概要
前身は繊維卸売業で、戦後の1951年2月20日に大阪で創業した。高度経済成長期に本社を東京都中央区日本橋へ移転させ、宅地開発に乗り出して現在に至る。
山万の代表的な不動産開発事業は千葉県佐倉市の「ユーカリが丘ニュータウン」である。1977年7月に着工され、1979年4月に最初の宅地分譲が行われた。その後、公共交通機関として新交通システムのユーカリが丘線が開業したが、これも山万が運営している。
ユーカリが丘では毎年の分譲件数を一定に決めており、コンスタントに若い世代を入居させる事で居住世代を分散化する様に配慮されている。その為、各地のニュータウンで急速に進んでいる住民の高齢化による過疎化が起き難いとされる。
着工から30年以上を経た今も、住宅・都市開発が継続されている。又、山万はユーカリが丘以外においても、自社の分譲マンションに「ユーカリハイツ」等のユーカリが丘に因む命名をしているとか。
ただ路線バスが少ない為、今後は電気コミュニティーバスの整備計画が有る。だからなのか、今はまだ珍しい「電気自動車・バイク用給電スタンド」が3か所設置されているらしい。
キャラクター
2011年にコアラをイメージしたココとララというキャラクターが誕生している。(メイン画像参照)
余談
スカイタワー41
田園風景の中に立つ高層マンションで有名になった、山形県上山市の「スカイタワー41」も山万の関連会社のものである。1999年7月に竣工し、高さ133.95mと、マンション建築としては東北地方で最高層となっている。
山形新幹線かみのやま温泉駅付近の車窓からも見ることができ、ネット上では有名。
#山万20時間耐久
2020年9月7日、非冷房のユーカリが丘線に20時間乗り続ける人が現れ、これが鉄道ファンの間で話題になり、トレンド入り。ネットでも大きな話題に。
公式Twitterのフォロワーが、当初は100人程度しかいなかったのだが、この件を受けて3000人近くに増えた。
社内がザワつく出来事だったらしい。