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闇派閥

いゔぃるす

闇派閥(イヴィルス)とは、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』に登場する、ある団体の総称である。
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概要編集

かつて迷宮都市オラリオの【暗黒期】に活動した「邪神」を名乗る主神率いる過激派ファミリアの総称。様々な犯罪活動を行い冒険者、一般人関係なしに多くの傷跡を残した。

傘下の団員は幹部を除いて、一様に顔を隠した白装束(または黒装束)に身を包んでいることが多い。

オラリオの外にも犯罪系ファミリアは多数存在するが、これらも『闇派閥』と言われるかは不明。


暗黒期編集

【暗黒期】では他国・他都市さらには『ギルド』にまでシンパを潜ませたり、商人を利用しオラリオを追い詰めている。

ゼウス・ファミリア】、【ヘラ・ファミリア】健在期は活動を自粛していたが、両ファミリア滅亡後は表立って活動を開始し冒険者達と対立していく。


7年前には当時『闇派閥』の首魁だったエレボスの主導の元、ゼウス・ヘラの元眷族であるLv.7のザルドアルフィアを引き連れて『大抗争』を起こし、神を九柱(実際はその内の三柱は邪神)も強制送還させたことで冒険者及びオラリオに甚大な被害をもたらし、バベルも陥落寸前まで追い込んだ。だが、最終的にザルドとアルフィアが死亡し、エレボスも強制送還されたことでオラリオを滅ぼすことに失敗する。

その後、【ロキ・ファミリア】、【フレイヤ・ファミリア】、【ガネーシャ・ファミリア】、【アストレア・ファミリア】等によってその多くが壊滅したものの、6年前には幹部格のヴァレッタ達に唆されたオリヴァス・アクトによって「27階層の悪夢」が引き起こされ(この事件がフィルヴィス・シャリアに悲劇が起こる原因となり、『都市の破壊者(エニュオ)』の計画に具体性が定まる事になっている)、5年前には【ルドラ・ファミリア】の破壊活動が原因で出現した魔物である『ジャガーノート』によって【アストレア・ファミリア】が壊滅している。しかし、【アストレア・ファミリア】で唯一生き残った【疾風】による報復活動によって、【ルドラ・ファミリア】とそれに関連する組織を壊滅に追い込まれ、眷族達を失ったルドラを始めとする邪神達が天界へ強制送還される末路を迎えた結果、オラリオの【暗黒期】は終焉を迎えている。


現在編集

『闇派閥』の残党やそれに準する者達が活動しており、正式構成員となる邪神とファミリアは、【タナトス・ファミリア】のみとなる。

その他に、大切な人間を失ったことを利用して転生後の再会を求める一般人(子供なども)等がタナトスに唆されて参加し、人間爆弾として自爆テロを引き起こしている。


6年前より、謎の人物・『エニュオ』からの支援を受けており、更に彼によって怪人(クリーチャー)や『穢れた精霊』と引き合わされて結託した結果、極彩色のモンスターや食人花(ヴィオラス)、『精霊の分身(デミ・スピリット)』といった非常に強力な戦力を新たに獲得している。

『エニュオ』は自分の姿はおろか、声さえも聞かせない実在しているかどうかさえ怪しい存在で、構成員の中には信用の置けない者と見ているものも少なくないのだが、その支援を受けざるを得ない程、現在の『闇派閥』は組織として衰えた状態となっている模様。


イシュタル・ファミリア】や【イケロス・ファミリア】といった裏社会と繋がりの深いオラリオ側のファミリアとも密かに裏取引等による関係を持っており、【イケロス・ファミリア】の構成員の一部の先祖である奇人・ダイダロスが建造したオラリオの迷宮(ダンジョン)と密接に繋がっている『人造迷宮クノッソス』を拠点として利用している。


しかし、結局『エニュオ』にとって、『闇派閥』や協力関係にある勢力の全ては自らの「個人的な目的」を達成させる為の使い捨ての道具でしか無く、【イシュタル・ファミリア】、【イケロス・ファミリア】が壊滅し、第一次クノッソス進攻作戦で【タナトス・ファミリア】の眷族達も倒された後、最終的には『祭壇』に配置されていた『穢れた精霊』達から放たれた緑肉の氾濫によって、ステイタスを封印された【ディオニュソス・ファミリア】の団員諸共呑み込まれ、皆殺しに追い込まれる末路となった。

その直後、最後に残った邪神であるタナトスも、自ら命を絶つ形で天界に強制転送され、『闇派閥』は完全に壊滅する事になった。


今でこそ全盛期と比べるとお寒い規模になってしまったが、その危険度はオラリオ出身者からはいまだに衰えていないようで、『メモリア・フレーゼ』のイベントでは当時を知るリリルカ・アーデは闇派閥が現れただけで、軽い恐慌状態に陥った。


ソシャゲである『メモリア・フレーゼ』では、イベントには本流である【タナトス・ファミリア】以外の『闇派閥』残党がたびたび登場しているが、本編には関わらないと思われる。

だが、本編18巻の『派閥大戦』の時に、『闇派閥』に属していない邪神もどきのファミリアが暗躍している可能性が示唆されている。


【タナトス・ファミリア】編集

現在も活動する『闇派閥』の一つ、主神は死を司るタナトス。

死後の転生によって転生した大切な人と再会したいものが多く参加しているファミリア。

第一次クノッソス進攻作戦で眷族達が倒され、最終的に主神となるタナトスも『エニュオ』から見限られ、自ら命を絶つ形で天界へ強制送還された結果、壊滅した。


  • タナトス

CV.坂泰斗

【タナトス・ファミリア】の主神。普段は怪しげな色気と神らしい威厳を持ち合わせてるが本性は割と軽薄。

その在り方は『闇派閥』の神々にありがちな行き過ぎたな愉快犯ではなく、「死」を司る神の使命感として現在の「死」が少ない世の中を憂いており、ダンジョンの開放によりモンスターが跳梁跋扈する「死」の多い古代の様な時代を望んでる。


CV.小林ゆう

タナトス・ファミリアの幹部。能力値はLv.5、種族は人間で性別は女性。『闇派閥』の参謀格。

残忍で凶悪な性格をしているが、思い通りにならないと苛立ちを露にする小物臭い所がある。

とある出来事からフィン・ディムナに憎悪(実質逆恨み)を抱いている。

最終的にベート・ローガの怒りを買い、瞬殺される。

使用魔法は【シャルドー】。超長文詠唱の結界魔法。結界内に侵入した敵の力と動きを低下させるもので、効果は敵が行動する度に重ねがけされる。ただし、発動者が結界内から外に出ると強制解除されてしまう。


  • バルカ・ペルディクス

ダイダロスの末裔。【イケロス・ファミリア】団長のディックス・ペルディクスとは兄弟。先祖の築き上げてきたクノッソスの完成以外に興味が無い。能力値はLv.4。

また『神秘』のアビリティを所持している呪術師(ヘクサー)でもあり作成したカースウェポンは『闇派閥』達の手に渡り悪用されている(ディックスの槍など。そしてジュラが持ち出した首輪を作ったのも彼なのだろうか?)。

第一次クノッソス進攻作戦で、醜悪な怪物の姿となるも、アミッドと【ロキ・ファミリア】、【ヘルメス・ファミリア】の眷族達によって討たれる末路となった。


【ルドラ・ファミリア】編集

かつて活動していた『闇派閥』の一つ。主神は嵐を司るルドラ。5年前のダンジョン内での破壊活動で『ジャガーノート』を出現させ、【アストレア・ファミリア】を壊滅に追い込んだが、唯一生き残った【疾風】ことリュー・リオンに報復された結果、眷族達の殆どを失い、最終的に主神のルドラも天界へ強制送還され、壊滅した。


  • ルドラ

CV.柳田淳一

ルドラ・ファミリアの主神。

CV.沢城千春

【疾風】の襲撃にて唯一生き残った調教師の猫人(キャットピープル)の男性。


イシュタル・ファミリア編集

『闇派閥』ではないが主神イシュタルが【フレイヤ・ファミリア】の主神フレイヤに異常ともいえる対抗心を抱いており結果、『闇派閥』と繋がりを持つことになる(『穢れた精霊』などの怪物と引き換えに、莫大な活動資金を提供していた)。


イケロス・ファミリア編集

犯罪紛いの行為でペナルティを受けているが、一応は『闇派閥』ではない(そもそも、イケロス自体は『闇派閥』に直接関与していない)。しかし、『闇派閥』とのつながりもあった模様で、様々な問題を起こし危険視されてるファミリア。

異端児(ゼノス)』達の一件が原因で、ファミリアは自滅に近い形で壊滅し、主神イケロスはその責任を負わされてオラリオから追放された。


【ソーマ・ファミリア】編集

犯罪紛いの活動をしていたが、『闇派閥』と言われるまでの活動はしていない…のだが、団長であるザニス・ルストラの方針で『異端児』の密売に関わったり、『闇派閥』全盛期にはギルドなどから「『闇派閥』の起こす凶行と比べると優先度が低い犯罪」を起こして、金を蓄えていた模様。


【アパテー・ファミリア】編集

アストレア・レコード」に登場した不正を司る『闇派閥』の武闘派派閥であり、蹂躙専門部隊のような役割を担っていた模様。Lv.5の実力者が複数所属していたという。『大抗争』では【フレイヤ・ファミリア】の幹部達と交戦。最終的には、追撃を行ったフィンにより殲滅される。


  • バスラム

【アパテー・ファミリア】の参謀を務める初老の獣人。丁寧な口調が特徴だが、残虐な人物。

団長・副団長の死後、実質的なリーダーとして【アパテー・ファミリア】を指揮していた。

大抗争終盤でガリバー兄弟に殺害された。


【アレクト・ファミリア】編集

「アストレア・レコード」に登場した不止を司る『闇派閥』の武闘派。【アパテー・ファミリア】と並んで当時の『闇派閥』で最恐派閥だったが、同じく「大抗争」終盤でフィンの手により壊滅する。


団長・副団長を務める白妖精ディナ・ディースと黒妖精のヴェナ・ディースの鑑写しの様な姉妹。

見た目は美しい少女だが、内面は醜悪で残虐。

大抗争終盤でヘディンヘグニに殺害された。


【オシリス・ファミリア】編集

「アストレア・レコード」にてガレスの口から語られたファミリア。かつてはゼウスやヘラ達とも鎬を削っていた過去の強豪。第一級冒険者クラスの戦力を隠し持っていたと言われている。二十年以上前には抗争で敗北し、主神のオシリスも都市を追放されたが、残った第二級冒険者級の残党達がアパテーに改宗(コンバージョン)し復讐の為に時を待っていた。ゼウスとヘラ達はその後、隻眼の黒竜に敗れた為に叶う事はなかったが、バスラムが武器化した精霊達を無理矢理注入しLv.5の能力値を誇る精霊兵として『大抗争』に投入され、ガリバー兄弟相手にその猛威を振るった。

ゼウス・ヘラの敵対勢力と言えど、以前から明確な悪であったかは不明(どちらにしろ、残党は地下勢力に与した為に記載)。


  • メルティ・ザーラ

派閥の団長。能力値はなんとLv.7。現在の消息は不明(なんでも敗北後はメルティだけでなく、第一級冒険者級の団員は全て死亡したか消息を絶ったとの事)。


その他編集

CV:大原さやか

『闇派閥』側に組していた、謎多き『怪人(クリーチャー)』。とある理由からアイズに執着している。モンスターと同じく魔石を取り込むことで強化され、『エニュオ』との最終決戦前にはLv.7級の力を待っていた。最終的には、復讐者(アベンジャー)を統べたアイズに倒される。


  • オリヴァス・アクト

CV:浜田賢二

【白髪鬼(ヴェンデッタ)】の異名を持つ『闇派閥』の残党。かつて、27階層の悪夢で死んだと思われていたが、『怪人』となって生き延びていた。しかし、共闘関係にあったレヴィスに殺害される。


CV:濱野大輝

メモリア・フレーゼ』に登場した、Lv.4の『闇派閥』幹部。丁寧な口調と裏腹に血を好む、残忍で狂気的な性格をしている。

【暗黒期】から暗躍していたが、影が薄く記憶に残り辛い為、『顔無し』と称されていた。

視覚以外のほとんどの感覚を持たない。エレボスの唯一の眷族だった。


CV:松岡禎丞

【暗黒期】の終盤、首魁として暗躍していた邪神。ザルドとアルフィアにある契約をもたらし、彼らを率いて「大抗争」を引き起こした張本人。ヘルメスとは神友の関係だった。


CV:小西克幸

元【ゼウス・ファミリア】所属、Lv.7の冒険者で当時のオッタルより格上。

【暴喰】の二つ名を持つ。


CV:伊藤静

元【ヘラ・ファミリア】所属、破格の天才と称されている。

魔導士でありながら前衛に立っており剣を使うことは無いが、持てば達人並み。


『ソード・オラトリア』に登場した『闇派閥』残党の首魁。『エニュオ』とは神の名前ではなく、『都市の破壊者』を意味する神の世界の単語。


『エニュオ』の腹心の仮面の怪人。


  • ミュラー

『メモリア・フレーゼ』に登場した、『闇派閥』残党の雇われた研究員。

残忍なマッドサイエンティスト。


  • シャラン

『メモリア・フレーゼ』に登場した、「27階層の悪夢」で夫を失いフィルヴィスを恨んでいる女性。

最終的に闇派閥の仲間から切り捨てられる。

余談編集

一口に邪神と言ってもこれまで様々なタイプがいたらしく、単純に退屈を嫌った神、秩序を嫌い混沌を謳った神だけでなく、英雄のために必要悪になろうとした神までいたと言う(恐らく、上記のエレボスがこれに該当する)。勿論、弁明の仕様のない屑神は多くいたが、愉快犯や快楽主義者ばかりではなかったようだ。


関連タグ編集

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ソード・オラトリア

テロリスト カルト

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