概要
女神ヘファイストスが運営する鍛冶師(スミス)系ファミリア。エンブレムは、交差する2本の槌に火山。拠点は『ヴァルカの紅房』。【ヘファイストス・ファミリア】製の武具に付けられるブランド名「Hφαιστοs」は世界クラスの高級ブランドであり、冒険者の間で最も信頼が厚い。
Lv.2以上の【鍛冶】アビリティを習得した鍛冶師が鍛錬し、ヘファイストスと幹部たちが認めた製品のみにその銘が打たれ、その価格は短刀で800万ヴァリス、紅の剣で3000万ヴァリスである。武具販売の収益が絶大であることから、オラリオ内で唯一、ダンジョンからの収入に頼らずに運営されている。
入団を希望する際、ヘファイストスから彼女が人間の力だけで打った最高峰の武具を見せられ、入団するかどうか決めさせる儀式がある。また、眷族の鍛冶師達には自分の技術を秘匿する目的でそれぞれ個人の工房が与えられている。
メンバー
【ヘファイストス・ファミリア】の主神。赤髪で男装の麗神。右目に眼帯をつけている。鍛冶の神としては、他の追随を許さないほどの技術を持っている。
ヘスティアの神友で、彼女が下界に降りた時から本拠となる廃教会を与えたり、バイトを紹介したりと何かと彼女の世話をしている。
Lv.5
ファミリアの団長。極東出身のハーフドワーフの女性。
人類で最高峰とされる鍛冶師で『最上級鍛冶師(マスタースミス)』とも呼ばれる。
二つ名は【単眼の巨師(キュクロプス)】。
バイト
【ヘスティア・ファミリア】主神。借金が原因で、ヘファイストスのテナントでバイトをしている。
元眷族
【ヘスティア・ファミリア】に改宗した元眷族。鍛冶貴族クロッゾ家の出身。
来歴
外伝4巻の【ロキ・ファミリア】の59階層への『遠征』では、巨蟲(ヴィルガスト)の対策に椿ら上級鍛冶師が同行。椿は武器の整備士として59階層の進攻(アタック)にも参加。
エニュオとの最終決戦では
椿ら上級鍛冶師は【ロキ・ファミリア】ら先行部隊として『精霊の分身』のいるクノッソスに侵攻し、下級鍛冶師は地上に出現した食人花のモンスターを魔剣で援護した。
派閥大戦では、【ヘスティア・ファミリア】を旗頭とする派閥連合の一角として参加。椿はヘグニと交戦するも敗北。ヘファイストスはヘスティアを逃がす為に囮となり脱落するも、最終的に派閥連合の勝利に貢献することになった。
外伝15巻では、【ロキ・ファミリア】主導の派閥連合の『遠征』に椿ら上級鍛冶師達が同行する。しかし60階層の『穢れた精霊』によって派閥連合が壊滅し、選抜隊の椿は安否不明、他の上級鍛冶師らは地上への撤退戦でモンスターの襲撃を受けて5名の犠牲者を出している。