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ヤマト・命

やまとみこと

ヤマト・命とは、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の登場人物。
目次[非表示]

「自分は、今度こそ、彼等を見捨てたくありませんっ……」

「貴方が団長で、貴方と出会えて……良かった」

概要

CV:赤﨑千夏

元【タケミカヅチ・ファミリア】所属のヒューマンの冒険者。16歳。
極東の国家系ファミリア『朝廷』出身の少女で、刀を武器にパーティの主力を担う。
二つ名は【絶†影(ぜつえい)】
アポロン・ファミリア】がベル達に『戦争遊戯(ウォーゲーム)』を仕掛けた際、彼らを助けるべく、また恩義を返す時と考え、【ヘスティア・ファミリア】に1年の期間を条件に『改宗(コンバージョン)』する。

人物像

非常に生真面目で義理堅い性格で、誰に対しても礼儀正しく、義理高いゆえに卑怯な手段を使うことを嫌う。またベル同様に嘘を隠すことが下手。
活路を見出すためなら自分が犠牲になる事も厭わず、仲間達の為に道を切り開こうとするその姿は、戦いの一部始終を見ていた都市最強の冒険者オッタルも称賛するほど。
特技は料理で、故郷の料理は大体できる。ケーキなども一度食べてレシピさえあれば作れるなど、料理の腕は高い。
豊饒の女主人』で働く羽目になった際、即戦力になるくらい手際の良さと臨機応変さを評価された。
その他にも画力が高い一面があり、『メモリア・フレーゼ』のイベント「創造神らの戯画騒動(クリエイターズ・ギガクライシス)」では漫画家として活躍した。

幼い頃に両親を失った孤児で幼少期から後に主神となるタケミカヅチ桜花千草らと共に子供のように育てられた。タケミカヅチには当初は父親に対する感情を抱いていたようだが、現在は恋愛感情を抱いている。また短い間だがサンジョウノ・春姫とも身分の違いがありながらも知己と呼べる仲にまでなり、まるでお姫様のような春姫を見て彼女の英雄になろうと誓った時期もあった。
因みに完全な余談だが、彼女達の故郷『朝廷』は他の登場人物だとゴジョウノ・輝夜の生まれでもある。

ベルがLv.2になった時期と同時か少し早くに彼女もLv.2にランクアップを果たしている。原作15巻時点ではステイタスは中堅どころに迫るところまで達しており、成長速度はファミリアでベルに次いで二番目に高い。作中でいうと四ヶ月半程の期間なので、通常の冒険者の基準で考えるとかなり早いスピードで成長している。二つ名は【絶†影】と、多くの二つ名の中でもとてつもなく痛々しい名(特に†(ダガー)の部分)で呼ばれている。因みに提案した神はディオニュソスで、タケミカヅチ様は当然のごとくブチ切れてたが、抗議する暇もなく即決定してしまった(当の命本人は自身の二つ名に特に疑問は持っていない様子で、むしろ都合良く解釈しており、ベルも羨ましがっている)。

OVA版オリジナルエピソードでは、温泉好きで温泉に目がないという設定が追加された。
なお、【アポロン・ファミリア】との『戦争遊戯』の後に手に入った【ヘスティア・ファミリア】の新ホームには、命の希望を酌んで極東風の檜風呂が設けられており、命自身も新ホームの荷解き作業中だというのにこっそり朝風呂に入って喜んでたりしたため、彼女の「お風呂好き」というのは全くのアニメオリジナル要素というわけでもない…が彼女の温泉好きはやや度を越えているというか…

また、【ヘスティア・ファミリア】の新団員募集の際は入団希望者達の前でヘスティアの借金の事を暴露して機会を台無しにしてしまったり、アニオリだが遠征の際にはアイシャから『口外厳禁』と厳命されたレベルブーストの事を、人が往来する通りにあって誰が聞き耳を立てているかもわからないようなオープンカフェで大声で話してしまったりと、注意力が足りず秘密を厳守できない口の軽さが見受けられる。

作中の動向

ベル達が初めて中層へ進出した同じ日に【タケミカヅチ・ファミリア】のメンバーで迷宮(ダンジョン)の中層を潜っていたが、千草が負傷したため退却する中、桜花の提案で追って来るモンスター達を振り切るために、偶然居合わせたベル達のパーティに『怪物進呈(パス・パレード)』を仕掛けてしまう。命はそのことをずっと負い目に感じており、彼らの救援に赴いて無事に発見した時は土下座して謝罪し、それをベルに許されたことから彼に恩義を感じ、何かと協力するようになる。

【ヘスティア・ファミリア】と【アポロン・ファミリア】との『戦争遊戯』で、誰を出すか悩むタケミカヅチに自ら志願し、説得して1年間の期限付きで【ヘスティア・ファミリア】に改宗する。『戦争遊戯』では、【フツノミタマ】で多くの敵を足止めしていた。

春姫が歓楽街を支配する【イシュタル・ファミリア】にいることを知ると、ベルと協力して春姫救出を敢行する。儀式の場でLv.3のサミラと戦い、ステイタスの差で圧倒されるが、彼女を道連れに自爆する。その後、瀕死のところをオッタルに発見されてエリクサーを与えられて一命を取り留める。

『女神祭』の3日目にみんなとシルを捜索していたが、フレイヤの下知が下った【フレイヤ・ファミリア】の第一級冒険者達の襲撃を受け、臨戦態勢を取る暇もなくガリバー兄弟のドヴァリンの大槌に吹き飛ばされ、戦闘不能になる。
フレイヤがオラリオ中に『魅了』を施されたことで襲撃された記憶を奪われ、本拠に訪れた「フレイヤの眷族」と認識しているベルを警戒し、敵意を向けていた。
フレイヤの『魅了』が解除された際、今までのベルへの仕打ちに対する強い罪悪感と自己嫌悪に苛まれるが、ベルを迎えに行くためにベルの元へ駆けて行った。

『派閥大戦』では、桜花と共に派閥連合の斥候部隊に配置される。しかし、ヘディン・セルランドの作戦で派閥連合が保有する【クロッゾの魔剣】の多くを無駄撃ちさせられて一転して窮地に陥ったが、アイシャ・ベルカたちと合流して椿・コルブランド率いる中央部隊と合流を図ろうとする。しかし、ガリバー兄弟が現れて追い詰められるが、ナァーザ・エリスイスが『クロッゾの魔剣』の無駄撃ちを避けたことで『魔剣』を補給できて、辛うじて持ち堪える。
その後、リュー・リオンの途中参戦と『豊饒の女主人』のルノア・ファウストたちが援軍に現れたことで勝ち筋が見え始め、アーニャ・フローメルの異常魔法【レミスト・フェリス】でステイタスが低下したガリバー兄弟を、リリの指示でガリバー兄弟を重圧魔法【フツノミタマ】で動きを封じた後で、ナァーザの異常魔法【ダルヴ・ダオル】で更にステイタスが低下したガリバー兄弟の三男ベーリングを居合技『絶華』で倒した。しかし、アレン・フローメルの高速魔法『グラリネーゼ・フローメル』でアイシャたちと共に吹き飛ばされて戦闘不能になる。

ステイタス

 ※原作18巻時点
Lv.2

耐久器用敏捷魔力
F319F308F389F341H170
耐異常
I

スキル

  • 八咫黒鳥(ヤタノクロガラス)

モンスター専用の探知系スキル。周囲の遭遇経験のあるモンスターを探知する事ができ、また隠蔽は不可なので、これによって初見以外のモンスターの不意討ちを防ぐ事ができる。効果範囲は命のステイタスとコンディションによって左右され、発動すると精神力(マインド)を消費する。また対象がモンスターのため、異端児に対しても効果が入る。

  • 八咫白鳥(ヤタノシロガラス)
もう一つの探知系スキルでこちらは眷族専用。自分と同じ主神の眷族を検知できる。位置情報は視野範囲を超えて頭に直接浮かび上がる。また、自身と同じ恩恵と血を与えられ生きた武器と化している物も対象内でありベルの《ヘスティア・ナイフ》がこれに該当する。効果範囲、隠蔽不可な効果も八咫黒烏と同様で、発動すると精神力を消費するのも同じである。
  • ???
強制遠征帰還後に発現可能となったスキルだが、ヘスティアは発現させず保留状態にしている。理由としてはきっと自爆系でヤバそうなスキルだからとの事。
これまで命は魔法を使って自分もろとも周りの敵を巻き込み動きを封じるという荒技を使用したり、わざと魔力暴走を起こし至近距離で自爆したりと自分の身を顧みず無茶な特攻攻撃を仕掛けた事が多々あり、遠征でも階層主モンスター『アンフィス・バエナ』が自身の真上にいるとわかるとフルパワーで自分ごと魔法で押しつぶしており、これら今迄の行動により発現したと思われる。
実際発現したら躊躇なく使ってきそうなので、ヘスティアの判断は英断と言えるが、今後どうなるかは不明である。

発展アビリティ

  • 耐異常

状態異常の攻撃に耐性を持つことが出来るアビリティ。

魔法

  • フツノミタマ
フツノミタマ!!!


詠唱式:【掛けまくも畏(かしこ)き--いかなるものも打ち破る我が武神(かみ)よ、尊き天よりの導きよ。卑小のこの身に巍然(ぎぜん)たる御身の神力(しんりょく)を。救え浄化の光、破邪の刃。払え平定の太刀、征伐の霊剣(れいおう)。今ここに我が命(な)において招来する。天より降(いた)り、地を統(す)べよ--神武闘征(しんぶとうせい)】
重圧魔法。発動と同時に上空に巨大な光剣が出現し、地に複数の同心円が発生。光剣が同心円の中心に突き立つと、最大で半径50mの巨大なドーム状の重力結界を展開し、中にいる者を押し潰す。効果範囲が広く、階層主級のモンスターの動きを一時的だが封じるほどの威力を誇る。『ソード・オラトリア』12巻では、『精霊の分身(デミ・スピリット)』である「祭壇の支柱(スピリット・オルター)」の光線魔法を重力で地面に叩き落とした。強力過ぎるため、タケミカヅチから閉鎖空間であるダンジョンではなるべく使うなと厳命されている。

戦闘スタイル

好んで使っているのは剣術(特に刀)だが、【タケミカヅチ・ファミリア】は主神のタケミカヅチが武神ということもあって桜花や千草と共に多岐にわたる武芸を叩き込んで育てられたため、槍や手裏剣、さらには無手での体術も含め、一通り使いこなす事はできる。更にモンスターや仲間を探知するスキル、強力な重力魔法などを所有しており、あらゆる事を卒なく器用にこなすオールラウンダーとして、ダンジョン探索、対人・対モンスターとの戦闘において大いに貢献している。
また、タケミカヅチから叩き込まれたもうひとつの戦闘スタイルとして、「」としての戦い方も体得している。
このスタイルは基本理念からして「主と見込んだものへの忠義、そして目的を果たすためなら『正々堂々』などかなぐり捨て、相手の裏をかき、どんな汚い戦法や道具でも使う」というものであり、基本的に生真面目な武人肌の命の気性には合わないのだが、春姫救出のときのような『彼我の戦力差があまりにあり過ぎて正攻法では乗り越えられない状況下で、それでも突破すると覚悟を決めた際』には思い切ってそちらの戦い方に切り替えている。
18階層のゴライアスとの激戦から、リュー・リオンを密かに目標として掲げている。その為、戦争遊戯編からはその信念を武器に、並行詠唱の技量を向上させることに努めている。
余談だが、上記の通り彼女は冒険者としてのポテンシャルはかなり高く、幼少期から武神の手解きを受けていた事もあって仮にリューと同じレベル帯になれば同等、もしくはそれ以上の才能を発揮する可能性は十分にある。

装備

  • 東雲(しののめ)
命が初期から装備していた刀。18階層でのゴライアスとの戦闘で折れてしまった。
  • 残雪(ざんせつ)
バベルテナント八階にて自ら発掘した掘り出し物であり、【ヘファイストス・ファミリア】の下級鍛冶師の作品。14400ヴァリス。新武器を打ってもらうまでの代替えだったが、アイシャに蹴折られてしまった。

現在の愛剣は【タケミカヅチ・ファミリア】から【ヘスティア・ファミリア】に改宗する際にタケミカヅチから贈られた二本一組の名剣『雌雄一対』の片方《地斬(ちざん)》(もう片方はタケミカヅチが彼女との絆の証として持っている)と、ヴェルフに打ち上げてもらった刀《虎鉄(こてつ)》(なお、ヴェルフの悪癖で「寅次郎(シマじろう)」と命名されそうになったのを必死に阻止した)。
また、遠征の際には焔雲模様の刃文をした長刀《春霰》、苦無の《赤夜》などの飛び道具を複数装備している。

  • 絶華(ぜっか)

長刀《春霰》で繰り出せる居合の技であり、自身の二つ名【絶†影】から名前を取った(無論、タケミカヅチはいい顔をしなかったが)。下層種『クリスタロス・アーチン』の巨躯を両断してみせた。

  • 円月投(ミカヅチ)
絶華と並び、タケミカヅチとの修行で培った技の中で、とっておきのサマーソルト。アクア・サーペントの牙を、叩き折る程の威力がある。

余談

作者のインタビューによると、命の【ヘスティア・ファミリア】加入はリリとヴェルフのみでは少し地味と思い、戦争遊戯編を書く直前に決まったらしい。(外部リンク
しかし先の展開を含めて違和感が全くなく、命が【ヘスティア・ファミリア】に加わったことはすごく重要なピースだったと作者自身も強く感じたという。

ちなみに全くの余談だが、漫画家として類稀なる才能の持ち主で、『メモリア・フレーゼ』のイベント『創造神らの戯画騒動』では、オラリオ随一の漫画家として短期間で名を轟かせることになる。

関連タグ

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
ベル・クラネル ヘスティア(ダンまち) サンジョウノ・春姫
カシマ・桜花 ヒタチ・千草 タケミカヅチ(ダンまち)
リリルカ・アーデ ヴェルフ・クロッゾ リュー・リオン

三輪霞中の人が同じで真面目な性格、刀を主武装にするなど共通点多し。
ヤマト(ONEPIECE):同名の女性キャラ。こちらの中の人は命が目標に掲げているリュー役の早見沙織

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