△(おかしいな…女子高生だが二ヶ月近く高校生と会話してないぞ?)
プロフィール
身長 | 148cm |
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体型 | やせ型・貧乳 |
血液型 | B型 |
あだ名・呼び名 | もこっち、黒木さん、クロ、智子、智ちゃん、例のあの人 |
家族 | 父、母、弟 |
居住地 | 千葉県千葉市 |
生息地(お気に入りの場所) | 家 |
肩書き | 女子高生・喪女・ぼっち |
好き | 面白いこと・もの |
嫌い | つまらないこと・もの |
趣味 | 漫画、アニメ、乙女ゲーやエロゲーなどのゲーム、ドラマCD |
特技 | まあまあ器用(でも生き方は不器用) |
CV | 橘田いずみ |
概要
本作の主人公。原宿教育学園幕張秀英高等学校(通称・原幕)に通うぼっちの女子高生。
何もしないでフラグがたちまくりモテまくると思っていたが高校生になった途端、急に人生の難易度が上がりハードモードになったことと、これから大人になって社会人になると難易度がナイトメアモードになってしまうのではないかということが心配で仕方がない。
作中の会話や趣味などからオタクであることがわかる。BLも嗜む。よくエロ同人みたいな目に遭う妄想をするなどややマゾっ気があるが実際に痛いことをされたり、したりするのは大嫌い。胃腸が弱いため、無理して沢山食べると吐く。また、長時間鏡で自分の姿を見続けても吐く。その他ショックな出来事があっても吐く。
入学直後はあらゆる物事に恨みつらみを積らせていたが、高校1年の文化祭で実行委員長をしていた今江先輩と出会い、その無償の愛に触れる(が、この時点では気付かず)。
高校2年に進級すると荻野先生のデリカシーの無い叱咤激励を経て、修学旅行や体育祭をきっかけに同級生と交流する機会が徐々に増え始め、その中でゆっくりと『誰もが自分の居場所を作るために頑張っている』という現実を学んでいくのだった。
智子自身も、その自分の成長に満足しながら2年生最後の学校行事として、先輩(3年生)達の卒業式に出席する……が、その直後に今江先輩と比べてどれほど自分が『子供』であるのかを知り、今度こそ本当の意味で一歩を踏み出し始める。
そして高校3年になり……やっぱり基本、ゲスはゲスなまま、それでも少しずつ周りと一緒に変わっていく。
人物
かなり思い込みが激しいところがあり、極端な妄想をしてしまうことがある(主にエロ多め)。かといって、本当に“そういう展開”(勘違いだが)に自分が巻き込まれそうになると、脱兎の如く逃げ出す、いわゆる「耳年増」の少女である。
人見知りが激しく特に異性と話すことが苦手。中学時代の友人のゆうちゃんの話では頭は良いらしい。
コミュ障気味で、極めて自意識過剰かつ被害妄想が強く劣等感と嫉妬に満ち溢れており、リア充の同級生達を「ビッチ」「メス豚」「クズ」等々、内心で罵倒しているが、当然ただの強がりな上に気が小さいので口に出して言うことは無く、また妙な部分でタフでポジティブだったりするなどテンションの落差が激しい。
さらに考えてることがすぐ顔に出てきてしまうために感情表現は非常に豊かであり、怒られるとすぐに泣いて必要以上に傷つく。
腐りきった根性とゲスそのものの思考パターンの持ち主ではあるものの、常識や節度自体はきちんと弁えているので他人の迷惑になるようなことは絶対にやらず、性根の部分では(自覚してはいないが)優しい一面を持ち合わせている。ただしヤンキーに対しては、過剰なまでに評価が厳しい。
人見知りで親しくない人物との会話はオドオドしてどもりがちであるが、相手に対して自分が上だと判断した瞬間に手のひらを返すように豹変し、一転して馴れ馴れしく饒舌になり上から目線で語り始める。
基本的に学校では空気扱いされているが、これは智子本人が積極的に空気になろうとしているためで、いじめやシカトに遭っているわけではなく、本人が気づいていないところで彼女を気にかけてくれている人々も僅かながら存在している(これらは本作の本質的なテーマを理解する上で重要な要素でもある)。
勘違いして空回りしたり裏目に出て失敗するのがほとんどだが、状況を改善しようと本人なりに奮闘する。
他者に対して初対面でレッテルを貼るという、あまり誉められない性格傾向を持っている。しかし、2年生になって色々と学び、自分自身に対して『ぼっち』というレッテルを貼る(貼る勇気を持てるようになった)ことで、良くも悪くも周りを観察する余裕が少しだけ生まれ、それが起点となって周囲に少しずつ影響を与え始めるようになっていき、本人すら気付かない内に幾人もの癖のある少女たちの拠り所へと成長しつつある。
また同時に、それまで『リア充』というレッテルを貼っていた人たちは、それに相応しい自助努力や気遣いを周囲にしていることに気が付き、“自分には面倒臭くてそんな事は出来ない”という自己評価の基に、むしろある程度の敬意を払うようにもなっている。
なお、頭の回転が早い(たいてい空回りさせているが)ため、ユーモアセンスは高い。交遊関係が深まった相手には、その長所を披露することもしばしば。ただし9割5分はスベる。
容姿
ジト目のような濁った半眼に濃いめにクマが出来ているのが特徴。
髪は黒髪で背中まで伸びた癖のあるロングヘアーで右目に髪がかかっている。常に片目隠れだったのは3巻あたりまでで、それ以降はたまに片目隠れになるくらいで基本的に両目が見える作画になっている。
むしろ特徴的なのは角のような寝癖であり、髪型として定着して最新話に至っている。
体育の時はポニーテールにする。
胸は貧乳で身長はチビ。とは言え絶壁のこみなんに比べたら多少は盛りはあり、高三時点ではそれなりの膨らみが形成されている。1年生時はタンクトップを下着代わり、もしくは下着の上に着ていたが、3年生時は不明。
当初は明確な身長などのデータは出ておらず、コマによって多少の変動があるが、弟の鎖骨よりやや下程度しかない。
仮に智貴を170cm(17歳男子平均)とすると、145cmにも達していない事になる。もし智貴が175cmを越えていても、まだ150cmに届かない……。
18巻特装版の小冊子で身長148cmと判明。
友人たちと並ぶコマでは、ちょくちょく見切れる。
余談として(多少の誤解を含む言い方になるが)、身長が150cmを下回ると一般生活に不便が生じる場面も少なくない。……とは言え、年齢的に当然ながら下の毛もちゃんと生えており、別に成長が止まっているという訳ではない。
顔立ちそのものは決して悪いわけではないのだが、化粧や服装などのお洒落の仕方がわからず(作中の女子キャラクターで、スカート丈を学校指定のままにしているのは彼女のみである)、普段から手入れもしていないため、そのことに気づいてもらえず自覚も無い。
一応、自分ではもしかしたら可愛いのではないか程度には思っている。が、現状が現状なのでいまいち自信がもてない模様。
作中での言及としては加藤さんに『目がおっきい』と言われている。また3年生になってから、同じく加藤さんの手でスカート丈を膝上まで上げるようになった(喪148以降)。
でもメイクは面倒くさいので、やっぱりすっぴんのまま。
喪199で加藤に地雷系メイクを施された時は目の下のクマを隠され髪の毛を櫛梳られた結果、別人のような美少女と化した。
家族関係
智子自身は割と(と言うか、かなり)人間性に問題があるが、両親としては『馬鹿な子ほど可愛い』のか、余程の失態を起こさない限りは素行を注意することはない。
本人にも自覚があり、日常では家事の手伝いを自発的に行うことは無かったり、コンビニにお菓子を買いに行くときお金をせびったりと、かなり甘えている。更に、他者に対する最高評価は『お母さん』(自分をほぼ無条件で受け入れてくれる人)となっている。
特に弟・黒木智貴に対しては、耐久消費財の一種と見なしているフシがあり、彼が(一応)姉の立場を慮ってくれているのを良いことに、根拠なく常に上から目線で接し、更には度々常人には発想すらできない程にくだらない要求を突きつける。が、増長が過ぎて弟がキレると、直ぐに半泣きになる(しかし、数日以内には平常運転に戻る)。
ただし、智子が母親から頼まれた弟の私立高校入学願書の郵送を完全に忘れて、受付日を過ぎてしまった際には、流石に母親から激怒され、弟に対しても本人なりに最上級の(思いっきり方向性のズレた)謝罪を行っている。
……と、色々あったりはするのだが、(智貴の忍耐のおかげで)年頃の姉弟としては「仲が良い」と言える関係であり、智子も高校の友人に弟を紹介するときは嬉しそうに語るほどである(ただし、「自慢の弟」としてか「希少なオモチャ」としてかは、微妙なライン)。
余談
黒木智子を演じる声優:橘田いずみの過去のリア充っぷりと照らし合わせるとキャラ属性が凄まじいことに。
とは言え、それもある種のレッテル貼り。実際の橘田氏は、わたモテアニメ化の際にもこっちを演じている時の声が地声に近いこと(つまり一般的によく知られているのは作った声)、若い頃はその声に少々コンプレックスを持っていたことを白状している。橘田氏にももこっち的な側面はなくもないのである。