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京極学

きょうごくまなぶ

京極学とは、漫画「ジャンケットバンク」に登場するギャンブラーの一人である。
目次 [非表示]

「次は金持ちを連れてこい ネギを山程背負ったカモをな」


プロフィール編集

性別男性
誕生日12月22日
年齢21歳
星座山羊座
身長180cm
体重67kg
血液型B型
職業大学生

概要編集

ジャンケットバンクに登場するギャンブラーの一人。ただし銀行所属のギャンブラーではなくあくまで一般人ミツルなどの仲間たちと共にクラブ「オーバーキル」を運営しており、そこでギャンブルを行い負けた相手に膨大な負債を追わせ取り立てるという悪徳な手段で金を稼いでいた。

性格は若者らしい傲慢さと尊大さを備えており、5巻のおまけページに載せられていたSNSの画面からでもやたら英語が多いプロフィール欄やいくつものサブアカウントを持っているなどその自己顕示欲の高さがうかがえる。


作中では主人公の真経津が贔屓にしているパン屋の神林の娘がギャンブルに負けたことで彼らに取り立てられることとなってしまい、雛形との対戦が終わるまでの間の暇つぶしとしてクラブを訪れたことで対戦した。


…のだが、対戦前から彼とその相方であるミツルの末路を不安視する読者も多かった。

具体的な理由としては、


  • 言動や行動から漂う小物感
  • そもそも本人は銀行に所属していないただの大学生
  • 師匠と崇めているのが1話でのかませ犬だった関谷仁
  • 真経津のタッグ相手が作中屈指の上位者である村雨礼二
  • 初対面の村雨に「マヌケ面」呼ばわりされる
  • しかも真経津もそれを否定しない
  • 店の名前がクラブ「オーバーキル」
  • ルール説明時に真経津がこめかみを指で叩く癖を行わない=考える必要がないレベルのゲーム
  • 雑誌掲載時にアオリ文で「ご愁傷様です」と書かれる

などこれでもかと死亡フラグが立っており、少なくとも碌な目には遭わないだろうと考えられていた。


能力編集

単純なルールを複雑そうに書くことで判断を鈍らせる、チップを使わずモニターに全ての情報を映すことで自身への注目を外しイカサマを仕込むなど抜け目なく策を練っており能力自体は割と高い。

しかし真経津たち一流のギャンブラーと比較すると当然ながら実力は大きく劣っており、基本的に行っているのが弱者狩りなことと、上述の性格のせいで格上の実力を見誤るなど致命的な部分も多い。


活躍編集

上記の経緯でミツルと共に真経津と彼に誘われて来た村雨、そして見学に回った獅子神とクラブの伝統的なゲームである「タンブリング・エース」で対戦することとなった。

序盤は重心が滅茶苦茶のダイスを渡すことで4カード以上の目を出せないようにし、自分は相手がモニターに注目している隙に鉄板を仕込んだ特製ダイスを用意するなど周到に立ち回る。


しかし相手が見えてないにもかかわらずまるでイカサマを仕込んだことをわかっているような口調をしたこと、村雨が机にメスを刺し脅迫したことで警戒を強めるも、それ以上の追求が無かったことと大きな役を出さなかったことからハッタリだと確信。

第3ゲームでは手袋に仕込んだ磁力の力で「K」の面を出しフルハウスを成立させたことで勝利した(ちなみにこの時場の最高役が「J」のスリーカードにもかかわらず、それより弱い「10」のペアを残しリロールするというミスをやらかしている)。


第4ゲームでも同じく「K」のフルハウスで勝利し、最終第5ゲームでは賭け金を上げたいという真経津の要求から大金を得られると確信し場代を多くしようとするも、相手の恐ろしさに怯えたミツルによって堅実に行く案を出されるがこれを却下。その際怒ったミツルに反発されたことで意固地となってしまい、場代は300枚、上限はなしという大勝負に出ることとなる。

そうなるように仕向けた、真経津が笑っていたとも知らずに…


今まで疑いの目を逸らすために封じていた「K」の5カードを出し勝利を確信するマナブ。しかし、そんな彼に対し真経津は言う。


「イカサマをするなら 最高の手を出せなきゃダメだよ」


「ボクたちは普段ダイスゲームでは遊ばないんだ なぜなら一番面白い「運」の要素を――」


「技術で 台無しにしちゃうからね」


真経津が出したのは最強の手である「A」の5カード。既に獅子神に重心がまともなダイスを取りに行かせており、狙った目を出す事は容易のことだった。

これにより一気に500万円以上の負けを抱えることとなってしまった。


「何を終わった気でいている?」


「マヌケ面か酷くなるのはここからだ」


が、さらに村雨も同じく「A」の5カードを出し引き分けたことでルールにより両者振り直しとなり、二人が引き分け続ける限りレートが永遠に増え続けていくという事態に追い込まれてしまう。


相手を甘く見て、欲にかられ味方の声を聞かず、最後は自分たちの定めたルールで首を絞められるというなんとも自業自得な末路を辿ってしまった。


真経津が飽きるまで無限ループは続き、結果としてミツルと総額で1億9024万8322円という莫大な負債を抱え、払えないことから最後の手段としてナイフを持って村雨を殺そうとするも、それすら獅子神に防がれることとなった。

もっとも、獅子神が止めなかった場合村雨は胸元に手を入れている=メスを持っていたため、余計に悲惨なことになっていた可能性が高い。













「お疲れ様です!村雨のアニキ!!」


「京極学 今日もせっせと働いております!!」


その後85話でまさかの再登場。借金のカタとして村雨によってかつてカモにしていた神林のパン屋にバイトとして働かせられている。村雨の趣味の手術(この時はが見学に来ていた)によって偶然にも胃に悪性腫瘍が見つかり摘出されたことから彼を命の恩人として敬い「アニキ」と呼ぶようになった。

ミツルの絵を元としたパンの売り方を考え、実際にSNSで話題になり多くの客を呼び寄せていることを考えるとその手腕が正しい方向に発揮されることとなったと言える。


…サクラ営業とか言ってはいけない。



余談編集

本誌掲載時の煽りでは「大学生、ご愁傷様です」(村雨登場)→「もう逃げることはできない」(ルールを聞いた3人がギャンブラーとしての本性を剝き出しにする)→「さよなら、大学生…」(返り討ちにされ村雨に身柄を確保される)と編集が同情する形の三段落ちとなっていた。


関連タグ編集

ジャンケットバンク 辺見充 真経津晨 村雨礼二 獅子神敬一

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