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明石暁

あかしさとる

明石暁とは、スーパー戦隊シリーズ第30作『轟轟戦隊ボウケンジャー』の登場人物である。
目次 [非表示]

ちょっとした冒険ってやつだな。


演:高橋光臣


概要

ボウケンジャーチーフを務める男性。24歳。

かつては「不滅の牙」と呼ばれた凄腕のトレジャーハンターだったが、ある時、ハンター仲間の柾木紫郎とキョウコ(演:村上裕亮/繁田美貴)を失ったことからトレジャーハンターを辞め、牧野森男の誘いでサージェス財団に入った。

指を鳴らして「アタック!」と指揮を執り、仲間達が頑張ったら「グッジョブ!」と褒める。


人物

普段は冷静沈着だが、探究心を忘れない一面を持ち、何でも冒険に結びつける(上述のセリフはそれを端的に表したもの)。

曰く自身の望みやプレシャスは『仲間』(劇場版の発言より)や『最高の冒険』(Task.6より)らしい。


指揮能力も高いが、上記のトラウマから仲間を失うことを極端に恐れており、Task.18ではそのトラウマをレイに利用され、柾木の幻影に『プレシャスの危険から人々を守り抜く』為に戦う事は自己を正当化すする為の言い訳であると指摘される(Task.6でもガジャに同様の指摘をされている)。使命感とは別に自己が『冒険好き』だからこそ、ボウケンジャーをやっているのだと再認識し、幻影を克服して見せた(その際の柾木の表情は明石を認めたかのように穏やかなものであった)。


度量も広く、真墨が裏切るのを見越してテスト入隊を認めた。また、ゴードムの心臓が頑丈なのを見越してトラップの解除に利用したり、ズバーンを抜いた際には俺がお前を選ぶと言ってのけたり、大爆発の危険性があるダイタンケンへの合体をぶっつけ本番で試みたりと実行力や勇気に富む(ぶっつけ本番はいつものことだとTask.7話でチーフ自らネタにしている)。

このような冒険者気質である為、呪いや占いの類は信じないタチらしく、Task.6での縊谷の調査もノリノリであったし、Task.27で風水羅盤によって運勢を操作された際には頑なに偶然だと言い張っていた。


変身後の単独戦闘力もシルバーやブラックと同様に高く、特にリュウオーンとは何度も激突している。


ただし、Task10〜11ではサージェス上層部の命令だったとはいえ、真相を告げないまま、菜月と親しくなった唐物屋和子(演:松金よね子)の大切にしていた波右衛門人形を燃やしたり、ダイボウケンから総員退避を命じて反感を買ったりするなど誤解を生みやすい所もある(※1)。


趣味は香川慈門(演:清水紘治)の著作である冒険小説で、英雄や冒険物を書いてきた彼の作風に影響を受けて冒険者を目指した事が示唆されている。Task.7では彼の著作通りにジャリュウ一族邪悪竜を生み出す儀式が発生した事を受けて彼の邸宅へ調査に訪れたこともあり、彼に再び活気を取り戻させた。


子供好きだったり、真墨達にいじられ怒ったり、手違いで潜入先の冒険学校に不合格となって意気消沈したり(手違いだと知ると復活)、デメキンに変えられて死にかけたり、蒼太の想像内で真墨とボディービルを始めたり、男性メンバー陣でコスプレ姿を披露したり(※2)と、物語が進むごとにギャグキャラ化も進行しつつあり、その最たるものが例のフォームだろう。また、後述のように恋愛には疎い。

スーパーヒーロータイム』のEDではグリーンピースを見るなりがっついており、天道に『まさか、好物にゃのか?』とイジられていた。


『30戦隊大全集』でもネタキャラ化が進行しており、『光戦隊マスクマン』紹介時には空手を披露。瓦割りに成功するが、『超力戦隊オーレンジャー』回では失敗して腕を痛める、『地球戦隊ファイブマン』紹介時には菜月に数学を教える、『星獣戦隊ギンガマン』紹介時には普通の人間なのに炎のたてがみを繰り出す、『未来戦隊タイムレンジャー』紹介時には一人だけタイムレッドのアンダースーツを着ていた為に恥ずかしい思いをするダイデンジンサンバルカンロボ紹介時にはミスターボイスにNASAに行ってもらうと通告されたり(※もちろんジョーク。なのだが、映士と真墨はレッドのジャケットを着ており、レッドの座を狙う気満々だった)などなど…。


OPでのイメージ図は山脈を乗り越える登山家となっている。


(※1)人形にはパラレルエンジンに関わる秘密が記載された『レオン・ジョルダーナの画帳』のある島への地図が隠されていた。それをサージェスが裏社会の干渉への懸念から秘密裏に隠滅しようとしたというのが命令の意図であった。しかし、明石は宝の地図を見つけた事で冒険心が疼いてしまい(地図の片方はネガティブ側に奪われていた)、すり替えた偽物を燃やして島へ向かったというのが真相で、人形の片割れを奪還した事で菜月とも和解できた。


(※2)明石が披露したのはオカン、寿司屋、居酒屋、バンドマンのコスプレである。オカンはともかくとしてどれもしっかり着こなしている。また、Task.3ではタキシード、Task.32ではどこか冴えない青年の格好に変装、『30大スーパー戦隊大全集』でも歴代戦隊のジャケットの他にも学生服(メガレンジャー版はラフな服装)、白衣纏持ち姿拳法着忍者装束を披露しており、女性メンバー以上に様々な姿を見せている。


対人関係

伊能真墨

真墨からは極端にライバル視される反面、絶大な信頼を向けられており、「チーフ」と呼ばれず「明石」と呼ばれているが、彼の成長を心待ちにしている。明石本人としては体験入隊時からそのポテンシャルの高さを認めており、彼が弱腰になれば、その都度発破をかけている(曰く、「世界で2番目のトレジャーハンター」)。

サージェス退団後は真墨にチーフを託し、自らは宇宙のプレシャスを探しに行った。


西堀さくら

チーフとサブチーフ

さくらからは、ほのかな好意を寄せられているが、暁自身はそのことにまったく気付かず、最終回でさくらが宇宙プレシャス探しに同行した時も、「お前もプレシャスに興味あるのか?」と返答し、さくらの嘆息を買った。

『VSゲキレンジャー』では、「暁さん」と呼ぶようになったものの、未だに気付いてもらえなかった。

彼とは対照的に子供が苦手。


高丘映士

高い能力を持った彼に目を付け、ボウケンジャーにスカウトするも一度は断られる。

菜月や母のメッセージを受け取り、ボウケンジャー入りを決意した彼に元は自分が運用する予定であったサイレンビルダーとボウケンシルバーの装備一択を託す。


当初、彼からはボウケンジャーは「遊びの宝探し」であると揶揄されるが、それがレイの幻影を打破するきっかけとなる。幻影を打ち破る前の明石同様に彼も『自分の使命』に縛られていた節があり、明石らとの交流を経て自分のやりたい事を見つけるまでに至る。


なお、桃太郎が生まれた際には彼がおばあさん役で、明石がおじいさん役であった。育成方針は真逆であり、映士が厳しく育てようとする(怪物退治の家系だった為)一方で、明石はかなり甘やかしていた(小さい頃泣き虫だった為だろうか)。


ズバーン

彼を台座から引き抜いた為、北欧の英雄ブリテンの王よろしく主人と認められる。

主従関係というよりかは主人に非常に懐いた犬のような関係に近い。いざという時はとても頼りになる相棒である。


明石虹一

劇場版で登場。伝説のUMAハンターで暁の実父。

恐竜絶滅に関する独自論文を提唱しており、その謎を解明するために都市部に突如出現した岩山に調査にやって来た事が「最強のプレシャス」の保護に出向いた暁らと再会するきっかけとなった。ちなみに好物はピーナッツ


人間の叡智である「プレシャス」を愛する暁とは対照的に彼は人間を「愚か」と評する人間嫌いな偏屈者である為、彼に対してはあまり快く思っておらず、出会う度に反発している。そんな暁の子供じみた一面を揶揄して「ボウズ」呼ばわりする(ボウケンジャーの事は「ボウ・ズンジャー」と呼ぶ)。一応は虹一に育てて貰った事に恩を感じているようで、彼の時計を大事に持っている他、伝説のUMAハンターの通り名に違わず、生身でカースや岩山に蠢く奇怪な昆虫と戦える程ロープ捌きに優れている為、冒険者としての才能は間違いなく彼譲りである事が窺える(服装もモロにインディ・ジョーンズだし)。


先述の人間嫌いについては、その実は「プレシャス」よりも「仲間」(=人間)を宝物だと考えており、仲間を失っても頑なにプレシャスを保護しようとする「物」に執着する人間(=暁)の姿を見て苦言を呈したのが真相であった(それでも前から「人間は愚かだ」が口癖だったようだが)。つまり暁とは違う方向性ではあるものの「人間」を愛してはいたのである。その証左に彼なりに息子の事は愛していたようで、彼の幼少時代の写真を大切に持っており、別れ際の書き置きとして暁に残していった。


名前に赤が入っていた暁と同様に名前に色(「」)が入っている。演ずるは和製ドラゴンと呼ばれるアクションスター倉田保昭氏である。


海賊戦隊ゴーカイジャーでは

映画『199ヒーロー大決戦』に登場。ゴーカイジャーにボウケンジャーの大いなる力を託した。

変身能力を失っても、冒険を愛する心までは失くしておらず、登山のガイドをしているシーンも見られた。


冒険者の心

その後日談である第21話「冒険者の心」にも登場。ゴーカイジャーにプレシャス「黄泉の心臓」の回収を依頼した。

劇中では、伊狩鎧サインを書いたり、バスコが大いなる力を無理矢理奪えることを知って気持ちが先走っていたマーベラスを解き解したりと、当時と変わらぬ姿でファンを歓喜させた。

ラストシーンでは、ゴーカイガレオンを見送りながら、「これでいいんだろ?アカレッド…」と呟き、赤き海賊団の船長が「ボウケンジャー」にも登場したアカレッド本人であることが明かされた。面識のある明石だからこそ言える台詞である。


余談

明石暁の人物像は当時定番になっていた熱血一途な直情型のレッドではなく、昭和から1990年代半ばまでのレッドの人物像に近いのが特徴。


企画段階ではこの人物像に反対するスタッフも多かったが、「従来のような『頼れるレッド』もやっておかないと忘れられる」という理由で決定された。


名前は陸軍軍人明石元二郎と赤を連想させる明(あか)と(あかつき)から。


関連イラスト

不滅の牙!熱き冒険者!ボウケンレッド、明石暁!![習作] 明石暁


関連タグ

轟轟戦隊ボウケンジャー ボウケンレッド 理想の上司

リュウオーン:ある意味で明石親子のIFと呼べる存在。


アカレンジャー/海城剛ハチオージャー/カグラギ・ディボウスキ:演者がラグビー経験者繋がり。(カグラギ役の人とはドラマで共演あり。)

戦隊レッド

小津魁明石暁漢堂ジャン


最終回のバトンタッチ

Wレッド

マジレッドとのバトンタッチは、両作品が携帯電話で変身することから通話するという構成となり、ゲキレッドのバトンタッチは、すれ違いざまのハイタッチだった。

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