。
その後宇佐美班と片伯部班によるスペシャルマッチにて、村雨とタッグを組み時雨、山吹ペアと「ライフ・イズ・オークショニア」で対戦。
開始前に村雨から「常に最大の数字を出せ」と頼まれていたため、第1ラウンドから最大値である「4」の札を提示し電流を受ける。しかし自身の実力が村雨や相手と比較して劣っていることを自覚しており、少しでも村雨の命令の理由を理解するためにあえて命令に反し「2」の札を出し引き分けに持ち込む。結果「簡単な命令も守れないのか?」とブチギレた村雨の様子から作戦の先にある何かに彼が賭けていることを認識し、その目的のために「3」の札を出し落札。2勝したことによりダイヤを獲得した。
しかし第2セットでは動き始めた山吹に2勝されダイヤを獲得されてしまい、さらに第3セットでは一度「4」の札で落札させられ2勝されるという最悪の結果となり、後が無くなってしまう。
そして迎えた第4セット。今まで静観していた村雨が動き出し相手を圧倒するものの、未だ答えを見つけ出せず仕方なく「4」の札で落札。
次に落札し電流を受ければ死のリスクがある極限状態となったが、それでも村雨は合図を出さず生死のかかった第2ラウンドが開始してしまう。
敵2人は村雨の変化に見るからに狼狽しているのに、自分は死の淵に立っても何が変わったのかまるで分からず気づけなかった自分に憤りながらも現在の弱い自分のために生きることを決意し、強者を目指すのではなく弱者として相手のことを観察し恐いものを理解するようにした結果遂に覚醒。
強者の持つ視点(状況を俯瞰し望遠する揺るぎない大きな眼と妄執の類にすら見える程に敵を観察する小さな眼)の数を視覚的に理解できる能力を得、山吹と時雨の数個の視点及び村雨の手術室を形取る大小様々な無数の眼球を視認し、「ふざけやがって…バカにしてんのかテメェ?」と驚愕していた(これ自体は「視点」があれば誰でも認識できるモノ、つまり漸くスタートラインに立った)
この際時雨は獅子神の様子がこれまで幾度も相手にしてきた「最も御し易い相手"賢しらぶったチンピラ"」から「自身等が最も梃子摺る相手、"臆病者"」に変わった事を察知し狼狽、同じく変化に気づいた村雨からの合図をきっかけに自分の意思で「3」の札を通し、反対に山吹にも死のリスクを背負わせることに成功する。
その後は落札しないよう追い込まれ読みやすくなった山吹と同じ札を出していき、最後は山吹の脅迫に屈したという体で自身の札を見せることで共犯者になるのを避けたかった時雨に致死量の電流を浴びせ勝利した。
その後自身が一桁しか持っていないのに、形は様々ながら村雨と同じく百近い視点を持つ天堂(天使の翼や輪を形取る大量の眼球、真経津とのゲームで片目が潰れた事で視野が下がっているらしくいくつか目が縫い付けられ閉じている)や叶(巨大な眼球一つと、それを取り囲み見通す小さい眼球)、真経津(鏡)といった他のギャンブラーたちの次元の違う強さに触れるも、「オレは一歩ずつだ」と少しずつ彼らに近づいていくことを決意した。
この際それぞれ「聞いてたより有能に見える」「前よりずっと見てくれてるね?」「少し面白くなったね」と珍しく(彼等なりの)褒め言葉を貰っている