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エイナ・チュール

えいなちゅーる

エイナ・チュールとは、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の登場キャラクター。
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「本日から貴方のアドバイザーを務めることになりました、エイナ・チュールです。今日からよろしくお願いします」


「冒険者は冒険しちゃいけない」


プロフィール編集

年齢19歳
身長164C
種族ハーフエルフ
職業ギルドの職員
所属ギルド
CV戸松遥

概要編集

迷宮都市オラリオダンジョンを管理する『ギルド』の職員を務めるハーフエルフの女性。本編主人公であるベル・クラネルの担当アドバイザーであり、彼の相談役として親身に対応している。現在は勤続5年目で、優秀な事務能力と冒険者達からの人気を兼ね揃えている。


家族構成は、エルフの母であるアイナと人間の父、年の離れた妹・ニイナの四人家族。家族仲は良好で、エルフの森の外の空気が体質的に合わず度々病にかかる母の医療費を稼ぎたいという考えから、『学区』の卒業後に給料が良い『ギルド』職員になる道を選んだ。


人物像編集

容姿編集

セミロングのブラウンの髪とエメラルド色の瞳を持ち、顔立ちはエルフの血が流れている事もあって整っている。スタイルはかなり良く、作中でも何度か言及されている。勤務時は眼鏡を掛けているが、プライベート時においては眼鏡を外している。


模写塗り練習3


性格編集

非常に真面目で面倒見がよく、世話好きな性格。

仕事一筋で浮ついた話が無いが、本人はあまり気にしていない。また、仕事に私情は挟まないことを心掛けているが、いざとなれば処罰を覚悟で冒険者に肩入れする情の深さを持つ。


『ギルド』の受付嬢は「冒険者に入れ込むと辛い思いをするから」という理由で、冒険者に深入りしない者が多いが、エイナは「担当する冒険者に死んでほしくない」という思いから、なにかと親身になる形で冒険者に世話を焼いている。その為、『ギルド』の職員達と冒険者達(特に男性)からの信頼は篤く、かなりモテるのだが、言い寄られやすいのが本人的には悩みの種。


冒険者にダンジョンの知識を教える担当アドバイザーも務めているのだが、教え方はかなりスパルタで、彼女の教えは冒険者達からは『妖精の試練(フェアリー・ブレイク)』と恐れられているらしい。その為、今まで請け負って来た冒険者のほとんどが彼女の教えに耐え切れず逃げ出しており、唯一逃げ出さなかったのはベルだけ。


ベルとの関係編集

本編当初から担当冒険者であるベルを弟の様に思いながら面倒を見ており、何かとトラブルに巻き込まれやすいベルを諫めつつも、彼の活躍と成長は自分の事のように喜んでいる。もっとも、ギルド上層部からはベルの成長の秘訣を探れと命令を受けたり、短期間の内に何度も死にかけるベルを心配したりと、ベルのことで心労が絶えない日々も送っているが。


ベルのステイタスについてもスキル以外は概ね把握しており、ベルが『幸運』という世界初のレアアビリティを発現している事も知っているが、娯楽に飢えた神々に悟られてベルが悪目立ちしないように、意図的に隠蔽するなどかなり配慮をしてくれている。


ちなみに、頼りになりそうな男性に言い寄られることが多いが、エイナ本人はどちらかというと少し頼り無いくらいの男性の方が好みで、まさにベルが該当している。その為、ベルに対しては無意識に好意を抱いていたが、異端児編でベルへの好意をはっきりと自覚する。


人間関係編集

『ギルド』の同僚で、『学区』にいた頃からの親友。彼女と共に行動する事が多く、自分と違って要領が悪い彼女の仕事の手伝いをする事がよくある。


母親のアイナがリヴェリアの親友であった為、幼少期より彼女と親交がある。リヴェリアを王族の一人として尊敬しているが、彼女からは敬いすぎないようにと注意されている。


6つ年下の妹。すれ違いの多さからまともに会話した事がなく、作中で再会した際もかなりギクシャクしていたが、ベルの介入もあって無事に和解する。もっとも、彼女もベルに好意を抱いていることを知り、頭を悩ませる羽目になるが。


リヴェリアの従者を務めていたエルフの母。旅の途中であったヒューマンの男性(後のエイナの父)と結婚する。上記の通りエイナがギルドで働いているのは母の医療費なども理由に含まれる。


作中の動向編集

本編開始前編集

ニイナが生まれた6歳の時に『学区』に入学し、『教養学科』を専攻して学業では非常に優秀な成績を修める(特に『神聖文字(ヒエログリフ)』などを学ぶ合格率が一割以下の『総合神学』を修得し、解読もある程度出来るほど。卒業後も色んな人が彼女の優秀さを覚えているほど知名度も高かった)。

『学区』を卒業し迷宮都市オラリオへと渡った後、運動の適性がなかった彼女は、座学を優先し『ギルド』の推薦枠を勝ち取った秀才で、同時に「世界の中心」たるオラリオで働ける事を光栄に思っていた。

その為、新人冒険者のアドバイザーになる事も好調のスタートを切れるかと思いきや、初めて担当した冒険者のマリス・ハッカードという、同じく駆け出しの少女に会って早々憎まれ口を叩かれ、『成績優秀』、『頭脳明晰』、『品行方正』の三拍子が揃ったエイナも立場を忘れて罵倒し合うという最悪の結果となった(お互いの若さ故だろうが)。


それからは、上級冒険者の担当を引き継ぐなど数多の経験をこなし、日に日に業務を覚えていき、その頃には担当の冒険者も増え、マリスとの仲も良好になっていた。そして一年が経つ頃、上司のレーメルから「冒険者には情を移さない方が良い」と忠告を受け、最初は意味をよく理解できなかったが、数日後『ギルド』から帰宅する際、マリスのパーティがインファント・ドラゴン(上層最強クラスのモンスター)と遭遇して全滅し、地下から彼女達が遺体となって引き上げられる現場を目撃し、ショックを受けその場で倒れ込んでしまう

それが契機だったかのように、担当していた冒険者は全員死亡してしまい、エイナは上司の言葉の意味を正しく理解する事になる。

もはや冒険者の蛮勇を止められないことに一度は辞めようかと考えたが、見捨ててはさらに辛いと感じ、他の担当者が仮面の笑みを被り線引きする中で、冒険者達を死なせないために自ら彼等の領域に踏み込んでいく事を決意する。

そして、当初抱いていた興奮は使命感へと姿を変え、自ら座学を開き、時には自らクエストを発注し迷宮探索に同行するなど冒険者に『冒険』をさせない、その一心でできる限りのことをすると決心するに至り、現在も続いているスパルタ授業もこれが理由である。


それから五年経ったある日、冒険者に憧れて迷宮都市オラリオへとやって来たベルと出会い冒険者登録の手続きをする事になる。

しかし、先輩のローズ達からは彼の素質からして早死にすると言われそれに反論するも、それならベルがどこまで持つかという不謹慎な賭けを提案される事になる。冒険者の死から目を背ける為の彼女達の心配りという事は理解していたが、どうしても納得できなかった為、自身がベルの担当アドバイザーに名乗り出て必ず死なせないことを心に誓い、奮起する事になった。


本編開始後編集

ベルの担当になって間もなく、ベルが言いつけを破って5階層に行って【ロキ・ファミリア】が取りこぼしたミノタウロスに襲われたことで、言いつけを守らなかったことを叱りつつも(ミノタウロスの返り血で血まみれだったものの)無事に戻ってこれたことに安堵していた。


その後、ベルに防具の新調を提案し、一緒に【ヘファイストス・ファミリア】の系列店舗に行って防具をプレゼントする。

ベルが【ソーマ・ファミリア】のサポーター・リリルカ・アーデとパーティを組んだことを知ると、以前からトラブルの多い【ソーマ・ファミリア】を調べている時にロキから【ソーマ・ファミリア】の実態を知り、彼女といると危険ではと危惧し、ヘスティアに忠告してもらおうとするが、ヘスティアからはベルを信じてあげてと諭される。だが、【ソーマ・ファミリア】の現状を無視出来ず告発し、ソーマを酒造禁止に追い込む。


異端児(ゼノス)』を巡る騒動でベルがオラリオ中から憎悪を向けられる中、自分に本当の事を言ってくれないことに悲しみ、そして怒って彼の頬を叩いてしまうのだが、叩いてしまった事に罪悪感に駆られ塞ぎ込んでしまう。

その後、いつまで経っても顔を見せに来ないベルに却って怒りが爆発し、上司のレーメル達の制止を振り切って巡回を名目に、強引に『ギルド』を飛び出して彼に会いに行く。

だがその結果、ベルを『神工の英雄』として回帰させようと目論んだヘルメスの悪意により、彼から手渡された特殊なリングを身に着けていた事で、自らは「『異端児』との共存を破綻させる為の人身御供」として、グロスに命を狙われてしまう事になるも、ベルが必死にグロスと応戦し、彼と最後まで向き合い続けた結果、事無きを得る。その直後、ベルとアステリオスの戦いを見届け、アステリオスに敗北し男泣きするベルを見た事で、ベルに対する好意をはっきりと自覚した。

その後は、ベルと会う度に見惚れていたと思えば直視出来なかったり、日誌にその想いを書いてしまったりと、あたふたしていた。


ベルが【ヘスティア・ファミリア】の眷族として冒険者人生をスタートさせてから半年後、ベルの生死を賭けにした全員の予想が外れてエイナ一人勝ち状態となり、溜まりに溜まった賭け金を奪われる事に危機感を抱いたローズ達が有耶無耶にしようとする。

が、ただでさえ「担当冒険者の生死を賭けにする」という当時の不謹慎で不誠実極まりない行いを快く思っていなかった為にそれを奪い取り、受付嬢としてあるまじき行為をしていた謝罪も兼ねて、ベルを晩餐に誘いに行った。

その後、挙動不審ながらベルと晩餐に行く約束を取り付けることに成功し、デートのように私服に着替えて気合入れた様子を見せていた。が、ベルが「みんなで食べた方が楽しい」という理由でヴェルフとリリも誘った上に食事も『豊穣の女主人』にしてしまったため、二人で食事の目論見が潰えて茫然とし、しかもリリとシルに笑顔で問い質される羽目になった。


フレイヤがオラリオ中に『魅了』を施して記憶を改竄された後、「フレイヤの眷族」と認識しているベルと対面した時は完全に他人行儀で、担当アドバイザーだったことを否定した(そもそも、【フレイヤ・ファミリア】はアドバイザー制度を取っていない事も説明した)。

しかし、それにどこか違和感を感じ、ベル・クラネルに関する資料を模索している時に自身が書いた『ベル・クラネル担当日誌』を発見。(記憶を改竄されて)身に覚えが無いにもかかわらず、どうしても確認したくて中身を読み、記憶が無い彼との日々の出来事と自分の想いを見て、涙を流していた。だが、それをフレイヤに見つかって日誌を取り上げられて、またしても記憶を改竄される。

その後、『魅了』が解除されると、混乱する『ギルド』から飛び出して自己嫌悪とフレイヤへの怒りを抱いたまま、涙を流しながらベルのもとへ駆けて行った。

その後は、【ヘスティア・ファミリア】を中心とした派閥連合と【フレイヤ・ファミリア】による『戦争遊戯(ウォーゲーム)』を観戦するが、最早「遊戯」どころか「血みどろの殺し合い」に等しい光景に戦慄し、オラリオ最強の冒険者であるオッタルによって無残に蹂躙されていくベルの姿を見て、泣き崩れていた。その後、リュー・リオンミア・グランドの参戦に加えて、ヘディン・セルランドが離反してベルたちに加勢すると戦況は有利になり始めて、必死に奮戦するベルを応援し続けた。


『派閥大戦』後、【フレイヤ・ファミリア】に勝利した偉業と新たにリュー・リオン(表向きは「リュー・アストレア」)が入団したことでベルにファミリアのランクが「B」に昇格したことを伝え(ついでの上層部からは実質ランク「S」と見ていることも伝えた)、第一級冒険者にまで成長したベルを見て、アドバイザーの自分ではこれ以上もう力になれないとも告げる。咄嗟に否定しようとしたベルに対し、自分とベルとでは見えている物が違うと断じてベルを閉口させてしまうが、エイナはベルに今はのんびりしてほしいと息抜きを提案する。

丁度その時、『学区』がオラリオに来訪していたため、息抜きとして『学区』の巨大浮遊艦『フリングホルニ』が停泊しているメルンに一緒に行くが、途中でベルはヘルメスに拉致される。


その後、本来は参加出来ない立場でありながら、第一級冒険者を輩出したことで幹部候補生としての功績を残したという理由でレーメル班長に連れられて『ギルド』の会議に出席している。そこでロイマンが立坑(シャフト)を開通させてエレベーターを設置し深層までの近道を造るという『立坑計画』の実施を発表した際、それによって得られるだろう莫大な富とバベル建設に匹敵する偉業で浮かれ上がる上層部を尻目に、ダンジョンに下手に手を出して起こり得るだろう未知の災厄や容易に予想出来る周囲からの強い反発、そして冒険者達の成長に大きな悪影響を与えることへの危惧など、普通に考えればわかるはずの障害に対する認識の甘さを不安視し、意を決して異議を唱えるが、ロイマンはウラノスの神意であるという後ろ盾で変えられない決定事項だと知り、この不安しかない計画を認めたウラノスに疑問視する。


オラリオに『学区』が来訪した時に『ギルド』本部で『学区』に通う妹・ニイナを見つけて声を掛けるが、彼女に逃げられてしまう。実は彼女と会ったのは赤ん坊の時以来で、その後すぐに『学区』に行ってしまい、卒業して『ギルド』に勤めてからはしばらく里帰り出来ず、ようやく里帰りした時には今度はニイナが『学区』に行ってしまうというすれ違いで、血の繋がった赤の他人同然であった(ニイナと分かったのは、母親の面影と似てたからとのこと)。それでも手紙でのやり取りはしていたが、ある時から来なくなり、嫌われてしまったのではと思い込み、会うことに不安を抱いていた。

ニイナが逃げてしまったことで本当に嫌われていると思い込んで深く落ち込んだが、一部始終を見ていた「ラピ・フレミッシュ」ことベルが事情を知るために偶然を装ってエイナと会い、エイナは一旦私服に着替えてから一緒に食事しながら妹との事情を話した。ニイナに嫌われていると落ち込んでいたが、ニイナの人柄を知るベルからそれを否定され励まされる。が、直後にヘグニからの報告を受けたシルの「白兎(ベル)のもとに妖婦(エイナ)の影あり」という密告でヘスティア達が店に突撃してきたため、一悶着を起こしてしまう。


その後、中層の崩落事故後に『ギルド』に向かう途中で生還したニイナが待ち構えて改めて姉妹として初対面し、ニイナから逃げた事の謝罪と今まで抱えていた想いを告げられて、嫌われていなかったことや彼女の苦悩を知って思わず涙を流した。そして、ニイナが『夢』を持つことが出来たことといい出会いが出来てよかったと喜ぶが、その出会いが「ベル・クラネル」であり、【ヘスティア・ファミリア】に入団することを目指すことを知って驚愕。同時に嫌な予感がしたのか思わず「ベルはアイズ・ヴァレンシュタインに憧れている」などと言って止めようとするが、その声はニイナに届かず駆けて去ってしまった。


関連タグ編集

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ハーフエルフ ギルド

ベル・クラネル ヘスティア(ダンまち) リヴェリア・リヨス・アールヴ

ミィシャ・フロット アイナ・リンドール ニイナ・チュール


アスナ(SAO)・・・中の人繋がりかつベルと声が同じ主人公にぞっこんなヒロイン。ダンまち1期1話のベルとエイナのやりとりを見て、彼女を思い浮かべた人は実際多かった。ちなみに仮想空間での話だが、一時期ティターニアの姿で囚われていたため、エルフ繋がりでもある。

なお、かの万能者中の人が同じヒロインとは犬猿の仲。


受付嬢(ゴブリンスレイヤー)・・・同じレーベルの作品におけるギルドの受付嬢かつ、年下の冒険者主人公に思いを寄せるヒロイン繋がり。ただし、中の人ベルのサポーターである。

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