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CV:飯塚昭三(パイロット版)/内海賢二(1981年版)/屋良有作(1997年版ドラゴンボール超)/伊武雅刀(ラジオドラマ版)

概要編集

漫画『Dr.スランプ』の主人公だったメインキャラ(理由は後述)。

初期設定では175cm、80kg。

博士号を持つ科学者で本人曰く「天才」で、実際にも発明品で証明されてはいるが、作るものや言動には詰めが甘かったりどこか抜けているモノが多い。またスケベで性的欲求の解消の為に才能の無駄遣いをすることが多い(みどりと結婚するまで童貞だった可能性が高い。後述)。


そのため村の住民たちからも一応科学者としては知られていて、発明家として村では有名だが「ドクタースランプ」の異名を持つ(作品終盤では一時期出番が激減気味だったため、科学者であることを村民も忘れかけていた)。


完成させたものはアラレを始めとして宇宙船、海水から造られる「ロボピタンA」、破壊された家でも一瞬で修復可能な「変身ポンポコガン」、タイムストッパー、タイムマシンなど、それこそドラえもんの秘密道具に匹敵するトンデモ道具を完全に独力で完成させた紛う事なき大天才であるのだが、本人の性格からかあまり尊敬されていない。


歳を重ねているようにみえるが、連載開始時は28歳だった。


連載開始時は、当時流行りだったアフロヘアをしていた。

ちなみにアラレには「水爆アタマ」と言われ、ガッちゃんには鳥の巣扱いされている。1981年版のアニメでは実際にガッちゃんが潜り込んでいたこともある。

途中、自ら製作したバーバーマンにトラ刈りにされ、その後は短髪で通している。

(また自身が発明した「みらいカメラ」で写した10年後の世界では41歳にして側頭部と後頭部を残して禿げていたが・・・「ドラゴンボール超」では短髪のままで禿げていない。)


一目ぼれした山吹みどり先生の前や発明が成功した際に劇画調の二枚目によく変身する(周囲からも驚かれ、あまり物事に動じないアラレやガッちゃんすらもビックリするほどの変身である)が、3分間しかもたない。本人曰く「普段はギャグの姿でシリアスになればこの姿」との事で、本来の基本は整った容姿である事が示唆されている。

みどりとは後に結婚し、ターボニトロ、名前不明の次男坊(単行本16巻参照)の3児をもうける(ちなみに、ターボは当時の鳥山の愛犬の名前)。


空豆タロウが高校に進学した際、ペンギン村の村立高学園に入試がないことを知らなかったことから、生来のペンギン村の住人ではなく、ペンギン村に居住したのは博士号を取得した後であると思われる。


性格編集

スケベでだらしないが、純粋で心優しい男である。アラレちゃん達の引き起こす騒動の一番の被害者役だが、それでもアラレちゃんとガッちゃんを家族として見守っている器のでかい博士である。

大好きなみどり先生のことになると見境がなくなり、途端に頓珍漢になることもあるが、

みどり先生のためならばと、全力で潜水艦すら作ってしまうエネルギーを持つ。

なお料理は手早くどでかカップメンで済ませる効率重視派である。

(ただし、みどり先生の作ったものであれば弁当だろうがカップ麺だろうがものすごく大事に食べる)

同じくスケベな隣人の中国人発明家・摘鶴天とはスケベ同士意気投合した程である。


余談編集

異名からもわかる通り、連載開始当初は主人公だったが、編集者の意向で主役をアラレちゃんに交代させられたのは有名な話である。

とは言ってもキャラクターの存在感が薄まることはなく、破壊的なボケを連発するアラレちゃん達に対するツッコミ役に落ち着いた。(ただしアニメ第1期ではアラレと同じく1話から最終回まで全話出演しており、エンディングのクレジット一覧では名前が一番上になっているのでアラレと同じ主役扱いとなっている)

スケベなくせに実は「子供の作り方」はあまりよくわかっていない事が判明。それなのにみどりとの間にいつの間にか子供を授かったという。ちなみにみどりも同様であまりよくわかっていない。この事を聞いた空豆タロウの両親は実に困惑している。断っておくがターボとニトロは紛れもなく二人の実子である。

なお、みどりと結婚前は一切女性の性器を見たことがない(※)ので、女性器を作れず、アラレの股間部には何もついていない。

※アラレを製造した際には、雑誌や書籍などに掲載された女性のヌード写真を「(女体の)唯一の資料」としていたが、それらは全て女性器部分が修正(モザイクや黒塗り)されているものだった。


一体田舎でありながらどうやって生活費を稼いでいるのかが謎だったが、どうやら発明品を売っているらしい。また、両親を早くに亡くしているが、その遺産もあった(本人曰く「リッチ」)。なお、父親も発明家である。痩せぎすで近眼と外観は千兵衛にさほど似ていないが、スケベ具合は間違いなく親子

また、アラレたちのツッコミ役で常識人的な面も見せるが、ペンギン村というド田舎の環境に加えて本人も天才科学者のくせにアホなため、やはり価値観や考え方にはボケたところを見せる事も多い。

ちなみに遠く離れた田舎に住む祖父がいるのだが、やや近代化が進んでいるペンギン村よりも上回るド田舎である。


作中ではよく喫煙しており、作者の鳥山明ヘビースモーカーな事に起因している。

※テレビアニメ版の211話では強制禁煙ロボ「キンエンマン」により禁煙する事に成功している。


関連イラスト編集

センシティブな作品千兵衛さん


関連タグ編集

Dr.スランプ アラレちゃん則巻アラレ) ガッちゃん則巻ガジラ


ドクター・ゲロ…別の鳥山作品『ドラゴンボール』に登場する科学者。「人造人間の創造主」である点が共通している。

スラッグ…こちらもドラゴンボールのキャラクターで、劇場版オリジナルキャラクター。老年期を内海が、若返った後を屋良が演じており、千兵衛と同様に同一キャラを演じた声優として共通点がある。

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