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雛形春人

ひながたはると

雛形春人とは、漫画「ジャンケットバンク」の登場人物の一人である。
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「…そろそろ完成だな、この絵も」

概要編集

ジャンケットバンク」に登場する、カラス銀行所属のギャンブラーの一人。本来の職業は画家。ランクは1/2ライフであり、伊藤班がジャンケット権を所有していると思われる。

あまり感情を表に出さずブツブツと話すなど無気力さを漂わせる性格であり、強引な性格である担当行員の土屋田との間には明確な上下関係ができている。彼自身もそれを自覚しており、ここまで勝ち上がってこれたのも土屋田の教えに従ってきたからだと語っている。


しかし、土屋田が理解できなかった真経津の言葉に怒りを見せるなどどこかマトモではない一面も見せており…

経歴編集

1/2ライフに昇格した真経津のラダー戦の相手として土屋田に連れてこられる形で登場し、「ジャックポット・ジニー」で真経津と対戦。

最初は真経津のカードをカメラで見ている土屋田の指示に従いカードを出していき、順調にゲームを進めていく。しかし真経津にはまるで本性を見せていないような物言いをされており、事態が動いたのは第1ラウンドの後半戦。


カードのすり替えを行い土屋田が見ているものとは別のカードを出した真経津だったが、雛形は何故かそれを読んでいたかのような手を出し真経津に対し金貨の差をつける。


何が起こったのかわからず土屋田も混乱する中、ついに雛形の本性が明らかになっていく…


※これより先はジャンケットバンク28話以降のネタバレが含まれております。












「褒めて、媚びて、おだて、激励し、手柄を譲り、認め、讃え、少しだけ怯えてみせる」


「そうやって完成したのが、このバカみたいな自尊心の塊」


「長い時間をかけて染め上げた、オレの作品だ」


実は弱気な態度や土屋田を慕う様子はすべて演技であり、上記のように彼に都合の良い人物を演じることで土屋田を自身の「作品」にしていた。

そのようなことをした理由も「バカが現実に気づいた時の顔が美しいから」というものであり、この作品に出てくるギャンブラーの例にもれず性格は歪んでいる。土屋田のことも「ゴミ」と呼ぶなど内心は見下しており、この後も何かにつけて彼のことを煽っている。


雛形の能力は感情を色で見ることができるというものであり、これを用いて真経津の手を読んできたのだった。

その後第1ラウンド、第2ラウンドとリードを広げ、続く最終第3ラウンドでは真経津の初手「魔神」というありえない奇行に困惑するも、そこから彼の願いが「金貨の量を減らすことで、ペナルティのダメージを少なくしたい」というものだと認識。勝利を確信し、最後に真経津の行おうとしている「魔神」に「盗賊」を当てる企みを阻止しようとするも雛形が手を読みやすいように抑えていた「喜び」の感情を出されたことで色が読めず失敗。

それでも勝負は決したと余裕の表情を見せるが…


















しかし実際には「金貨の量が増えるとその分支払い時間が長くなり、拘束時間も増える」という罠がゲームに仕掛けられていることと、それにより金貨を稼ぎすぎてしまった雛形は7日以上飲まず食わずで耐えなくてはならないことを真経津に明かされ、土屋田共々キュビズム作品のような表情を見せる。


自身の敗北に取り乱しそれでもなお真経津も拘束されるのは同様だと持久戦に持ち込もうとするも、自身が馬鹿にしていた土屋田に「支払いは個別で行われる」ことを指摘されてしまい、最後は皮肉にも自身が土屋田に行ってきたことの意趣返しを真経津にされてしまい遂に敗北を認めた。


その後雛形を勝たせられなかったと泣いて謝る土屋田に対し、降参しないことを告げ自画像を書くために鏡を持ってくるように命令した。

その時の雛形が向けた表情は、今までのような見下すものではなくどこか穏やかなものだった。

そして、しばらくして(おそらく)衰弱により死亡した。


これにより新たなマッチが組めるようになり、真経津は新たな強敵と戦うこととなる…

関連タグ編集

ジャンケットバンク ギャンブラー 画家 真経津晨 土屋田謙介

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