プロフィール
身長 | 161cm |
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体型 | 普通 |
血液型 | B型 |
あだ名・呼び名 | 陽菜、ネモ |
生息地 | 3-5 |
好き | ゆめかわファッション、日常アニメ |
嫌い | 誤解、人が死ぬアニメ |
趣味 | ファッション、アニメ |
特技 | モノマネ |
CV | 黒瀬ゆうこ |
概要
主人公黒木智子のクラスメイト。岡田茜や清田らと行動を共にしている所謂「リア充」グループの一員。常に笑顔を絶やさない明るい女の子・・・・・というのは表の顔で、本来はアニメ好きで声優志望のやや内向的な少女である。友人らに嫌われるのを恐れてか自身の趣味や夢は秘密にしていた。
好きなアニメのジャンルは日常系の平和的なもので、戦ったり死んだりするものは嫌いとの事。智子とは1学年から3学年まで全ての学年で同じクラスであり、やがて2人の関係は大きく変化していく。
容姿
薄い髪色とツーサイドアップがトレードマーク。中学時代は黒髪で、ツーサイドアップと言うよりツインテール気味だった。
アニメ版では黒目に茶髪だが、原作11巻の表紙で判明した色は薄い青目にまさかのピンク髪であった。
漫画のモノクロ描写からは想像のつきにくい色だったため、衝撃を受けたファンも多い。
性格
快活でいつもニコニコしており、ぼっち(智子)や陰キャ(柿沼)にも分け隔てなく接する気配りも持ち合わせるリア充の鑑であり、その周囲の空気を読む性格は南小陽のクラスメイトへの陰口も波風立たずにやんわり受け流す程。
しかしそれは過去に一般人グループとオタク女子グループ同士の軋轢に巻き込まれて嫌な思いをした経験から高校デビューの際に被った仮面であり、智子や親友の茜への小悪魔的態度など素の性格では多少の腹黒さも見せる。
現在の根元陽菜像の一因を作ったと思われる原幕高校入試での智子とのやりとりはその様を声真似で再現できるほど彼女の中に印象強く残っており、自分がその時の相手だと未だに気付かない智子には腹に一物あるようで入試の話題が出ると機嫌が悪くなる。
平和な日常アニメを好むように和を尊ぶ性格は演技ではなく本来のもののようだが、素の性格を見せた後の智子に対しては彼女の好きなアニメを嫌いだとはっきり伝えたり挑発をしたりと敢えて空気を読まない言動をとり、顰蹙を買う事を承知の上で互いの理解を深めようとしている。
中学生の時点でBLを嗜んでいる事を示唆する言及がある等エロ方面の知識は無くはないようで、将来的に18禁関連の仕事をやる事になるかもしれない場合の覚悟も決めてはいるが、智子の策略により後学の為に購入したエロゲーをプレイした際少し気持ち悪いと感想を述べる等やや耳年増気味。下ネタも苦手で智子のセクハラには罵倒やビンタで制裁を加え、親友の茜ですら見た事のない一面を見せた。
心を開いた相手にはからかって弄ぶの楽しんでいる節があるが、意外と自身の沸点は低く、マラソン大会では運動が苦手と思っていた智子の健脚に対抗心を燃やしたり、智子を挑発したつもりが逆に煽り返された言葉に乗ってしまい墓穴を掘る事も。
智子達に対するモノローグや中学生時代の友人の言から、無意識に他人を見くびる傾向がある事を示唆する描写がしばしばある。
また、声優のレッスンや芝居を学んでいる影響からか、若干中二病めいた芝居がかった振る舞いを好む傾向にあり智子にツッコまれている(真っ赤になってごまかした為自覚はあるようではある)。
智子とは一見正反対の性格ながらその気質は通じる物があり、陽菜が智子に執着する一因であると共に単行本11巻表紙の背中合わせの構図が示唆するように小宮山琴美とはまた違った形での智子のifの姿であると捉える事もできる。
経歴
高校入試
中学時代、受験をしていた智子とは隣の席であり入学後の友人を確保しておこうとした智子から一方的に話しかけられる。この際に「うぇーい、やったね!」と拳合わせの挨拶を交わしたものの、陽菜が自己紹介をする前に智子は逆の席の生徒(伊藤さん)に話しかけてしまったため会話が途切れてしまった。
後に智子はこの出来事を恥ずかしい記憶として思い出しているが、この時に話しかけた相手が陽菜だとは気づいていない(もっとも、この時の陽菜は黒髪だった上に髪型も少し異なっていたので思い出せないのもある程度仕方がないのだが)。
1年生
清田や岡田らと早々に仲良くなり、楽しい学生生活を満喫している様子が描かれている。この頃は智子との交流は一切なく、智子からは憎きリア充達の1人としか認識されていない。
但し、後の発言や上記の入試での件から陽菜はある程度智子を気にかけてた事が窺える。
2年生
智子とは隣の席となり「また同じクラスだね」と気さくに声をかけた他、1年生での自己紹介のエピソードを覚えていると伝えており、これまで話し相手が誰一人いなかった智子を感激させた。以降も度々話しかけるようになり智子から好意的な感情を向けられるようになる。智子に(心の中で)「ネモ」のあだ名で呼ばれるようになるが、根元からではなく苗字を思い出そうとして同名のモビルスーツが頭に浮かんでしまっただけである。
それからは適度な距離感を保ったままの関係が続いていたが、三者面談後に友人の前で資料を渡した荻野先生のデリカシーの無さに抗議している所を智子に見られ、声優志望なのを知られる。更には荻野先生は進路の一例として「声優を目指している人がいる」と他の生徒に話していた。
声優志望の生徒が陽菜なのが友人らにバレそうになった際、智子が「声優を目指しているという生徒は自分」と嘘をつき話題を逸らした。これをきっかけに陽菜は智子へ自分の素顔を見せるようになった。対照的に智子から陽菜への感情は冷静なものへと変わる。
3学期の終わり頃、智子のモノマネとして入試の時の「うぇーい、やったね!」を本人の前で披露するものの、智子は激しく困惑するだけで気づいてくれなかった。
3年生
智子と同クラスになった事を嬉しがるものの、伊藤さんが入試の時の話をして、智子が伊藤さんの事だけ覚えていたためヘソを曲げる。クラスメイトへの自己紹介の際に無難に済まそうとする智子を煽り、智子は盛大に滑る自己紹介をかましてしまうが、その度胸に触発された陽菜は声優志望の夢をクラスメイトにカミングアウトした。
この一件で親友の茜と仲違いする。陽菜は声優を目指しているのを呆れられたと勘違いし、岡田は親友の自分でなく智子にだけ将来の夢を語っていたのがショックで互いに距離を置いていた。
遊園地への遠足ではいつものリア充グループから自ら離れて智子達のグループに参加しており、一癖も二癖もある面子にやや困惑しながらも前向きに楽しもうとする姿勢を見せる。
遠足中に智子がうっかり「ネモ」と口にしてしまったのを聞いて有無を言わさず詰め寄り、誤魔化そうとする智子を威圧してあだ名で呼ばせる。陽菜もお返しに「クロ」のあだ名で呼ぶ。これ以降は智子も対等に陽菜と会話するようになった。「ようやく会えたって感じかな」
その後、加藤さんの計らいで岡田と合流する。アニメに詳しくない岡田は『声優を目指していることを隠したい』という感情が理解できず、2人の間に齟齬が生じる原因となっていたが、スタージェットで岡田と隣席になった智子が声優業界に関する(偏った)知識を岡田に吹き込んだことで互いに本心を打ち明け合い、和解する事ができた。
田村ゆりとは(主にゆりの方が)塩対応するなど遠足以降ギクシャクする事もあったが、時が経つにつれ少しずつ仲が良くなっているようだ。ネモの側はゆりの「会いたくなかったけど」や「夏休みのせいか顔忘れてた」という塩対応を「アニメの会話っぽい」と内心楽しく思っているようである。
前述の芝居がかった振る舞いの一貫で会話の際にからかうような口調をするが、冗談でも人の悪口を好まない加藤さんにはたしなめられたり気の短い吉田さんや智貴にはキレられたりと空回りする結果に終わることが多い。
余談
上記の通りもこっちとは3年間同じクラスであり、気にかけていたならどうしてもっと(それこそ成田美保のように)グイグイ踏み込んでもっと積極的に絡まなかったのか?という感想を誰しもが抱く。
メタ的なことで身も蓋もないが、まさかわたモテが10年以上も続く長期連載になるとは作者も配信側も予想しておらず、それこそアニメのように智子が1年生時ないし2年生の途中で終了すると考えられていたため、根元陽菜もただのモブキャラに終始するはずだった。
そして1年生時のもこっちは原作者の実体験を踏襲させる路線だったため、ぼっちっぷりを際立たせるためにもクラスメイトなどに人間関係を形成させようが無かったのであった。
陽菜の方も実は相手に合わせるのは得意でも、自分から他人に絡むのはそれほど得意でもない受け身な人物であり、高校デビューして茜たちと上手くやって行く方に必死だったのと、1年生時のもこっちはリア充や陽キャを一方的に敵視していたので、かえってコミュ障をこじらせてしまっていた可能性もある。
なお、もこっちはチョロいので割と簡単に仲良くなる可能性はある。
実際に2年生の自己紹介時に、1年生の時に思いっきりすべったもこっちの自己紹介ネタを覚えていたことを伝えたことで、自分の存在を認識してくれていた陽菜の評価をもこっちは手のひら返して爆上げした。
だが直後に陽菜はもこっちの自己紹介を伝えたらみんな楽しみだという無茶振りをかまされたことを話され、もこっちは再び自己紹介でダダすべりする羽目になってしまった。一応陽菜は謝りはしたものの例によって何のフォローも無かったため、もこっちは「黒木さん状態」という不名誉な扱いを受ける羽目になる。
このような経緯から、もこっちの存在を認知したのは田村ゆりよりも先なのに、もこっちからは割とぞんざいな扱いをされている不憫な人物となっている。
それでもお互いに心を開いて本音で語り合える人間関係を作り上げられている。
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本庄アル:同じく主人公であるぼっちの友人。表向きはリア充だが実は苦労人なのが共通している。