概要
1986年9月17日生まれ。北海道帯広市出身の男性声優。身長165cm。血液型はO型。代々木アニメーション学院出身。アイムエンタープライズ所属。
愛称はつぐつぐ。
略歴
高校の頃に『新世紀エヴァンゲリオン』と『テイルズオブエターニア』の影響で石田彰に憧れ、声優を目指すようになる。
親に相談したところ、父親には反対され、母親からは「1回行ってきな」、「(声優デビューするまで)4年の期限を設けるから、それでなれなかったら帰ってきな」、そして「家からの援助は一切しないから、自分で全部やりなさい」と言われる。
高校卒業後は代々木アニメーション専門学校に進学。母から言われた通り、2年間新聞奨学生として自分で学費を稼ぎつつ通っていた。その後、日本ナレーション演技研究所に進み、声優としてアイムエンタープライズに所属することになっても、生活のためしばらくバイトを続けていたという。
そして、2009年4月9日から同年6月18日までにフジテレビで放送されたテレビアニメ『東のエデン』のAKX20000役で声優デビューを果たした。
ちなみに養成所時代の同期には佐倉綾音や東山奈央、佳村はるからがいる。一期下の後輩である内田真礼にはアドバイスを送った事があり、真礼からは尊敬の目で見られている。
『神様のメモ帳』の藤島鳴海役で初めて主役を演じ、これを機にバイトを辞めたという。
第2回声優アワードにて新人男優賞を受賞。
2012年に放送された『ソードアート・オンライン』(SAO)のキリト(桐ヶ谷和人)役で一躍有名になり、共演者の戸松遥や竹達彩奈と並ぶ人気声優の仲間入りを果たした。
第10回(2015年度)声優アワードで、主演男優賞を獲得。
2019年6月3日、ゲームアプリ『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか~メモリア・フレーゼ~』でのベル・クラネルの台詞数が「一人の声優によりモバイルゲームに提供された台詞の最多数(10,175ワード)」としてギネス世界記録に認定された。
少年・青年役を中心に、熱血漢から爽やかでおとなしい人物、クールキャラ、狂気的な悪役まで幅広く演じている。
雄叫びから悲鳴、断末魔の叫びまで、頻繁に叫ぶ役回りが多いため、喉を潰したり、過呼吸で酸欠になったりするなど、全力で演技に取り組んだ結果体にダメージを負うようなこともあるという。
また、演技の中で人間が出しているとは思えないような(奇)声を上げることもあり、ネット上では「SE(Sound Effects)松岡」と呼ばれることも。有名なものには『さくら荘のペットな彼女』での「ああああー↑あー↓」や『マンガ家さんとアシスタントさんと』の超高音の悲鳴などがある。
一方で、リゼロのペテルギウス・ロマネコンティのように癖の強い役を演じたことにより、強烈な悪役を演じる機会が増えたと発言するなど、その演技による見返りも多い模様。
2022年仮面ライダーギーツにて変身アイテムヴィジョンドライバーとレーザーレイズライザーのシステム音声と本作のラスボススエルの声優を務めており特撮初出演となる。
人物
妹が2人いるが、女性が苦手(それに反して複数のヒロインが登場するような作品の主人公を演じることも多い)で、かつて公式プロフィールにも「苦手なもの:女性、セロリ、怒られること」と書いていたことがある。
本人によれば「いかにも『女の子女の子』した感じ、キャピキャピした女の子が苦手」とのことで、「ニコニコ話しかけてくるような女性でも裏があるのでは…と不安になってしまう」と語っている。サバサバしている(表裏のない)女性でない限り、慣れるには時間を要するとのこと。本人曰く、子供の頃に女の子を泣かせたのが原因らしい。
(女性)声優が集うイベントやネット番組などでは緊張のあまりにインパクトある行動を数多く残し、ニコニコ動画ではそれを編集した「松岡禎丞UC」シリーズが一時期流行した。
ただ、近年は幾多の経験による場慣れや、後輩が増え責任感が増してきたこともあってか、以前のようにアタフタする事はなくなった。
『雪村達也』名義、あるいは本人名義(「CV.オレ!」)で漫画の企画や原案に携わるなど、声優以外の仕事も精力的に行っている。
料理上手であり、数々の番組でその腕前を披露している。
元々テイルズシリーズがきっかけで声優になった松岡だが、自身が出演した『テイルズオブアライズ』発売してからわずか3日で攻略したとのこと。NintendoSwitchは所有してない。
プライベートの大部分を『ファイナルファンタジーXIV』に注ぎ込んでいると公表したことがあり、その熱意たるや事あるごとに関係ない番組でまでFF14ネタを披露するほど。
声優としての出演も熱望していたのだが、その熱意が開発に届いたのか『暁月のフィナーレ』にて念願の出演を果たすことになった。
交友関係
声優界では特にデビュー同期の島﨑信長と仲が良く、マフィア梶田から「(松岡君と信長君は)昔の杉田さんと中村さんを見ているようです」と言われる程。
2人仲良く遊びに出掛けることも多く、2022年の年末は2人でカラオケで過ごしていた模様。(そしてそれを中村悠一の個人配信に参加してた杉田智和に写真付きで報告していた。その場にいた安元洋貴はその写真を見て「声優界一仲良いんじゃねぇか」と発言していた。)
また『ダイヤのA』ラジオで島﨑と共演した際、周囲からよくゲイカップル疑惑を掛けられる事に言及し、2人して疑惑を否定していた(が、某共演者がそのように布教しまくっているのでなかなか疑惑が晴れない)。なお、2023年に島﨑が結婚を発表している。
企画・原案を手がけた漫画「CV.オレ!」1巻の後書きにて「ライバルは島﨑と言いたいところだが、2016年現在はお互い別の方向性に行ってしまったため、オーディション会場で島﨑を見かけると今でも意識はするものの、ライバルとは違う」としている。
そんな二人だが、デビューしてしばらくは共演はあまり無く、公の場に二人そろって姿を現すことは少なかった。
2016年ごろからSAOを中心に共演も増え、それに伴う企画番組などで、息の合ったトークを見せてくれている。
ちなみに松岡は公式SNSアカウントを持たないが、身近にいる島﨑がたまに近況を報告している。
島﨑からは、もともと「ヨッシー」と呼ばれていたようだが、後に「本人以外に伝わりにくい」という理由で「禎丞」と呼ばれることが多くなった。
江口拓也の事を、島﨑との交流が多いので嫉妬するという。
また、『魔界王子 devils and realist』での共演をきっかけに柿原徹也を慕っている。だが、以前飲み会で盛大にゲイ疑惑を向けられるような発言をしてしまった事があるという。
ほぼ同期である小林裕介とは、プライベートで互いの家に泊まりあうほどの仲である。
ほかにも杉田智和や松風雅也、間島淳司、前野智昭のことを先輩として慕っていることを明かしている。
仮面ライダーギーツに出演した際には普段のアニメとは違う特撮のアフレコがどうすればいいか分からなかったため、特撮常連の杉田にLINEで質問すると長くてわかりやすいマニュアルという形で丁寧に返してくれたため、戦闘時の掛け声等がやりやすかったと語っている。
同じ事務所に所属していた後輩の内田雄馬は内田が事務所に入る前からの知り合いであり、現在も交友が続いているという。
先述の通り女性が苦手だとしているが、そんな中でも親しいと言われる女性声優としては茅野愛衣がいる。
デビュー時期が近いため何かと共演が多かったが、距離が縮まったのは2014年のラジオ『ノーラジオ・ノーライフ ゲーマー兄弟がラジオをするそうです』を一緒にやってからだという。→かやつぐ
同番組は2015年の『第一回アニラジアワード』で最優秀賞を授かるなど、高い人気を博した。
2017年にはSAOに島﨑共々起用されている。
また、後輩である水瀬いのりや大西沙織とも、共演回数が多くなった事により親しい会話をラジオやイベントでみせている。
ほかにも矢作紗友里や福圓美里などはサバサバしたタイプのため苦手ではないとのこと。
同期の佐倉綾音や佳村はるかともあまり緊張せずに話が出来ている様子である。佳村のことは「はるか」と呼び捨てにしている(松岡によれば愛称の「るる」と呼ぶのが恥ずかしくなってきたことや、マネージャーにもっとフランクに接するよう勧められたことが理由であるとのこと)。
主な出演作品
アニメ
イラスト無し
フランソワ・オーリック@灼眼のシャナⅢ(Final)
高橋@女子高生の無駄づかい
※1 OVA版『堀さんと宮村くん』での担当。アニメ版『ホリミヤ』では内山昂輝が担当。
※2 鈴木達央の代役。
ゲーム
イラスト無し
特撮
仮面ライダーギーツ
ナレーション
ゲオ(2019年8月のみ、ゲオのお盆セールのTVCM、花澤香菜さんと一緒にやるんですが、松岡のみナレーション。)
その他
※:桃鉄とコラボした都道府県Qでのみ登場。
関連イラスト
関連タグ
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