概要
関東地方南部にある県。この地域は令制国の下総・上総・安房にあたり、房総ともいう。
面積は約5,158平方キロメートル、人口は約628万人。 県庁所在地は政令指定都市でもある千葉市。隣接都県は東京都、茨城県、埼玉県、東京湾を隔てて神奈川県。ただし、陸上で隣接している各都県とも橋を渡るかトンネルで川をくぐらないと往来できない。別名千葉島。
東京に近い千葉県北西部に人口が集中し、過疎の県東部(成田空港以西)・房総半島部と鮮やかな対照を見せている。
地勢と気候
全体に平地や低い山(丘)が多く、海抜500メートル以上の山地がない唯一の都道府県である。房総丘陵がある房総半島南部を除くと関東平野に属し、延々と台地や沖積平野が広がっている。そのため畑や果樹園、牧場が多く、かつては北海道に次ぐ農業県であった(近年は耕作放棄地もかなり多く、農業生産高は既に茨城に抜かれた)。
気候は、房総半島部は太平洋沖合いに流れる黒潮(暖流)の影響を受け、一年を通して温暖で、降雪や積雪は少ない。また夏も関東平野部に比べれば暑さは厳しくなく、比較的しのぎやすい。北西部は東京都市圏のヒートアイランド現象の影響を強く受け、冬はあまり冷え込まないが夏は酷暑に見舞われる。
歴史
中世は千葉氏や上総氏などが支配し、江戸時代は天領と譜代大名の小さな藩いくつかが置かれた。
1873年に木更津県と印旛県が合併して千葉県が発足。その後茨城県との間に県境の変更が何度かあり、現在の県域がほぼ確定するのは1899年のことである。
戦前は農業県であった千葉県だが、太平洋戦争中に軍需工場が多く立地。戦後はこれが民生に転じ、高度経済成長期にかけて東京湾の埋立地が工業地帯となり、本県は工業県に脱皮した。その反面、東京湾の干潟や利根川流域の水郷風景など、房総固有の風致(特に水辺空間)が姿を消してしまった。高度成長期からバブル期にかけて県・国・民間が関わる大規模開発が続々推進され、東京ディズニーランドや成田空港、ららぽーと(現ららぽーとTOKYO-BAY)といった施設が林立した。
しかし、国や県が成田空港の建設を強引に進めたことが仇となって大反対運動(成田闘争)に発展し、1980年代~90年代にかけて収用委員会がほとんど機能しなかった時期があり、県内のインフラ整備に深刻な負の影響をもたらした(東葉高速線の異常な高運賃、千葉県北西部の道路事情の悪さなどもこれに遠因があったりする)。だが、この時期にも民間主導の無秩序な開発は盛んで、今ではゴーストタウンと化した新興住宅地のなれの果てが多く見られる。
市町村
交通
県民の暮らしぶりや気質と同様、千葉県北西部とその他の地域(概ね千葉市が境)で交通事情が全く異なる。
交通事故件数はワースト9位。
交通事故による死亡事故に至っては、ワースト1位。
気を引き締めていかなければならない。
房総半島部と県東部の鉄道・道路
房総半島部(内房/外房)と下総東部は平たく言えば田舎であり、道路網の発達した車社会。かつてはベッドタウンの木更津市を中心に都会な場所もあったが、バブル崩壊や東京湾アクアラインの開通の影響で次々とビルが撤退していった。下総地域は東京志向が強いが、内房は東京湾アクアラインや東京湾フェリーの影響で横浜市や川崎市の影響も強い。鉄道網は充実している方だが、JR東日本は乗客の減少を理由に房総特急を大幅に削減してしまい、高速バスの影響が強まっている。
千葉北西部の鉄道・道路
東京に近い千葉県北西部は、人口が密集する鉄道社会。東京に直結する鉄道の多くはラッシュ時の混雑が非常に激しい(京成と北総除く)が、新京成や東武野田線など地域内を結ぶ路線も揃っており、鉄道アクセスには概ね恵まれた地域といえる。一方道路事情は非常に悪く、特に船橋市、八千代市、市川市では渋滞が頻発しているなど、自家用車の使い勝手はあまり良くない。
信号機の傾向
メーカーはコイト電工が最も多く、次いで日本信号・京三製作所・信号電材の順。神奈川県と同様に30cm灯器が大半だが、昭和50年以前の灯器は25cm灯器も見られる。日本信号2代目丸形の30cm仕様が多く見られる数少ない県であり、更にソフトホワイト電球(関東・中部に多い)採用県では西日対策に最も積極的な県でもある。
薄型信号機は歩行者用灯器は薄型から短庇で、車両用灯器も2012年から短庇に移行している。メーカーはコイト、日本信号、電材が大半で京三製作所はまれにしか見られない。樹脂灯器が内陸部にも多く、コイト電工や日本信号の初期のFRP灯器や住友電気工業の樹脂灯器も関東唯一で採用している。音響用信号機では旧来から擬音式が使用されており、名古屋電機工業の物まで使用されている。歩行としては東京都や神奈川県と反対に主道がピヨピヨ、従道がカッコウを使用される傾向がある。
旅客鉄道会社
有料道路
空港
主な出身著名人
政治家
スポーツ選手
タレント・俳優・歌手
声優
バンド
小説家
漫画家
千葉県出身(もしくは出身と思われる)キャラクター
- 高坂桐乃 高坂京介など(俺の妹がこんなに可愛いわけがない)
- 小野田坂道(弱虫ペダル)
- 塩田鉄人(幕張)
- 黒木智子(私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!)
- 長谷川昴(ロウきゅーぶ!)
- 京乃まどか(輪廻のラグランジェ)
- 三浦あずさ(アイドルマスター)
- 水谷絵理(アイドルマスターDiary Stars)
- 高坂海美 豊川風花(アイドルマスターミリオンライブ!)
- 安部菜々 神谷奈緒 本田未央 太田優 矢口美羽(アイドルマスターシンデレラガールズ)
- プロデューサー(アイドルマスターシンデレラガールズ WILD WIND GIRL)
- 水嶋咲 木村龍 岡村直央(アイドルマスターSideM)
- 園田智代子(アイドルマスターシャイニーカラーズ)
- 鹿野志穂(CUE!)
- 緑へも(おちこぼれフルーツタルト)
- 比企谷八幡 雪ノ下雪乃 由比ヶ浜結衣など(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。)
- 大沢木小鉄など(浦安鉄筋家族)
- イノカブトン(仮面ライダー)
- 芦戸三奈 切島鋭児郎など(僕のヒーローアカデミア)
- 4号(Splatoon)(スプラトゥーン2)
ローカルキャラクター
ふなっしー(非公認)
千葉県を舞台にした作品
:正確にはアパシーシリーズによる後付け
:作戦基地となるダイモビックの所在地が千葉県浦安市