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ソシオパス

そしおぱす

正常な人間が後天的な因果によりサイコパスと同様の状態になった人間の事。
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概要編集

英訳:『 sociopathy(社会病質)』


サイコパスとソシオパスはある種の大衆向け心理学的用語であり、近代精神医学の成立以前に提唱された分類である。現代の医学的定義ではどちらも「反社会性パーソナリティ障害」に分類され、サイコパスもソシオパスも同じ診断基準が適用される。


本項では創作作品で見られる「ソシオパス」について主に取り扱う。


よくあるソシオパス像編集

サイコパスとの違い編集

サイコパスは共感性をもとより持って生まれていない先天性の性質であるとされているが、ソシオパスは後天的要因によって陥る。

主に貧困虐待不完全家族いじめ犯罪被害洗脳戦争経験、精神疾患など過度のストレスが要因で引き起こされる。

心が欠けて産まれ、自己肯定感が強い者がサイコパスであるならば、心が欠落し、自分を認めてくれる人に依存するか、自分が勝れていることを誇示するのがソシオパスである。


サイコパスと異なり、長期的な仕事に就くことや、世間から見て普通の家庭生活を営むことが困難な傾向にある。他者と心を通じ合わせるのが困難なのはサイコパスと同じだが、なかには同じ考えを持った個人や集団に愛着を感じたり忠誠心を示す者もいる。このことからサイコパスに比べて罪悪感を持つことができると言われるが、ほんの僅かな違いだけである。


ソシオパスは自らのリスクや成り行きを考慮せず、無計画衝動的な振る舞いが犯罪行為に繋がる傾向がある。すぐに興奮したり激怒したり、暴力的に爆発するため、犯罪が露見し捕まる確率が高くなるとされる。仮に犯罪行為に至らなくても、ネット上で類似した行為を行うことが多い。


まぁ簡単に言えば本人が根っからの悪人なわけでなく外部のせいで闇堕ちしたり狂ったりしたのがソシオパスである。そのため人間味は残るのだ。


しかし皮肉なことに、人間らしさが残っているが故に大衆から責められやすくサイコ呼ばわりされやすい。先天的サイコパスは人間らしさが希薄だがそれ故に簡単に自分を曲げて溶け込めるため社会への適応能力が高い傾向があるのに対し、ソシオパスは擬態しきれず人に迷惑をかけやすいのだ。


これらはあくまで傾向としてよく言われるものであり、冒頭に書いたように医学的な裏付けはまだ無い。


創作キャラクターの肉付けとして使用する時は、ある個性についてエッセンスを抜き出し凝縮されるものである。実際の反社会性パーソナリティ障害の人よりも誇張されて描かれていることを忘れてはいけない。


反社会性パーソナリティ障害の人がすべて暴力的というわけではないし、トラウマを持つ人が皆「ソシオパスという怪物」に成るわけではない。



ナルシストとの違い編集

ソシオパスは近年、ナルシストとの類似性を指摘されることもある。

支配的思考と承認欲求の強さで同じ部分があるが、ナルシストは「自分に対する賞賛のために」操り、ソシオパスは「自分の利益のために」意のままに人を手駒として操ろうとするため、目的がそれぞれ異なっている。


主な特徴編集

次の特性のうち、3つ以上あてはまると反社会性パーソナリティ障害と定義される。


  1. 日常的に法を犯す、または法を軽視している
  2. つねに嘘をつき、他者を騙そうとする
  3. 衝動的で計画性がない
  4. 喧嘩腰攻撃的
  5. 他者の安全性についてほとんど考慮しない
  6. 無責任で、金銭的にルーズ
  7. 良心の呵責や罪悪感がない

等が挙げられる。


だからといって全員が危険な犯罪者というわけではない。


1.の法についてはルールや権利・掟も当てはまり、知っていても知らなくても破ることが多い。

2.の嘘については本人が嘘をついている自覚がない場合も少なくない。例えば、自分の本心ではなく、普遍的な正解やその場しのぎのことを言い、そのことに自分が気付いていないといった具合である。本人に悪気はないのだが、冒頭の後天的要因でこのような考え方のクセがついてしまい、このせいで本人の言ってることと行動が違うとか、他の項目の行動特性も表出し、人間関係の悪化に繋がりやすいといった傾向がある。

反省の欠如もあるため、責められても言い訳をするか逆ギレを起こすのも特徴としてあげられる。他にも、注意・警告に関しても「攻撃してきている」と思い込み、相手を捻じ伏せるためなら手段を選ばない危険性も十分にある。


ネット上には無料でセルフチェックできるサイトはあるが、類似するものもあるため自己診断は悪化の元である。もし実際に困難を抱えていて「自分、もしかして…?」と思ったなら医師に相談してください。


ソシオパスかもしれないキャラクター編集

アインズ・ウール・ゴウン(オーバーロード(アニメ))

藍染惣右介(BLEACH)

相場晄(ミスミソウ)

市丸ギン(BLEACH)

伊藤誠(SchoolDays)

エディ・グルースキン(OUTLAST)

大蛇丸(NARUTO)

カギ爪の男(ガン×ソード)

草加雅人(仮面ライダー555)…歴史改変・現実改変が起きた世界では比較的マトモなのでサイコパスではなくソシオパスの可能性が高い。

コグマン(トランスフォーマー 最後の騎士王)

司波達也(魔法科高校の劣等生)

ジェイル・スカリエッティ(魔法少女リリカルなのは)

ショウ・タッカー(鋼の錬金術師)

城ヶ崎賢志(ヒューマンバグ大学)

ステファノ・ヴァレンティーニ(PSYCHOBREAK2)

ターニャ・デグレチャフ(幼女戦記)

竹田敬太郎(魔人探偵脳噛ネウロ)

橘吉絵(ミスミソウ)

Dr.クエーサー(ツインシグナル)

ハオ(シャーマンキング)

パプテマス・シロッコ(機動戦士Zガンダム)

ハマーン・カーン(機動戦士Zガンダム機動戦士ガンダムΖΖ)

皆木蒼(あなたは私におとされたい)…実写ドラマ版では原作とは真逆の常識人ないし真人間となっている。

リムル=テンペスト(転生したらスライムだった件)

夜神月(DEATHNOTE)

西園寺カンナ(イジメ返し)

パメラ・ボーヒーズ…息子を湖で失うという耐え難い現実に押しつぶされ、息子の分まで子供達を守ろうとしていた。その為には大人を何人殺害しようがまるで意に介さない。極めて独善的な正義感のために殺人に手を染めた殺人鬼の女性。

ジェイソン・ボーヒーズ

エスター(エスター/Orphan)…一見すればサイコパスではあるものの、「特定の条件を満たす相手からの愛情に飢えている(そのせいで失敗をしてしまう)」など、歪んでいるが人間臭い一面を見せており、その異常性はある先天的な肉体的特徴と不可分なので、ソシオパスの可能性が高い。

五十鈴大智(仮面ライダーギーツ)…元々他者への共感性は薄かったが、怪物の進化に触れてその性質が異常に激しくなった。その後、自ら怪物となって他人の記憶を奪ったことをきっかけに改善されている。

御木本郁夫(科捜研の女)

????(逆転検事2)…本作における黒幕。リンク先ネタバレ注意。

????(Caligula)…リンク先ネタバレ注意。


ソシオパスなキャラクター編集

Jacket(HotlineMiami)


余談編集

イギリスのTVドラマ『Sherlock』の主人公シャーロック・ホームズがソシオパスを自称している事から、pixivではそれ絡みのイラストが見られる。


関連タグ編集

精神疾患

サイコパス:先天的な反社会性パーソナリティ障害である

承認欲求:サイコパスと比較して強く持っているもの

中二病:「他人と違う自分」を装うアイテムとして使用されやすい

ネット弁慶

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