今ならできるよね
概要
印相は弥勒菩薩印と孔雀明王印を口の中に生やした手で同時に二つ結ぶ。
人間の腕が格子のように相手を囲む領域で、本来真人の手で直接対象に触れければならない「無為転変」が領域の効果で必中化するため、 領域対策がない限り回避不能の即死技となる。
更に、真人は領域展開に原則として必要になる掌印の結びを口内に発生させた手で行う事で展開のタイミングを悟らせ難くしており、領域対策も容易ではない。
領域内での無為転変にも通常状態と同じくON/OFFがあり、相手を領域に引き込んでも即座に魂の形を変えるわけではないようだ。
しかし、虎杖悠仁が領域に侵入した瞬間に両面宿儺の魂に触れ、彼の逆鱗に触れたことから、領域内の相手の魂には常に触れており、いつでも魂の形状を操作できる状態にあるといえる。
以上の点から、五条悟の「無量空処」と同様、展開した時点で実質勝利が確定する凶悪な領域となる。ただし、宿儺の器たる虎杖は例外であり、魂の輪郭を無意識に把握しているため、真人の魂を直接攻撃できる他、宿儺は魂の干渉を跳ね除けられるばかりか宿儺側からカウンターを行うことができ、虎杖の魂に触れようとすると、同時に宿儺の魂にも触れてしまう(そしてカウンターを食らう)ため真人にとって虎杖は攻防共に相性の悪い天敵となる。実際、上記のように虎杖が領域内に侵入した際には宿儺の逆鱗により逆に自身が重傷を負う羽目となり、撤退せざるを得なくなった。
七海建人と虎杖を同時に相手取った戦闘の中で、「死」へのインスピレーションを得たことで発現しているため、冒頭のセリフとともに、実質ぶっつけ本番で領域展開を成し遂げている。これもまた、驚異的な学習・成長速度と貪欲に知恵・知識を吸収する性格による賜物と言える。