概要
CV | Craig Fairbrass(クレイグ・フェアブラス) | |
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吹替 | 佐藤拓也 | |
実写版俳優 | Andrew Randall(声のみ) Cameron Rufelds Keagan Wilson | |
階級 | 中尉 | |
身長 | 189cm |
『CoD:MW2』に登場するタスクフォース141の隊員。
本名はサイモン・ライリー(英語表記Simon "Ghost" Riley)。
その容姿と声も相まってCoDキャラクターの中でも屈指の人気と知名度を誇り、マスターチーフと並んでFPS会を代表するキャラクターである。
機械に強いのかそれ関連の任務を引き受けることが多い。性格はシニカルで口は悪く、誤って自身の部隊スレスレに砲撃してきたアメリカ海軍に対して「ヤンキーめ、使える奴らだと思ったのに!」と差別用語を使ってキレたりと声を荒げることが多い。
拷問にも精通しているようでロハスの右腕の男を車用のバッテリーを使った電気ショックで拷問するシーンがある。
(なお、リマスター版では吹き替えは「アメリカ野郎」と優しい表現に差し替えられており、電気ショックはトーチによる火あぶりに変更されている。)
声優もそうだが、ほとんどキャラクター性や振る舞いは前作に登場したギャズそのものであり、実は生存していたギャズが正体なのではないか?と一部で噂されていることもあった。
射撃の腕前は確かなようで最初のミッションであるS.S.D.D.では「髑髏マスクを被った男がピットを18.28秒でクリアした」と噂話をしているレンジャー隊員がいる。
アメコミである『Modern Warfare 2: Ghost』で過去が語られ、イギリスのマンチェスター生まれであり、幼い頃は父親から虐待されており、危険な動物を連れてきた父親に頻繁に脅されていた。
また、よく兄が夜になると髑髏のマスクをしてサイモンを脅かしていた。
肉屋で見習いとして働いていたが、9.11テロが起きた際に軍隊に入隊することを決意した。
その後、特殊空挺部隊SASに所属する実力を見せるが、2003年に家へ帰ると母親は常に浮気を行い、兄は麻薬中毒になっているという惨状になっており、それらを解消するために父親を殴りつけて家から追い出し、兄の麻薬中毒を解消させて女性と結婚させ、軍に戻った。
その後アフガン紛争に参戦した。メキシコのドラッグカルテルを撲滅するために派遣されたことがあり、その過程で裏切りに遭い、拷問を受け生き埋めにされたものの自力で脱出して家へと戻るが、家族は皆殺しにされているという惨劇が起こり、ついに狂った彼は犯人を皆殺しにした。
そしてシェパードにスカウトされ、タスクフォース141に配属された。
マルチではタスクフォース141のアナウンサーを務めているが、日本語吹き替え版ではゴーストの吹き替えとは別の声優が吹き替えているため声に関しては完全に別人である。
CoD:Gにおいて、マルチプレイヤーで使用できる彼のスキンが購入可能。
余談
- ゴーストのアイコンともいえる骸骨のバラクラバは戦場のオシャレとしてアメリカ軍の兵士が装備していたものをヒントにゴーストのキャラクターが作られたという経緯がある。
- ちなみに彼に影響されたフランス軍の兵士が骸骨があしらわれたバラクラバを着用していたところ、「戦争をゲーム感覚でやっている。」とメディアに取り上げられ批判されたことがある。
- ゴーストの知名度が非常に高いこともあってか現在でも骸骨柄のマスクを着用した兵士はたびたび見られ、後続の『Ghosts』のコピー品のマスクも含めて映画でも軍でも幅広く使用されている。中にはインドネシアのジャカルタ警察の一人がニュースの際にゴーストそのままの装備で犯人を連行している様子がニュースに映されていたり、実用には乏しいであろうリブート版のマスクをウクライナ軍のクラーケン連隊の特殊部隊員が着用している写真が複数確認されている。
- ちなみに彼に影響されたフランス軍の兵士が骸骨があしらわれたバラクラバを着用していたところ、「戦争をゲーム感覚でやっている。」とメディアに取り上げられ批判されたことがある。
- サングラスとバラクラバを着けているため表情が分からないが彼に近づいて目を見てみるとかなり険しい目つきをしている。過去にあんなことがあったからだろうか?
- 最初期のワールドワイドリバイバルトレイラーでは電気ショックによる拷問のシーンでソープに隣にいるゴーストの素顔が見えている。モデリングは同ミッション内の冒頭で死亡する運転手のマーリンと同じ物である。リバイバルトレーラー時点ではゴーストが一切登場していなかった(正確には彼らしき後ろ姿は映る)ことから、モデリングが未完成だった為のプレースホルダー、もしくはネタバレ防止の為の代用モデルと思われる。
- 彼の本名である「サイモン・ライリー」は後に『CoD:Ghosts』に登場した軍用犬のジャーマンシェパード「Riley」にオマージュされている。後の展開を考えると名前を付けられた犬種が「シェパード」なのは皮肉である。
MW2終盤のネタバレ注意
MW2終盤のステージ、LooseEndsにてローチと共にDSMを回収するものの、シェパードによる裏切りによって44マグナムを至近距離で胸に撃たれ射殺される。
MW2Rではローチが胸のDSMを取ろうとしているシェパードの腕を掴むシーンが追加されている。
遺体はローチと共にガソリンをかけられシェパードの葉巻の火で火葬された。
声優が同じギャズとは死に共通点があり、2人とも 6日目に 黒幕の手によって(シェパードとザカエフ)プレイヤーの目の前で至近距離から 大口径の拳銃で 撃たれて死亡している。
ちなみに二人とも愛銃がある。(G36CとACR)そして階級も同じである。
リブート版
CV | Jeff Leach(ジェフ・リーチ)→Samuel Roukin(サミュエル・ロウキン) | |
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吹替 | 武田幸史 | |
階級 | 中尉 |
シーズン2より参戦した。原点から大きく異なる格好に変更されており外見はバラクラバの骸骨部分がフェイスプレートに変更され、マントのように軍用のポンチョを羽織っている。
イメージ画像で使用する銃器もACRからSIG SG552(ゲーム内表記GRAU5.56)に変更されている。
過去にAllegiance側のMACEと共闘しており、戦友であったため同じ骸骨のフェイスプレートを頭に着用している。
今作での彼はMW2以上に掘り下げがされておらず、MACEとの関係以外はすべてが不明である。
また、とどめの一撃の際に他のSASオペレーターと同じく警棒も使用することがある。
シーズン2の期間中は彼以外のオペレーターを選んでいるとマルチプレイヤーの待機画面の後ろからついてくる演出がなされていた。
彼の装備の胸元にM19が入っており、梯子を登っている際にピストルの弾薬が切れた、もしくはピストルを持っていない場合にそれを装備するという隠し要素があった。(現在はP2Wに繋がると判断されたのかサイレント修正済み。)
『CoD:MW2CR』を購入することでMW2風のM4A1と共に"The Only Easy Day... Was Yesterday" で着用していたUDTゴーストスキンが使用できる。
また後日、ACR風にカスタムされたKILO141とLooseEndsで使用していた服装のものをバンドルとして購入可能になり、さらにはギリースーツを着たものや、MW2のヘルメットを被った没のコンセプトアートを基にしたと思わしきApparitionスキンもバンドルとして購入可能になった。
ハロウィンでは死神をモチーフにしたGhost GrimReaperバンドルが購入可能になった。
彼の外見の大幅な変更は従来のファンの間で大きな賛否を招いたが、今作から参入した新規プレイヤー層からのウケはそこまで悪くなく、後述の『MWII』でキャラクターが掘り下げられたことで拒否反応を示すプレイヤーは少なくなった。
Jeff Leach氏は彼を演じた事を気に入っているらしく、TwichやYoutubeにて彼を使用してマスクを着け、WARZONEを配信をしている。
だったのだが、2021年5月11日にJeff氏の女性ストリーマーに対する性差別的な発言や暴言が大量に浮上した結果アクティビジョンとのパートナー契約が解除され、原語版声優が変更される予定であるとのことだが、結局MW内での変更はされず、2022年5月25日に発表された『CoD:MW2』のPVにてSamuel Roukin氏に変更されることが決定した。
MWII
今作のキャンペーンでは最初と終盤の一場面を除いてプレイヤーキャラになることは無い。
マスクデザインはバラクラバの顎部分が歯に沿ったストライプのペイントとなっており、装備が大幅に変更されている。
メキシコではデザートカラーのバラクラバにサングラスを付けた「デザートゴースト」、夜戦時には黒づくめの「ナイトウォー」とミッションによってバラクラバを変えているが、通常時は「ナイトウォー」のバラクラバが使われることが多い。
オリジナル版とは異なり、今作ではソープが軍曹のままでゴーストの方が階級が上と関係性が逆転し、ジョークは見せるがオリジナルのように罵詈雑言で激怒することのない頼れる落ち着いた性格になっていることから、オリジナルのゴーストよりも『Ghosts』のキーガンに近い立ち位置となっている。(実際に装備が似通っている他、同じく狙撃手であったりとかなりのオマージュがみられる)
また、ソープには階級である「Lt.(中尉)」のみで呼ばれることが多い。
素顔は匿名性を維持するという理由から頑なに見せていないが、終盤の1シーンで仲間に見せる(プレイヤーには見えない)シーンがあり、オリジナルのゴーストを思わせるバラクラバを着用する場面もある。
ジョニーの訛りの強いスコティッシュ英語を聞き取ることができないことや演者の二人の出身地から、おそらくイングランド出身と思われるが明言はされていない。
また、イギリス人らしく紅茶も好んでいることを言及する場面もある。
素顔そのものはコンセプトアートに描かれており、声を担当したサミュエル・ロウキン氏の顔がそのままモデルとなっている。
なお、声優は変更されたが「クレイグ・フェアブラスとジェフ・リーチを上手く組み合わせたような演技」とファンからの評判は上々な模様。
マルチプレイヤーでは「レッドチーム141」スキンで彼を思わせる骸骨マスクをソープ、プライス、ファラが着用するスキンが秘蔵版限定特典で付属している。
バンドルではMWと同じようにオリジナル版のスキンが登場している他、バトルパスにてキャンペーンのスキンが配布された。
今作は全体的にカジュアル路線のスキンが増えたため、全身が燃えている「パイロ」や頭が水晶髑髏になった「スペクトルゴースト」、サイバーパンク2077を意識した「ゴーストセンパイ」といった感じにはっちゃけた物も多い。
『MWIII』ではMWシリーズ初のゾンビモードが実装されることやハロウィンの時期が重なった為、予約特典としてキャンペーンで登場したナイトウォースキンをゾンビ化した「ゾンビゴースト」が付属している。
『死霊のはらわた2』コラボの画像にはオリジナルのポスターに骸骨が描かれていた為か、このスキンがその役割を担っている。
なお、顎が外れているのか顔が動くと左右にゆっくり揺れる。
MWIII
登場する装備は前作とほとんど変わらないまま登場。
本作では優秀なスナイパーであることが前作より増して強調されており、任務で狙撃による補助に当たることが多い。
また、機械系にも強いようで監視カメラを使った追跡といった裏方もこなしており、ソープの発言から察するに拷問の類も担当している模様。
本作では終盤の1ステージにて操作キャラクターとなる。
また、4年前のヴェルダンスクの事件ではオリジナル版のゴーストの装備で登場している。
終盤には私服姿で登場するが、前作のゴーストチームで用いたものと同様のバラクラバを着用して日常的に素顔を隠している。
マルチプレイヤーでは秘蔵版特典である「ネメシスオペレータースキン」に彼のスキンが含まれている。
CoD:Mobile
『MW2』のオリジナル版のゴーストでリブート版ではない。
しかし、声はリブート版のJeff氏の声が使用されていたが、後に上記の問題が原因で全くの別人の声が起用された。(担当声優は不明)
シーズン1のバトルパスにソルジャースキンとして登場しており、BOオペレーターほどではないものの、かなりのスキンがある。CoD:Mobile内で無料で閲覧できるストーリー仕立てのアメコミにて主人公を務めている。
姿は初登場時はシーズン4のウェスタンのスキンであり(コミックが出たのもシーズン4からであるため仕方ないが)、その後MW2の物に戻ったがメイスと因縁があったり、部下がMWのキャラだったりと、どっちかというとリブート版のゴーストがクラシックゴーストバンドルを着ている状態に近い。
本編の途中、プライス大尉によって「状況にあった服装を。」という名目で装備を変更し、2019年版のゴーストのデフォルトの容姿になる。
あくまでもMW2のゴーストがリブート版の格好をしているだけという状態だが声もリブート版と同じなためややこしい。
また完全に課金(しかも莫大な金額)要素だがドローのおまけとしても多々出ており、レジェンドオペレーターと呼ばれる他のエピックオペレーターより内容が豪華(K9ユニットがライリーになったり、キルカウンターがついたりなど)のものがあり、ゴーストもレジェンドオペレーターとして存在している。(また説明をよく読むとMW2の内容を匂わせるような文言がある)
そして遂にミシックオペレーターと呼ばれるレジェンドオペレーターより更に内容を豪華にしたものがあり、ゴーストがそのミシックオペレーターに2024 S7(EternalGhost)で加わることとなった。
ミシックオペレーターは現状、モバイル独自キャラ2人/ゴースト含め本家からの参戦2人と数は半々となっている。(本家からの参戦のもう一人はBO4のスペクター)
またこれでゴーストはレジェンドもミシックも存在する初のオペレーターでもある。