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ヘスティア・ファミリア

へすてぃあふぁみりあ

ヘスティア・ファミリアとは、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』に登場する団体である。
目次[非表示]

概要

迷宮都市オラリオに存在するヘスティアが主神を務めるファミリア。最初に眷族となったベル・クラネルが、なし崩し的に団長を務める事になっている。
アポロン・ファミリア】との『戦争遊戯(ウォーゲーム)』の勝利によって得た『竈火(かまど)の館』が拠点。エンブレムは「重なり合った炎と鐘」となっており、「炎」が主神のヘスティアで「鐘」が団長のベルという意味が込められている。
主神と団長が作中屈指の善神、善人であるため、オラリオ住民からの評判が非常に良く、作中では真っ白も真っ白な派閥と称されている。
ファミリア内の上下関係もなく、団員全員が強い絆で結ばれており、オラリオでもっとも『家族』を体現したファミリアと言える

主神のヘスティアは庇護と慈愛の女神で、団員たちも全員ヘスティアの眷族らしい善良な性格。
もっともヘスティアは基本的にグータラでポンコツなので、ベル以外の眷族達からはあまり尊敬されていない(というかベル以外の眷族の加入動機は「ヘスティアの眷族になりたい」ではなく「ベルの仲間になりたい」である)。
ただし、ヘスティアはベルを始めとする眷族達の事を常に優先して行動し、いつ如何なる時も彼等を理解し、味方をする行動に出ている為、尊敬は無くとも信頼・信用はされている
ぶっちゃけオラリオの神の大半がいい加減且つロクデナシばかりなので、尊敬どころか信頼・信用もされてないファミリアの主神は結構多く、ヘスティアの様に裏表のない善神というだけで恵まれていると言える。

ロキ・ファミリア】とは主神のヘスティアとロキの仲が悪く顔を合わせるたびに喧嘩しているが、団員同士には特に隔意はなく、それどころか一部の団員は【ヘスティア・ファミリア】に協力する事もある。
タケミカヅチ・ファミリア】や【ミアハ・ファミリア】とは、同じ弱小ファミリアかつ主神同士の関係が良好の為か、交流が深い。
その他は【ヘルメス・ファミリア】とはヘスティアが同郷でなおかつ何かと縁があるため交流があり、【ヘファイストス・ファミリア】はヘファイストスがヘスティアと神友ということもあり(また借金があるため)、交流がある。リリの古巣である【ソーマ・ファミリア】とは上記のファミリアほどではないが交流することもある。

【ロキ・ファミリア】や【フレイヤ・ファミリア】といった「一流」の名のついたファミリアに比べると、メンバー個々のレベルや実力に関しては、まだまだ発展途上にあるのだが、どのメンバーも、他の冒険者には無い固有のスキルや特殊な魔法の習得等によって秘めた可能性を持っており、今後の活躍次第では十分に「化ける」可能性を秘めている。

【フレイヤ・ファミリア】との『派閥大戦』に勝利した後は、フレイヤがヘスティアの『従属神』という形で収まった事と、団長のベルがLv.5になった事やLv.6のリューが新たに入団した事もあって、ファミリアのランクが「B」にまで上昇(ギルド内部では「A」でもいいのではないかという声も多数あったとの事)。今や世界から注目されるファミリアと化しており、第一級冒険者を二人も擁する『超少数精鋭派閥』へと認識されるようになる。また、見方を変えれば【フレイヤ・ファミリア】は【ヘスティア・ファミリア】に吸収されたという考えらしく、ギルド上層部ではランク「S」という扱いになっているらしい。
しかし、ベルとリューが第一級冒険者の領域にまで成長したのに対し、他のメンバーのLv.はベル達からどんどん引き離されていく一方となっており、結果的にベルとリュー以外の団員達のLv.が低い状態で危険の大きく伴う『遠征』への『強制任務(ミッション)』を言い渡されたり、ランクが上がった事で多額の借金を抱える貧乏ファミリアに見合わない法外レベルな税金の支払いをしなければならない等、色々と弊害も生じている。

ちなみに【フレイヤ・ファミリア】に対して命令や共闘などはできないが、シルの頼みもあって【フレイヤ・ファミリア】の団員たちは【ヘスティア・ファミリア】の護衛として配備されており、『派閥大戦』終了後に稀少魔法『階位昇華(レベルブースト)』を持つ春姫と多くの悪党どもに恨みを買っているリューを狙う勢力などが出てきたが、全て【フレイヤ・ファミリア】に叩き潰されている。
ベル曰く「現在の『竈火の館』は世界で最も安全な場所と言っても過言じゃない」との事。
【フレイヤ・ファミリア】の団員に対して特に確執もなく、結構良好な関係を築いている。


ダンまち



メンバー

ファミリアの主神。
ベルと相思相愛になることを夢見ている。

Lv.1→Lv.2→Lv.3→Lv.4→Lv.5
ファミリアの最初の眷族。ファミリアの団長でもある。
物語の開始当初は初心者冒険者であったが、アイズとの出会いで発現したスキルで、飛躍的な成長を遂げている。
自覚は無いが男女問わずの人たらしで、癖が強くて周囲から実力を過小評価されていた隠れた実力者を次々とファミリアに連れ込んでいる。
神々から当初与えられた二つ名は【未完の少年(リトル・ルーキー)】であったが、Lv.4になってからは【白兎の脚(ラビット・フット)】の新たな二つ名が与えられている。

Lv.1→Lv.2
元【ソーマ・ファミリア】所属のサポーター。ファミリアの指揮・補給を担当する。
一度はカモにするつもりで近付き裏切り行為を働いた自分を救ってくれたベルに深い心酔と好意を抱いており、紆余曲折を経て【アポロン・ファミリア】との一件で改宗し、正式に団員となった。
ヘスティアの借金を知ってからは、ファミリアの金庫番も担当する事になっている。

Lv.1→Lv.2
元【ヘファイストス・ファミリア】所属の鍛冶師兼冒険者。
「クロッゾの魔剣」の一族で、ベルの装備の数々を製作した張本人。
ベルが自身の制作した軽装の鎧を購入していたのを知ったのを機に専属契約を行ってパーティを組み、後の【アポロン・ファミリア】との一件を機に改宗して、正式に団員となった。
後に二つ名に【不冷(イグニス)】が与えられる。

Lv.2
元【タケミカヅチ・ファミリア】所属の冒険者。二つ名は【絶†影】
かつて『怪物進呈(パス・パレード)』によってベル達を陥れてしまった過去があり、それを許し自分達に協力して欲しいと頼んできたヘスティアの慈愛に感銘を受け、後の【アポロン・ファミリア】との一件から、義理を返すために一年間限定で所属する事になっている。

Lv.1→Lv.2
元【イシュタル・ファミリア】所属の娼婦(ただし処女)。妖術師。命の親友。
父親に追放され、様々な経緯を経てオラリオの歓楽街に流れ着き、イシュタルの謀略によって殺生石に封印されて生贄にされそうだった所をベルに助けられ冒険者に転身している。
秘めた可能性は持っているものの、冒険者としての戦闘経験がほぼ皆無である為に、「妖術師」としての身の振り方も学ばせる為、ランクアップは保留扱いされてたが『派閥大戦』に合わせてランクアップした。

Lv.6
元【アストレア・ファミリア】の冒険者及び元『豊饒の女主人』の従業員。
以前から多くの冒険を共に乗り越えていたが、『派閥大戦』後に正式に改宗して入団する。
もっとも表向きは死んだ事になっているので、【ヘスティア・ファミリア】での冒険者名は「リュー・アストレア」となっている。

正確に言うとメンバーではなく、一時的に匿われた『異端児(ゼノス)』。

ファミリアの来歴

物語の開始時点では、主神であるヘスティアと最初の眷族である初心者冒険者のベルしか所属しておらず、拠点も廃教会の隠し部屋と非常に小規模の弱小ファミリアであり、この欠点を補う為にリリやヴェルフといった他のファミリアの団員達とパーティを組む形でダンジョン攻略を行っていた。

ベルの飛躍的な活躍により徐々に知名度が広まり、【アポロン・ファミリア】との『戦争遊戯』の開始前に、リリとヴェルフ、そして命の3人が正式に団員に加わり、『戦争遊戯』における勝利を機に、オラリオで一目置かれる成り上がりファミリアとなっている。
その後はヘスティアの募集を見て一時期に入団希望者が殺到していたのだが、ヘスティアの抱える二億ヴァリスという莫大な借金が原因で、「極貧ファミリア」というレッテルが張り付いてしまい、眷族になろうとする冒険者は現状ほぼ皆無となってしまっている(一応それでもカサンドラ・イリオンが加入しようとしていたが、ダフネ・ラウロスに引っ張られ加入しなかった)。

異端児(ゼノス)を巡る事件では、異端児達に非道な行いをする【イケロス・ファミリア】と激突した上に、互いのメンバーの信念や主義、そして異端児に関する方針が全く相容れなかった結果、魔物殲滅主義の最大派閥に当たる【ロキ・ファミリア】どころかオラリオ全体の冒険者達ともほぼ全面的に敵対する事態となってしまう。
しかし、それでも団長であるベルの決断によって異端児達を守るべく決起。名声を捨ててでも異端児達を守り抜く信念を変えようとしなかったベルの姿から、団長のフィン・ディムナが最終的に「異端児を利用していく」という形で異端児の殲滅から手を引く決断をした為、【ロキ・ファミリア】との関係は何とか元の鞘に収まっている。
騒動の終息後はある程度の名誉は回復。また、最後まで異端児達を守る為に戦った姿勢から『ギルド』の主神であるウラノスからは大きく信頼を得る事になり、フェルズからも異端児達の未来を変えてくれる可能性として期待される事となる。

【ロキ・ファミリア】を中心に第一次クノッソス攻略戦が展開される中、ベルがLv.4にランクアップしたのを機に、強制任務(ミッション)により初の遠征を敢行。【タケミカヅチ・ファミリア】、【ミアハ・ファミリア】といった懇意のあるファミリアと連合を結ぶ形で遠征任務を着々と進めていくものの、強化種である苔の巨人(モス・ヒュージ)と遭遇する事になるも、ベルの活躍によって何とか撃破に成功する。
しかし、今度は18階層のリヴィラの街で【疾風】ことリューが犯人とされる殺人事件が発生。真相を突き止めるべく、あえて討伐部隊に参加するが、事件の真犯人であった『闇派閥(イヴィルス)』の残党ジュラ・ハルマーによって最恐のモンスター『厄災』「ジャガーノート」が召喚されてしまう事態となり、ボールス・エルダーを除いた討伐隊のメンバーは全滅。ベルとリューは死んだジュラの操っていた大蛇の井戸(ワーム・ウェール)に飲み込まれ『深層』37階層にまで連れて行かれる事態となり、更に迷宮(ダンジョン)破壊の影響によって次産間隔(インターバル)を無視する形で『下層』の階層主「アンフィス・バエナ」が召喚され、最大の戦力であったベルを失った派閥連合に襲い掛かる二重の危機に見舞われる。しかし、派閥連合は必死の抵抗の末にアンフィス・バエナの撃破に成功。『深層』に連行されたベルもリューと二人で危機を乗り越えていき、最終的にはジャガーノートも撃破。異端児達と仲間たちの救助がギリギリ間に合い、無事に初遠征を生き残る事になった。ただ、今回の異常事態の数々を公にされてしまうと、ファミリアのランクが上がり、ミッションが更に過酷になる可能性や、『ギルド』へ納める税金が上がってしまう可能性が出た為、表向き遠征は「失敗」という事になった。ただし、リリを始めとする一部メンバーがランクアップを果たしている等、遠征によって確かな「成果」も得るに至っている。

ミッション帰還から数日後、オラリオを崩壊させ、下界をモンスターが蹂躙する『古代』の再来を目論む邪神『都市の破壊者(エニュオ)』との最終決戦『狂乱の戦譚(オルギアス・サガ)』が勃発。ヘルメスにより『切り札ジョーカー)』として【ヘスティア・ファミリア】も参戦する事になり、メンバーそれぞれの能力が最大限に生かされる形で、精霊の分身(デミ・スピリット)や、エニュオの最後の切り札「ニーズホッグ」の撃破に貢献する事になった。
元々エニュオは自分の計画を邪魔する存在として【ロキ・ファミリア】【フレイヤ・ファミリア】【ガネーシャ・ファミリア】【イシュタル・ファミリア】【ヘファイストス・ファミリア】【ウラノスの私兵・異端児】の六つの戦力は予想していたのだが、半年前結成された【ヘスティア・ファミリア】は完全に計画外の存在で、【ヘスティア・ファミリア】の存在と活躍は世界の運命を大きく変える事となった。(更に付け加えると【ヘスティア・ファミリア】は異端児がこの戦いに参加できる橋渡しになったので、【ヘスティア・ファミリア】が存在しなければ戦力不足で間違いなくエニュオに負けていた)

『女神祭』の時にフレイヤが本気でベルを奪いに動き出し、ヘスティアとの交渉(という名の一方的な要求)が決裂すると、すぐに【フレイヤ・ファミリア】の第一級冒険者達がベル達を襲撃し、なすすべなく一蹴される。
その後、フレイヤがオラリオ中に『魅了』を施すと、ベルとヘスティア以外のみんなの記憶が改竄され、ベルを「【フレイヤ・ファミリア】のベル・クラネル」と認識してしまい本拠に訪れた彼を拒絶して彼を絶望に陥れてしまう。
ヘスティアの権能によって『魅了』が解除されると、一同は強い罪悪感と自己嫌悪に苛まれるが、家族(ベル)を迎えに行くために【フレイヤ・ファミリア】の本拠へ駆けて行った。

その後、【ヘスティア・ファミリア】はベルを賭けた【フレイヤ・ファミリア】との『戦争遊戯』が執り行われることとなった。それも、【フレイヤ・ファミリア】単独に対し、自分達を旗頭とする各ファミリアとの派閥連合の『派閥大戦』が実施される。
ヘスティアは最も有力な対抗馬である【ロキ・ファミリア】に参戦を求めに行くが、『ギルド』(というよりもギルド長のロイマン・マルディール)の思惑で【ロキ・ファミリア】の参戦を禁じられてしまい、それによって多くのファミリアが及び腰になって参戦を辞退してしまう。だが、それでも今まで親交が深かったファミリアやベルに恩があるファミリア、フレイヤに日頃から反感を抱いている『女神同盟』などが続々と参戦して仲間を増やしていた。
ベル達も勝ち目が殆どない戦いを前に出来る限りのことをして奮闘し、【ロキ・ファミリア】も参戦出来なくても協力は出来るとベル達を鍛えたり指導したりしていた。『神会(デナトゥス)』では、フレイヤの『共鳴者(シンパ)』の男神達の妨害を受けながらも勝負形式は隠れている神を見つけ、神の胸に差した花を先に散らせるという『神探し(ハイド・アンド・シーク)』(要はかくれんぼと鬼ごっこを合わせた勝負内容)に決まり、戦場もオラリオから見て北西にある『ベオル山地』の西部に存在する窪地(カルデラ)湖内の巨大な島に築かれた『オルザの都市遺跡』に決定する。

そして、【ヘスティア・ファミリア】を筆頭とする総勢四十六のファミリアからなる派閥連合と【フレイヤ・ファミリア】との『派閥大戦』が開戦する。
リリを司令官に各部隊が敵本陣の方面を各ルートで接敵に警戒しながら進攻する。だが、【フレイヤ・ファミリア】の『強靭な勇士(エインヘリヤル)』は戦いのセオリーを無視してほぼ全員を本陣で待機して敵を迎え撃つ『背水の陣』の構えを見せていた。先遣部隊は徐々に接近して敵が動き出したところを【クロッゾの魔剣】で猛威を振るったが、ヘイズ・ベルベットら『満たす煤者達(アンドフリームニル)』がすぐに戦闘不能寸前だった味方を復活させたことで一気に劣勢となる。さらに別動隊として動いていたベルも『円形劇場』でオッタルと対峙し、なすすべなく圧倒される。
そして、攻勢に出た『強靭な勇士』によって瞬く間に蹂躙され、ほとんどのファミリアが脱落して残りのファミリアが四つだけとなってしまう。だが、そこにLv.6に昇格したリューが参戦し、ヘグニ・ラグナールを撃破すると、ヘディン・セルランドが反旗を翻してヘイズら『満たす煤者達』を一掃する。さらには『豊饒の女主人』も参戦して戦況は一変する。『強靭な勇士』も次々と掃討され、『豊饒の女主人』との共闘でガリバー兄弟を倒し、ベルもリュー、ヘディン、ミアとの協力の末にオッタルを下す。そして、最後のフレイヤの元へ向かうベルとそれを阻止しようとするアレン・フローメルとの激走で、ベルが発展アビリティ『逃走』で突き放し、ヴェルフが魔法封じの魔法【ウィル・オ・ウィスプ】で妨害したことで、ベルがフレイヤの元へ辿り着き、『派閥大戦』を奇跡的な勝利で収める。
この結果はすぐに世界中に広がり、新時代を担うファミリアとして都市内外から注目を浴びる事となった
ちなみに勝利したことによって【フレイヤ・ファミリア】の全財産を得るが、参加した派閥連合の全ファミリアに分配したことで取り分は大幅に減り、借金はまだ返済し切れていない模様。
また『派閥大戦』終了後は、リューが新たな団員として【ヘスティア・ファミリア】に加わる事になる。

差別嫌い

このファミリアは、メンバーの大部分が差別の被害者で構成されており、その為、主神のヘスティアと団長のベルを含め、誰もが差別に繋がる言動等を行わない様に心掛けており、また差別を平然と行う者に対しては、毅然とした意志を貫いている。

  • ベル…オラリオに来たばっかの頃、既存のファミリアへの入団を考えていたが、弱そうな外見だからと速攻かつ問答無用で門前払いを受け続け、【ヘスティア・ファミリア】を立ち上げた後も【アポロン・ファミリア】との『戦争遊戯』に勝つまでインチキ呼ばわり等されていた。

  • リリ…【ソーマ・ファミリア】にいた頃、サポーターの立場であるが故に、奴隷同然の生活ばかりを強制させられる事になり、相手が感情的になっていたとはいえ、逃げ込み先の花屋の老夫婦から心無い暴言を浴びせられる事になった結果、極度の冒険者嫌いになっていた。

  • ヴェルフ…【ヘファイストス・ファミリア】にいた頃、非常に残念なネーミングセンスと彼自身の意固地、強力な魔剣を作れる事で他の鍛冶師に嫉妬の目を向けられていた事で、ファミリア内でも浮いた存在になってしまっていた。それ以上にクロッゾ家の過去の所業が原因で戦神アレスによる惨劇も起こっていた結果、特にその被害を受けたエルフ達からは、理不尽な憎悪を向けられている

  • 春姫…【イシュタル・ファミリア】にいた頃、イシュタルから道具扱いされ、フリュネからも見下されていた。

前代未聞のファミリア

【ヘスティア・ファミリア】はみな善良で、いたずらに他の派閥に喧嘩を売るような真似はしないが、団員たちが『スキル効果でステイタスが限界突破し、アビリティがSSSの領域までたどり着くベル』、『世界最高の魔剣鍛冶師で、今まで誰も造った事がない「砕けない魔剣」まで製造可能なヴェルフ』、『短時間とはいえ他者のレベルを一段階上げることが出来る春姫』と、他の神々からすれば喉から手が出るほど欲しい前代未聞のスキルや魔法の保持者が多く、その為彼らの能力を狙った他派閥からのいざこざに巻き込まれることが多い。
作中ではヴェルフの魔剣を狙い【ラキア王国】の密偵達がオラリオに潜入する事件や、春姫の『階位昇華(レベル・ブースト)』の力を巡った争いが起きており、本人たちも自身の力を疎ましく思った事がある。

また、団長のベルは、自身の成長速度と周囲を惹きつける魅力から節操なしの神々に狙われる事態や、生来の優しさと正義感の強さから助けを求める誰かの為に他派閥に戦いを挑む事が度々あり、作中では『アポロンの常軌を逸したベルへの執心により、【アポロン・ファミリア】と『戦争遊戯』を行う事になる』、『春姫を生贄に捧げようとするイシュタルの暴挙を止める為に【イシュタル・ファミリア】相手に抗争を挑む』、『自分たちの歪んだ欲望と快楽の為に異端児達を傷つける【イケロス・ファミリア】と攻防を繰り広げる』、『ベルを想うあまり暴走してしまったフレイヤを救う為、【フレイヤ・ファミリア】相手にオラリオ全体を巻き込んだ『派閥大戦』で決着をつける事になる』など、ファミリアが結成されてわずか半年の間に上位派閥相手に四回も戦いを挑む事になり、その結果、これら全てのファミリアをオラリオから消滅させるという、とんでもない事態を起こしている。
このように巻き込まれるにせよ、首を突っ込むにせよ、常に厄介事の渦中にいるので、作中屈指の苦労人であるアスフィは、ベルは大事件を引き起こす「起爆点(ボマー)」だという評価を下している。

ちなみに、最上位派閥の片翼である【フレイヤ・ファミリア】を含めてオラリオから四つのファミリアを消滅させる事態に関わった【ヘスティア・ファミリア】だが、このせいでオラリオ全体の戦力が下がったというわけでもない

まず【アポロン・ファミリア】だが、ベルとリューが第一級冒険者になった今となっては【ヘスティア・ファミリア】の戦力の方が完全に上。更に【アポロン・ファミリア】との『戦争遊戯』が切っ掛けで仲間たちが集った事や、【ヘスティア・ファミリア】のホームが手に入った事を踏まえると、【アポロン・ファミリア】はファミリア同士を競わせ更に強い冒険者を生み出すことを望むオラリオの原則通り【ヘスティア・ファミリア】の糧になったと言える。

また、【イシュタル・ファミリア】は主神であるイシュタルがフレイヤへの対抗心から暴走を繰り返す問題の多い女神で、【イケロス・ファミリア】は団員全員が人間の屑と言っても過言ではない無法者集団。その上、両ファミリアとも悪辣集団『闇派閥』に加担していたので、Lv.5という巨大な戦力を有していようともオラリオにとってもはや害にしかならない存在だった
更に付け加えると、元々【イシュタル・ファミリア】と【イケロス・ファミリア】は、【フレイヤ・ファミリア】と『異端児』相手に敵対関係だったが、【フレイヤ・ファミリア】と『異端児』はオラリオ崩壊を目論むエニュオの計画を止める為の必須戦力だったので、万が一【イシュタル・ファミリア】と【イケロス・ファミリア】が勝利していた場合、エニュオの計画を止める為の戦力が揃わず、オラリオが崩壊していた可能性がある。その為、ベルが介入して【フレイヤ・ファミリア】と『異端児』を勝利に導いた事は、オラリオ全体にとって『幸運』だった事になる。

【フレイヤ・ファミリア】に関しても、主神のフレイヤが姿と名前を変えてオラリオに滞在している事や、【フレイヤ・ファミリア】の団員も全員オラリオに残っているので、【フレイヤ・ファミリア】は表向きは消滅したという表現が正しく、都市最大派閥と謳われる【フレイヤ・ファミリア】の戦力自体がオラリオから無くなった訳ではない。
『派閥大戦』終了後は、フレイヤはヘスティアの『従属神』になり、【フレイヤ・ファミリア】の団員たちは【ヘスティア・ファミリア】の護衛と『豊饒の女主人』での仕事の傍らに冒険者稼業を続行。ギルドもオラリオに滞在する神々もこの事は知っており、【フレイヤ・ファミリア】関係の問題は丸く収まったと言える。

余談

作者の大森氏によるとヘスティア>春姫>命>リリ>ウィーネという順番らしい。
何がとは言わないが…

アニメ版では、何故か風呂場にどこからともなく大量のひよこの人形が現れている。どこから現れるのかヘスティアも気になっていたが、そこまで深く追求しなかった。
メモリア・フレーゼ』では、ひよこの着ぐるみを着てジャガ丸くんを販売していた時にその着ぐるみをミアハに指摘されると、起きたらいつの間にか着ていたと説明したことでミアハに「館に呪詛(カース)の類でも取り憑いているのでは?」と思われた。

関連タグ

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリア(ダンまち)
ヘスティア(ダンまち) ベル・クラネル リリルカ・アーデ ヴェルフ・クロッゾ ヤマト・命 サンジョウノ・春姫 リュー・リオン

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