概要
CV:大原さやか
迷宮都市オラリオの地下にあるダンジョンで活動する謎の人物。赤髪の目つきが鋭い美女。
見た目は普通の人間の女性だが、その正体は人間と怪物の混合種である『怪人(クリーチャー)』。
ダンジョンのモンスター同様、自らの核となる魔石が存在し、自身以外の魔石を吸収する事で強化することもできる。その実力は油断しているとはいえLv.4の冒険者ハシャーナ・ドルリアを瞬殺し、当時はLv.5だったアイズを圧倒、後にLv.6でアイズ以上のキャリアを持つフィン・ディムナ以上に強化され、外伝『ソード・オラトリア』11巻の時点でアイズ曰く能力値だけなら今のオッタルより上(但し、これが台詞的にオッタルがアイズに修行をつける際に出してた力=加減した力量より上なのか、全力なのかは不明)。
また、食人花(ヴィオラス)などを操る【調教師(テイマー)】でもある。
その一方で、冒険者に対する知識は不足していたようで、冒険者として名をはせた【ロキ・ファミリア】上層部に対する知識に欠けていた。アイズの過去に何らかのかかわりがあるらしく、「アリア」に謎の執着を見せる。
壊滅したはずの『闇派閥(イヴィルス)』の残党とは、協力関係にある。
作中の動向
『宝玉の胎児』を奪うためにそれの回収の極秘依頼を受けていたハシャーナと接触し、『リヴィラの街』でヴィリーの宿に共に泊まり、色仕掛けして性交しようとした時にハシャーナを首の骨を折って殺害。しかし、肝心の『宝玉の胎児』はすでに【ヘルメス・ファミリア】のルルネ・ルーイに預けていたため、腹いせに頭部を潰して顔の皮を剥いでそれを被り変装していた。
その後、『リヴィラの街』も食人花を操って襲わせると、その間に胎児を奪うためにルルネの元に現れて隣にいたレフィーヤを殺そうとするが、駆け付けたアイズに阻止されて彼女と交戦。だが、孵化した胎児が食人花の一体に取り付いて不完全な『精霊の分身(デミ・スピリット)』になってしまう。そのままアイズと交戦して圧倒するが、フィンとリヴェリアが立ち塞がり、フィンの圧倒されて分が悪くなったため撤退する。
その後、24階層の食料庫(パントリー)へ調査に来たアイズの前に再び立ちはだかったが、Lv.6に昇格した彼女に圧倒されてしまい、更なる力が必要と判断したレヴィスは同じ怪人のオリヴァス・アクトの胸の魔石を奪って彼を殺した。それと同時に食糧庫が崩壊を始めたためアイズ達は撤退することになるが、去る前にアイズに「59階層に行け。そこでお前の知りたいことが分かるはずだ」と言い残し、自分はしばらくは力を溜めることにした。
その後、モンスターの魔石を喰らい続けて力を増したレヴィスは、【ロキ・ファミリア】が『人造迷宮クノッソス』に初めて侵入した際、分断されたフィン達の前に現れ、ファミリアの要であるフィンを襲って指揮が不能になるほどの瀕死の重傷を負わせて【ロキ・ファミリア】の大混乱に陥れた。
闇派閥との最終決戦でもアイズの前に立ちはだかり、『精霊の分身』の緑肉の一部を取り込み、アイズと最後の戦いを繰り広げる。オッタルの特訓で強くなったアイズに押されていたが、力への渇望から結局「黒い意志」に身を委ねて暴走するアイズの姿にレヴィスは歓喜していた。だが、「戦の悪姫(あっき)」に堕ちかける直前、突如クノッソス内に【ヘスティア・ファミリア】のベル・クラネルの【英雄願望(アルゴノゥト)】による大鐘楼(グランドベル)の音が鳴り響き、その鐘の音によって正気を取り戻したアイズが「黒い嵐」から「白い風」に変貌し、そこから繰り出した【白き風よ(テンペスト)】の渾身の一撃で魔石を両断されて、最期に「アリア」と叫びながら消滅した。結局、その素性や目的は謎に包まれていた。
余談
初期構想では、【アストレア・ファミリア】の団長・アリーゼ・ローヴェルが何者かに乗っ取られた姿として登場する予定だったらしい。赤髪なのは、その名残。
関連タグ
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ソード・オラトリア
エルザ・ナイトウォーカー…中の人および赤毛のショートカット繋がり。幾度となく主人公たちに立ち塞がる強敵である点も同じ。