「会うんだ!! 皆に!!」
CV:松岡禎丞
概要
先天的な身体の欠損や不自由と引き換えに高い呪力を得た「天与呪縛」の持ち主。
人物
天与呪縛による先天的な五体不満足の境遇を忌々しく感じ、健康な肉体になれるなら喜んで呪力を差し出すとさえ考えていた。
以下、ネタバレ注意
京都校の学生として日々を過ごしながら、水面下では己の肉体を治癒してもらうことを交換条件に、高専内部の情報を流す”縛り“を偽夏油らと締結していた。高専に登録していない超小型の傀儡を操作し、内通者として活動をしていた。
しかし先の姉妹校交流会を襲撃した花御が「京都校の人間には手を出さない」という縛りを破ったため内通者を辞退。2018年10月19日、真人の「無為転変」によって念願の五体を手に入れることに成功したが、直後に対立し、真人と交戦した。
「究極メカ丸 絶対形態」とこれまで天与呪縛により蓄積してきた呪力を使用して真人を追い詰めていたが、領域展開「自閉円頓裹」を発動され、彼の領域に引きずり込まれてしまった。
しかし、三輪霞の術式を見よう見まねで行った「シン・陰流 簡易領域」で真人に有効打を与え、一時は善戦したもののあと一歩及ばず敗死する。
予め渋谷事変を予期してか、「ミニメカ丸」を3つ配備して五条悟の封印を虎杖悠仁達に伝えるなど情報伝達の面で貢献するものの、その効力が切れたことで彼の存在は完全に消失することになった。
外見
当初は天与呪縛の影響で全身に包帯を巻いていたが、真人の無為転変により健康な肉体を手に入れたことにより高専の制服を着用。黒髪で髷を結っており、左頬に大きな傷がある。
目的
呪霊と組んでまで健康な肉体を欲していた理由は、京都校の仲間と直接顔を合わせるため。真人との戦闘の最中にも京都校のメンバー全員の姿(特に自分に親密に接してくれた三輪の姿)を思い浮かべる。
術式
傀儡操術(かいらいそうじゅつ)
傀儡を操作する術式。操作範囲は天与呪縛の力で日本全土に及ぶが、肉体が再生し縛りから解放された状態でも有効かは不明(後述から少なくとも呪力出力の方は健在の模様)。真人戦では複数のメカ丸を一度に操作したり、巨大なメカ丸に自ら搭乗して操縦する芸当を見せた。
究極メカ丸 絶対形態(モード・アブソリュート)
「装甲傀儡 究極メカ丸 試作0号」。某人型決戦兵器を彷彿とさせる巨大ロボットの装甲傀儡。
肉体を縛った年月(17年5ヶ月6日)で得た、特級クラスの莫大な呪力を操作・放出できる。
- チャージ1年「大祓砲(ウルトラキャノン)」
1年分の呪力をビームにし、掌から発射する。ダムを爆破する程の威力を誇る。
- チャージ2年「二重大祓砲(ミラクルキャノン)」
2年分の呪力をビーム化して両手から発射する。水面に当てた際、傀儡を越す高さの水しぶきが上がった。
- チャージ5年「追尾弾(ビジョン)〜五重奏(ヴィオラ)~」
5年分の呪力を5つの巨大なエネルギー弾にし、それで相手を追尾して攻撃する。
シン・陰流「簡易領域」
領域から身を守る弱者の領域。あらゆる術式を中和する効果がある。
一門相伝でその技術を門外に伝えることは縛りで禁じられているが、門下生ではない与はこの術を使う三輪の姿を見て会得した。しかし自由には出せないらしく、カプセルのようなものに術式を入れて、そのカプセルを刺して発動した。
自身の肉体を変形させて再生する真人に傷を付け、真人の領域展開から身を守るのに使用した。
余談
- TVアニメ版の「装甲傀儡 究極メカ丸 試作0号」は某アニメのような咆哮を発しているが、これは幸吉役である松岡氏の雄叫びを加工したものであると第7回「じゅじゅとーく ニキ」で真人役の島﨑信長氏が言及していた。
- 最終回の描き下ろしイラストで、ハプニングによって三輪と恋人繋ぎをしてビックリしているメカ丸(与幸吉)の姿が描かれている。渋谷事変で退場し三輪と死別した彼にとって嬉しい描き下ろしである。