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鳥山明の漫画『Dr.スランプ』のエピソードの1編。前後編。単行本ではジャンプ・コミックス第7巻、愛蔵版・文庫版・電子版第4巻、完全版第6巻に収録。

このエピソードの近辺は「ばぶばぶセンベエ」など則巻千兵衛山吹みどり先生の関係に焦点が当たったエピソードが比較的多く、この流れが2人の結婚へそこそこ繋がって行くことになる。

エピソードタイトルは「縮小化した千兵衛たちからは、相対的に山吹先生が巨大娘状態となって見える」と言う意味で付けられたと解釈される。

あらすじ

ある雨の日、千兵衛は誰もいないのに灰皿が動いたり、座っていた椅子がいきなり中に浮かぶ怪現象に襲われた。最初はポルターガイスト現象を疑うが、そこに発明品のデカチビ光線銃を持ったガッちゃんが飛び去って行く。まさかと思い、虫眼鏡でひとりでに動くコーヒーカップを観察するとそこには光線銃で縮小したアラレがいた。

同じ頃、雨の中で傘を差しながら上機嫌だった山吹みどり先生が路上で突然倒れてやぎ医院へ搬送される。原作者からの電話で山吹先生が入院したと知らされた千兵衛はアラレとガッちゃんを連れて大急ぎでやぎ医院へ駆け付けるが、やぎ先生は開口一番「手遅れ」だと告げる。診断によると、山吹先生の病気は「カンスのスーパーマーケット病」。夏の夜に大口を開けて寝ている時にカンス(名古屋弁でのこと)が体内侵入し、殺虫剤が届かないのをいいことに中から血を吸い放題で繁殖して宿主を貧血で死に至らしめると言う恐ろしい病気だと言う。

話の途中で目を覚ました山吹先生は「そんな訳のわからない病気で死にたくない」と錯乱し、下着姿のまま逃走しようとするがナースに頭を殴られて気絶させられた。千兵衛はアラレから没収したデカチビ光線銃をポケットに入れたままだったことを思い出し「光線銃を使って縮小して体の中に入り、蚊を追い出せば山吹先生を助けられるのではないか」と提案する。チビ光線の効果が持続するのは1時間で、その前に蚊を追い出して山吹先生の体内から脱出しないと失敗した時のリスクは大きいが、先生の命が懸かっているのでためらっている余裕は無い。光線を浴びて縮小した千兵衛たちはスプーンを使って山吹先生の顔の上に着地したが、口が閉じていたのでやぎ先生が名古屋名物ういろうの匂いを嗅がせて口を開かせた。

千兵衛たちが口から食道を通り抜けての中へ到着すると、そこには山吹先生が前日の夜に食べたすき焼きの肉や野菜、糸こんにゃくなどが未消化のまま残っていた。アラレとガッちゃんは体内の光景に物珍しさを感じて隠れんぼを始めるが、そこへ先生の体の中を我が物顔で占領していた蚊が現れる。千兵衛は山吹先生の命を危険に追いやった蚊に怒りを込めて殺虫剤を噴射し、直撃を浴びた蚊はたまらず口から体の外へ逃げ出した。ミッションの成功に喜んだ千兵衛たちは時間内に脱出すべく食道を逆走して口に戻って来るが、間の悪いことに先生が口を閉じてしまっていたため鼻の穴から脱出することにした。

そこに、母星へ帰る宇宙船の建造費用を稼ぐためにちり紙交換の台車を引く宇宙人のニコチャン大王とその部下がやぎ医院の前を通りかかって窓から山吹先生に声をかけた。千兵衛たちが鼻から脱出する直前、アラレが鼻毛を引っ張ったため山吹先生はニコチャン大王の顔目がけてくしゃみを放った。千兵衛たちは突風に吹き飛ばされてそのままニコチャン大王の体内へ迷い込み、そうと気付かないまま脱出を急ぐ。千兵衛たちが体内を駆け回った影響で便意をもよおしたニコチャン大王はたまりかねて野糞をしたが、皿田きのこがその野糞を発見して恐る恐る近付いたところでチビ光線の効果が切れ、千兵衛たちが元の大きさに戻ったため、きのこは驚いて小便をちびってしまった。

アニメ版

2回アニメ化されているが、どちらも原作から大小のアレンジが加えられている。

第1作

第1作『Dr.スランプアラレちゃん』では第61話「探検! マンモスみどりちゃん」のタイトルで放送。原作と異なり雨は降っておらず、山吹先生は晴れているのにレインコートを着て傘を差すなど蚊が体内に侵入したせいで様子がおかしくなっていると言う描写がある。倒れた場所も路上ではなく、授業中に複数のリンゴを丸呑みして卒倒すると言うもので、あかねピースケらアラレ以外の生徒もやぎ医院へお見舞いに来ている。

第2作

リメイク版『ドクタースランプ』では第22話「先生倒れる!! アラレのミクロ探検隊」のタイトルで放送。前半は原作とほぼ同じだが、山吹先生の口を開ける時に匂いを嗅がせるのがういろうでなく焼き芋になっている。体内で蚊と遭遇してから追いかけっこをする尺が長く、胃の中だけでなくミルクの瓶がたくさん並んでいる倉庫で千兵衛がを1本失敬したり、味噌蔵へ迷い込む場面が挿入されている。再び胃に戻って来てから小腸でアラレが蚊を追いかけ回し、疲れ果てた所を捕まえて千兵衛が殺虫剤を噴射、蚊を追い出した後に胃が消化活動を再開して危うく胃液で溶かされそうになったため急いで口まで戻ると言う流れになっている。

備考

『Dr.スランプ』では、デカチビ光線銃が絡むエピソードが複数あるため必然的にサイズフェチ描写がよく見られる。また、千兵衛とみどりが結婚した後ではジャンプコミックス16巻「恐怖のハエ人間」で変身ポンポコガンによりハエに変身させられた後、ガッちゃんがポンポコガンを食べてしまったので元に戻れなくなり作り直すまでハエ人間としての生活を強いられるエピソードで、千兵衛が寝ているみどり先生の寝巻の中に忍び込んであんなことやこんなことを……しようと思ったら寝返りを打って潰されてしまう場面がある。

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