概要
男神ソーマが運営するファミリア。エンブレムは「三日月に杯」。探索系ファミリアだが酒の販売も行っている。
ソーマが作る極上の酒である『神酒』に魅せられて多数の冒険者が集まっているため団員数は非常に多い。元々はソーマが酒造りの資金の為に設立したが、彼がファミリア運営に無関心なことをいいことに団長のザニスが私物化し、上納金が高い団員にだけ報償として『神酒』を与えるシステムを作り、団員達は『神酒』にありつくために異常なほど上納金集めに必死で、実力が不相応な迷宮(ダンジョン)の階層に行って無謀な冒険をするならまだしも、『ギルド』の換金所でいちゃもん付けたり他者を蹴落として金品を奪う等、頻繁にトラブルを起こす問題だらけの荒くれ者の集まりとなってしまった(しかも、ザニスは【イケロス・ファミリア】とも繋がりがある)。
そのため、所属する冒険者のほとんどが『冒険』よりも『神酒』を飲むためにダンジョンに潜るという志が低いためか、団員数の割には上級冒険者は少ない上に、団長でもLv.2と冒険者の質は良くない。
後にエイナの告発により『ギルド』から警告を受けて、酒造りを禁止される。
本編6巻では、ザニスが【アポロン・ファミリア】と手を組んで【ヘスティア・ファミリア】への襲撃に加わり、リリを捕らえるものの、ソーマはリリに試練を与え、神酒の誘惑に打ち勝った彼女に心を動かされ彼女を解放する。その後、ザニスは団長の座を降ろされ、ソーマはファミリアの運営に気を配り酒の販売などを中心とする商業系に方針を変更し、少しずつ内部環境も改善していく。
メンバー
ファミリアの主神。
神酒造りにしか興味が無かった娯楽神。
- ザニス・ルストラ(CV:成田剣)
Lv.2
前団長。二つ名は【酒守(ガンダルヴァ)】。
ファミリアを私物化し、私利私欲のためにファミリアを運営していた小悪党。ヴェルフに倒された後、団長の座を降ろされ、地下牢に収監される。
- チャンドラ・イヒト(CV:山本祥太)
Lv.2
現団長。比較的新参者のドワーフだが、ファミリアでは数少ない上級冒険者。良識的な性格で、ザニスのことを快く思っていなかった。後に団長に就任。
- カヌゥ・ベルウェイ(CV:武虎)
Lv.1
リリを虐げていた犬人(シアンスロープ)のゴロツキ冒険者。オッタルが調教した片角のミノタウロスに殺された。
元眷族
Lv.1
小人族(パルゥム)のサポーター。
後に【ヘスティア・ファミリア】に改宗。