ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

科捜研の女

かそうけんのおんな

テレビ朝日、東映制作のミステリードラマで、1999年の放送開始から2022年までの23年間で22シーズン、スペシャル12本が制作され、安定した視聴率を獲得している人気シリーズである。番組開始20年とテレビ朝日開局60周年の節目である2019年のシーズン19では一年間のロングラン放送を完遂。2021年にはシリーズ初の劇場版が公開。2022年に火曜9時枠、2023年からは水曜9時枠に放送時間を移し、大人の科学ミステリーに生まれ変わって放送が継続されている。
目次 [非表示]

概要編集

京都府警科学捜査研究所を舞台に、DNA鑑定・画像解析等を駆使し犯罪を解明する法医研究員・榊マリコの活躍を描く。なお、世界的に有名な「CSI」シリーズより開始は1年早い。

1999年から2002年まで4シリーズが毎年連続して制作された後、1年のブランクを経て2004年から再開したシーズン5からはタイトルが『新・科捜研の女』となった。2007年は制作されず、2009年のシーズン9以降は『科捜研の女』に戻った。

そして、2015年10月のシーズン15開始時点において「日本の連続テレビドラマ史上で最も長期間継続して続編が製作されているドラマ」となっており「同一人物による主演・同曜日かつ同時間帯での放送」という面においても、最長の記録を持っている。

年を追うごとに平均視聴率を上げ、単発の2時間スペシャルでは15%以上の視聴率を記録するなど安定した人気を保ち、再放送も全シーズンが不定期にテレビ朝日や各地方局で行われている一方で、2023年現在、シーズン7及び劇場版以外はDVDが発売されていない(一部では「初期にも用いられた他作品の流用音源が原因ではないか」という説が唱えられているが、真相は不明)。

20年以上の長寿ドラマであるために登場人物の出入りも多く、演出・設定などにも変化が見られ、シーズン4まではコミカルな要素が随所に盛り込まれていたが、シーズン5以降はコミカルな要素がほとんどなくなった。シーズン18ごろから再びコミカルな要素を盛り込むようになったが、2022年からは「大人の科学捜査ミステリー」に生まれ変わり、スタイリッシュでハイクオリティーな作風にイメージチェンジしている。


シーズン5以前及びシーズン15はメインキャラの反発が多く描かれていたが、シーズン6以降はほとんど反発もなく皆で協力し事件を解決する傾向が強い。


また、スペシャルコラボレーションとして放送時の後続番組である『木曜ドラマ・スペシャリスト』の主人公・宅間善人や『刑事ゼロ』の主人公・時矢暦彦が本作に登場したり、『遺留捜査』『おかしな刑事』ではマリコ・日野所長らが特別出演している(ただし、他のテレ朝ドラマ同様世界観を明確に共有しているわけではない。詳細は東映他作品とのつながりを参照)。

また、スタッフなどが共通する「相棒」等で登場するエルドビア共和国などの国名が本作でも出ることがある。


2019年に20周年を迎え、シーズン19は2019年4月から2020年3月までの1年の期間放送されることが発表された。これは近年のテレ朝としては珍しい傾向(30分枠ならスーパーヒーロータイム枠がこの傾向であるが、1時間枠はほぼ組まれていなかった)であり、この間は他の「木曜ミステリー」の作品は「日曜プライム」などの特番枠で単発スペシャルが放送される事になる。


2020年10月にシーズン20が放送。さらに同年12月17日に放送された最終回2時間スペシャルでは映画化が決定した事が明らかになった。


2021年10月枠でシーズン21が放送、これが長く放送してきた木曜ミステリー枠での最後のシーズンとなった。2022年10月開始のシーズン22は火曜9時枠、2023年8月からのシーズン23は水曜9時枠に放送時間を移動している(その絡みで、マリコ達が搭乗するハイエースキャラバンへと代わったのを筆頭に、作中での使用車両がトヨタから日産へと入れ替えられている)。


特オタ的に見れば塚田英明プロデューサーを始めとして東映特撮の関係者も多く見られるのも特徴だろうか(なお、本項ではそれに該当する人物はリンクにその要素を準えた上で解説していく)。

他にオタ的なポイントとしては声優が複数人、顔出し出演したことがあり、宮村優子(シーズン3第6話の女子高教師 南妙子)、三石琴乃(シーズン19第14話のラジオDJ 日向寺カレン)、沢城みゆき(シーズン21第1話の数学者 水城和穂)、三澤紗千香(シーズン21第11話の本条奈々)、福山潤(劇場版のアナウンサー)がいる。また、声優を始める前の吉岡茉祐(シーズン9第1話の中学生時代の月館純)、藤井ゆきよ(シーズン9第8話の女優 水原さつき)がゲスト出演している。


あらすじ編集

榊マリコは京都府警科学捜査研究所に所属している法医学研究員である。「科学をつかない」を信条とし、研究所のチームと共に、最新技術やデータを武器に数々の事件を解決に導いていく。科学を信じる彼女は警察組織の論理、科学捜査を嫌う刑事達や時には同僚たちとも反発するが決して自分の信条を曲げることなく、真実を追い求め続ける…


登場人物編集

作風ゆえに科捜研及び捜査一課が中心。

科捜研のキャラクターはスカウト等による異動といった形での退場が目立つが、刑事は近年でもシーズンを跨いで登場していたキャラクターが殉職という形で退場することもあるので油断ができなかったりする。

レギュラーの中には過去に別役で出演した人物が多く、上述の通り特撮出演者も多い。

※注意:以降は「主人公及び主要人物」を中心に記述し、過去に登場した人物に関しては「物語の根幹に関わる」事を優先して記述していくものとする。


主要人物編集

演は原作ドラマでの演者、CVは吉住渉作画のテレ朝公式ボイスコミックでの演者。


かそうけんログ・1

榊マリコ

演:沢口靖子 / CV:沢城みゆき

本作の主人公字幕放送で黄色表示)。

科学捜査研究所の法医学研究員で血液型はB型。

バツイチ(元夫は京都府警の刑事部長だった倉橋拓也)で仕事一筋の女性で、仕事の確かさはFBIで学んでいる。一旦走り出すと何事も顧みず負けず嫌いな性格からか、孤立してしまう部分もある。作風の変化もあり現在では周りの理解も多く得られているがその熱意に巻き込まれて科捜研がブラック化しておりそれ自体には他のメンバーから苦言が出ることも。

冷静沈着な性格で自身が事件に巻き込まれたり犯人に捕まえられたことが何度かあるが基本的に落ち着いた対応をしており、場合によってはそのまま仕事に戻ることすらある。

事件解決後に事件関係者の心情に配慮することも多いが、普段はあまり空気が読めない。

料理が苦手で、見た目はよくてもは酷いらしく、無口の研究員に「まずい」と言葉を漏らさせたほどで、主食カップラーメンがほとんど。しかし遊びに来たや、同居し始めた父のおかげで食生活は良くなった模様。

住まいはシーズン1ではアパート、シーズン2では城丸準子と同居、シーズン3からは母や父と同居していたが、現在はマンションでの一人暮らしで、部屋も初期の頃よりは片付いている。

なお、シリーズの長期放送による作風の変更により、人物像がコミカルなキャラクターから真面目人間に変更されている。そのためシーズン5以前についてはあまり言及されないが設定自体は残っておりバツイチなどに触れられることもある。

女子大生だった頃にゴジラに遭遇したり、ビオランテの生贄にされた事があるらしいが、真偽の程は定かではない。


ついったーお題プラスその他

土門薫(シーズン5〜)

演:内藤剛志 / CV:福山潤

京都府警捜査一課の刑事階級巡査部長警部補

犯人逮捕に全力を尽くす熱血刑事。科捜研を信頼しており、しばしば榊マリコと協力して犯人を追い詰めていく。

刑事ゆえにマリコの方針とは異なる捜査をしたり、マリコが犯人に同情的な態度を見せると否定する(大抵はマリコもそれに同意するが)と時にはマリコと違う立場を見せるが互いに強い信頼で結ばれている。

上層部が指示する組織的行動(近年では藤倉刑事部長の発言など)には反発することが多い。

シーズン5ではラフな格好で関西弁京都弁?)を話す粗暴な刑事で、「アメちゃん」と称するドロップ缶を常備していた。

一時期(シーズン5〜シーズン10)科捜研に所属していた土門美貴は妹。

なお、シーズン2〜シーズン4にかけて科捜研のメンバーとして登場した「武藤要(むとう・かなめ)」に顔がそっくりであるが、彼との関係は不明…だったのだが、2018年のスペシャルにおいて武藤が再登場した際には「土門に似ている人」として(公式に)ネタにされた(両者に直接会っているマリコのみ、似ていると思っていない様子のリアクションをしている)。

何?警部殿官房長と一緒に緊急対策特命係にいたり、警視庁捜査一課長やら「全身刑事」と称される名瀬裕太郎にもそっくりじゃないかって?何のことやら…

本作の準主役的な立ち位置(字幕放送では水色表記)だが、シーズン17あたりから中の人が忙しくなったためか出番が減り、捜査や取り調べは部下の蒲原勇樹に任せることが多くなっている。

2019年の正月スペシャルではその前のシーズンで異動を思わせる描写、CMなどで最後の事件とされる描写、更には放送前から大事なお知らせがあると告知されるなどついに退場、或いは殉職かと噂されたが、異動は取り消し、復帰が危ぶまれる大怪我もリハビリ次第で可能かもしれないという形で落ち着きその後復帰している(なお大事なお知らせ自体は上記のシーズン19の1年間放送だった)。

しかしシーズン19第24話にて京都の警察学校の教官を打診され、これを受け京都府警を離れた。が、新設されるサイバー犯罪対策課に裏が露見したため、再編案が白紙となり第27話で復帰した。


関連タグ→どもマリ


京都府警科学捜査研究所編集

日野和正(シーズン5〜)

演:斉藤暁

科学捜査研究所所長(妻子は東京におり単身赴任)。専門は筆跡鑑定。

見た目はいい加減だが、実は正義感が強く、情に厚い男。一人称は「僕」。

2011年のスペシャルによって所長に就任するが所長の威厳はあまりなく、マリコの暴走の割を食う事が多い。それでも所長としての仕事はこなしており、陰で職場の空気の緩和に腐心しており一直線過ぎるマリコを諭す数少ない存在である。

典型的なメタボ体型で、頭髪は後退気味。登場初期はいつも何かを食べていた(シーズン6からは肥満を気にしておりカロリー計算や食事制限をしていたが最近は諦めた様子)。シーズン17第17話の200回スペシャルでは日頃の不摂生と過重労働のせいで仕事中に倒れ、虚血性心疾患と診断されて一時入院することになってしまった。

なお、シーズン1に登場していた「榎戸輝男(えのきど・てるお。彼も科捜研に在籍していたが、所長になっていない点で異なる)」という人物や電磁戦隊を生み出した某組織にいる「通称・久保田のおっさん」、さらには湾岸署方面スリーアミーゴスに顔がそっくりな副署長がいるが、彼らとの関連h(ry


宇佐見裕也(2011年スペシャル〜)

演:風間トオル

科学捜査研究所研究員。専門は化学

以前は航空科学研究所に勤務し、航空テロなどに備えた爆発物化学兵器の研究をしていたが、父を亡くしたばかりで独り身になる母のことを思って京都に帰省し、京都府警科捜研の採用試験を受験し採用された。激務な勤務の合間を縫って母親の介護をしている。

気象海洋などの航空安全に関する知識に長けている。近年では様々な知識を持ち合わせ、マリコの意図に気付いたり、呂太の専門用語ばかりで要点が全く掴めない話すらみんなに通訳したりと気の利く万能知識人となりつつある。

また、お茶に造詣が深く、しばしば淹れたてのお茶を所員たちに振る舞っている

かつては父親と母親だけでなく大学生になる妹もいたが、過去に起きたある連続殺人に巻き込まれて被害者として殺されている(後に模倣犯の出現によって、真犯人は逮捕される)。

某高校理事長の親友だった科学者にそっくりだが気のせいである…が、シーズン15のSPでその科学者の息子のそっくりさん)が登場し、直接対面はなかったが科捜研内のホワイトボードに写真が張り出される形で同じ画面内に揃うことに。

なおシーズン7(新・科捜研の女3)にも彼にそっくりの「香月誠一(かつき・せいいち)」という弁護士が事件の容疑者として登場していたが、彼との関ry


涌田亜美(シーズン13第3話〜)

演:山本ひかる

泰乃に代わり新たに配属された映像データ研究員。 木島修平の大学時代の後輩

就職活動に失敗し、ネットカフェで寝泊まりをしながらバイトをしていたが、このたび晴れて京都府警科捜研に配属された。

コンピューター関連の知識は非常に詳しく、科捜研メンバーとの顔合わせでは「明日から初期化して頑張ります」、事件現場への初臨場の際には「(はじめて遺体を見て)すみません、フリーズしていました。再起動します」と発言するなど、発言にパソコン用語が混じる傾向があったが、割と早々にこのキャラ付けは無くなった。呂太や相馬ほどではないが相手を選んで敬語や礼儀を示すタイプであり、特に所長の日野に対しては割とぞんざい。但し、日野に対して父の様な接し方で親しみの方が先走っている模様。

褒められて返答する際の口癖は「恐縮です」 初めて解剖に立ち会った際には、初対面だった風丘にアイドルを彷彿とさせるような自己紹介をした。ちなみに「彼女に顔がそっくりの、どこぞの探偵事務所所長とは違い、スリッパでツッコんだりすることはないが、なぜかシーズン14第2話で質問を拒否されるアクセルな警察官(のそっくりさん)と対面した。


君嶋直樹(シーズン22〜)

演:小池徹平

橋口呂太の後任の物理研究員。真面目な性格で、妻と娘を大事にしているイクメンパパ。

以前は京都環境生態研究センターの研究員だったが、研究室が突然閉鎖されることになり、その時に求人募集していた科捜研に飛びつき転職を決めた。着任して早々に元職場のセンター長が焼死した現場に居合わせてしまいショックを受ける。そして初っ端から元同僚たちが絡んだ事件を鑑定することになった。


加瀬淳平(シーズン24〜)

演:加藤諒

科捜研の会計係。人脈整理で京都市役所から派遣された。

子煩悩な性格であるに加え、科学や警察等の知識は皆無で高度の化学部質や専門用語が出た場合は彼のセリフはひらがなで表記され、その度に他の研究員が絵や例え等を用いて説明してくれる。同時に視聴者にも補足として説明しているのである意味では彼の存在需要は十分にある。

科捜研の会計係は当初は小向が担当しており、彼女の降板後は所長自ら行っていたのだが、人員不足や経費削減の観点から新たに会計係を導入され彼が派遣された。

だが、経費削減にも関わらず榊の捜査熱意に圧倒され、次々と新型捜査機器を導入するなど、興味津々であり結局所長の頭を悩ませてしまう。


京都府警編集

蒲原勇樹(シーズン15〜)

演:石井一彰

京都府警捜査一課の若手刑事。階級は巡査部長。シーズン15第1話で所轄署から捜査一課に配属され、土門の部下となった。クールで優秀だが、素直で熱い一面も持っている。

所轄署時代は落合佐妃子の部下だったため、当初は落合に心酔しており、彼女の行うことは全て正しいと信じていた。捜査一課への異動を不服に思い、土門や科捜研のメンバーに対して心を開かず冷淡な態度を取っていた。しかしシーズン15第3話の事件で、落合の強引な捜査手法に疑問を抱き、土門やマリコにも諭されて、落合とは距離を置き、「自分の正義」を探したいと考えるようになった。落合が殉職した際はショックを受けて取り乱していたが、マリコの説得で立ち直り、土門と共に事件解決に向けて積極的に動き、自らの手で犯人を確保した。

そしていつしか土門とマリコに感謝するようになり、「刑事として一番大切なこと」や「刑事としての軸」を教えてくれたとして二人を深く尊敬するようになる。科捜研のメンバーともすっかり打ち解けて信頼関係を築き、亜美や呂太とは一緒にラーメンを食べに行くほど仲良くなっている。また、土門の不在時はマリコと二人で行動することも多く、マリコからの無茶振りに文句も言わず律儀に付き合っている。シーズン17以降は一人で科捜研に出向くことが多くなっており、シーズン21第11話では自分のことを「科捜研担当」だと言っている。

クールな外見とは裏腹に、かなりの甘党。科捜研の差し入れを一緒に食べたり、お菓子をジッと見つめていることもある。辛い物が苦手。


藤倉甚一(シーズン13〜)

演:金田明夫

京都府警刑事部長。元々は鑑識課長だったが、佐久間の辞職後に昇進した。階級は警視正(番組公式サイトでは警視となっている)。

奈良県警鑑識課から京都府警鑑識課課長として異動してきた鑑識畑一筋の現場第一主義者。

「鑑識や科捜研はあくまで裏方」と考え、捜査に関わっていくマリコたち科捜研の行動を邪道と思っており、科捜研や部下である土門とは度々対立している(が、度重なる藤倉の発言に対し、当のマリコは意に介しておらず、土門に至っては面と向かって反論する事が多い)。但し、過去の経験から冤罪を嫌っている事に由来し、悪く言えば過ちがない事を前提に捜査で奔走する二人を危うんでいるためで、決して私情を挟んでいる訳ではない。

しかし、シーズンを重ねるにつれてマリコ達の行動にも一定の理解を示すようになっていき、シーズン15正月スペシャルの終盤では容疑者を負傷させたりするなどの暴走を加速している落合佐妃子にお手上げ状態となって、「彼女の暴走を食い止めてほしい」と土門とマリコに対して嘆願した上で頭を下げていた。

シーズン19第19話では、彼とは昔馴染みの巡査が殺人に関与していると疑われ、この事件の捜査に公平性を保つべく自ら捜査の指揮を外れる決断を下したが、鑑識の報告書に違和感を感じた彼が勤務時間外に独断で事件現場を調べるも、マリコに見つかり事の次第を彼女に明かす。すると彼女の発案により、彼自身が鑑識作業の再現(この時マリコは彼の弱みを握った訳ではないものの「今から刑事部長には道具になってもらいます」「藤倉"鑑識員"」などと半ば悪乗りに近い発言をしている)を1人で行い、それによって鑑識の報告書が改竄されている(ある鑑識員が自分の不注意で証拠物件を汗で汚染してしまい、それを恐れて別の証拠を上書きしたというもの。なお、その証拠物件自体は発見されて捜査自体に支障が出る事は無かった)事に気付き、その巡査の無実を証明した。

また、違法捜査や隠蔽などの間違ったことを嫌っており、実際にシーズン15最終話で佐妃子が行った違法捜査をマスコミに対して伏せることなく全てを公表している。

現在では厳しい発言や立場ゆえの態度は見せつつもマリコや土門に協力的なことが多い。

なお、こちらも警視庁にそっくりさん(土門刑事のそっくりさんの部下)がいるようだが勿論関係は…と言いたいところだがシーズン16において「必ず、ホシを挙げる!」とか言い出してしまい、2024年3月時点では彼によく似た顔の官房長官までいた事が判明している。おいおい…

さらに売れないお笑い芸人令和の1号ライダーに初変身する所を芸人潰しのフォローを行うヒューマギアと共に立ち会ったり、「クローンウォーズ版のクローントルーパーの声真似」が上手い…のかどうかは皆さんのご想像にお任せしよう。


佐伯志信(シーズン12〜)

演:西田健

京都府警本部長。京都府警のトップに立つ人物。

事なかれ主義で、警察の面子にこだわる様子はコミカルでもある。

ハムスターから戻れなくなりながらも忍術学校の館長をしていた気がするのはしつこくも気のせいである。

また、こちらも警視庁に「本淵 陽(ほんぶち よう)」という彼そっくりな制服警官(しかも職場の名前が「佐伯」)がいるらしいが、その関係を気にするのはもはや野暮かもしれない。


京都洛北医大編集

風丘早月(シーズン8〜)

演:若村真由美

洛北医大の医学部病理学科法医学教室の教授。京都府警からの依頼で解剖を担当している監察医。シングルマザーで、・亜矢と息子・大樹の2人の子供を育てている。

マリコとは同年代で、性格も私生活も正反対だが、よきパートナーシップで結ばれている。科捜研でもないのにマリコから無茶振りをされ続けており、あまり感謝もされないという苦労人でもあり、本人は愚痴を言うことはあっても諦めている節がある(珍しく感謝されると更に仕事を依頼されたり事件に巻き込まれたりしている)。

解剖結果などを科捜研に持ち込む際には、ほぼ必ず差し入れお菓子ケーキなど)を持って来る。 基本的には明るい性格でプラス思考な人だが、廊下をドタバタと走り回っていたり間違えて男子更衣室に入ったり、息子の婚約者に実は本命の男が他にいて金蔓にしようとしてると勘違いするなど、そそっかしい一面やおっちょこちょいな一面もある。

また、科捜研での雑談が事件解決のヒントになることもある。

初登場時から「(は)捨ててやったの」と言っていたが、のちに発見された白骨遺体が夫(数年前に行方不明になっていた)だと判明して以降は時折トラウマとして抱えるようになってしまう。

また、「大切な人を失った」という共通点から、シーズン11第11話の事件で落ち込んでいた宇佐見の自宅まで差し入れを片手に励ましに向かったり、別の事件では兄を殺された成尾蒼という遺族の事情聴取に協力している。


過去の登場人物(一部)編集

京都府警科学捜査研究所編集

榎戸輝夫(シーズン1)

演:斉藤暁

科捜研の物理研究員。三度の離婚歴があり、養育費の支払いに困って密かに居酒屋で皿洗いのアルバイトをしていた。

後のシーズンに似てる人がいる?誰のことやら…。


森村茂(シーズン1)

演:佐戸井けん太

科捜研の所長兼文書研究員。自由奔放に振舞うマリコにいつも振り回されている。歴代の科捜研の所長の中では唯一再登場していない。しかし「藤倉刑事部長そっくりな官房長官がいた」のと時同じくして「尾木ママみたいな喋り方をする明東大学名誉教授」が確認されたというが果たして…?


小清水司(シーズン1)

演:橋本さとし

科捜研の化学研究員。

ファイヤーコンボイテリー・ボガードキム・カッファンの物真似が出来そうな雰囲気だが、気のせいである(まあこのドラマ、ケンスウサムスピの美形キャラ等やらできそうな人とか、京の親父とかできそうな人なども出演したが)。


奥田奈々美(シーズン1)

演:小林千香子

法医助手。マリコの鑑定の手伝いをしている。


武藤要(シーズン2〜シーズン4、2018年スペシャル)

演:内藤剛志

新編成された科捜研のプロファイラー。料理と女と蘊蓄が好き。マリコのよき相談相手。シーズン3からは科捜研を退職し小説家に転身している。シーズン3最終話で直木賞を受賞して人気作家となった。2018年スペシャルでは新作の小説「花嫁家の一族 〜そして仲人もいなくなった〜」を出版しており、その小説を原作とした謎解きイベントがホテルで開催され、武藤の挨拶が会場で上映されていた。蒲原や亜美は誰かにそっくりであることに驚愕していたが、マリコは疑問を感じていないようであった。


高野美華(シーズン2)

演:羽野晶紀

新編成された科捜研に転職してきた解剖医。シーズン2だけは京都府警の地下に科捜研のラボがあり、解剖医が科捜研に常駐していて、事件があった際にはラボのすぐ側の解剖室で解剖が行われていた。


染谷優(シーズン2)

演:川岡大次郎

新編成された科捜研の研究員。マリコにいつもこき使われている。

通りすがりのカメラマン一緒になったり全力全開な息子を授かるも攫われて「ハカイダー」によく似た語感のメカ兵士に改造されたのかは不明。


宮前守(シーズン3〜シーズン6第1話、シーズン13最終話、劇場版、シーズン21第9話)

演:山崎一

科捜研の所長。典型的な事なかれ主義で、波風を立てたくないと思っているが、マリコの勝手な行動にいつも振り回されている。シーズン6第1話で大型放射光施設のSPring-8(スプリングエイト)に栄転。シーズン13最終話、劇場版、シーズン21第9話ではSPring-8の技官として登場し、マリコたちの鑑定を手助けする。


鶴田幸太郎(シーズン3〜シーズン4)

演:遠山俊也

科捜研の物理研究員。当初はマリコの捜査に対して懐疑的で嫌々付き合っていたが、そのうち「ツルちゃん、お願いがあるんだけど!」と、いつもマリコにこき使われている。アニメ好きで、所内の自分のデスクにはフィギュアも飾っている。

後のシーズンでレストランを経営する似た人が出てくる。


白鳥望湖(シーズン3)

演:長江英和

無口な巨漢の科捜研の文書研究員。細かい作業が得意であり、初期の男性レギュラーにしては珍しく態度もマリコに協力的。


小向光子(シーズン3〜2008年スペシャル)

演:深浦加奈子

科捜研の専属事務員兼会計係。経費節減に熱心で、無駄遣いしないようにいつも注意している。時々、鑑定を手伝うこともある。大のイケメン好き。シーズン6は産休に入っていたが、最終話で赤ちゃんを連れて再登場を果たし、2008年スペシャルまで事務員として働いていた。

演者が病死したため、進退不明のまま退場。シーズン24第1話では会計係が復活したため、その縁で久々に回想で登場している。


久保敦夫(シーズン4)

演:尾崎右宗

科捜研の文書研究員。茶髪の青年で、マリコの無茶な鑑定依頼も渋々だが引き受けている。


土門美貴(シーズン5〜シーズン10第1話、2017年秋スペシャル、シーズン19第23話)

演:加藤貴子

土門薫の妹。シーズン5では警察官として登場したが、科捜研の仕事に興味を持ち、シーズン6では自ら志願して産休に入った小向光子の代理として科捜研の事務担当になった。シーズン7第1話で正式に科捜研の映像データ研究員となったが、以前から犯罪被害者のメンタルケアの仕事に興味を持っていたため、シーズン10第1話で科捜研を退職した。

その後、2017年秋スペシャルで再登場し東京でカウンセラーになったことが明かされた。

断じて野座間製薬に勤めて新種生物の子供を養育してたりなどしていない。そうであってほしくない。


乾健児(シーズン5〜シーズン11第8話)

演:泉政行

マリコに顎で使われていた物理研究員。家族の介護をするために休職も断り退職したが、その後の動向は不明(ただし、演者が2015年に死去したため、今後仮に再登場するにしても台詞か回想扱いになる)。

容姿は似ているが、オルフェノクに変貌したりしないし、たまたま姓が同じである猫舌のフリーターとは親類ではない


榊伊知郎(シーズン6〜2011年スペシャル、シーズン19最終話、劇場版)

演:小野武彦

マリコの実父。日野の前任の科捜研所長を務め、後に京都を離れて科学鑑定監察官に転身。

娘に甘い父親だが、監察官として京都に戻ってきた際には親子の情に流されることなく監察を務めた。

過去に鑑定の依頼に対し、鑑定結果の提出までしか責任をとらず、裁判で結果が適切に扱われるかまでは責任をとらなかった結果、逆恨みもあるが不幸にさせてしまった事が2度あり、命も狙われた経緯がある。

日野(と榎戸)同様、湾岸署のスリーアミーゴスに顔がそっくりな刑事課課長がいるらしいが、関連は不明。


吉崎泰乃(シーズン10〜シーズン13第3話、シーズン19第25話、劇場版)

演:奥田恵梨華

民間から科捜研に研修で来ていたが後に正式に科捜研の映像データ研究員となる。サイバー犯罪対策課へ異動を打診されて迷っていたが、その時に起きた事件で自分の無力さを痛感し、科捜研の皆に甘えずに独り立ちしようと決意して、サイバー犯罪対策課解析係へ異動した。宇佐見に惚れていたのだが告白はできずじまい。

後に堀切の同僚として科捜研を再び訪れ、後任の涌田亜美と共に捜査をした。この時から亜美とは打ち解けたようで、劇場版では亜美と仲良くしている姿が見られる。


相馬涼(シーズン11第9話~シーズン16第8話、シーズン19第3話、劇場版)

演:長田成哉

乾の後任の物理研究員。悪意はないものの空気が読めない性格でリアクションも大きい悪い意味での最近の若者的なキャラ付けがされている。もっとも、時には彼以上に空気が読めない上に周囲を振り回すマリコの存在もあってツッコミ側に回ることも多い。マリコとは師弟のような一面もあった。

野性解放する戦隊に助けられたことがあった気がするがやはり気のせいである。関西弁を話す7人目の騎士でもあろうはずもない…。

京都科捜研退職後はカナダの科学捜査機関へと渡ったが、後に現地で意気投合した親友の殺人事件に絡んで科捜研に協力する。


橋口呂太(シーズン16正月スペシャル〜シーズン21)

演:渡部秀

相馬に代わり配属になった物理専門の研究員。下の名前は「りょうた」などではなく「ろた」(マリコに「ロタウイルス」と言われた事もある)。

誰にでもタメ口で話す気安く子供っぽい性格で、あろうことか藤倉部長に対してまでタメ口を聞いている。礼儀に欠けるところは所長や涌田からも窘められているが、手の施し用がないほどである。作品においてこのような強めの性格設定は以降落ち着く傾向があるが彼の言う「個性」の通り未だにやや失礼な態度は変わらず、相馬や秦乃ら再び科捜研に顔を見せた先輩達をも戸惑わせている。

仕事に関しては優秀で、ハイテクに強く科捜研内のPCを説明なしに使いこなしている。登場初期はご遺体に耐性がなく絶叫するほどビビリだった(でもご遺体には意外と早く慣れた)。

スイーツが大好きで解剖医の風丘が持ってくる差し入れを心待ちにしている。その姿はエサを待つのようであり、シーズン19では風丘に「待て!」「よし!」と言われるなど完全に犬扱いされていた。

シーズン22では突然いなくなっており、小学校時代の恩師の推薦により文部科学省の科学捜査官に転職し、理科離れの進む子供たちに科学の楽しさを知ってもらうために教師と一緒に科学の授業を作る仕事をしていて、子供たちの「先生」になっていると、科捜研のメンバーたちのセリフのみで説明されている。

髪の具合次第では某ちょっとの小銭と明日のパンツがあれば大丈夫な旅人にそっくり? 気のせい気のせい。


京都府警察本部編集

木場俊介(シーズン1〜シーズン4)

演:小林稔侍

初期シリーズの登場人物。窓際のマルサっぽい雰囲気はあるが、一方で彼によく似た顔立ちのキケロ星人がいたともいう。

当初は科学捜査を否定していたが、この手のドラマにありがちな頭ガチガチの無能警官と言う訳ではなく、経験に裏打ちされた洞察力で人の嘘を見抜いていくベテラン。

マリコの正義感に大きく影響を与えた人物で、被害者が犯人より悪質だった事件で心が折れかけたマリコを慰め、更にマリコは安易に鑑定結果だけ信じる危うさと科学捜査のあるべき姿を自覚する事になる。彼を慕う刑事は非常に多い。

妻は事件に巻き込まれ、死亡している。

シーズン4最終回にて、警察内部の不正を調査中に警察上層部の人間が送り込んだ殺し屋によって信頼保持の為に殉職されしまう。

ちなみに苗字の読みは乾君のそっくりさんとは違い「こば」である。


倉橋拓也(シーズン1、シーズン3最終話、劇場版、シーズン21第1話)

演:渡辺いっけい / CV:福山潤(土門との兼ね役)

マリコの元夫。その後「ピンクレディーの片割れみたいな顔をした奥さん」と再婚したりロボコンを居候させたりはしていない…はず。

キャリア警察官で、シーズン1では刑事部長として京都府警に赴任してきた。初期の頃はマリコと顔を合わせるたびに口喧嘩していたが、マリコに対して愛情がなかったわけではない様子。優柔不断な性格で、シーズン1では城丸準子と付き合っていたものの、色々あって破局。

シーズン3最終話では当時付き合っていた伊塚夏子を守るためにマリコに捜査を依頼した。頭を下げて頼み込む彼を見て、マリコは「何だか男らしくなった…」と呟いていた。その後、人事に手を回して、マリコに科警研への栄転話を持ち掛ける。一度は断られたものの、事件解決後にマリコと再び会い、科警研への異動を引き受けることを聞き、握手を交わしてマリコと別れることとなった。

その後は音沙汰がなかったが、劇場版で約20年ぶりに再登場を果たした。警察庁刑事指導連絡室長として土門の監察官聴取に同席し、帰り際にマリコと再会した際に「俺にできることがあったらいつでも頼るといい」と言って名刺を渡したことから、マリコにとんでもない無茶ぶりをされてしまう。


城丸準子(シーズン1〜シーズン2)

演:伊藤裕子

京都府警捜査一課の刑事で木場俊介の部下。階級は巡査部長。シーズン1ではマリコの元夫で刑事部長の倉橋拓也と付き合っていた。そのためマリコには嫉妬心を抱いていたが、マリコと仕事をするうちに打ち解けて、マリコや科学捜査を認めるようになった。その一方で倉橋の優柔不断な態度に不満が募っていき、準子が尊敬している木場警部が左遷されたことにより、倉橋との間に決定的な溝ができて破局した。シーズン2では成り行きでマリコと同居することになってしまい、自由奔放なマリコに生活のペースを乱され振り回されてしまう。


吉田大輔(シーズン1)

演:小林隆

京都府警捜査一課の刑事で木場俊介の部下。階級は巡査。木場のことを尊敬している。階級が上の準子に何かとこき使われている。


有賀行雄(シーズン2)

演:松井誠

京都府警察刑事部長。科捜研の大改革を提案した人物。


石橋秀樹(シーズン2)

演:松田朗

総務課の警察官だが、何かと科捜研の手伝いをさせられている。


大森泉(シーズン2)

演:小林千晴

有賀刑事部長の秘書。


上原純二(シーズン3、シーズン4最終話)

演:葛山信吾

マリコに体よくこき使われていた捜査一課の刑事。シーズン4では所轄署へ異動したが、最終話にて再登場し、木場の極秘捜査に協力していたことから木場を殉職させた殺し屋に襲われて絶体絶命のピンチに陥ったマリコを救出する。

容姿が似ているとはいえ長野県警から出向してきた訳ではない

なお、後シーズンでレストランのメートル・ドテルをする似た人が出てくる。


黒井千佳(シーズン3〜シーズン4)

演:小林千晴

科捜研付の女性警察官。上原に片想い中で必死にアプローチするが相手にされておらず、仕事の関係で上原と親しくしているマリコに激しく嫉妬している。シーズン4では上原が所轄署に異動したため新山に心変わりした。


新山智美(シーズン4)

演:榊英雄

捜査一課の刑事。過去に親友が母親を殺し、平然と自分と接して逮捕されたため、性悪説と人間不信に凝り固まり、とにかく動機がある者を皆疑う、典型的な刑事ドラマの「味方側の悪質警官」に近い。

容姿が似ているとはいえ、のちにエネルギー管理局特命部に転職したわけではない


三浦(シーズン4)

演:細川純一

京都府警捜査一課の刑事。新山の上司。


正宗岳尋(シーズン4)

演:小木茂光

京都府警刑事部長。15年前は和歌山県警の管理官。

最終話で過去にある政治家の汚職事件のもみ消しに絡んだ秘書の落下事件に関わっていることが判明し、後に独自に真相を突き止めようとしていた木場の存在を知り、事件を隠蔽するために一連の事件の実行犯(自身の仲間)を使って木場を殺させるが、最終的にはマリコ達によって全てを暴かれたことで逮捕された。

マリコたち科捜研メンバーの前ですべてを自白したが、逮捕後は完全黙秘をしていた。2日後に送検されたが、送検後も変わらずに黙秘を貫く。


杉内亮(シーズン5)

演:半田健人

京都府警捜査一課の刑事で、土門の部下。

どこぞのクリーニング屋に居候している猫舌で夢のない男と容姿は似ているが、気のせいである。

だから「科捜研の乾くん」はこっちじゃないんだよ!


寺原智則(シーズン5)

演:溝呂木賢

京都府警捜査一課の刑事で、土門の部下。

杉内を居候させているわけではない。気のせいだって。


佐久間誠(シーズン5〜2013年クリスマススペシャル、劇場版)

演:田中健

藤倉の前任にあたる刑事部長。綺麗好きなのかゴミ取りローラーでデスクを掃除することが多い。

立場上マリコたちとは対立することもあるが、身内の不祥事を隠蔽することに難色を示すなど良識ある一面を見せたり、捜査に協力することも多かった。最終的に冤罪を助長した責任を取り、マリコの処分を軽減するために自ら辞職を遂げた。シーズン18第3話では回想シーンでゲスト出演している。劇場版では警察協力受難者協会の評議員として再登場した。

マリコが女子大生時代に東京で知り合った新聞記者ではないマリコの兄っぽい人物が犯人として登場した気もするが、関係あるはずがない。


谷口朝男(シーズン6第1話〜4話、9話)

演:丸山智己

京都府警捜査一課の刑事で土門の部下。階級は巡査。なぜかシーズンの途中で所轄署へ異動になり、同シーズン最終話で府警本部と所轄署との合同捜査という形で再登場を果たした。


木佐貫直巳(シーズン6第4話〜シーズン7)

演:森本亮治

京都府警捜査一課の刑事。土門の部下。階級は巡査。

容姿は似ているが、「ハートのエース」で変身する仮面ライダーでもあるジョーカーでなければ鯛焼き名人でもない


香坂怜子(シーズン7第6話、シーズン8第7話、シーズン11第9話、シーズン14第5話)

演:伊藤かずえ

京都府警鑑識課の警察犬担当者。勝ち気な性格で警察犬の能力を絶対的に信じている。当初はマリコと意見がぶつかり合っていたが、銃器売買に関連する殺人事件で警察犬と科学の力の両方を合わせて犯人を見つけ出したことでマリコを認めるようになった。

ヒョウの構えを宿した拳法使い手なのかは不明。


権藤克利(2011年スペシャル〜シーズン12第6話)

演:高橋光臣

京都府警捜査一課の刑事。階級は巡査部長。土門の部下で熱血タイプの性格。シーズン12第5話で元同期の疑惑を独断で調査するもその元同期の妹を守るために犯人に刺され最後まで手がかりを残しながらも殉職する。

「チーフ」と呼ばれる熱き冒険者に似ているが、気にしてはいけない。

親友の元同僚がときめきの白眉にそっくりなのも(妹も後のゆらめく霞っぽいのも)気にしない。


芝美紀江(シーズン12、2013年クリスマススペシャル、シーズン17第17話、劇場版)

演:戸田菜穂

警視庁上野毛警察署から京都府警に赴任してきた管理官。警察よりも市民の安全や人権を最優先にするべきという信念を持っている。また事件解決を急がせる傾向があるため、土門やマリコの捜査方針とは相容れない部分があり、たびたび対立している。2013年クリスマススペシャルからは近畿管区警察局の主任監察官として再登場しており、マリコや土門たちが違法捜査をしていないか取り調べをする立場となっている。


木島修平(シーズン12第6話〜シーズン15第1話、劇場版)

演:崎本大海

殉職した権藤の後任として土門の部下になった捜査一課の若手刑事。涌田亜美の大学時代の先輩。土門を所轄時代から尊敬している。土門に認められたいという思いが強すぎて空回りすることもある。爽やかな好青年と言った感じで科捜研にも最初から協力的。シーズン15から登場した優秀な若手刑事の蒲原に対抗心を燃やしていたが、蒲原との捜査中に高校生に拳銃で撃たれて負傷し、警務部へ異動となった。劇場版で再登場し、警務部の一員として尊敬する土門を連行する役割を担ってしまい、複雑な心境を垣間見せていた。

沢芽市で行方不明になったダンスチームのリーダー飛電のAI俳優に似ているが、無論気のせい。


落合佐妃子(シーズン15)

演:池上季実子

京都府警組織犯罪対策部三課の捜査官。

「銃器薬物のクイーン」の異名を取るエリートだが、その捜査方法には独断専行が強く、時には捜査対象を平然と悲惨な目に合わせる面がある(そのため「死神」と影で囁かれている)。都合の良い結果を作り出すためにマリコに捏造した証拠を渡したり、他の部署や事件関係者を(捨て駒と言う意味も含めて)駒扱いして連携は良くない。

藤倉にもそれを戒められるが、それは土門(とマリコ)が行ってきた捜査にも通じ、極論を言えば、『命を懸けて信念に殉じる』ことを盾にした正義の負の面を象徴する存在だといえる。

シーズン15最終話で犯人に撲殺されてしまうが、自身の経歴(藤倉が暴露した自身の違法捜査)と命を賭けて証拠を残している。この話の中では信念と共に散ったと言えるが、責任転嫁や棚上げも多い上に、土門やマリコと違って犯罪の撲滅や縮小より犯人の逮捕や麻薬の取り締まりに向いているため、一般的な正義感からは乖離している。一応、罪を犯してない一般人には危害が向かない様にしているが、犯罪者なら傷付いて構わないらしく、改造拳銃の自爆を誘導させた事がある。


堀切徹(シーズン19第25話・26話)

演:中村俊介

京都府警生活安全部サイバー犯罪対策課捜査官。新たに設立される「広域サイバー捜査係」に蒲原共々異動の内示を受け、共に捜査に乗り出す。物腰の柔らかい土門とは違うタイプの刑事。シーズン19第26話で自ら違法捜査を行い、それによって犯人は逮捕されたが、広域サイバー捜査係の新設は白紙に戻され、堀切は訓告処分を受けてサイバー犯罪対策課解析係へ異動となった。

警視庁の特捜班主任夫人の元ルームメイトにそっくり?何のことやら…


京都医大・京都洛北医大編集

西大路恵(シーズン1)

演:一路真輝

京都医科大学の助教授で、検死医。


米倉太(シーズン3〜シーズン7)

演:草川祐真

洛北医科大学の助教授。解剖医。


その他編集

榊いずみ(シーズン3〜)

演:星由里子

榊マリコの母親。横浜在住。一時期は夫の伊知郎と喧嘩して、住んでいる横浜を出て、京都で短期間マリコと同居していたことがある。時々、京都に来たり、マリコと電話で話をしている。

2018年に榊いずみ役の星由里子が死去したため、以降は回想のみの出演となっているが、劇中では元気でいるようである。



制作編集

東映 テレビ朝日


余談編集

度々登場する「拡大鮮明化して」はシリーズを代表する台詞としても定着しており(視聴者からも技術的な面でのツッコミがあったりお約束として認識されている)、LINEスタンプになっていたり、BGMの一つが後述のサウンドトラックでは「拡大鮮明化された真実」だったりする。


シーズン3から劇伴を作曲している川井憲次氏がサウンドトラックに寄せた文によると、今までに作ったすべての曲(担当開始から10年間で作った曲だけでも合計160曲以上あり、CDアルバム1本3枚組でも収まらないと主張していた)を収録したかったが、収録時間の都合でそれがかなわないため使用頻度の高い曲を優先した上で、残りを自身の趣味で選曲したというが、2022年時点で既に4本(通算枚数が4枚。なお、現時点では2019年にリリースされた3作目と劇場版のみ各種音楽サイトでも配信されている)あり、ファンの間では「時間がかかっても良いから全曲網羅してほしい」「CDが駄目ならデジタル配信でも良いから未収録曲を出してほしい」「そもそも3作目がデジタル配信されてるのに1作目と2作目もデジタル配信しないのは不公平だ」などといった声が根強い

ちなみに「仮面ライダービルド」の劇伴も川井氏の担当のためか、本作の劇伴と混ぜるな自然というか「フルボトル的な意味で)ベストマッチ」だと冗談交じりにネタにされる事がある(ビルド側のメインテーマのメロディーラインが「科捜研のテーマ」を彷彿とさせるなど)。


嘘予告…といかないまでも次回予告で出てきた要素が実際はあまり関係ないことが時々ある。

  • 例:「マリコ、海外へ!」→空港に帰ってくるシーンから始まり本当に行っただけ、「息子登場!?」→事件関係者の子供と土門とマリコが歩いていただけ
  • 本番組のスポンサーでもあるヤマザキビスケットのCM(マリコを演じる沢口氏が本作以前というかヤマザキナビスコ時代からイメージキャラを務めている)でシーズン19以降に放送されているバージョン(現時点で3本あり、ここでは便宜上CMの舞台から「科捜研編」「取調室編」「差し入れ編」と仮称する)が存在し、日野所長・亜美・呂太・宇佐美(全バージョン共通)・蒲原(取調室編のみ)・風丘先生(差し入れ編のみ)といった面々が出演しているが、肝心のマリコ(ただし台詞で名前のみ登場)や土門などは何故か登場していない。
  • …だったのだが、2021年の劇場版公開に合わせて放送されたバージョンからは遂にマリコも登場。さらにヤマザキビスケットだけでなく、ロート製薬とのコラボCMも放送され、マリコ・呂太・亜美が登場した。


仮面ライダードライブ』では警視庁科捜研に「マリコ」という名(字は違う)の女性所員が登場した。下記の作品群とは違い、ただの名前ネタであるが。


東映他作品とのつながり編集

シーズン23放送前の作品。

シーズン9最終回でマリコがゲスト出演。主役の天樹と出会っている。


関連タグ編集

ドラマ 作品名 京都

関連記事

親記事

テレビ朝日 てれびあさひ

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 1451123

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました