「この場所はシンプルで 強者こそが正義」
「そして正義は 悪が死ぬまで殴るのを止めない」
「注意して次の手を選べよ 小悪党」
プロフィール
性別 | 男性 |
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年齢 | 28歳 |
誕生日 | 2月23日 |
星座 | 魚座 |
身長 | 177cm |
体重 | 70kg |
血液型 | O型 |
趣味 | バイク |
好物 | 焼き芋 |
職業 | 刑事 |
概要
ジャンケットバンクに登場するカラス銀行賭場1/2ライフ所属のギャンブラー。担当は片伯部班。本職は警視庁捜査2課の刑事である。
トサカ頭に三白眼、ギザ歯という威圧的な見た目に違わず性格は慇懃無礼で、対戦相手を「悪党」と呼び徹底的に追い詰めるのが特徴。
学生の頃は暴力的な性格でムカつく奴はぶん殴るのが日常故、喧嘩に明け暮れており、周りから煙たがられていた。しかしある日偶然出会った痴漢の加害者に対しストレス発散の為に暴力を振るったところ周囲から褒められたことから「悪い奴には何をしても構わない」、「自分の正義が成されることに人は快感を覚える」と考えるようになり、やがて「ヒーロー」に憧れるようになった。
おそらく刑事になった理由も、「合法的に悪人を追い詰めることができるから」という点からだと思われる。
能力
人を欺く詐欺師を相手にしてきた職業柄、嘘など人間の僅かな機微を見逃さないことで読み会いを制する能力を持つ。また、警察である事を活かし対戦相手の素性を調べあげ、揺さぶりに用いることで精神的に優位に立つことも得意とする。
ただし感情の機微を偽装でき、過去を暴かれてもあまり動揺がない人物には不利になる弱点も抱えている。
そして最後の手段として後ろ暗い金の出所を持つギャンブラー達にとって彼に勝っても報復されるかもしれないというリスクを背負わせることで、勝ちを譲らせる方法も取れる。
総じて銀行にとっては純粋な勝敗を捻じ曲げられる恐れがあるとともに、法的機関に属している都合上迂闊に手を出すことができない実に厄介な人物と言える。
活躍
宇佐美班と片伯部班が合同で開催したタッグマッチにて、相棒である時雨賢人と共に獅子神と村雨のタッグと「ライフ・イズ・オークショニア」で対戦。
第1セットは様子見ということもあり獅子神の2勝を許しダイヤを獲得させるも、続く第2セットでは本来の実力を顕にし、1、3ラウンドで落札しダイヤを獲得。状況を振り出しに戻した。
さらに第3セットでは時雨との連携により獅子神に一度落札させ電流を浴びせてからそれぞれで1勝。累計提示額は「9」と獅子神よりダメージを抑えた状態で王手をかけることに成功する。
しかし第4セットでそれまで静観していた村雨が動き始めたことにより状況が一変。村雨の手が読めなくなってしまい、逆にこちらの手を完全に読まれた状態となってしまう。
幸い第1ラウンドでは獅子神が村雨の命令通り「4」の札を出したため大きな被害は無かったが、死の淵に立たされたことでついに獅子神が覚醒。第2ラウンドでは自分の札を通されたことで死にリーチがかかった状態に追い込まれてしまう。
さらに村雨の策略により村雨を勝たせなければ自分が致死量の電流を食らってしまう状況に追い込まれ、やむを得ず彼の札を通すもそれを見透かされて理論上の最小値である「1」で落札されてしまった。
窮地に立たされる中で時雨がいざというときは自分を見捨てる判断をすることを示し、山吹自身もそれを承諾する。
しかし死の淵に立ち読まれやすくなった手をことごとく獅子神に封じられ、村雨がワザと引き分けにし続ける拷問を開始、相棒の時雨が電流を食らい続けるのをただ見ることしかできない状況に追い込まれてしまった。
ついに村雨以外全員が死のリスクを孕むようになった状況下で、時雨を守るために出した札を見せ「このラウンドを引き分けにしろ、次のラウンドで負けてやる」という事実上の降参宣言を行う。しかし村雨がそれを拒否したことでついに怒りが爆発する。
「オレの相棒をブッ殺して この先 普通に暮らせると思ってんのか!!?」
「こんな賭場にいるような奴らは!! 叩けばいくらでもホコリが出る!!!」
「覚えておけクソボケ!! オレ達がその気になりゃあ テメーらなんざ死ぬまで刑務所だ!!」
後ろめたいことがあるはずのギャンブラーたちにとって、法的な権力を示すことは何よりも恐ろしいことである。
しかし、当の村雨はその言葉を聞いて不気味な笑みを浮かべており…
(※これより先は99話以降のネタバレを含みます)
宇佐美「"こんな賭場にいるような奴らは叩けばいくらでもホコリが出る"…只今の発言はプレイヤーのみに留まらず この場にいらっしゃる全ての人間ーーつまり」
「銀行そのものに対する 脅迫行為とみなされる」
「お客様の安全を第一に考え ゲーム終了後"適切に対処"いたします」
だが実際は脅迫を行うように仕向けることが村雨の策であり、それに嵌った山吹は、ギャンブラーだけでなくVIPも脅迫したとみなされ銀行の粛清対象となってしまう。
そして村雨達に迫られ「自分は共犯ではない」という潔白の照明のために、万が一、億が一助かるかもしれない致死量の電流を浴びることを選んだ時雨が落札し、ゲームが終了したことで足枷が外れた山吹は一目散に出口へと駆け出す。
皮肉にもその姿は憧れていた「ヒーロー」とは程遠い、「仲間を見捨てて逃げ出す情けない人間」に近しいものだった。
しかしあらかじめ待機していた黒光と周防に逃走は防がれ、VIPの見世物にされるという末路を迎えた。
「止まれ そこの間抜け面2人」
「ありがたく思えよ わざわざオメーらに警告しに来てやったんだ」
「面倒事に関わりたくなきゃ アイツとの友達ゴッコは早めに切り上げろ」
「真経津晨は "大人"に目を付けられた」
126話で生存していた事が発覚し、獅子神と村雨の前に現れ真経津の素性を調べている事を告げた。この時には時雨が掛けていた眼鏡を遺品として胸にぶら下げている。
村雨の見解では真経津の情報を収集する事を条件に、銀行からの粛清を免れた模様。
警察官の彼でさえも真経津の経歴を一切把握出来ず、ギャンブル含め何人も人間を殺害している異常者であること、獅子神と村雨は利用されていることを忠告している(だが日常的に殺人を犯している知り合いが居るため村雨どころか獅子神さえもその点については顔を背けており、自分達との戦いで覚醒しただけ=一般人寄りの感性の獅子神に対し「オメーだけは常識をなくすなよ!!」とツッコミを入れていた)。
その後は時雨の仇である2人の安否を心配しながらその場を去っていった。