上質なイカサマはどうやってるかわからないモノさ
世界はボクに興味がないから ボクは自由だ
概要
本作の主人公で、カラス銀行のギャンブラーである。
ランクは5スロット→4リンク→1/2ライフ→1ヘッド。担当行員は宇佐美班の御手洗暉。
プロフィール
誕生日 | 3月3日 |
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年齢 | 22歳 |
身長 | 177cm |
体重 | 64kg |
職業 | 無職 |
趣味 | 多彩 |
犯罪歴 | なし |
危険度 | B- |
CV | 内山昂輝(YJ公式PV) |
人物
カラス銀行の地下賭博場に突如現れた謎の人物。
常に笑顔で飄々とした態度を崩さず、つかみどころのない性格をしている。勝負の際には言葉巧みに敵を誘導し、勝利のためなら相手を殺害することも、自分が重傷を負うこともいとわない冷酷な一面を見せる。
その一方で、プライベートではお茶目で子供っぽい性格を見せる。御手洗が自宅を訪れる際には必ずと言っていいほどコスプレをして、様々な遊びをしているようである。自室は相当汚く、遊んでいる途中に飽きたのか中途半端に放り出されているものが大量に散らかっている。
真経津にとっては「楽しむ」ことが一番重要であり、命を懸けてギャンブルをするのも楽しく遊ぶために過ぎない。そのため、死闘の果てに大金を得ても興味を示さない。
子供の頃はどんなにくだらない遊びでも本気で楽しめるが、大人になると何かを賭けなければ本気で遊んでくれないと溢し、だからこそ「本気で遊ぶ」ために大きなものを懸けたがり、また賭けるモノを重くしたがっている、命の危険があるゲームを前にしても笑顔を絶やさない。
「最高の遊び相手が見つかった時に、僕の人生は終わるんだ」
ギャンブラーとしての実力は上位。ルールそのものの罠や抜け道を利用するのが得意であり、序盤は敵に優位を渡して自分の都合のいいように行動を誘導する戦い方をする。その際にペナルティを負うことも辞さず、死にそうだけど頑張って耐えて勝つことから、読者からは「タフツさん」「最大の武器は耐久力」などと言われることもある。
その強さは読みあいの強さというよりも読みの外側にある奇策を弄する異常性にあり、読みの精度は村雨、叶には敵わない(そうは言っても超上位クラスに勝てないだけで、十分エスパーの域にある)。
真経津の実力に魅せられた御手洗からは信仰ともいえる異常な執着心を向けられている。真経津自身もその感情には気づいたうえで仲良くしているようである。
考えるときにこめかみを「トントントン」と叩く癖がある。また対戦相手が敗北目前になったとき、その目の前に鏡の幻覚が現れる。鏡に写る姿は様々だが、敗北の原因になるような隙が象徴的に描かれる。
決め台詞は「鏡の中に君を助ける答えはない」。
過去のほとんどが明かされておらずモノローグもないため、主人公でありながら謎に包まれている。カラス銀行での初戦で見せたあまりの強さから、宇佐美はかつて他の銀行の賭場を潰した『デギズマン(装うもの)』と呼ばれる人物ではないかと疑っている。
それが事実かどうかはいまだ判明していない。しかし『デギズマン』に敗北した者が「鏡の中に自分が見えた」と証言していることからも、何かしらの関係があるのは間違いないと思われる。また1ヘッド初戦である眞鍋とのゲームでは、まだ未熟な若者である御手洗を装う事によって“教育者”である眞鍋の目を曇らせ、彼の教育を誘導しようとしていた。その模倣は、数多の人間を観察している眞鍋がゲーム後半まで気づけないほど卓越したものであり、ゲームを観覧していた雪村には「ソレ(デギズマン)っぽい」と評された。
前述したが、真経津にとっては殺し合う敵も単なる遊び相手に過ぎない。つまりは生き残った敵は友達扱いされるようになる。
オーバーキル編では獅子神、村雨をパーティを口実に誘いだし、格下の大学生を相手にギャンブルして遊んでいる。
気になった人はすぐに誘うタイプであるらしい。曰く、「会いたくなった時に全員生きてるとは限らない」。
容姿
赤茶色のくせ毛が特徴的な青年である。普段は白いシャツに青いパーカーと赤いリボンを着用しており、全体的に奇抜な格好をしている。
男性でありながらまつ毛が長く、端正な顔立ちをしている。作中ではモブの女子大生に「顔良くない?」と評されている公式美形。
その他
「真経津鏡」とは、日本神話における三種の神器のうちのひとつである八咫鏡の別名である。
八咫鏡は「内面に隠された真実を映し出す鏡」とされており、真経津の作り出す鏡の幻覚はこれが元ネタであると考えられる。
八咫鏡は現物を見ることができないため正確なところは不明だが、八咫鏡と同一のものであるとされている鏡に描かれた紋様は真経津のリボンの留め具のものと酷似している。