「持たざることを最悪と思っているなら そこには誤解がある」
「一度得たものを失うことこそ 真の最悪と知るでしょう」
「負けは引き分けより最悪だ 当然ね」
プロフィール
性別 | 男性 |
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年齢 | 34歳 |
誕生日 | 6月28日 |
星座 | 蟹座 |
身長 | 181cm |
体重 | 76kg |
血液型 | B型 |
趣味 | 摘発 |
好物 | ふぐ刺し |
職業 | 刑事 |
概要
ジャンケットバンクに登場するカラス銀行賭場1/2ライフ所属のギャンブラー。担当は片伯部班。本職は警視庁捜査2課の刑事である。
七三分けに眼鏡、口元の傷が特徴の人物で知的な印象を抱かせる一方性格は慇懃無礼で、対戦相手を「悪人」と見なし徹底的に追い詰めるのが特徴。
初登場時に詐欺師を拘束し精神的に追い詰め、金を返すように懇願されたことで容赦なく暴力を振るう等の異常性を見せた。自分の仕事に誇りを持っており「賢さによって富を築き上げた人間が 全てを失うマヌケ面は格別」と断言する程、「賢い悪人が自分の意志で何もかもを失い落ちぶれる姿」に幸せを感じている。
おそらく刑事になった理由も、「合法的に悪人を追い詰めることができるから」という点からだと思われる。
能力
人を欺く詐欺師を相手にしてきた職業柄、嘘など人間の僅かな機微を見逃さないことで読み会いを制する能力を持つ。また、警察である事を活かし対戦相手の素性を調べあげ、揺さぶりに用いることで精神的に優位に立つことも得意とする。
ただし感情の機微を偽装でき、過去を暴かれてもあまり動揺がない人物には不利になる弱点も抱えている。
そして最後の手段として後ろ暗い金の出所を持つギャンブラー達にとって彼に勝っても報復されるかもしれないというリスクを背負わせることで、勝ちを譲らせる方法も取れる。
総じて銀行にとっては純粋な勝敗を捻じ曲げられる恐れがあるとともに、法的機関に属している都合上迂闊に手を出すことができない実に厄介な人物と言える。
活躍
宇佐美班と片伯部班が合同で開催したタッグマッチにて、相棒である山吹千晴と共に獅子神と村雨のタッグと「ライフ・イズ・オークショニア」で対戦。
第1セットは様子見ということもあり獅子神の2勝を許しダイヤを獲得させるも、続く第2セットでは本来の実力を顕にし、全てのラウンドで獅子神・村雨の札を妨害し山吹に落札させダイヤを獲得。状況を振り出しに戻した。
さらに第3セットでは山吹との連携により獅子神に一度落札させ電流を浴びせてからそれぞれで1勝。累計提示額は「4」と獅子神よりダメージを抑えた状態で王手をかけることに成功する。
しかし第4セットでそれまで静観していた村雨が動き始めたことにより状況が一変。村雨の手が読めなくなってしまい、逆にこちらの手を完全に読まれた状態となってしまう。
幸い第1ラウンドでは獅子神が村雨の命令通り「4」の札を出したため大きな被害は無かったが、死の淵に立たされたことでついに獅子神が覚醒。第2ラウンドでは山吹の札を通されたことで彼の死にリーチがかかった状態に追い込まれてしまう。
さらに村雨の策略により村雨を勝たせなければ山吹が致死量の電流を食らってしまう状況に追い込まれ、やむを得ず彼の札を通すもそれを見透かされて理論上の最小値である「1」で落札されてしまった。
窮地に立たされる中でいざというときは山吹を見捨てる判断を暗に示し、山吹自身もそれを承諾する。
しかし山吹が死の淵に立ち読まれやすくなった手をことごとく獅子神に封じられたことで、自身は村雨に引き分けにされ電流を食らい続けるという拷問に等しい状況に追い込まれてしまった。
ついに村雨以外全員が死のリスクを孕むようになった状況下で、村雨の札を読めずに苦悩したことで、山吹が時雨を守るために出した札を見せるという事実上の降参宣言を行う。しかし村雨がそれを拒否したことで山吹が激怒し、法的な権力を振りかざし2人を脅迫する。
しかし、当の村雨はその言葉を聞いて不気味な笑みを浮かべており…
(※これより先は99話以降のネタバレを含みます)
脅迫を行うように仕向ける村雨の策にいち早く気付き、山吹に「誰かを脅す時は"誰を"脅しているのか理解しろ」と戦慄しながら忠告するも時既に遅く、山吹はギャンブラーだけでなくVIPも脅迫したとみなされ銀行の粛清対象となってしまう。
更に脅迫に屈した体で村雨が自身の札を公開し、これを利用すれば共犯になると逆に村雨に脅迫される。
しかしながらあの脅迫は山吹の独断であり、自身は無関係だと必死に主張するも…
獅子神「全然信用できねーなぁ」
「アンタらがメチャクチャ脅すモンだから オレは完全にビビっちまって」
「屈しちまったよ わざと負けるくらいな」
「もしオレに勝っちまったら アンタも確実に共犯だな」
だが村雨の意図を汲み取った獅子神が、山吹より大きい数字の札を公開し獅子神を見殺しにすれば自身も銀行の粛清対象にされる窮地に追い込まれたことに愕然する。
そして2人に迫られ己の無実を証明するために致死量の電流を浴びることを選択し、VIP達に弁明の発言を述べながら落札して許容範囲を越えた電流を食らい、そのまま意識を失って敗北した。
その後の生死は明らかになっていないが、再登場した山吹が彼の眼鏡を形見のように身に着けていた事から死亡した可能性が高い。
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おそらくモデルとなった人物水谷豊