「あらゆる人間は替えがきく存在だ。俺ですらそうだ!」
概要
CoD:MW2から登場するモダンウォーフェアタイムラインの最終的なヴィラン。
ロシアの超国家主義派の武力闘争を続ける組織「インナーサークル」の指導者である。
アル・アサド、イムラン・ザカエフ、ヴィクトル・ザカエフに続く『CoD4:MW』での計画を遂行した四人のテロ組織の幹部「フォー・ホースメン」の最後の一人である。
「狂犬」と呼ばれるほど過激な性格を持っており、拷問や人身売買、虐殺を見境なく行う上で、利己的なテロや麻薬取引にも手を引いている凶悪な人物。
「ザカエフの理想を実現」という体裁だけは整えているが、ザカエフとは違う完全な邪悪である。
CoD4:MW(MWR)(2011年)
旧版には直接的な登場はないが、MW3にて海兵隊ミッションでプレイヤーキャラのジャクソンを含む3万人の海兵隊を核兵器を用いて虐殺したのは彼である事が判明。
MW2でシェパードがTF141を裏切り、暴走するキッカケを作っている。
リマスター版ではMW3に合わせて登場。プリチャピにてプライス大尉(当時中尉)に片腕をバレットM82で狙撃されたザカエフをユーリと共に助けている(これはMW3のユーリの回想と同じ。このシーンで部下と思わしき人物を一人轢き殺している)。
このシーンでマカロフも撃ち殺すと「タイムパラドックス」という実績が解除される(ちなみにユーリを撃つと味方を撃った誤射扱いでゲームオーバー)。
CoD:MW2(MW2CR)(2016年)
潜入中のジョセフ・アレン(アレクセイ・ボロディン)を含めた彼の部下と共に、ザカエフ空港でアメリカに罪を着せるための銃乱射虐殺テロを行う。
この時に言ったセリフがあの有名な「殺せ、ロシア人だ。」である(リマスター版やMW3では「いいか、ロシア語は使うな。」に訳が直されている)。
最初からアレンがアメリカの犬であることは見抜いており、No Russianのステージの最後で彼を射殺し、テロの責任を全てアメリカに擦り付けたことで第三次世界大戦が始まってしまった。
ちなみにMW3で主人公を務めるユーリは以前からマカロフの行為に疑問を抱いており、このテロの直前でマカロフにデザートイーグルで腹を撃たれ、その状態で追って彼らを止めようとするも、意識を失ってしまった。
彼を捕らえる、若しくは殺害するために作られた任務大隊こそが「タスクフォース141」である。
本編中、幾度となく彼を追いかけ回すことになるが何度も空振りし、MW2終盤、シェパードに裏切られたプライス大尉とソープはやむを得ず、彼に協力しマカロフは彼らにシェパードがどこにいるかを伝えさせた。(敵の敵は友)
CoD:MW3(2016~17年)
第三次世界大戦を止めようとし、アメリカとの和平を行おうとしたロシア大統領ボリス・ワルシャフスキーとその娘を拉致したり、その過程で彼の護衛を務めたFSOのプレイヤーキャラであるアンドレイ・ハルコフ、他FSOや役員を殺害するなど、その行動は過激が極まっており、さらにはフランスやイギリスと言った西ヨーロッパ圏でワラーベに毒ガスを提供させ、セイバーの部下である多数のGIGNやデイビス一家を含めた民間人の犠牲者も数多く出た。
プライスらがマカロフを追う過程で4に登場していたカマロフが爆殺され、その後ソープも傷が開いてしまい、殺されてしまう。
だがサンドマンらデルタフォースの活躍と犠牲によって娘共々大統領は救助され、和平交渉が行われ第三次世界大戦が終結し、マカロフの部下は次々と逮捕され、部隊としての権限がはく奪されていたタスクフォース141が再度復活し、ジャガーノートを装備したプライス大尉とユーリにアラビア半島のホテルオアシスで隠れていたところを襲撃される。
あと一歩のところまで追いつめられるも、ユーリが重傷を負い、屋上で小型のヘリで逃げようとするも間一髪でプライス大尉が飛び乗り、迎え撃ったパイロットの銃弾がコンソールに当たった事で屋上へと墜落し、逃げれなくなる。
しかし、気絶から目覚めたのはマカロフの方が早く、プライス大尉をデザートイーグルで射殺しようとするも、ユーリが彼を撃ったことで止まるが、マカロフはユーリを射殺してしまうものの、その隙をついたプライスが彼の首を絞め、墜落によりひびの入っていた床のガラスを割ってワイヤーにつないで空中に宙ぶらりんにされたことで首が絞まり、絞首状態のまま窒息(もしくは首の骨折)で死亡した。
何年もかけて仲間が何人も殺され、ようやくマカロフを殺したものの一人生き残ってしまったプライス大尉は葉巻を残った力で付けると一服し、MW3が終幕する。ちなみにこの後のシーンをゲームデータを解析して無理やり見ようとすると、プライス大尉の前に謎の男(CoD:Ghostsの関係者かもしれない人物)が表れたものの、プライスはそのまま大量出血で本当の意味で息絶えてしまうところで終幕する。
リブート版
『MWII』のポストクレジットシーンにて彼と思しき人物「M」が3Dプリンター製のX13を持ち出し、プリペイド携帯で仲間に「No Russian」と伝えるシーンが存在していたものの、MWIIで登場しなかったが、キャンペーンの裏で暗躍し、DMZに登場していたロシア軍のPMC「コンニ」の創設者であることが判明している。
そして『MWIII』にて本格的に登場。
本編の4年前にヴェルダンスクにて爆破テロを行い、プライス大尉とソープに拘束され、
(ただ、ソープ自身はその時の事についてあるミッション内で「あの時殺しておくべきだった」と後悔していた。実際、それが原因でソープ自身にとって致命的な結末を招く事になる)
ゾルダヤ刑務所内に「囚人627」として収監されていた。
彼がアンドレイとイワンに救出されるミッションからキャンペーンがスタートする。
マルチプレイヤーでは秘蔵版特典のオペレーターとして登場し、選択画面では葉巻を嗜むプライスとは対照的に紙巻きを吸うモーションになっている。
2024年6月現在は「コンニデビル」というスキンが販売されているため、購入すれば誰でも使用可能となっている。
MW3シーズン3ではバトルパスを購入すれば「フェンリル」ブラックセルを購入すると「フェンリル ブラックセル」という狼の毛皮を纏ったスキンが使用可能。
余談
- MW3の塵は塵にの冒頭でマカロフの関連者リストの中にBO1に登場したクラフチェンコがいるが、ガスを提供したのはワラーベであり、そもそもガスはNOVA-6ではないため彼は何の関係もないただのイースターエッグである。