真人(呪術廻戦)
まひと
「狡猾にいこう 呪いらしく人間らしく」
「肉体と違って、魂は何度でも殺せる 次はどう殺してやろうかな…」
人が人を恐れ憎む負の感情から生まれた特級呪霊。
見た目は皮膚が継ぎ接ぎだらけの青年で、身体を黒いローブで覆っている。
呪いが人間を駆逐して繁栄する新世界創造のため、偽夏油と手を組み暗躍している未登録の特級呪霊達のリーダーであり、「渋谷事変」までの物語におけるラスボス。
主人公・虎杖悠仁の最大の宿敵であり、「虎杖のことを何度でも殺したい」という抑えきれぬ欲望を持つ。
また虎杖にとっては、数々の仲間を直接的に死に追いやった張本人であり、初めて純粋な憎しみと殺意を向けた因縁の相手でもある。
軽薄な性格で、発生したばかりの呪霊ゆえに無邪気で子供っぽく好奇心旺盛。
表面上は人間にも優しく接するが、本性は呪霊らしく冷酷非情で人間を見下しており、逆に同族である呪霊には、心から親しみを持って家族や親友の様に接する。
「軸や一貫性に囚われず、気の向くまま自由に人間を欺き誑かし殺す事こそが呪いの本能」であり「理性を得ても『人を殺したい』という本能に逆らう理由にはならない」とした上で、「呪いは呪いらしくあるべき」と考えており、目的達成のため合理的に動く漏瑚や花御に対してもっと自由に生きるよう諭していた。
「魂」そのものを知覚できる能力を持つ。それ故「人間の喜怒哀楽や感情は全て魂の代謝物にすぎず、命に価値や重みは無い(故に肉体は魂の容れ物にすぎない)」という持論を持っているが、これは「肉体は魂であり、魂は肉体である」とする夏油とは意見が分かれるところであり、夏油と意見を交わした際に真人は「術式によって見える世界も違うのではないか」と返している。
上述のプロフィールの他にも映画観賞や読書を趣味としている。(作者曰く、自分の根源である「人間」を学んでいるとの事)
トールキンの一説が会話の中から咄嗟に出る程度には読み込んでいる模様。
基本的には人間を遊び道具程度にしか思ってないが、公式ノベライズで描かれた番外編によると、孤独で無欲なホームレスの老人と出会い、その魂がほとんど代謝をしていない事に興味を持ち、奇妙だが穏やかな交流を続けていた時期がある。
その際には「この世の中の人間がすべてアンタみたいだったら俺は生まれなかった」という感情を抱いていた。
「より洗練された殺すための形 殺すためのインスピレーションを 体現しろ!!」
前述の通り非常に好奇心旺盛で、それゆえに驚異的な学習・成長速度を持ち、貪欲に知識や知恵を吸収し渋谷事変では黒閃の習得にも至っている。戦いの中での試行錯誤を心から楽しむ。
術式の性質上、その肉体は変幻自在。どれだけ肉体を破壊されようと、呪力があれば、魂に直接干渉されない限り即座に再生できる事実上の不死身。
ただし両面宿儺の器である虎杖は魂の輪郭を無意識に把握しているため、真人の魂に直接攻撃できる。宿儺は魂の干渉を跳ね除けられるばかりか宿儺側からカウンターを行うことができる。虎杖の魂に触れようとすると,同時に宿儺の魂にも触れてしまう(そしてカウンターを食らう)ため真人にとって虎杖は攻防共に相性の悪い天敵となる。
また、呪力が尽きるまでダメージを与え続けられたり、全身を一撃で粉々に吹き飛ばすような超火力も有効。さらに、繋がりを辿ってダメージを与える野薔薇の「共鳴り」も効果があり(恐らく体と魂のつながりを辿れるため)、これには真人自身も「俺の天敵は虎杖悠仁だけでは無かった!!!」と驚愕していた。
術式
無為転変(むいてんぺん)
相手の魂に触れ、魂の形状を操作することで対象の肉体を形状と質量を無視して思うがままに変形・改造する術式。
人型状態の変形させていない素手で触れなければ効果はないが「自身の魂の形を知覚した上で魂を呪力で覆う」以外防御手段がなく、魂を守れなければ強力な呪術師であろうと意のままに改造・変形され、改造された者は二度と元に戻れず遅かれ早かれ死ぬ。
ちなみにスマホゲーム「呪術廻戦ファントムパレード」にて、無為転変が呪霊にも有効であることが明示されている。
詳しくは→[朧絶]
また、真人が自分自身に対して使うとノーリスクで自身の肉体を自在に変形させられるため、ドリルや鈍器、刃物や棘といった肉体の武器化や巨大化・伸縮・増殖・液状化、身体能力の強化が容易に可能。改造次第では
- 体の器官を再現して精巧なダミーを生み出す
- 両足を馬の脚に変化させて脚力を向上させ、超スピードで相手の懐に急接近
- 両腕を鳥の羽に変化させて飛行が可能
- 魚に変身して水中を高速で遊泳し、山猫や猿、ネズミや兎などの動物に変身して障害物の多い森林を跳び回る
- 腕を銃口に変化させ、縮小させた改造人間を銃弾として発射する(射出した後の弾の操作も可能)
- 改造でペラペラになった人間を着ぐるみの様に身に纏い、一般人に擬態する
- 時間差による変形で一般人の肉体を爆裂させて、血飛沫で目眩ましを行う
と言ったように恐ろしいほどに応用性が高く手数も桁違いに多いのも特徴。
何より恐ろしいのは自分の身体を変形させるためだけなら呪力消費が自己補完の範疇であると言う点。魂を知覚していたり、結界術で圧倒的な精度でも誇らない限りは、まず真人を祓うのは不可能だろう。
最終的には分身すら可能としている。分身も独立した思考を持つ「もう1人の真人」であり、無為転変を使用できるが、効果範囲は自身の体を変化させるに留まっている。また自身の形状変化の応用で、領域展開に必要な印を口内で結ぶことが可能。絶え間ない打撃を受けながら,あるいは防御姿勢をとった状態でも領域を展開できる。
攻撃以外の使用法として他者に対し反転術式で治療できない重度の先天的傷病、身体の欠損でも改造することで完全に治しており、この点でも非常に有用な能力と言えるが、真人の呪霊としての性格上このような使い方をするのは希であると考えられる。
派生技
上記の無為転変で魂を作り変えられ怪物化・奇形化させられた上で真人に操られる人間のこと。呪霊ではなく改造された人間なので、呪霊が見えない一般人にも見える。サイズは手のひらサイズから10メートルを超えるものまで造ることができ、手のひらサイズのものはいつでも取り出せるように真人の体内でストックされており,使用時は真人が吐き出すことで取り出す。無理やり形を変えられるため、闘わせると基本的に短時間でショック死する。改造後も僅かばかり人間の頃の自我が残っている。呪霊じみた異形として使役する他,巨大化させ質量攻撃を行う,武器に変形させるなど,応用の幅は広い。高専側には等級は3~2級弱と認識されている。渋谷事変では量産した幾千体もの改造人間を地下鉄に乗せるなどして渋谷へ送り込む大虐殺を実行し、ハロウィンの歓声で賑わっていた渋谷を一瞬にして悲鳴と断末魔が飛び交う阿鼻叫喚の地獄へと変貌させた。
- 多重魂(たじゅうこん)
二つ以上の魂を無理矢理融合させる技。
- 撥体(ばったい)
多重魂によって発生した拒絶反応を利用し魂の質量を爆発的に高め、相手に向け解き放つ技。融合させる改造人間の魂の数に比例して威力・攻撃範囲が増加する。
- 幾魂異性体(きこんいせいたい)
拒絶反応の微弱な魂同士を合成した改造人間。複数の魂を一瞬で燃やし尽くすことで、爆発的な攻撃力を実現している。引き換えに活動時間は短く、耐久力も一撃で活動を停止するほどに低い。
- 遍殺即霊体(へんせつそくれいたい)
「お前を殺して 俺は初めてこの世に生まれ堕ちる」
黒閃を経て真人が理解した自らの魂の本質、その剥き出しの姿。比較的人間に近い姿をしていた今までの姿から一変し、怪人のような姿となっている。
攻撃力・スピード・防御力が段違いに高められており、虎杖悠仁も「呪霊として変身前とは別次元の存在に成ったんだ!!」と考えるほど。
原型の200%もの強度を持ち、「両肘のブレード以外は変型しない」という"縛り"で更に強度を底上げしている。虎杖の出力最大黒閃出なければダメージが通らず、本編でも真人が変身を解いていた部分に当てたため変身部分だとどうなっていたかは不明。
ブレードは「変型時間を短くする」という縛りで強度をほぼ落とさずに中距離の相手を捉える事が可能。手首から先は原型の両手のため、遍殺即霊体の状態でも無為転変は使用できる。虎杖が黒閃を決めて潜在能力が解放されていたこととブレードが脆くなっていた、真人のダメージが大きかったと言う条件が重なり耐えられたが、本来ならば虎杖ですら一瞬でバラバラにされていたそう。
スピードにおいては一瞬で虎杖の背後を取ったり、アニメでは甚爾や漏瑚のように高速で飛び回るシーンも描かれている。
なおこれらの解説は作者曰く「旋空弧月っぽくなったので本編で説明を省いたよ!!」という理由で本誌ではなく15巻で解説された。
領域展開
自閉円頓裹(じへいえんどんか)
「はい お終い」
掌印は弥勒菩薩印と孔雀明王印を口の中に生やした手で二つ同時に結ぶ。
人間の腕が格子のように相手を囲む領域。
本来真人の手で直接対象に触れなければならない「無為転変」が領域の効果で必中化するため、
領域対策がない限り回避不能の即死技となる。
なお、領域内でも無為転変自体は任意で発動しているため、領域が展開されてから無為転変の発動までに若干の猶予がある。
しかし、虎杖悠仁が領域に侵入した瞬間に、両面宿儺の魂に触れ、彼の逆鱗に触れたことから、領域内の相手の魂には常に触れており、いつでも魂の形状を操作できる状態にあるといえる。
無量空処同様、展開した時点で実質勝利が確定する凶悪な領域(ただし,上記のように虎杖は例外である)
七海建人と虎杖を同時に相手取った戦闘の中で、「死」へのインスピレーションを得たことで発現した。
渋谷事変では黒閃を経ていたこと、五条悟の実例を見ていたことが要因となり0.2秒の領域展開を会得。それまであった無為転変への猶予すら与えず、ピンポイントに特定部位の変形・破壊が可能となった。さらに焼き切れた術式の回復が異様なほど早く、領域展開後の追撃直後に術式の再使用が可能となっている。同様の領域を使用した五条が299秒経っても術式が回復した様子がないことからも、この時の真人の回復スピードが異常なのが分かる。
作中では常時人の命を弄び、その様は残忍・醜悪・悪辣といった言葉では例えきれないが、言動の節々に深い哲学と思考を覗かせ、順平や夏油に対する魂の考察の際にもそういった面が見られる他、渋谷事変での虎杖との激しい問答の際にはある種の呪いとして、真の人間としての矜持を主張したこともある。ただし、それらの思想や哲学は人間が呪いよりも下に存在すること前提で成り立っていることが殆どであり、虎杖に対して見せた真人や宿儺の邪悪な嘲笑を聞くに、どこまでいっても呪いは呪いであるということの証左とも言える。
呪霊として「生まれたての子供」と評した七海の推察通り、自分の成長と知的好奇心を楽しみ、呪霊の本能に従い思いのまま人間を殺戮していくが、虎杖という個人に執着し始めた頃からその呪いに方向性が定められる。それは奇しくも好奇心のまま呪霊と関わり、衝動的に凶行に走ってしまった順平と似通っており、真人自身にもその因果が巡る事となる。
※この先、「渋谷事変」最終局面のネタバレを含んでいます。
遍殺即霊体となって虎杖や東堂葵を追い詰めていく真人。
しかし、東堂のブラフにまんまと騙され直で虎杖の最大呪力出力の黒閃を食らってしまう。
同時に遍殺即霊体の変身も解除されてしまった。
更に虎杖、五条、釘崎、東堂、七海ら呪術師との連戦に次ぐ連戦により、改造人間のストックも尽きてしまい絶体絶命に追い込まれる。
虎杖「認めるよ真人 俺はオマエだ」
「俺はオマエを否定したかった お前の言ったことなんて知らねえよって」
「今は違う。ただオマエを殺す。また新しい呪いとして生まれたら、ソイツも殺す。名前を変えても、姿を変えても、何度でも殺す。」
「もう意味も理由もいらない」
「この行いに意味が生まれるのは 俺が死んで何百年も経った後なのかもしれない」
「きっと俺は大きな…… 何かの歯車の一つに過ぎないんだと思う」
「錆び付くまで呪いを殺し続ける それがこの戦いの俺の役割なんだ」
真人はこの数時間で数多の絶望を味わってきた虎杖の強大な気迫に圧倒され怖じ気づき、その場から逃走。
半狂乱になりながら必死で逃げ続ける真人とは対照的に、焦りも、走りも、叫びもせず淡々と歩みを進める虎杖に抵抗虚しく徐々に追い込まれ、遂には足がねじれ、それすら叶わなくなってしまう(アニメ版では死ぬまいと逃げ惑う真人と虎杖のシーンは真人=5匹の白兎、虎杖=白狼(と4匹の黒狼)で表現されており、真人の足が捻れてしまうシーンは兎の足が折れ、真っ白な雪に鮮血がにじむ形となっている。身も心も極限状態の中、降り注ぐ雪が死闘を静かに彩っていた)。
逃げるという最後の手段も失った真人はただひたすらに、拾った石を投擲することしか出来なくなる。(アニメにおけるこのシーンの島﨑氏の演技は必見)
しかし、そんな虚仮威しさえ虎杖には一切通用しなかった。
この状態の真人はまるで蛇に睨まれた蛙そのものだった。
そこへ、思わぬ乱入者が…
「夏油!」
偽夏油『助けてあげようか 真人』
呪詛師であり、呪霊側の協力者である夏油が微笑みながらそこには居た。
「夏油…ッ!?」
その名前を聞いた虎杖は師である五条悟を奪還すべく獄門疆奪取へと動き出す。
しかし、夏油は呪霊を駆使した様々な技で応じ、近づけない。
その最中、何故か真人は味方であるはずの夏油に向かって攻撃を仕掛ける。
「知ってたさ だって俺は人間(オマエら)から生まれたんだから」
真人は自分の前に現れた夏油の「真人の弱ったタイミングで、うずまきによって術式を取り込み我が物にする」目論見を看破し、攻撃を仕掛けたのだった。
結局夏油も他の人間たちと変わらないということを真人は見抜いていた。
しかし、夏油に弱った彼の手が届くはずもなく、真人は夏油の呪霊操術によって取り込まれてしまった。
偽夏油『でも違った その真価は───準1級以上の呪霊を「うずまき」に使用した時に起こる────
術式の…抽出だ』
夏油は虎杖に極ノ番「うずまき」の真価を伝えた直後、真人を飲み込んだ。
その後、夏油は介入してきた西宮、禪院真依、加茂憲紀ら京都校生徒による猛攻に見舞われるも呪霊を使ってガードし、持ち前のフィジカルで軽々しく避けていく。
しかし、後ろにはシン・陰流「抜刀」の構えをしていた三輪霞の姿が。だが夏油はなんと、その一太刀を片手で受け止め刀をへし折った。
続けざまに夏油は奥義を発動。
夏油『極ノ番 「うずまき」』
虎杖「待て!!」
そのうずまきには先ほど夏油が取り込み、渦巻き状になった真人の姿が。
舌を大きく垂れ流し、白目を剥き、体が捻れたその姿は正に異形そのもの。
夏油はうずまきに巻き込んだ真人をほぼ0距離で三輪に向けてそのまま解き放った(アニメ版では真人の呻き声が追加されている)。
そのうずまきの威力は大きなクレーターを開ける程、強力なものだった(ちなみに、三輪は日下部達に守られた為無事であった)
これにより真人は完全消滅。
うずまきの機能によって抽出された無為転変のみを遺して…
呪霊たちのリーダーとして君臨し、これまで数多の術師や非術師の命を弄んだ者は呪霊そのものを弄ぶ者によってこの世から葬られたのだった…。
その後、抽出された無為転変は夏油が目指す世界を創る為の礎として利用されることになる。
真人の術式は魂に関係する術式なのだが、後にこの世界には無生物にも魂があることが判明。
腕が4本、口が2つある術師が登場するのだがその術師は掌印を結んでいても両の手が空となり、絶え間無く呪詞の詠唱を唱えることができるというとんでもない優位性が判明。真人も口の中で掌印という似たような事をしてはいるのであるが、もし一撃必殺級の術式と特級呪霊の呪力総量や出力を持つ真人が常に120%の威力を成立させ襲いかかってくると考えると技術的にはまだまだ成長性があったと考えられる。
宿敵 愉快犯 絶対悪 純粋悪 悪の美学 サイコパス 殺人鬼 美形悪役 人体改造
271話のネタバレ注意
新宿決戦にて、虎杖との決着がつき、敗れた宿儺は、魂の通り道に辿り着き、真人と三度目の再会を果たす。彼は魂に干渉できる術式を持っているため、その残滓が宿儺に干渉しているとのこと。彼は再び呪いの世界を作るために南に行く事を促そうとしていたのか、宿儺に復讐に生きる人生だったんだろう?と問いただした。しかし、宿儺は自分の敗北を認め、次があるのなら、今度は呪いとしての道ではなく人としての道を選ぶかもしれないと示唆し、君主の敗北に悔し涙を流す幼い頃の姿に戻った裏梅を連れて北へと歩き出す。そんな宿儺に落胆して呪いでしかない自身が変われないことを悔しがり、悪態を吐きながらも宿儺を見送った。
呪術廻戦最終話は彼が締めくくり、幕を閉じた。
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