木緑あかね
きみどりあかね
『Dr.スランプ』に登場するキャラクター。
則巻アラレのクラスメイトで一番の親友(ただし彼女がロボットであることは知らない)。
アラレからは「あかねちん」と呼ばれている。
家は喫茶店「コーヒーポット」を経営しており、父の紺、母の紫、店員をつとめる姉のあおいと共に暮らしている。よくつるんでいる空豆タロウとピースケは母方の従兄弟。
いわゆる不良であり、未成年でありながら酒は呑むし煙草は吸うしノーヘルでバイクを乗り回すこともあり無免許運転も常習などかなりの問題児だが、根は女の子らしくいい子である。基本的にはツッコミ役で、他のメンツが人知を超越した不条理な連中ばかりなので相対的に常識人ポジションに落ち着いたと言える。一人称は「オレ」で、男言葉を常用する(学校などの公的機関で年上に敬語を使うことは時折ある)。服装もズボンが基本で、セーラー服を一度だけ着たこともあるが、スカート姿は極めて稀である。
発明家である則巻千兵衛の家にもよく出入りしており、発明品をよく悪用してイタズラする(千兵衛も仕返しするが)。千兵衛のことをバカにしているが、発明家としての腕をそれなりに認めてもいる。苦手なものは毛虫とピーマン。
初登場時は中学生、その後終盤で18歳になったタイミングで車の免許を取得している。
また、10年後の未来ではあおいの後を継ぐ形で店を切り盛りしているが、性格の問題から閑古鳥が鳴いている状態である。
同級生の摘突詰と恋人関係となり、その後、彼と結婚している。
作者が色恋の描写を苦手としていることもあり、普段恋愛感情をあまり表に出すことはないのだが、摘一家が帰国することになった際には涙を流して別れを惜しんだり(結局帰国することはなかったが)、デートの際にはスカートをはいていたりと、それなりに乙女らしい一面もある模様。
1981年版では、杉山佳寿子があかねの声と同じトーンで各話サブタイトルのコールを担当している。