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サイコパス

さいこぱす

「サイコパス」とは、正常な人が持っている愛情や良心といった感情が欠落した人の事。 「反社会性人格障害」とも呼ばれる。
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類似タイトルのアニメについては『PSYCHO-PASS』を参照。

■注意■

  1. この記事は特定の悪役・キャラクター・人物の名称を記載または誹謗中傷する項目ではありません。そちらの方はサイコパス一覧を参照。

概要

英訳:『psychopath(精神病質)』
最初に提唱したのは、19世紀初頭のフランスの精神科医であったフィリップ・ピネル医師であり、彼は「譫妄(せんもう)なき狂気」という言葉を使い、良心慈悲心による呵責や自制心の一切が欠如している行動パターンを説明しようとした。

サイコキラーのイメージから誤解されがちだが、「サイコパス=殺人鬼」というわけでは必ずしもない…というか、ほとんどのサイコパスは殺人などしない。また、犯罪者やその予備軍として取り上げられることも多いがこれも同じであり、大半のサイコパスは傍目には一般人として社会に溶け込んでいると思われる。

良心が無く口がうまく、それでいて闘争心・支配欲が異常に強いサイコパスは、競争の過酷な政治の世界やビジネス界でもストレスを感じにくく、それらの世界においては強みになる場合もある。

イギリスの心理学者ケヴィン・ダットン氏によると、サイコパスは欧米に比較的多く、東アジアでは比較的割合が低いそうであり、前者に関しては企業経営者の何パーセントかは. サイコパスだったという。同氏による「サイコパスが就きやすい職業トップ10」では上から順に社長弁護士、テレビ・ラジオマン、販売員、外科医、新聞記者、警察官、聖職者、シェフ、公務員となっている。

また、アメリカの心理セラピストマーサ・スタウト博士によれば、サイコパスの割合はアメリカでは25人に1人(約4%)とされ、アジア地域の国々では割合が低いと言う事になっている。

ただし上記の注意点として、これは出身国とそれ以外の国で同程度のデータを取れていない状態である事とアジア、アフリカ出身者などへの人種差別になりかねない問題など配慮などもあるので本当に低いのかは分からないと言うのが実際である

カナダ人の犯罪心理学研究者ロバート・D・ヘア博士によると、次のような職業の者や犯罪者に多いと推測されている。
職業
『金融商品関係者(金融商品仲介業者)』]
『政治家』
『警察関係者』
『中古車営業』
『傭兵』
『弁護士』

犯罪者
『連続殺人犯』
『ストーカー』
『レイプ犯』
『泥棒』
『詐欺師』
『暴力亭主』
『ホワイトカラー犯罪者』
『株の悪徳ブローカー』
『幼児虐待者』
『麻薬王』
『プロギャンブラー』
『犯罪組織構成員』
『テロリスト』
『カルト教祖』
『金のためならなんでもやる人たち』

サイコパスが先天的異常なのか、後天的なものなのかはまだ確定していないが、親の育て方やトラウマなどによる後天的なものはソシオパスと称されることもある(しかし一般には、ソシオパスとサイコパスはほぼ同義なものとして扱われることが多く、精神医学上も両者とも反社会性パーソナリティ障害に分類される)。

主な特徴

該当するものが多いほど可能性は高い。

  1. ずる賢い
  2. 良心が無く、善悪を知識としてしか理解できない。
  3. 倫理面・道徳面が壊滅的で、他人を傷つける行為に疑問を抱かない
  4. 動物虐待をしたり、動物を殺したりしている。
  5. うぬぼれが非常に強く、自分を特別な人間だと思い込み、他人を見下している
  6. 常に退屈しており刺激を好む(自ら危険に突っ込んでいくこともある)
  7. 責任感の欠如
  8. 口先が異様に達者だが、すぐにバレる嘘を度々つく
  9. 他者に共感できない
  10. 他人を支配しコントロールすることに異常な執念を燃やす
  11. 魅力的な人物に見える(人気者、カリスマ性がある)
  12. 衝動を非常に制御しづらい

などが挙げられる。
詳しい説明は、こちらを参照。↓

サイコパスの分類

サイコパスとされる人間達は、必ずしも全員の行動原理などが共通・一致しているわけではなく、大まかに分けて3つのタイプが存在する。

暴力型

最も解りやすいタイプ。非常に攻撃的かつ衝動的で、少しでも口論になると、逆上してすぐ暴力に走ろうとしたり、物を壊すといった悪質な嫌がらせを行う傾向が強く、場合によってはナイフなどの凶器まで使う形で攻撃するなど、殺人沙汰になることも辞さないほどの自制心の欠如を見せる。
このタイプの人間は常に凶暴で攻撃的な者もいれば、普段は大人しくとも突然激情を爆発させる者もおり、自分が嫌だと思った人間はすぐ殺してしまうこともある。また、動物虐待を行っているものも多く、これが暴力が快感のサディズムと結びつくと非常に危険である。
「気に入らない」、「邪魔だと思った」といった極めて思慮の浅い動機から暴力に移る為、一般的な常識論はまず通用しないと思った方が良く、極力関わらないように注意するのが最も無難な対処法である。このタイプの人間に何らかの形で目をつけられてしまった場合は、間違っても話し合いの場を持とうとするなど、独力で解決したりはせず、自分の身を守るべく、早めに周囲や警察に相談すべきである。
実在のサイコキラーやホラー映画などに登場する猟奇的な殺人鬼等に、このタイプが比較的に多い。このタイプは後天的に生じるケースが比較的に多い。

寄生型

他人に取り入って自分の利益の為に利用しようとするタイプ。他人が自分の為に尽くすことを当然のように思っており、また物事に対する解釈は常に自分本位で自分の行動や言動に関しても非常に無責任である為、それらが原因で問題が起きたとしても、全く意に返そうとしない。
常に自分の都合を第一優先している為、当然ながら他者への共感は皆無であり、利用する人間の気を引こうと、慢性的に嘘を吐いたり同情を引こうとする演技をすることが多い。利用している者のへの愛情もなく(あったとしても一方的な押し売り)、せいぜい止まり木程度の感覚しかないので、自分が満足であれば利用する人間がどうなろうと気にしない。利用価値が無くなったり居心地が悪くなれば、すぐさま切り捨てて別の人間に乗り換えようともする。
他のタイプと同様、対処の仕方は難しいことに変わりはないが、前述の通り標的にした人間に対する執着心は希薄なので、何かを求められてもこちらが毅然とした態度で拒否し続ければ、次の獲物を見つける為に勝手に離れていくこともあり、基本的に他力本願な為、頼る相手がいないと無防備になりやすい。このタイプは、いくら相手にした所で自分が損をするだけなので、少しでもその傾向があると見たら、まず「相手にしない」のが無難である。ただし、当人にとって何が何でも欲しいと思っている物を持っていたり、相手がストーカーだったりすると、逆に異常なまでの執着心で付きまとってくる可能性もあり、冷静に状況を見て身の危険を感じたのなら、やはり周囲や警察に相談すべきである。
暴力型と同様、後天的に生じるケースが多い。

支配型

その名の通り、他人への支配欲が異常なまでに強く、3つのタイプの中では最も判断が難しく、またそれゆえに非常に危険なタイプである。狡猾なまでに頭がいい為に、暴力型のように短絡的かつ衝動的な行動に出ることや、寄生型のように無責任な言動や振る舞いを見せることは少ない。また、「人を動かすには、自分を善良な人間に見せるのが良い事」を本能的に理解している為、社交的で口先や要領の良さを見せることで魅力的な人間の印象を与えるのが非常に得意で、実際、このタイプには、「真面目で勤勉な人間」か「社会的成功を収めている人間」に別れ、企業の社長や政治家、弁護士、医者などといった信頼や羨望を得やすい役職に就いている者もいる。
しかし、基本的にサイコパスは他者への共感や愛情、良心などを持ち合わせておらず、このタイプも例外ではない。暴力型と違い、口喧嘩になっても温厚かつ紳士的な態度を見せるが、飽くまでも「自身より能力の低い人間を相手にするだけ無駄」という傲慢さの現れに過ぎない。頭が良く人を動かすのに長けている分、その内側に秘めている自惚れやプライドも非常に強い上に、自分が特別な人間と本気で信じている傾向があり、感情を剝き出しにする事は少ないが、自己顕示欲に関しても強烈。一方で自分以外の他人に対し物同然の認識しか持たない為、邪魔する者、あるいは自分にとって邪魔な者に対しては、容赦なく排除しようとするのだが、自分の手を汚すような直接的手段は好まず、むしろ他人を扇動する形で間接的に攻撃を行おうとし、時には普段の様子からは想像の出来ないほどの陰湿で残忍な手段に出ることもある。
冷静に見えて本質的には暴力型と同等の凶暴性や衝動性も伺えるが、嘘や演技などにおいて寄生型以上に巧妙で、上記のタイプの厄介な特徴だけを併せ持っていると言えなくも無い故に、大抵の人間はその本性を見抜けないことが多い。事実、過去にこのタイプであると診断された犯罪者達の多くは、逮捕されるまでの間、周囲から本性に気付かれるれにくく、仮に何らかの形で本性がばれかけてしまったとしても、それまでの功績等を利用して冷静に誤魔化すか受け流してしまえるので、3つのタイプの中でもその対処は非常に難しい。また、自分以外の価値観を認める事も無い為、暴力型と同様にまず説得は不可能で、寄生型のように相手にせず無視するといった対処法もプライドの高さから屈辱を感じさせ、逆恨みを買ってしまう危険性もある為、注意すべきである。
アドルフ・ヒトラーヨシフ・スターリン毛沢東といった歴史上の独裁者達が、このタイプであったという推測が多い。このタイプは先天的であるケースがかなり多いようである。


意外かもしれないが、サイコパスは孤独に悩むことが多いという。彼らは自分がサイコパスであることを人に知れてしまうと不利になるということを理解しているため、嘘をつき常人のように振る舞う。しかし、いくら良心と共感力があるように振舞っても、彼らは根本からそれを持ち合わせていないため、どこかでボロが出てしまい、人が離れやすい。そして新しい人間関係を作るためにまた嘘をつき、また破綻するということを繰り返すうちに、誰も自分を理解してくれない、と孤独感を感じやすい。また、サイコパスは人を騙し利用しようとすることが多いため、他人も自分と同じように、自分のことを騙し利用しようとしている思っている。そのため他人に対して懐疑心が強く、信頼関係を築くことができない。
彼らは常人が持っている良心や共感力を、自分は持ち合わせていないことに成長のうちに気づくため、疎外感を感じやすい。そのため自分と同じような人、つまり自分以外のサイコパスに対して好意を抱きやすいという。

関連項目

精神病質 サイコ サイコホラー サイコキラー サイコスリラー シリアルキラー ソシオパス 殺人犯 確信犯 ブラック企業 炎上マーケティング いじめ(虐め苛め)

外部リンク

サイコパスとは - はてなキーワード
サイコパスとは (サイコパスとは) - ニコニコ大百科
Eテレ 心と脳の白熱教室 第3回「あなたの中のサイコパス」
企業経営者には強いサイコパス気質がある オックスフォード大科学者の調査結果- 東洋経済

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