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藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』で有名なエピソードの1編。


概要編集

小学館『小学五年生』1975年11月号が初出で、全8ページだったが単行本収録に伴い2回(てんとう虫コミックス第10巻、藤子不二雄自選集第3巻)にわたりコマを描き足す改稿が行われたため、後述の単行本では全9ページとなっている。短編ながらも濃厚なフェティシズムを感じさせることで評価が高い一編。


藤子・F・不二雄は映画『ミクロの決死圏』を知り、自分が先に同じアイデアを思い付いていたため悔しがったと言われているが、その『ミクロの決死圏』も手塚治虫の読み切り『38度線上の怪物』を流用したアニメ『鉄腕アトム』(初代)の第88話「細菌部隊」からインスパイアを受けて作られたものだと言うのは有名なエピソードである。原作者自身は「小学館のテレビ名作」(かつて刊行されていたテレビ絵本のレーベル)第7巻で1979年に初アニメ化された本作について「もっと体の中のいろんな部分を大冒険させたかった」とコメントしていたが、没後に制作された2006年放送版では気管に入り込む場面が追加されるなど、生前の希望をスタッフがある程度反映したような展開となっている。


『ドラえもん』はスモールライトビッグライトの存在もありサイズフェチを語るうえでは外せない作品とされているが、その中でも「たとえ胃の中、水の中」は入手の容易さも手伝って被食シチュエーションの聖典的な存在となっている。


あらすじ編集

しずかちゃんが浮かない顔でドラえもんのび太を訪ね、直前に起きたアクシデントについて話し始める。自宅でくつろいでいた彼女がピーナッツの投げ食いをしていたところ、母親の指輪から外れた時価50万円のオパールを誤って飲み込んでしまったのだと言う。のび太はノコギリで体を切断してすぐくっつけるテープがひみつ道具に無いかと提案し、しずかは恐怖の余り逃げ出そうとする。どうにかしずかを引き留めたドラえもんは、瞬間移動潜水艦をスモールライトで小さくしてしずかの体の中からオパールを回収すると言う別案を提示した。しずかはこの案に対しても「なんだかばっちい感じ」と消極的だったが、ドラえもんとのび太からは「他に方法がある?」と反論され、仕方なくこの案を受け入れることにする。


ドラえもんとのび太が乗り込んだ潜水艦をスモールライトで縮小したしずかはすぐさまそれを飲み込み、オパールの回収が終わるまで仰向けで安静にしているよう指示された。潜水艦が(22世紀の時点から見れば)旧式のため、体を動かすと外からの衝撃で故障してしまうかも知れないのだと言う。しずかのの中に到着したドラえもんとのび太は胃液溜まりに彼女が投げ食いしたピーナッツのかけらが浮かぶ様子を実況してみせたが、しずかが怒って体を起こしたため胃の中の潜水艦を激しい衝撃が襲う。2人から「動いちゃだめだってば!」と注意されたしずかが申し訳なさそうに態勢を仰向けに戻した直後、潜水艦は誤飲したオパールを発見して無事に回収した。


潜水艦にはワープ機能があり、ドラえもんがジャンプボタンを押すとしずかの胃の中から野比家の浴槽へ転送される。ところが、既に潜水艦が自分の体の中からワープで脱出したことに気付いていないしずかは掃除のためのび太の部屋に入ろうとしたのび太のママに「訳があって寝たままで失礼します」と挨拶してやり過ごすところだった。のび太のママが怪訝な表情をしながらも「どうぞごゆっくり」と1階へ降りた後、しずかはオパールが見つかったか自分の胃の中にいるはずの2人へ何度も呼び掛ける。自室の外からその様子を見て面白がり、悪戯心を起こしたドラえもんとのび太はそのまましずかをからかうことにした。


潜水艦が故障したと言うドラえもんとのび太の声でビクッとしたしずかは、2人がいつまでも自分の体の中から脱出できないのではないかと不安になるが、ドラえもんとのび太はうろたえるしずかを相手に畳みかけて「このまま行けば食べ物と一緒に流されて小腸から大腸へ……明日あたり出られると思うんだけど」と続ける。しずかが「そんなの絶対にいや!」と泣き叫んだところで、ドラえもんとのび太は「冗談だよ」と言いながら回収したオパールを渡そうとするが、激怒したしずかはその場にあった物を手当たり次第に2人へ投げつけた。すると、投げられたインク瓶がのび太の口の中にストライクで直撃したので、ドラえもんは再び潜水艦に乗り込みのび太の体の中へ瓶を回収しに行くことになってしまうのだった。


収録単行本編集

藤子不二雄ランド(中央公論社)以外の発行元は全て小学館。

  • てんとう虫コミックス:第10巻 - 1976年初版。最初の単行本収録で、初出時から0.5ページ分の加筆。現在でも最も容易に入手可能で、電子書籍版も発売されている。
  • 藤子不二雄自選集:第3巻「ナンセンスの世界」 - 1981年刊。てんとう虫コミックス10巻からさらに加筆した決定版で、後年の再録でもこのバージョンを使用する場合がある。
  • 藤子不二雄ランド:第5巻 - 1984年刊。自選集バージョン。
  • 藤子・F・不二雄自選集:上巻 - 原作者没後の1998年刊。
  • 藤子・F・不二雄大全集:第4巻 - 2009年刊、2021年に電子書籍化。
  • 小学館コロコロ文庫:しずか編
  • 小学館コロコロ文庫デラックス:のび太❤︎しずか編
  • My First BIG:「思いっきり大爆笑!!」編 - コンビニ版。
  • ぴっかぴかコミックス:第14集 - 2006年刊。幼児向け装丁で、各コマに番号が付されている。
  • ドラえもん科学ワールド:からだと生命の不思議 - 2012年刊。学習漫画
  • 学年別ドラえもん名作選:五年生 - 2019年刊。
  • ドラえもんまんがセレクション:SUMMER SPECIAL 2019 - テレビ朝日版アニメ放送開始40周年記念本。
  • ドラえもん総集編 2024冬号:2023年12月刊。

以下は電子書籍限定。

  • デジタルカラー版:第10巻 - 2015年発売。

アニメ化編集

当エピソードを原作にこれまで4回アニメ化されている。内訳は大山のぶ代主演版(大山ドラ)と水田わさび主演版(わさドラ)でそれぞれ2回ずつ。


1979年版編集

1979年9月7日放送(当時10分の帯番組、30分枠では1980年2月17日のAパートで再放送)。最初のアニメ化で、タイトルは「たとえ胃の中水の中」(原作タイトルにあった読点が無い)。前述の通り「小学館のテレビ名作」第7巻に収録されており、原作者の生前では最初にして唯一のアニメ化でもある。


DVD「ドラえもんコレクション」第6巻および「TVシリーズ名作コレクション ひみつ道具のおはなし」に収録されている。特徴や原作との相違点は以下の通り。

  • しずかの衣装は大山ドラ初期の赤いワンピースで、のび太の衣装はお馴染みの黄色いシャツに紺色の半ズボン。
  • 初期のアニメ化なので、しずかののび太に対する二人称が原作の旧設定に準じて「のび太くん」。
  • ドラえもんが四次元ポケットから潜水艦を出した時にのび太が「この間、海へ行った時のやつ」と言う台詞がある(ひみつ道具としての初出エピソード「せん水艦で海へ行こう」のこと)。
  • しずかが縮小した潜水艦を手に「まずそう」と言い、原作のように単体で飲み込まずコップの水と一緒に流し込んだため食道の中で潜水艦が激流に巻き込まれる描写がある。
  • 胃の中には躍り食いしたピーナッツだけでなく、その前に食べたにんじんピーマンも残っている(のび太のセリフより)。
  • ドラえもんとのび太が瞬間移動で脱出した先が自宅の浴槽へのダイレクトでなく、しずかが水を飲んだ時のコップを経由する(コップの中にジャンプした時点でしずかは眠っていたので、2人が脱出したことに気付かなかった)。
  • しずかをからかう場面で小腸から大腸へ潜水艦が押し流されるイメージ図とトイレのカット(流石に中身は映っていない)が挿入される。
  • 怒ったしずかがのび太の口の中に放り込んだ異物がインク瓶でなく消しゴムに。

2002年版編集

2002年3月28日放送、Aパート。大山ドラ23年ぶり2回目のアニメ化。1979年版のセルフリメイクで、原作者の没後に制作された(他のエピソードでは「あやうし!ライオン仮面」を始め、原作者の存命中に大山ドラ初期の作品がリメイクされたケースもある)。タイトルは「しずかちゃん、大ピンチ!」


4本中で原作からの改変幅が最も大きい。また、このエピソードのみDVDなどの映像ソフト化やネット配信が行われていないが、CSのテレ朝チャンネルで再放送されたことはある。

  • しずかの衣装はクリーム色の長袖シャツに薄い黄緑のチョッキを羽織り、ピンク色のスカートを穿いている。のび太の衣装は1979年版と同じ。
  • 話の冒頭から原作や他のアニメ化とは全く異なっており、空地でスネ夫がのび太とジャイアンに近所のスーパーで売っている缶入りのドロップから海外旅行が当たる赤いドロップが出たことを自慢する場面から始まる。ジャイアンが「今すぐ買いに行こう」と言って3人でスーパーへ行き、その途中でしずかのママと出会い挨拶する。
  • のび太はスーパーで1缶を選んで購入し、ドラえもんの立ち会いで中身を確認するが全部ハズレだった。「そんな上手い話が転がっている訳がない」と漫画を読み始めたところでしずかが訪ねて来る。しずかの話では、皿の上に置いてあった赤いドロップを今日のおやつだと思って口に入れると母が入って来たのでびっくりしてドロップを飲み込んでしまい、その母から「海外旅行の当たりを別の皿に移していたのに見当たらない」と聞かれて困り果てた末にドラえもんとのび太を頼ることにしたのだと言う。
  • 潜水艦が振動に弱く故障しやすいことは食道を通過中でなく、スモールライトで縮小する前にドラえもんからしずかに説明する。1979年版と異なり原作と同じように潜水艦単体で飲み込むが、食道を通過中にしずかが仰向けのまま体を右側へ傾けたために振動が発生する描写がある。
  • しずかが安静にしているところへ、のび太のママでなくジャイアンとスネ夫がのび太を野球へ誘いに来る。2人はのび太の靴が玄関にあるので部屋にいるに違いないと考えて2階へ上がって来たが、何故かそこに寝ていたしずかは不審がる2人をどうにかごまかしてやり過ごした。
  • ドロップ回収後、瞬間移動で自宅の風呂場へ脱出するがサイズは浴槽の大きさに合わせて拡大しておらず、スモールライトで縮小された時の大きさである(ビッグライトで元の大きさに戻る描写は省略)。
  • しずかがドラえもんとのび太に騙されたことを知って怒り、手当たり次第に物を投げ付けるが原作と異なりのび太の口内に異物がストライクすることは無く、泣きながら部屋を飛び出すだけになっている。

2006年版編集

2006年5月12日放送、Aパート。わさドラ1回目、通算3回目のアニメ化。前回の放送から4年しか経っていないが、原作においても傑作エピソードとして評価が高いことから放送前年のリニューアルを挟んで比較的早期にリメイクが実現した。タイトルは「しずかちゃんを探検!? たとえ胃の中、水の中」で、公式「ドラえもんチャンネル」の配信あり。DVDでは「キャストが選ぶひみつ道具セレクション しずかちゃん・ジャイアン・スネ夫編」および「TV版 NEWドラえもんプレミアムコレクション ひみつ道具スペシャル IN編」に収録されている。


2002年版と異なり概ね原作に忠実な展開だが、以下のような描写の追加や変更がある。

  • しずかの衣装は濃いピンク色で襟が白い長袖のシャツと青いスカート。のび太の衣装は黄緑色で長袖のシャツと茶色の半ズボン。
  • しずかがピーナッツの躍り食いをする時にお笑い番組を見ている。
  • オパールが「時価50万円」と聞かされたのび太が弁償費用を立て替えようと貯金箱を開けるが、50円しか出て来ない。
  • 原作や大山ドラ(1979年版・2002年版の2作とも)ではのび太が体を切断して再接着することを提案していたが、本作ではドラえもんが人間切断機を使おうとする(しずかが恐怖を感じて逃げ出そうとするのは同じ)。ちなみに「人間切断機」の原作エピソード初出は『小学五年生』で本作の次号(1975年12月号)掲載だった。
  • 原作では胃に到着してからライトを点灯しているが、本作では口の中で点灯している。のび太が口内を見回し「虫歯が1本も無くて綺麗だ」と褒めるとしずかがオパールの探索を優先するように急かすが、声帯から口内で直に響くしずかの声に低音のエフェクトが掛けられている。ちなみに余談ではあるが、しずかはヒロインという位置付け故か、原作、アニメ共にドラえもんやのび太たちと異なり、歯を食いしばったり剥き出しにする描写は滅多にない。
  • 潜水艦が口内で転がされて歯で噛み潰されそうになったり、鼻の穴に入り込んで鼻毛への刺激からくしゃみを誘発しかけたり、操縦ミスで気管に迷い込んだのが原因で咳と一緒に体の外へ出てしまいもう一度飲み込んでもらう場面が追加されている。
  • 胃の中でのび太が潜水艦の外に出て探索しないかと提案するが、ドラえもんが「胃液で溶かされる」と制止するやり取りがある。
  • 原作よりのび太のママの登場が早く、オパールの回収作業中に部屋へ入って来る。しずかが挨拶のため体を起こし、その振動でアームがオパールを離してしまい再度の回収が難航したが、胃の中の会話はのび太のママにも聞こえるため、しずかがドラえもんとのび太の声真似をしてごまかす。
  • 原作と異なりオパールの回収成功を体内からしずかに報告するが、喜んだしずかが体を起こした振動で十二指腸へ流されそうになり、幽門(胃の出口)を通過する直前に慌ててジャンプボタンを押して脱出する。
  • しずかをからかう場面では1979年版のようなイメージ図こそ無いが、仰向けに寝ている全身をアップで下半身から上半身にかけて舐め回すようなカメラアングルが視聴者のフェチを刺激すること請け合い。
  • ラストでしずかが怒ってのび太の口の中に放り込む誤飲物がインク瓶でなく、胃の中から苦労して回収して来たばかりのオパールになっている。

2022年版編集

2022年7月16日放送、Bパート。わさドラ16年ぶり2回目、通算4回目のアニメ化でタイトルは原作エピソードと一字一句変わらず副題等も付かない「たとえ胃の中、水の中」

  • しずかの衣装は薄いピンク地で襟が濃いピンクの半袖シャツに緑のスカート。のび太の衣装は赤い半袖のシャツと紺色の半ズボン。
  • タイトルコール部分のカットが原作の扉絵を再現したもの(メインイラスト)になった。過去4作では1979年版と同等かそれ以上の原作に沿った展開だが、中盤は独自の要素が多くなっている。
  • 冒頭でのび太が何故かだるま落としを始める。
  • 縮小した潜水艦は単体でなく、1979年版に近い描写でジュースと一緒に飲まれる。途中、脱出後のハッタリではなく本当に故障してしまう(ただし故障したのは舵のみで、瞬間移動機能及びアーム機能は故障していない)。
  • オパールを発見するも自力で航行が出来ずアームが届きにくい場所にあったので、ドラえもんとのび太が体の中からしずかに指示を出してツイスターゲームのように様々なポーズをさせる、従来の「動いちゃダメ」と言う原作からの鉄則を逆手に取ったような場面が追加されている。しかも、その最中にのび太のママがおやつのカステラ持参で部屋に入って来るので、やり過ごす場面も従来よりスラップスティック感が増している。
  • 前述の通り潜水艦が本当に故障したので、ドラえもんとのび太がしずかをからかう場面のジョークは「少なくとも半分事実」である点が原作や過去3回のアニメ化と大きく異なっている。ラストは4回目のアニメ化にして初めて、のび太の誤飲物が原作と同じインク瓶になった。

ひみつ道具編集

作中で登場するひみつ道具は以下の通りで、2点とも本エピソード以前に既出。


瞬間移動潜水艦編集

ひみつ道具としての解説は瞬間移動潜水艦を参照。本エピソードでは初出の「せん水艦で海へ行こう」で使用したものと形状が異なり、全体に丸みを帯びており外装には「No2」と書かれている。衝撃に弱く、故障しやすい。原作は白黒なので外装の配色設定は無いが、2015年発売のデジタルカラー版では黄色い塗装となっている。


近場の水がある場所へワープする機能は「せん水艦で海へ行こう」と共通だが、1979年版アニメで潜水艦が浴槽の大きさに合わせて拡大したのにオパールの大きさが変わっていないことをのび太が指摘し、ドラえもんが「細かいことは気にしない」と受け流している。


初出の「せん水艦で海へ行こう」ではボディの耐熱性が著しく低いことを強調する描写が見られたが、耐酸性に関しては特に問題なく胃の中で誤飲物の回収作業を行っている。

  • 原作や2006年版ではオパールが潜水艦のジャンプした先に合わせて拡大しないことについてのやり取りは無いが、2002年版では「ドロップの大きさを原寸のまま取り出した」ことを、潜水艦が浴槽に合わせて拡大せずスモールライトで縮小された時のサイズを維持した状態の描写になっている。

アニメでは毎回デザインが異なっており、原作には無いオリジナルの機能が追加される場合がある。

  • 1979年版では初出時のデザインに合わせてある。ボディはオレンジ色で、オパールを回収する時に使うアームも原作や2002年版以降のアニメでは金属製なのに対し、吸盤の付いたチューブ状となっている。
  • 2002年版の形状は1979年版や「せん水艦で海へ行こう」に登場したものに近いが、ボディは緑色で回収用のアームは原作と同じような金属製に変わっている。
  • 2006年版のデザインは本作の後(2008年)にリメイクされた「せん水艦で海へ行こう」を含め、原作に近い丸みを帯びたデザインで黄色いボディのものに統一された(旧デザインに近いものが大人数で乗れる「ファミリータイプ」の名称で登場したエピソードも別にある)。また、低空を浮遊する機能が追加されており、水の無い空間でも飛行が可能になっている。
  • 2022年版ではボディの配色が2006年版を継承した黄色で、原作と同じく外装に「No2」と書かれているが、デザインの細部は2006年版からの変更が見られる。また、ライトは本体から発射される2基のドローン状で、胃の上部まで飛行させて内部を照らす仕様となっている。

スモールライト編集

ひみつ道具としての解説はスモールライトを参照。

  • 1979年版アニメの頃は設定が定まっていなかったため原作とはデザインが大幅に異なり、緑色で持ち手のある大型懐中電灯のような形状だった。2002年版以降は設定が統一され、現在よく知られるデザインとなっている。
  • 2006年版では、元に戻った時にビッグライトを併用したことがドラえもんのセリフで補足されている。

備考編集

実は3回目(2006年)と4回目(2022年)のアニメ化のちょうど中間に当たる2014年の年末スペシャルで放送された宇宙戦艦のび太を襲うでは原作の同名エピソードからの大幅な改変により、のび太のくしゃみでしずかの体内にミクロサイズの異星人が侵入してしまったのでドラえもんとのび太が風邪のような症状で寝込むしずかの胃の中へ入り、宇宙戦艦に空気砲で穴を開けて胃液の洪水で侵略者を壊滅させると言う展開になっている。そのため、2022年版は「たとえ胃の中、水の中」のアニメ化としては16年ぶり4回目だが、しずかちゃんの胃の中に入るのは8年ぶり5回目(わさドラ限定では3回目)と言うことになる。


小学館が1993年に刊行した学習漫画『ドラえもん からだ大探検』(作画は藤子プロのスタッフ)では、しずかちゃんがドラえもんやのび太、スネ夫たちと一緒にスモールライトで縮小した状態でジュースの入ったペットボトルの中へ転落し、気付かれないままジャイアンに誤飲されてしまう。この時はドラえもんが瞬間移動潜水艦ではなく人数分の1人乗り「変形カプセル」を用意しているが、学習漫画と言うジャンルの性質上から「食べ物と一緒に小腸へ流されて大腸へ……明日あたり出られると思うんだけど」をしずかちゃんの方が体験する破目になってしまった(この時は前述のスモールライト時間切れリスクが発生したので、ドラえもんが「最終手段」としてジャイアンの体内から下痢を誘発して脱出と言う余りにも酷いオチが採用されている。ジャイアンは公衆便所まで間に合わず裏山の茂みでする羽目になり、当然この恥ずかしい光景を見られたジャイアンに追い回される)。


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