「よし!私がひとつ力を貸すわよ」
CV.鬼頭明里
概要
『ひとりぼっちの○○生活』に登場するキャラクターの一人。ぼっちのクラスの副委員長で、(一応)テニス部所属。
副委員長にふさわしいようなしっかり者…に見えて、実は何かと「残念な子」である。
人物
桜第二中学の生徒で1組の副委員長。出席番号23。
誕生日は12月24日。プレゼントをクリスマスと一緒にされるのが悩み。
学校では「勉強もできて性格もよくて頼りがいのある完璧な副委員長」を目標とし、積極的にクラスメイトとかかわっている。実際にもクラスにおける評判は高く、またぼっちのフォローにまわったりと面倒見が良い。
ぼっちとは、ぼっちがなこを怒らせてしまって困っていた時に、アルが話しかけたことから関わりを持つ。アルのアドバイスもあって無事ぼっちとなこは仲直りしたのだが、後日制服にハンガーがかかったアルの姿をなこに見られてしまい、「残念キャラ」という本性がバレてしまう。その後いじけ状態になるが、ぼっちとなこの説得により回復し、ぼっち達と正式に友達になる。
ぼっちに対しては甘えん坊なところがある一方で、残念であることをからかってくるなこに対しては少々粗い扱いをする。なこが何かと「残念」や「お前(アルに対しての二人称)」と発言するたびロケット頭突きをしてくる。(ちなみになこ以外の人物が残念といった際でもなこに頭突きをするという)
「残念言うな!」
なお、クラスメイトである山田花子とは中学校入学以前から交友関係がある模様。
性格
普段はフレンドリーで、明るい性格。「残念」な自分の本性を治し「完璧」な自分を目標とするべく優等生キャラを演じているが、二面性があったり腹黒と言う訳では無くなにかと面倒見が良い。しかし、正体を知るなこには態度が変わり、口調が少々荒くなったりする。
プライドが高く、「お前」と呼ばれるのを嫌う(呼んでいるのはなこだけ)。褒められるのが好きとは言うが、プライドの高さ故かツンデレ気味になることがある。
顔が広いのもさることながら、なこの機嫌を損ねてしまったぼっちに手を差し伸べ長話を聞き、ぼっちとの関係に悩むソトカに対してなこと共に真摯にどうすればいいか考える、カラオケの際に偶然遭遇したかいからしれっとメールアドレスを入手して定期的にぼっちの近況を報告し交流する等他人を思いやる行動が非常に多い。
負けず嫌いな部分をもち、「完璧」な自分になるために努力を欠かさない。草むしりの手伝いやノートの貸し借りなど何かと他人を手助けしており、他クラスメートとの付き合いは非常に良好。
そうなだけあってクラスメイト全員のプロフィールもきちんと把握しており、これにはぼっちが友達作りするにあたって重要な情報が含まれていることも多い(加えて読者に対する新キャラの簡単な説明にもなるのでストーリーの導入にも一役買っている。)。
そんな努力の甲斐あってか、ぼっちが一緒に下校しないかと彼女を誘おうとした時は(ぼっちの歯切れが悪いかったからとは言え)次々とクラスメートから話しかけられており、クラスで披露してしまった残念エピソードもクラスを明るくする為のウケ狙いだろうとポジティブに受け止められ好感を持たれていた。
最も残念バレしている友達とは着飾る必要が無いからか、むしろさらに良好な関係を築けている。
友達を作らない主義である佳子からも当初こそ「残念」だと思われていたが後に強い人であると見直されている辺り、「残念」であり決して「完璧」ではないが「副委員長」の肩書に見合う素晴らしい人物であるのは間違いないだろう。
容姿
赤いシュシュで結ったポニーテールが印象的。基本的に黒ストをはいている。私服は、ブラウスの上にジャンパースカートを着用し、襟元のリボンタイが可愛らしいコーディネートとなっている。ぼっち達と一緒にプールに行った際の水着にも気合を入れており、なこから「お前は気合入りすぎ」と突っ込まれている。
作品世界においても容姿はかわいい方でありクラス内では2番目位に人気者と作者から明言されている。
先述の通り「完璧な副委員長」を目指しているので、いつも笑顔でいるように意識している(が、なこからはうさんくさい笑顔と評されている)。
余談
初期設定では「浦河アル」という名前で、今とはキャラが違って、イライラがつのると裏の顔が出てくるというものだった。(でも弱い)
残念エピソード
※アニメオリジナルで追加されたエピソードも多い
- 間違えて母親のパンツを履き、加えてハンガーがかかったままの制服を着て登校する。
- クラス委員長に立候補するも落選し、副委員長になる(でもなんだかんだで副委員長の肩書は気に入っている模様)。
- なこから貰った飴玉をカラスに盗られる。
- 人前で声を上げられない時の為に「残念なものか!!」という幕を用意、掲げてツッコむ。
- 屋上にて、強風で飛んできたゴミ袋が顔に直撃する。
- 忍者の修行なのにビームを教えようとする。その後「〇〇ビーム」にハマる。
- 学校指定のカバンと間違えてランドセルを背負って登校。別の日にはさらに間違えて全身小学生スタイルで登校し、知り合いに見つかった際には「アルの妹本庄ミエルです」と嘘をついてごまかした(しかも嘘がバレた今も尚、ぼっちからは本気で信じられている)。
- 授業の音読で自分から挙手して完璧に読み上げるが、ページを間違えていた。
- 帰宅部のなこにテニスで勝負を挑むテニス部員アル。しかし部活をサボりすぎたせいで、サーブを空振りしたり強く打ちすぎてフェンス外のプールまで飛ばしてしまったりする。
- プールに浮かぶボールを回収しようとして他の三人も道連れにし、皆でずぶ濡れ。
- なこが難しいからと押し付けたサーブ権を「ちゃんと部活に出て練習しろ」という激励だと勝手に勘違いし感激。赤っ恥をかくハメに。
- 髪にブラシやクシが引っかかったままであることに気づかない。
- シュシュと間違えて手ぬぐいで髪を結って登校。
- 上履きを履いたまま下校する。
- カレー作りの際に飯盒に水を入れ忘れそうになる。
- 縁日で買った綿菓子が強風であおられ持ち手から飛ばされる。そして忘れた頃に落ちてきてスマホケースに突き刺さる。
- 自分の好きなものは何かというクイズを出すが、妥協し「延べ棒」という解答を正解にする。
- 2年生になったのに間違えて1年生の教室に来てしまう(これはぼっちも同じく)。
- ロウソクを立てすぎて穴だらけになってしまったぼっちの誕生日ケーキ。「穴の数だけ忘れられない思い出ができるといいね」という話題になるもアルの取り分には穴がなかった。
- 先述したように誕生日がクリスマス・イブなので家族からクリスマスと一緒に祝われてしまうのが悩み。なこ「生まれた瞬間から残念か」
- マフラーに付いている値札を外し忘れて登校。
- クラスの集合写真で一人だけ目を瞑っている(また本人の意図の有無は不明だが、OP曲のジャケット他写真に映る際に薄目を開けた表情をしている事が多い)。
- どういうわけか家庭科実習の際エプロンと三角巾ではなく法被とねじり鉢巻きを持ってきてしまう。しかも鉢巻を巻いてることに関しては忘れてしまって放課後まで付けていた。
- 「まけるなアルかがやけアル」という自作応援歌(自作キャラソン)を事あるごとに熱唱(ちなみにこの曲、アニメ化に際して歌詞が追加され曲が付き、インストゥルメンタル版BGMが作中で複数パターン流れ、特典・付録や個別のキャラソンCDではなくOP曲のCDに収録されるなど謎の優遇を受けている)。
(残念ながら)追々追加予定