落花生

らっかせい

マメ亜科ラッカセイ属の一年草。

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🥜概説

落花生とは、マメ目マメ科マメ亜科ラッカセイ属の一年草。

名前はピーナッツの中国名から。

別名として、南京豆、唐人豆、異人豆、だっきしょ、ローハッセン、ジーマーミなど。

南アメリカ原産で、食用として広く栽培されている。

硬い木の繊維のような鞘を持ち、中の豆も茶色い薄皮を纏っている。

受粉後に子房柄が長く伸びて、子房が地面に突き刺さり、土の中で結実する性質を持つ。花が落ちたところに実が生まれることから「落花生」と呼ばれるようになった。

主に乾燥させて鞘を破り、中の豆を炒って食べる。地方によっては採れたてを塩茹でして、鞘を剥いて柔らかい状態で食べる地方もある。

油脂成分が多いことから、油を抽出したり、炒って薄皮を抜いてサラダ油と練り合わせることでピーナッツバターにしたりする。

「ナッツ」と呼ばれるが、ナッツとは「果樹性の硬い木の実やその種」を指すため、一年草のピーナッツは本義的にナッツには含まれない。

しかし他のナッツと比べて、栽培の容易さ・収穫量の多さ・価格の安さから、日本では量増しのために「ミックスナッツ」と呼ばれる商品に落花生を混入することが珍しくなかった。

令和時代に前後してナッツブームが到来した際、この法則に準拠した「ピーナッツを入れないミックスナッツ」が販売されるようになった。