概要
デミサイコパスはサイコパスから定義の派生した精神疾患の一つ。
サイコパスと違って良心や愛情を全く持っていないわけではないが、自分の気に入った人間以外にはサイコパスの症状が出るというもの。その気に入った対象には自分も含まれているため、本来のサイコパスと違って自己愛が強い傾向にある。
元々は日本で生まれた造語のため海外では使われていない呼称だが、現実においてサイコパスと一般的に扱われる人間には実はデミサイコパスが多い。本来のサイコパスの定義に該当する人間はそこまで多くないのだ。反抗期の遅い者は反抗しない自分が偉いと思い込み、自惚れやすいという印象からデミサイコパス予備軍とも言われているがこうした者の人間性も千差万別であり、必ずしも全員がなりやすい訳ではない。
本来なら共存し得ない過剰なナルシズムと冷徹非情な言行を持つサイコパスとはまた異なる精神疾患の正体は、高機能の境界性人格障害と自己愛性人格障害の合併症の成れの果て。
かのアドルフ・ヒトラーも実はサイコパスではなく、機能不全家族によって生まれたデミサイコパス(境界性人格障害)説が濃厚と言われている。