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概要

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。

懐中電灯型の道具。このライトから照射される光を当てると、どんな物でも小さくすることが出来る。光を当てる時間を変えることで、どの程度小さくするかを調整することも出来る。また、作品によっては小さくした物を元の大きさに戻す光線を照射する機能も備わっている。縮小出来るサイズに制限が存在するかは不明。

反対の効果を持つひみつ道具「ビッグライト」も存在する。こちらはスモールライトとは違い時間制限の描写が存在しない。また、大全集9巻収録「キングコング」では、ビッグライトと同様に物体を拡大させることが出来る機能を持つスモールライトが登場している。

大長編及び映画宇宙小戦争』では、このライトで小さくした物は一定時間(作中では1日~数日程度)が経過すると、ライトの効き目が切れて元の大きさに戻ってしまう設定が追加された(作中ではライトの効き目が切れたことでドラえもん達は窮地を脱することが出来た)。

参考として『ドラえもんのひみつ道具使い方事典2』では、スモールライトの動力源は乾電池2本と説明されている(ただし原作版では、そのような設定及び描写は存在しない)。

派生作品

水田わさび版アニメオリジナルエピソード「突撃!ハクションバスターズ」では、のび太達がスモールライトでウイルスと同じサイズまで小さくなっている

スピンオフ作品『ドラベース』では、野球の試合用として3分で元に戻るように調整されたスモールライトが登場しており、この「3分で元に戻る」という点が意外な形で利用される事となる。

宇宙小戦争2021』では、スネ夫が「他のひみつ道具を使用すれば元の大きさに戻れるのでは?」と指摘した際、ドラえもんは「他の道具ではダメだ」と発言している(しかし2006年版「たとえ胃の中、水の中」、『新・鉄人兵団』、映画版『奇跡の島』、『宝島』等、他の水田版アニメ及び映画版ではスモールライトで小さくしたものをビッグライトで元の大きさに戻している為、この説明には矛盾が生じている)。

主な使い道

  • 物を小さくして運びやすくする。
  • TC10巻収録「たとえ胃の中、水の中」のように、自分達が小さくなって体の中へ異物を回収しに向かう等、様々な活動をする。また、人間が小さくなればも小さくなる為、少ない食料を大勢で分け合うことも出来る。
  • 敵や危険物を小さくして攻撃力を低くする(例えばハドソンから発売されたファミコン版『ドラえもん』では、雑魚敵を1ドットより小さくして画面から消す武器として登場している)。

関連道具

「スモールライト」のトンネル版と言えるひみつ道具。

このトンネルに入った物は何でも小さくなる。反対側から入ると元の大きさに戻ることが出来る。ただしスモールライトとは違い時間制限の描写が存在しない。詳しくは項目を参照。

  • いっすんぼうし

小さな帽子型のひみつ道具。

この帽子を被ると、身体が一寸法師のように小さくなる。帽子を脱げば元の大きさに戻る。

  • 細胞縮小き

光線銃型のひみつ道具。

この光線を生物に浴びせると、その生物を小さくすることが出来る。ただし「スモールライト」等とは違い、小さくし過ぎると元の大きさに戻せなくなってしまう

ちなみに「細胞縮小」という名の通り、無生物には効果が無い。作中でもロボットであるドラえもんがこの光線を浴びたのだが、大きさが変化することは無かった。

関連項目

ドラえもん ひみつ道具 ビッグライト

デカチビ光線銃:『Dr.スランプ』に登場する則巻千兵衛の発明品で、スモールライトとビッグライトの両方に相当する機能があるが、悪用防止のため1時間で元に戻るように設定されている。

リップルレーザー:上記のファミコン版『ドラえもん』の作中で「スモールライト」が登場した際、攻撃時の演出が類似している。

サイボーグクロちゃん:作中にスモールライターという発明品が登場する。

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