ここでは2について解説する。
概要
1950年10月2日にスタートした、チャールズ・モンロー・シュルツ作(注1)の新聞連載漫画。2000年2月13日に最終回が掲載され連載終了。前身作品などの執筆期間を含め50年以上も描かれ、現在も国際的に愛されている米国新聞連載漫画最大の金字塔である。
ちなみに作者のシュルツは連載最終回掲載の前日(2月12日)に死去している。
(注1:専らミドルネームを略記し「チャールズ・M・シュルツ」と表記される)
日本での人気は今なお続いており、オフィシャルショップ「スヌーピータウンショップ」や和カフェ「スヌーピー茶屋」等の展開にとどまらず、アメリカ・カリフォルニア州にある「チャールズ M. シュルツ美術館」の世界唯一のサテライト館として「スヌーピーミュージアム(SNOOPY MUSEUM TOKYO)」が南町田クランベリーパーク内に開館している(元々・六本木で企画展覧会として催行していたものを移転・常設館化)。
pixivでは他の作品のキャラで絵柄を真似たパロディも少なくない。
作品名の逸話
日本では、作中のキャラクター「スヌーピー」の方がよく知られている。そのためタイトルを知らない、あるいはキャラクター名がそのまま作品名であると誤解する人が多い。
これは、編集部が独断で「ピーナッツでも食べながら手軽に読める漫画」と名付けたためであり、作者であるシュルツは「Good ol' Charlie Brown」、邦訳すると「チャーリー・ブラウンはとってもいいやつ」あるいは「チャーリー・ブラウンはお人好し」というタイトルをしたかったようで、不服だったという。
のちに「ピーナッツ」には「それぞれに異なる個性を持つ、ふぞろいの子供たち」の比喩を込めたと後付けされた。これに関して作者はどう思っていたかは定かではない。
なお、日本においてもタイトル中の人物名と主人公名が一致しない「ドラえもん」「ゼルダの伝説」等の作品で、キャラクター名がそのまま作品名だと勘違いが起こる事象がある。
主なキャラクター
詳細は各キャラクターの記事を参照のこと。
チャーリー・ブラウン:本作の「主人公」。
スヌーピー:主人公より有名な「世界一有名な『ビーグル犬』」。